塩野七生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初代皇帝アウグストゥスの生涯が書かれています。
カエサルの後継者でありながら、慎重で、戦いに弱く、才能よりも血にこだわるなど、カエサルとは異なるところが多かったようですが、カエサル以後のローマを平和に導いた功績は大きいと思われます。
カエサル以後の割と平和な時代には、アウグストゥスのような人物がローマを率いたことはローマにとって良かったのではないでしょうか。
アウグストゥスはカエサル程、才能には恵まれてはいませんでしたが、統治能力、慎重さ、平和裏に帝政へ移行する忍耐力等は優れており、自分に才能がないところは、アグリッパ、マエケナス2人の友に支えられながら、ローマを平和にしていきました。
カエサ -
購入済み
地中海の島や都市はなかなか馴染みがないのですが
適宜地図が掲載されているので
とても読みやすかったです。
現代はキリスト教側が優勢な印象ですが
イスラム教側が優勢な時代もあったのだと
勉強になりました。 -
購入済み
面白かった
あまり馴染みのないテーマだが
面白かった。
イスラム対キリスト。
キリスト側の防戦一方だったんだな。
何があったのかは書いてあるけれど
なぜそうなったのかはちょっとわからない
というのが私の感想です。 -
Posted by ブクログ
塩野七生せんせのエッセイ。淡々と時事について語られておりますが、非常に勉強になります。賢者は歴史に学ぶと申しますが、ローマの歴史に精通しているだけに、今の日本への提案には重みを感じます。せんせには是非首相になってもらいたいくらいです。
イタリア人って漫画『ヘタリア』のイメージどおりのおおらかさで人種差別の少ない国なんですね、今回のエッセイで初めて知りました。結果難民が押し寄せてえらいこっちゃになっているのもアレですが・・・
読み始めたらあっと言う間で、終わってしまうのが惜しい、まだまだ話を聞きたい、できればどっかの新聞にでも毎日連載してくれんかなと、80歳過ぎとご高齢ですがこれからも素敵な話 -
Posted by ブクログ
著者が「ローマ人の物語」を書いていた2000年当時の加筆・修正版。ローマ人の物語の中で書かれていることや、著者がほかの場所でローマと現代を対比しながら書いてきたことのうちのいくつかを対話形式にして”復習”した感じ。歴史家の中にはさまざまな意見があるのだろうが、著者がローマに向かう姿勢や視点というのは個人的に好みなので、頷きながら読んだ。
ローマが他民族を支配しても、そこから多くを学び、模倣し、ローマ市民権を与えてきたそのやり方が帝国の安定につながっていたことは、近現代の戦争や植民地主義と比較するとやはり一種憧憬の対象。悪行も含めてエネルギッシュだったローマは、やはり歴史物語の”主人公”として魅