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「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」……。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
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Posted by ブクログ
面白かったです。いつの世も人間の性質には変わらないところがあるのだなと思いました。現代においても通用する内容が多い。 「語録」という形態がとても読みやすかったです。
この本に出合ったのは、社会に出て2年目でした。 マキャベリの有名な「君主論」だけでなく、「政略論」「戦略論」「フィレンツェ史」などのエッセンスが集約された、塩野さん流のアレンジ書です。 この本に限っては、何度も読み直しています。 人生訓として。
マキャベリという人には驚かされる。 人の本質を突っついているからだ。それも人の本質は昔も今もそこまで変わらないことも教えてくれる。 この本はマキャベリが著書で残した言葉を抽出している。 歴史からたくさんのことを学べる。それはマキャベリが生きていたころと変わらない。 現代に生きる私たちにそう語りかけ...続きを読むているのかもしれない。
いわずとしれた『君主論』からだけでなく、マキアヴェッリの諸著作から、著者の主観で選び出された言葉の数々。 なるほどー。どんなに科学技術が進歩しても、所詮人間。歴史は繰り返すってのを最近よくわかるようになってきました。 もう少し歴史を理解し、自分のこれまでの経験を振り返る。そして、今後経験するであ...続きを読むろう未来に備える。次の40代はどんなだろう。
【君主篇】 34:側近に誰を選ぶかは、君主にとって軽々しく考えてよいことではまったくない。君主が思慮深いかそうでないかによって、優れた人材が登用されることになったり、無能な側近に囲まれることになったりするからである。したがって、側近にどのような人を選ぶかは、君主としての能力を測る格好な材料になる。 ...続きを読む 【人間篇】 51:誰だって、誤りを犯したいと望んで、誤りを犯すわけではない。ただ、晴天の日に、翌日は雨が降るとは考えないだけである。 57: 天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。 19の時に、大好きな陸将が教えてくれた本。食事をしながらいろんな話をしてくれてた時が懐かしいなあ。
マキアヴェッリの語録を抜粋して、ヨーロッパ史に詳しくなくても理解しやすく編集してある。歴史を理解することで、さらに理解が深まる。これから先、時々読み直したい。
マキャベリとは、15-16世紀にかけてフィレンツェ共和国(現・イタリア)の衰退期に生きた政治思想家で、 その思想はマキャベリズムなんて言葉で表現されることもあります。 そのマキャベリが傾倒した同時代人が「カンタレラ」で有名なチェーザレ・ボルジアであったりしますが、 そのボルジアが「毒を盛る男」なん...続きを読むて評されていることから、そのイメージ釣られてかネガティブに捉えられたりも。 本書は、そのマキャベリの著作・手紙などから、著者・塩野さんの琴線に触れた文を抜粋した語録という形式。 面白いのは冒頭で「あなたの関心が刺激された箇所について、御意見を聴かせていただきたい」とある点でしょうか。 SNSが盛んな今でこそ、BBS や blog 等に代表されるようにさして珍しくない双方向でのコミュニケーション様式ですが、 こちらが上梓されたのは1988年、今から20年以上昔の話です、、この時代でのこの発想はさすが、ですね。 なお「マキアヴェッリと日本人」とでも銘打って著したいとのことですが、今でも募集しているのだろうか。 受付窓口は新潮社文庫編集部とのことですが、今更ながらに送ってみようかなぁ。
■結果さえ良ければ手段は常に正当化される。 ■必要に迫られて止むを得ずやったことでも、自ら進んで 選択した結果であるかのように思わせることが重要。 学ぶところ大である。特に上記2点は自分には無い考え方なので興味深い。いつも自分にとって共感できる文面を探して賞賛する、という手法でこれまでやってきた...続きを読むので、これからはこういう手法を取り入れよう。ただし取り繕って出したものは「良い結果」とは言えないし、それゆえそんな結果を作る手段は正当化されない。
マキアヴェリや君主論を信奉しているような人とは、仕事を一緒にしたくないものである ・人間というものは、自分を守ってくれなかったり、誤りを質す力もない者に対して、忠誠であることはできない ・人は、心中に巣食う嫉妬心によって、褒めるよりもけなすほうを好むものである ・国家の指導者たる者は、必要に迫られて...続きを読むやむをえず行ったこでも、自ら進んで行った結果であると思わせることが重要である ・君主は、自らの権威を傷つける恐れのある妥協は、絶対にすべきではない ・一軍の指揮官は一人であるべきである ・祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にっとて有効ならば正当化される ・慎重であるよりは果敢であるほうがよい ・なにかをなしたいと思うものは、まず何よりも準備に専念することが必要だ ・大事業をすすめる場合は、可能な限り控えめにやる。提唱者が自分であるということを明示してはならない
新潮文庫 塩野七生 マキアヴェッリ 語録 「君主論」「政略論」などマキアヴェッリ箴言集 〈君主篇〉 君主は、悪しき者であることを学ぶべきであり、それを必要に応じて使ったり使わなかったりする技術も会得すべきなのである 君主には、運命の風向きと事態の変化に応じて、それに適した対応の仕方が求め...続きを読むられるである 征服国と被征服国の言語や風習が共通している場合、次の二点さえ守れば、征服者は被征服者と融合できる 一.昔からの君主の血統を根絶やしにする 二.そこの法律や税制に手をつけない 征服国と被征服国の言語や風習が異なる場合 一.征服者自身がその地域に移り住む ニ.被征服国の重要拠点に移民の共同体を創設する 君主にとっての敵は、内と外の双方にある。敵から身を守るのは〜防衛力と友好関係である 人の上に立つ者が尊敬を得るには 一.大事業を行い、前任者とは違う器であることを示す 二.敵に対する態度と味方に対する態度を、はっきりと分けて示す 中立を保つことは、あまり有効な選択肢ではない〜中立でいると、勝者にとっては敵になり、敗者にとっては助けてくれなかったことで敵視される 優秀な指揮官は、必要に迫られるか、好機に恵まれるかしなければ、決して勝ちを急がない 指揮官は一人であるべき〜指揮権が複数の人間に分散されているほど、有害なことはない 人の運の良し悪しは、時代に合わせて行動できるか否かにかかっている 君主は、民衆がなにか誤りを犯したとしても苦情を言うことはできない〜大衆は統治者を模倣する 歴史は、われわれの行為の導き手である。とくに指導者にとっては師匠である 〈国家篇〉 改革の必要性は、初心に戻ることにある 国家が秩序を保ち、国民が自由を享受するには、清貧が最も有効 〈人間篇〉 運命は変化するものである〜自分流のやり方を続けても時勢に合っている間はうまくいけば、時代の流れにそわなければ失敗するしかない〜慎重であるより果敢である方がよい 人間は、運命に乗ることはできても逆らうことはできない 好機というものは、すぐ捕まえないと、逃げ去ってしまう 忍耐と寛容により人間の敵意を溶解できるなど思ってはならない 報酬や援助を与えれば、敵対関係を好転しうると思ってはならない 他者を強力にする原因をつくる者は、自滅する 人物を評価する最も簡単で確実な方法は、その人物がどのような人々と付き合っているかを見ることである 中くらいの勝利で満足する者は、常に勝者であり続ける 天国に行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである
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