あらすじ
本当に大切なことは何か?あなたの「ものの見方」が変わる。ローマ史家が語る21世紀型の自分磨き。
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Posted by ブクログ
読みやすいのに、大人にもすごくためになる。
母親に口答えしないように子育てをした、ということには驚きました。
母親には、甘えさせるというのが世間だと思っていたので。
母子の関係は、人間関係の源だと考えるからこそ、自分を抑え、コントロールすることを人生のはじめに母親から学ぶためという。
私は逆に、子供が相手だからと遠慮のない言葉遣いをしてしまう。まずは自分が自分をコントロールできなければ、子供に全く説得力がないと反省しました。
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生きていくうえで、好奇心をもって自分を開放すること、大胆になることが若者は大事だと書かれていてそうしたいと思った。教養が自分の専門だけではできないことを可能にするかもしれないから大事だとか、伝える内容と、それを伝えられる語学力も大切だとあったので、もっと勉強も頑張りたい。
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まず現実を知る。海外の報道もきちんと見ることが大切。
外国語は道具として学ぶ。何より大切なのは母国語。
選択肢を多く持ち、情報を集める。
そのコツは軸となる考えを立てて、そこに磁石のように情報を引き寄せる。
著者が子どもを育てる際に気をつけたのは2点。
語学。つまり道具を身につけさせたこと。
そして、自分の頭で考えること。話す時にはあなたはどう考えているの。と言うように心がけたとのこと。
他から刺激を受けて、自分なりに創った結果が独創性の高い作品であり、何もない所からは生まれない。
だから多くのことに好奇心を持つのは自分を豊かにするだけでなく、独創の出発点でもある。
短時間で読める。もっと若い頃に読んでいたらどう感じ、どう変わっていただろうか。
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心から「カッコいい!」と思える女性の生き方がエッセイ調で綴られていた。
1回読むだけでは足りない気がする。薄い本なので、何度でも読んで自分の中にきちんと確立させたい。
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若者に特に読んで欲しいと思う。
これからの混沌とした情報であふれる世界で生きて行く為に、何を見て、何を聞き、どう考え、どう学ぶベば良いかの作者からのアドバイスだと思う。
特に、「国や年齢を超えて理解し合う最良の方法とは?」の問いに、
「自分にひきこもってしまう人生は、つまらない。自分を他に伝えることができるのは重要なこと。
それには、きちんとした話し方、「起承転結」のような論理的な話し方をすることが、他者に自分をちゃんと伝えることを可能にするのだ。」という答えに、とても共感しました。
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「オール若者に告ぐ」のエクリチュールが、新鮮だった。世代の断絶、世代間闘争はあってはならない忌避すべきもだという人がある。しかし著者にいわせれば、世代の断絶はあって然るべきものであるという。それは、なぜか。
断絶というものが、各世代にあるからこそ、次世代は新しいものを創りだすエリルギーを貯えることができるからだというのである。確かにそうだ。前世代への尊敬と羨望、そして一種の反動・反発といったものから変化のダイナミズムが生まれるという構造はこれまでの歴史から鑑みれば火を見るより明らかである。といって、断絶したままでいればよいというのではなく、理性的な方法で「対決」することが肝要であるという。理性と論理によって、堂々と立ちはだかる壁を超克することこそいま、若者に求められていることなのだ。
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疑いを持つこと≒自分の言葉を持つこと、そんな”歴史学の目”を思い出させてくれる、
曲がりなりにも学問として歴史を学んだ一人として、塩野さんの著作はやはり、好きです。
いつの日か、お会いしてみたいものです。
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若者には何が必要なのか、筆者の人生経験からのアドバイス。外国人の考え方について。好奇心や探究心について。などなど。筆者のインテリジェンスが随所から読み取れる。
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・自分というものは一生分からない-考え過ぎると一歩も前に進めない
・勉強も仕事もリズムが大事
・価値の多様化とは-例えば、サッカーが好きという価値観は一つ。
プロ:試合に勝ちたい アマ:日曜日に試合を楽しむ
どちらも方法は違えど、サッカーを好むという目標は一緒だということ。
・現実をクールに俯瞰する。情報の棒をたくさんたて、選択肢を増やす。一部の情報を丸のみするのではなく、疑ったり、考えたりする。現実は一つじゃない、その人が見たい現実だけ見てしまうものだ。
・若者の特権-1.好奇心を持つ 2.大胆になる(傷つくことを恐れない)
・ツェンツァ=サイエンス 観察、考える、伝える。
・論理的に、きちんとした母国語で伝えること。国語力は必須。
新しい視点で気付きがたくさんありました。この年代の方からは学べることが多いです。そして、最後の機会だと思うからたくさん学んでおきたい。世代の断絶はあるからこそ、様々なアンテナや教養を学べます。
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日本歴史小説なら司馬遼太郎、ヨーロッパの歴史小説(小説としていいのか分かりませんが)といえば、塩野七生、というイメージ。
でも、実はまだ手を出したことがありません。
その量が膨大すぎて、果てしない感じ。
その塩野さんが、10年ほど前に高校生に向けて行った講演などを書籍化した一冊。
10年前にお話された内容でも、全く古さを感じない内容。
これから進学・就職など将来を考える中高生にはもちろん、
息子との接し方や、女性としての働き方、社会に対する姿勢とか、
アラサーの自分でも得るものがたくさんある本だった。
短くて薄いので、読書嫌いの人でも手に取りやすいのでは。
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大人の目線で若者に塩野七生が人生のアドバイスを語る本。明朗で簡潔な本なので、スッと入ってきてすぐ読める。キーメッセージが明確なのだと思う。
ハイティーンから20代の時に読んでおきたかった。
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塩野さんが若者に贈る、人生指南の書。外国語は道具、意味ない受験勉強の追放など、興味深かった。また、塩野さん常に文庫本を携帯しているという。本というのはいいものなのだなと改めて感じた。
以下注目点
・勉強とか仕事というのは一種のリズムで、自分の体や頭をそれに慣らしていくことが大切。
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高校生から大学生くらいを対象にした本。著者ならでは観点で世界のどこでも生きていける人間のあり方を示唆してくれます。
「現実をみる」「外国語は道具として勉強するほうがよい」「論理的に話す」
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プロとアマチュアの違いがわかっていない日本人 わが子を世界のどこでも生きていける人間にする 好奇心が新しい文明を生みだす 刺激をいっぱい受ければ独創性が生まれる 相手の目を見てきちんと話せ
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塩野七生さんの、若者に向けたメッセージ。
好き、嫌いがはっきりしていて、自分の生き方がちゃんと持っていて、まっすぐ。
私がなりたい女性が、また一人増えた。