塩野七生のレビュー一覧

  • ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    民主政の最盛期を迎えたペリクレス時代と、ペリクレス以後。
    「貧すれば鈍する」では無いが、状況が悪くなると冷静さを失い、間違った判断を繰り返してしまうのは、個人でも集団でも変わらないなと思う。
    ペリクレスの死後、間違え冷静さを失い、また間違えるのループに陥り、まさに坂を転げ落ちるように衰退するアテネを見ていると、現代民主主義でも盤石とは言えず、冷静に政治を見ていく必要があるなと考える。

    0
    2023年10月19日
  • ローマ亡き後の地中海世界(上)

    A

    購入済み

    面白かった

    あまり馴染みのないテーマだが
    面白かった。
    イスラム対キリスト。
    キリスト側の防戦一方だったんだな。
    何があったのかは書いてあるけれど
    なぜそうなったのかはちょっとわからない
    というのが私の感想です。

    0
    2023年10月08日
  • ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    戦後の高度成長。絶頂期を迎え、バブル。その後の失われた30年。落ちていく悔しさ、惨めさ。経済学を称するいい加減な説が蔓延る。緊縮財政。官から民へ。世界一の純資産国が何故か外資に依存する。ガラパゴスと揶揄して成功の源を捨て去る…ペルシア戦役に勝利した後、エーゲ海の盟主となるアテネ。絶頂期はペリクレスの死後に終焉する。ポピュリズムの台頭。やめられぬペロポネソス戦役。無謀なシチリア増派と惨敗。崩壊するデロス同盟。スパルタへの全面降伏…民主主義が衆愚政治になるのは宿命なのか?いや、衆が愚にならなければよいのだ。

    0
    2023年10月06日
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    塩野七生さん最後の歴史長編が待望の文庫化。第一巻は民主政の始まり。リクルゴス憲法をどこまでも遵守するスパルタ。ソロン、ペイシストラトス、クレイステネスと適宜改革が行われるアテネ。ペルシア戦役。対照的な両国が協力する。テミストクレスの深謀遠慮。数年後を構想しての海軍強化。予想は的中し、サラミスの海戦を勝利に導きギリシアを救う。凡将は先例に基づく想定内でしか戦術を立てない。名将は想定外のあらゆる事態も考慮する。現代日本に名将はいなかった。原発事故。想定外は言い訳にならない。凡将以下に政治を委ねてはいけない。

    0
    2023年10月01日
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1巻のメインはペルシャ戦役。
    時代は紀元前5世紀。ウチらが、弥生時代で、定住できるぞコメ作れるぞ、ってやってた頃――って気付いて彼我の差に呆然とする。

    0
    2023年10月01日
  • コンスタンティノープルの陥落

    Posted by ブクログ

    登場人物が次々紹介されて覚えられない…諦めて読み進めたけど、主要人物はすぐ覚えられるし、誰か思い出せない人が時々出てきても、それほど支障はありません。
    宗教や民族や帝国や文明…知識もないし理解できなくて苦手意識があったけど、登場人物のそれぞれの立場の感情がわかって面白く読めた。

    0
    2023年09月24日
  • 誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

    Posted by ブクログ

    塩野七生せんせのエッセイ。淡々と時事について語られておりますが、非常に勉強になります。賢者は歴史に学ぶと申しますが、ローマの歴史に精通しているだけに、今の日本への提案には重みを感じます。せんせには是非首相になってもらいたいくらいです。
    イタリア人って漫画『ヘタリア』のイメージどおりのおおらかさで人種差別の少ない国なんですね、今回のエッセイで初めて知りました。結果難民が押し寄せてえらいこっちゃになっているのもアレですが・・・

    読み始めたらあっと言う間で、終わってしまうのが惜しい、まだまだ話を聞きたい、できればどっかの新聞にでも毎日連載してくれんかなと、80歳過ぎとご高齢ですがこれからも素敵な話

    0
    2023年09月15日
  • 完全版 ローマ人への質問

    Posted by ブクログ

    ロムルスの建国は紀元前753年。共和制から独裁制。ギリシア、カルタゴを征服しガリア遠征。領土拡大が落ち着き、パクスロマーナへ。キリスト教を迫害した後、国教にする。東西分裂。西ローマ帝国の滅亡は476年。千年以上続いた巨大国家も滅びた。多神教にお風呂好き。他民族のよいものを柔軟に取り入れ我が物にする。規模と位置は違えども日本との共通点も探せなくはない。昔の昔に栄えたその国に興味を持つのは、単なる道楽か、あるいは歴史の必然を学ぶためか?古代ローマの夏に彷徨い込んだ「私」が行うインタビュー。答えは如何にある?

    0
    2023年09月11日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読んでいた当時、トランプ大統領がイラン軍司令官を殺害する命令を出し、アメリカとイランの緊張が高まった。この21世紀の無様をみて、800年前に「異教徒を殺せ」と十字軍を企画し、イスラムとの共生を考えもしなかった、ローマカトリック教会を愚かだと現代の我々は嗤えるのだろうか?

    0
    2023年09月06日
  • 誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

    Posted by ブクログ

    2017年10月-2022年1月まで。変わらずの切れ味。ただ前半のコラムは悲観味が強く驚きがあった(これまでに比べるとだけど)。

    0
    2023年09月06日
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

    Posted by ブクログ

    領土が拡がり、地中海での有力国家となったローマが、混迷する様子が描かれています。
    本書でも、人間の愚かさをローマの歴史を通して知ることができます。
    国を思い改革を進めるもの、既得権益を守るため、それを阻むもの争いが描かれています。
    現代日本には、国を憂う人は沢山いるかと思いますが、政治家に見えないのは何故でしょうか。

    0
    2023年09月03日
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     この本は「ローマ人の物語」と同じくらい力が入っている。ただ読む方は第3章が区切れも無く長いので、くじきかけそうになった。だが、ローマ人の物語くらい読む価値のある本だと思う。

    0
    2023年08月30日
  • 完全版 ローマ人への質問

    Posted by ブクログ

    著者が「ローマ人の物語」を書いていた2000年当時の加筆・修正版。ローマ人の物語の中で書かれていることや、著者がほかの場所でローマと現代を対比しながら書いてきたことのうちのいくつかを対話形式にして”復習”した感じ。歴史家の中にはさまざまな意見があるのだろうが、著者がローマに向かう姿勢や視点というのは個人的に好みなので、頷きながら読んだ。
    ローマが他民族を支配しても、そこから多くを学び、模倣し、ローマ市民権を与えてきたそのやり方が帝国の安定につながっていたことは、近現代の戦争や植民地主義と比較するとやはり一種憧憬の対象。悪行も含めてエネルギッシュだったローマは、やはり歴史物語の”主人公”として魅

    0
    2023年08月13日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

    Posted by ブクログ

    カルタゴの名将ハンニバルのイタリア侵攻とローマの敗北、ハンニバルとローマの名将スキピオの戦いが軸に書かれています。
    戦いの戦術も書かれており、大変面白かったです。

    0
    2023年08月11日
  • ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    ローマの歴史は、断片的に知っていたが、紀元前の時代に、こんなに素晴らしい国があったとは思わなかった。
    宗教への寛容さ、執政官、元老院制度と市民集会を活用した独自の政治システム、敗者さえもローマと同化させる生き方など隆盛する要因がよくわかりました。

    0
    2023年08月11日
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

    Posted by ブクログ

    ハンニバルとの闘い以降カエサルの出現までが本書の舞台だ。ローマ史の谷間と思っていたが、非常に面白かった。共和制ローマを守ろうとする元老院とスッラ等為政者との攻防、ポントス王ミトリダテスのローマとの戦い、スパルタカスの反乱など実に多彩である。

    0
    2023年08月07日
  • 誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

    Posted by ブクログ

    塩野七生先生が文藝春秋に寄稿されているコラム集。高校の時の友達が塩野七生先生の大ファンで、ずーっと気になっていたのですが…とりあえずコラム集なら、と軽い気持ちで手を出してしまいました。

    表紙のお写真の佇まいが、義母に似てるな~と思ったら…お人柄まで義母にそっくりでした(爆笑)。

    なぜ、2000年前のローマ人にできることが、今のイタリア人にできないのかと、憤りつつも、イタリア人への愛が溢れていて微笑ましい!ギリシアやローマの歴史と今の政治を対比させた考察は感嘆させられっぱなし!巻末の爆笑入院記も抱腹絶倒!塩野七生先生、おきゃんな娘さんが、素敵に80歳になられたような方ですね♪素敵な年配のご婦

    0
    2023年06月03日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

    Posted by ブクログ

    象を伴うアルプス越えからイタリア各地での戦、そして最後はザマでの会戦、地中海世界の覇権をかけたローマとカルタゴの戦いだ。役者は二人ハンニバルとスキピオ、この年齢も性格も著しく異なる二人の天才のぶつかり合いは非常に魅力的だ。紀元前の話しとはとても思えないレアリティがあった。

    0
    2023年05月30日
  • ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

    Posted by ブクログ

    ルネサンス補習。
    やっぱり興味があるのは芸術家と大航海時代を担った航海者達。
    最初の一覧を見るとほんと密度が濃いなぁと思う。

    0
    2023年04月29日
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アクティウムの海戦にてアントニウス・クレオパトラの連合軍を打倒したアウグストゥスに権力が集中する一方、アウグストゥスは危機管理を忘れなかった。内乱期に獲得した特権を放棄し、共和政に帰す事を突如元老院議員の前で宣言したのである。特筆すべき特権は課税権を伴った「イタリア宣誓」であり、これは対アントニウス戦のために国家ローマのためにアウグストゥスを総司令官と定めた特別法であったからだった。
    チグリス・ユーフラテス川の両川を拠点とするパルティアの問題はオリエントの防衛にとって長らく無視できない重要な課題であった。初めて正面からぶつかったクラッススは無残な敗北を喫し、オクタヴィアヌスとの権力争いの中で自

    0
    2023年06月05日