塩野七生のレビュー一覧

  • イタリア遺聞

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    著者は マキャヴェッリ を研究しているので、もっと きつい文章を書く人だと思っていたが、ソフトなエッセイで 読みやすかった

    旅行者目線のエッセイと違い、生活者目線で 日常のイタリアを感じたまま書いた感じがする。旅行者のエッセイのような無謀や無知もなく、安心感、まったり感のある文章で まとまっている


    イタリアは 日常の方が 絵画や小説みたいで 絵になる

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    2018年10月01日
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI

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    継続する強い意志 アウグストゥスの偉大なところは、自分の今出来ることを理解し、カエサルが急進的な故に実現できなかったことを忍耐強く実現していったところ。

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    2026年03月21日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

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    ローマが地中海の覇権国家となるきっかけとなる第一次ポエニ戦役、およびカルタゴの名将ハンニバル、ローマの英雄スキピオ ・アフリカヌスが登場する第二次ポエニ戦役、またその後のマケドニア、カルタゴ滅亡を描く。
    最高に面白く、引き込まれます。

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    2018年07月26日
  • ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I

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    事象から見出される著者の抽象化された気づきが、示唆に富んでいる。歴史を学ぶことの意義を実感させてくれる本。

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    2018年04月07日
  • ルネサンスの女たち―塩野七生ルネサンス著作集2―

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    ネタバレ

    ルネサンス期の女性4人のそれぞれの生き方を書いた作品。イザベラデステ、自分は兄弟と同じく教養を受けて夫に替わって政治を取ったのに自分の娘たちは修道院…意外。自分の道がけもの道と解ってたから?単に息子命で娘イラネだった?私は嫌い。カテリーナは絶対上司にしたくないタイプ。こういうオバはんが職場にいると男性も女性も苦労するよね。ゴミ男を自分の仕事に関わらせ挙げ句の果てに復讐劇で市民を恐怖のどん底に陥れる。クビだー!ルクレツィアは私気になったのですが、ストライクゾーン広すぎませんか?詩人もいける軍人もいける、王子系もいける…イケイケすぎ!カテリーナは影薄くて可哀想。ヴェネチア人汚い。塩野さんの作品は、

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    2018年02月17日
  • キリストの勝利──ローマ人の物語[電子版]XIV

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    皇帝コンスタンティウスからユリアヌス帝、テオドシウス帝の治世を描く。この期間は多神教であったローマがキリスト教という一神教に支配されていく過程でもある。ユリアヌス帝だけが、その問題に気づきローマをかつてのローマにしようと奮戦するが、結局その努力も水泡に帰してしまう。テオドシウス帝の時代になると、もはや皇帝は司教(羊飼い)の従順な羊でしかなくなる。著者がどこかで書いたようにキリスト教によるローマ帝国乗っ取り大作戦は成功したのである。

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    2018年02月02日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    著者の『日本人へ』も、4冊目。
    本書は、文芸春秋2013年11月から17年9月号まで掲載したものをまとめたものらしい。相変わらず、快刀乱麻のごとき筆の運びに、読むたびに爽快感を覚える。
    著者専門の、ローマ帝国の民主政を論じたかと思えば、国内に転じ、安倍首相さらに女の政治家たちにも一言。
    「政治権力とは、廃車世代からの禅譲を待つのではなく、自分から奪いにゆくものなのだから」と、檄を飛ばす。
    さらに、現在世界で起こっている諸々の不幸もユーモアで味付けするだけで、印象が変わると助言する。
    「笑いという武器は、人間を冷静にするのに役に立つ」と。
    そこで思いついたのは、尖閣諸島をガンダムやゴジラに守って

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    2018年01月04日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    文藝春秋での数年前から最近までの連載をまとめたものです。

    今まさにタイムリーな話題と、普段インターネットでニュースを読むだけでは知らなかったEU諸国の政治状況など、
    興味深く読みました。

    ローマの女性市長のくだりは、豊洲のことを彷彿とさせました。
    女性首長には活躍していただきたいですが、現状を見る限り、旋風とか期待感に乗っての投票する前に、よく吟味する必要があるように思いました。

    ローマ人の物語など壮大な歴史を紐解いた著者ならではの、ものの見方が参考になるので、別の著作も読んでみます?

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    2018年01月03日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    政治とか、歴史を絡めた現代の分析について語った本、というのか。それが面白いのは、そこから自分自身の身の回りを考える刺激になるからだろう。

    イタリアのレンツィを塩野氏が評価し、期待していたところを読んだ後、ネットで検索し、その後どうなったのかは知っていた。読み進めていく中で、塩野氏自身のがっかりした気持ちも読んだ。考えさせられるところが多かった。

    遠い政治の世界までも、自分の身に迫ってくる。面白い。なんで面白いんだろうと考えつつ読み進めていたら、最後に塩野氏自身の言葉で答えをみた気がした。

    「歴史を書くこととは、人間世界ならばそこら中に散らばっている、平凡で単純な真実を探し出して読者に示す

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    2017年11月12日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    2013-2017年に文藝春秋の連載。エッセイ連載、ということもあるので、記載されている時事は少し昔?を感じさせるけれど、それは逆にほんの少し前だからかも。もっと時間がたてば逆に新鮮に読むことができるかもしれない。おそらくは(残念なことに)このエッセイから学べることは10年後も、なるほど、と思わせるでしょう。
    いつもの著者の平易でわかりやすい文章のおかげで、読者は政治や世界情勢といったものへの興味を惹かれるのではと思います。それらは、多くの人が難しいと思っていると思いますが、それは自称先生たちが、自分を偉そうにみせるために難しく言っているせいだなぁと思うのです。著者の考え方はもちろん色々な考え

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    2017年10月11日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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     塩野さんが文藝春秋に連載されている「日本人へ」をまとめた4冊目の作品です。「ギリシア人の物語」を執筆されているときのエッセイということもあり,タイトルの「逆襲される文明」に当てはまる内容が多くあったように思います。
     民主主義を代表とする至近の価値観が現在,そして今後も通用するのか,そして今の価値観が本当に正しいと信じ切ることが正しいのか,そのようなことを問いかけるエッセイが多くあったと思いますし,このスタンスは,過去からの塩野さんの作品群でも共通していると考えます。

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    2017年10月01日
  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    久々の新刊は、塩野氏のクールなプロフィールがグラビアとなったカバー大の帯をつけて登場した。
    一国の存亡を見つめる大作をいくつも世に送り出しつつ、男女の機微にもするりと入り込む、よくありがちな、仕事一本やりではないところが格好いい人の姿である。


    今回は、各国の政治家に対する言及が多い、となると、塩野氏のこと、支持に関しても明快だ。
    2013年11月〜2017年9月の「文藝春秋」に掲載されていたものなので、一つの政権が立ち、倒れるところまで含まれているものもある。そして、それぞれに塩野氏の意見や提言が何にひるむことなく書かれているのが頼もしい。
    政治家に言わせれば、「そんな単純なものではない」

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    2018年01月25日
  • 絵で見る十字軍物語

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    あまり馴染みのない十字軍だが、ギュスターヴ・ドレの挿絵により概略を楽しめる。
    地図を多めに掲載されているので、地理感が分かってよい。

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    2017年08月19日
  • イタリアからの手紙

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    ★★★2017年6月レビュー★★★


    『ローマ人の物語』で知られる塩野七生氏の、イタリアをテーマにしたエッセイ集。地中海の香り、ローマの街並み、陽気なナポリっ子。イタリアの空気を運んでくる珠玉のエッセイ集だ。

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    2017年06月08日
  • イタリアからの手紙

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    ローマ人の物語の方は、どうもリズムが体に馴染まず未読のままだが、こちらは文体のフィット感がズバ抜けて気持ち良く、どうしようもなくおかしみと愛おしさが溢れ出て来た。素晴らしかった。解説の通り、本当に美しい世界。

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    2017年09月23日
  • 日本人へ 危機からの脱出篇

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    ローマの歴史を熟知した上で、日本の様々な問題について筆者の鋭い見解が述べられている。エッセイ風だけれど、複雑な事柄を深く熟孝してきちんと言語化できているからさすがだ。

    *若者のやる気のなさは負けへの怖れから→勝って自信を持つべし
    *競争相手のいない分野を狙う
    *想像力を自由に羽ばたかせたいと思えば、母国語にまさるものはない
    *拒絶されることへの反応が過剰過ぎる
    *上からの圧力に立ち向かわず左右に逃す
    *イイ顔になってる人はイイ仕事をした人
    *自分一人でやれるとは思わないこと。年を重ねれば自然の勢いで、自己生産能力が低下する。若手の能力を見透かし起用。
    *「働かないのも疲れるもんなんだよ」

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    2017年05月04日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

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    余りにも有名なハンニバル戦役をふくむ三度のポエニ戦役を活写。第二巻でいきなり最高潮の物語。しかし、単なる合戦描写におわらず、戦勝国、敗戦国各々が抱える問題点が提示される。「戦争終了をどのように行ったかで、その国の将来は決まってくる」、「自主的な交戦権を認めない・・・これではカルタゴは完全な独立国であるとはいえない」。

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    2017年05月24日
  • 海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(下)―塩野七生ルネサンス著作集5―

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    引き込まれるベネチアの歴史。最後は寂しいが都市は残り観光名所になった。ベネチアがこういう歴史だったと初めて知った。

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    2017年03月26日
  • 悪名高き皇帝たち──ローマ人の物語[電子版]VII

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    ティベリウスからネロまで。
    正直アウグストゥスの時代をややかったるく読んでしまったのでどうかな…と思ってたんですが、読んでみると案に相違して面白かった。
    印象的なのはティベリウス、クラウディウスの堅実な代わりに華のない治世のあとのカリグラ、ネロの即位時の市民や元老院の熱狂。
    特にネロの即位時はカリグラを彷彿とさせて、華々しいことばかりに終始しティベリウスの黒字財政を破綻させた、かつてのマスコットだった若き皇帝のことは思い? 出さな?? かったのか??? と首をひねってしまうのだけど、当時に生きるということはそういうことなのかもしれないなあ。

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    2017年03月08日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以後──ローマ人の物語[電子版]V

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    壮年後期から、死後のアントニウス・クレオパトラ対オクタヴィアヌスまで。

    カエサルの描写は絶対著者の贔屓目が入っているんだろうと思う。
    思いはするけどマリウス、スッラの粛清の凄惨さを見て育ち、40歳にして立って寛容路線を貫いた生き方。それから彼の死後のアントニウスとオクタヴィアヌスによる復讐とそれに続く戦争を考えると、やっぱりカエサルは特異な得難い人物だったんだろうなあ。
    同時代人のキケロも面白い人物だなあと思うんだけど、当時の当事者にとってはなかなかそう思えないだろうし、実際カエサル暗殺後には粛清されている。
    そんな厄介な人物を最後まで遇したカエサルについて、やっぱりもう一度考えずにはいられ

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    2017年03月02日