塩野七生のレビュー一覧

  • サロメの乳母の話

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    知人からすすめられて塩野さん初読(のはず)。おもしろいです!ジェンダー思想、ウーマンリブ世代バリバリ!!コレを読むと、歴史なんて男が都合よく語ってきたものから作られてるんじゃ?と思わずにはいられなかった。

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    2011年09月01日
  • 海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4―

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    ローマ帝国滅亡後のヨーロッパが気になり
    読みまくってます。この手の本を。

    ヴェネチアに関する興亡を描く上巻だけど
    まず地政学的な思考の勉強になります。
    この本は。


    ローマ時代を把握してから読んだほうがいいけど
    読んでみなはれ〜。

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    2011年08月26日
  • ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

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    ルネサンスの精神をわかりやすく説明してくれる。対話形式なのでわかりやすいし、掘り下げ感も(簡単すぎず、マニアックすぎず)ちょうどいい。巻末の偉人の一覧は何度も見返してしまう。

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    2011年08月19日
  • わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡―塩野七生ルネサンス著作集7―

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    いつか読もうと思っていた塩野七生の本を初めて読んだ。

    マキャベリズムという言葉で知られる、君主論を執筆したマキャベリについて徹底的に深く描かれている。マキャベリはどういう時代に育ち、書記官時代に何をして、そしてフィレンツェ追放後、物書きとして何を考えていたのか。

    マキャベリは誠心誠意祖国のために尽くしてきたが、不当に祖国を追放された、そこにはどのような怒りがあったのか。活かされなかった天才の姿と、天才を活かさなかった時代が圧倒的な質量で書かれていてとても面白かった。

    経営層に塩野七生が好まれるのが分かる気がする。交渉のやり方、それぞれのひとの立場の想い、攻略方法、経営戦略にも繋がりそうな

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    2011年07月21日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    日本の外にいて日本以外の国の歴史を広く深く研究していると、今の日本の問題がはっきりとくっきりと見えるのだろう。や、日本にいる誰もがくっきりと見えているのに見えないフリをしているだけなのか。普段自分が半径1km以内のあれこれにしか目を向けていないということを思い知る…

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    2011年08月01日
  • サロメの乳母の話

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    イタリアといえば、の塩野七生さん。
    夏にイタリア旅行を計画していたため、ここはイタリアについて勉強せねば!と手にとりました。

    英雄カエサルを殺したブルータス、イエスをユダヤ人に売った裏切り者ユダ、預言者ヨハネの首を所望した王女サロメ、など
    世界史にはめっぽう弱い私でも知っている超有名人について、その周辺の人間が語る、という形の小説集。

    さくっと読めて、初級編という感じ?他の塩野さんのどっしりとしたイタリア歴史本に入る前にちょうどよかったかも。

    ちょっとゴシップっぽい視点も面白いし、世界史を勉強してる中高生にすすめたい。

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    2011年07月17日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    塩野七生の目をとおした日本国家観に対するエッセイ。
    面白い。
    個人的には、塩野流女性の品格というか、女性によるフェミニズムや某女性の品格に対して、ばさっと切り捨て、女性として尊敬されたければ、国家くらい語れと喝破している点が印象だった。

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    2011年06月22日
  • イタリア遺聞

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    ヴェネツィアに行ったときのことを思い出した。オスマン帝国のハレムの話が興味深かった。今度歴史絵巻三部作を読もうと思う。

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    2011年06月10日
  • 生き方の演習 : 若者たちへ

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    疑いを持つこと≒自分の言葉を持つこと、そんな”歴史学の目”を思い出させてくれる、
    曲がりなりにも学問として歴史を学んだ一人として、塩野さんの著作はやはり、好きです。

    いつの日か、お会いしてみたいものです。

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    2011年05月20日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    ネタバレ

    初・塩野七生。
    日本語の綺麗さ、素敵な言葉の言い回し。

    歴史、出版、防衛、靖国、ブランド品、地震、密約etc・・・・
    もっと読んでみたくなりました。

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    2011年05月01日
  • 絵で見る十字軍物語

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    塩野七生さんの十字軍 4部作の序章にあたる作品で、十字軍の遠征500年を広く浅く描いており、見開き左半分が絵、右上に地図、右下に文章という構成なので2時間ぐらいで読める.

    十字軍、「なんか響きがかっこいい」程度の知識しかなかった自分が呼んでも分かる.
    自分ではキリスト教徒がイスラム教徒に対して行ったことを理解することができず、十字軍に対するイメージが.ガラリと変わった.
    ローマ法王も十字軍遠征について謝罪しているらしい.

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    2011年04月24日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    夢の内閣をつくってみた。
    大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする―治者とは?
    戦略とは何か?
    現代日本が突き当たる問題の答えは、歴史が雄弁に物語っている。
    大好評『日本人へ リーダー篇』につづく21世紀の「考えるヒント」。

    [ 目次 ]
    1(後継人事について;葡萄酒三昧;『ローマ人の物語』を書き終えて;女には冷たいという非難に答えて;世界史が未履修と知って;遺跡と語る;『硫黄島からの手紙』を観て;戦争の本質;靖國に行ってきました;読者に助けられて;夏の夜のおしゃべり;安倍首相擁護論;美神のいる場所;歴史ことはじめ―葡萄酒篇;歴史ことはじめ―チーズ篇)
    2(滞日三題噺

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    2011年04月19日
  • 絵で見る十字軍物語

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     十字軍の始まりから終焉までを版画と単文で紹介しています。文章も重くないしですし、十字軍史の入門書としてオススメですね。

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    2011年04月10日
  • キリストの勝利──ローマ人の物語[電子版]XIV

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    権力による保護がなければ、キリスト教はここまで大きな宗教になっていなかったと思われる。弾圧されていた側が弾圧する側に回る皮肉。

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    2011年03月26日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    2006年から2010年までの文藝春秋の連載を掲載。

    その時々の日本の政治問題等について切り込んでいます。

    40年以上もイタリアに住んでローマ史やルネサンスを書いている著者の目線は、そこいらの批評家顔負けの洞察力です。

    この著作では「オールスター夢の内閣」が白眉。

    歴代皇帝で日本の内閣を構成したら??という贅沢なテーマで進め、いきなりアウグスティヌスを●●大臣、ユリウス=カエサルを●●大臣に!えっ大臣にそんな最高クラスを出していいの?と思い、真打ちの総理大臣は誰かなと思いきや・・・誰でもいい感じでびっくり。

    リーダーは人を使いこなせる人だと言う論にはうなずくばかり。自分が前に出るばか

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    2011年03月25日
  • 生き方の演習 : 若者たちへ

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    英語は道具だという考え方に共感しました。また、今まで教養という言葉の意味について曖昧だったのですが明確化しました。

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    2011年03月22日
  • 男の肖像

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    司馬遼太郎のエッセーをよんだ直後に読んだため、西郷や千利休のあたりで司馬氏との着眼点の違いを感じ面白かった。
    それと、ほかの方も書いているように、信長に関する考察は新鮮に感じた。

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    2011年03月21日
  • 生き方の演習 : 若者たちへ

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    若者には何が必要なのか、筆者の人生経験からのアドバイス。外国人の考え方について。好奇心や探究心について。などなど。筆者のインテリジェンスが随所から読み取れる。

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    2011年02月28日
  • 絵で見る十字軍物語

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    ネタバレ

    あっという間に読み終わった。簡潔な文章ながら実に分かりやすく、なおかつあっさりではなく深い文章。今まで「ローマ人の物語」ではなんだかまどろっこしい言い方で苦手だったが、これくらいならいける。なんといってもドレのイラストが素敵。これを読んで確かに「十字軍の物語」を読んでみたくなった。

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    2011年02月23日
  • イタリア遺聞

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    私の尊敬する人リストに塩野氏を追加。
    生の史料を読んで自分の解釈を加え、さらに一般向けの文章に落とし込める人って貴重なのではなかろうか。

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    2011年02月21日