【感想・ネタバレ】勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]IIIのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年08月26日

如何に先見の明がある人物でも、周囲の利害によっては潰されてしまうという、現実味のある巻。また、どんな英雄でも年を取ったり、嫉妬に狂ったりするとかつての栄光にそぐわない人物になってしまうという嫌に人間臭い部分が垣間見えた。

しかしそんな中でも上手に、ある種冷酷に『人』を使うことができる人が国を作って...続きを読むいけるのだな、とも感じた。正義感、先見性よりも強かさが重要。

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Posted by ブクログ 2022年12月27日

前作のハンニバル戦記がめちゃめちゃ面白かっただけに、今回は盛り上がりには欠けるかなと。ローマの覇権が拡大された一方、国家として大きくなるとやはり内部に問題が巣食うのが世の常のようだ。ハンニバルの言った肉体の成長についていけない内臓疾患、というのは実に的確。
本作でも魅力的な偉人たちが登場。グラックス...続きを読む兄弟、マリウス、スッラ、ポンペイス。スッラの狡猾な人を食ったような描かれ方が印象的。元老院、市民、執政官の統治システムが少しずつ軋み始めてきているローマが、これからどのような歩みを進めるのか、次回も楽しみだ。

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社会問題

mac
2022年09月30日

一部ご紹介します。
・ハンニバル「いかなる強大国といえども、長期にわたって安泰であり続けることは出来ない。国外には敵を持たなくなっても、国内に敵を持つようになる。外からの敵は寄せ付けない頑健そのものの肉体であっても、身体の内部の疾患に、肉体の成長についていけなかったがゆえの内臓疾患に苦しめられるこ...続きを読むとに似ている。」
・失業者問題は、福祉の充実では、解決しきれない。なぜなら、失業するということは、生活手段を失うことだけでなく、人間の存在理由までも失うことになるからだ。
・人間とは、食べていけなくなるや、食べていけそうに思える土地に移動するものだ。この類いの民族移動を、古代では蛮族の侵入と呼び、現代では難民の発生と呼ぶ。
・全ての物事は、プラスとマイナスの両面を持つ。プラス面しかないシステムなど存在しない。故に、改革とは、もともとマイナスであったから改革するのではなく、当初はプラスであっても、時が経つにつれて、マイナス面が目立ってきたことを改める行為なのだ。
・法律とは、厳正に施行しようとすれば、人間性との間に摩擦を生じやすい。それを防ぐのが、義理人情。
・「主権在民」とは、それを尊重すればするほど、外部に対して閉鎖的にならざるを得なくなる。なぜなら、主権者である市民の持つ権利は平等でなければならず、その平等を維持するには、閉鎖によって異分子を排除することでしか、実現できないからだ。それ故、外国人流入に反対する日本の鎖国論者を、頑迷な守旧派などと思ってはならない。彼らは、国家の構成員全員は平等な権利を持たなければならないと信じている純情な主権在民主義者であるからだ。

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Posted by ブクログ 2015年02月20日

市民階級の拡大を途半ばに殺害されたグラックス兄弟。元老院の復権による共和制維持を目指すスッラと大衆の支持を基盤に政治を動かそうとする後継者達。民主制は独裁制に移行するということをきちんと押さえている塩野七海さんはさすが。マリウスとスッラによる報復の凄まじさには驚く。

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Posted by ブクログ 2014年08月31日

この巻のもっとも印象的な人は、ルキウス・コルネリウス・スッラ。他人に何を言われようが気にせず、物事をやり遂げるところがすがすがしい。ただし、反対派を殺戮、財産の没収・競売に至る容赦のなさもある。「スッラの言動は、常に「ドス」が効いている」とあるがさもあらん。普通の人は他の人からよく思われたい。敵に容...続きを読む赦しないという態度を貫くことは並大抵ではできはしない。「私財を貯めこむことに、生涯無関心であった」ともあり。今の政治家と正反対!お金の使い方を現代人は学ぶべきでは。
 また、高貴な生まれと裕福な環境人恵まれ、銀の匙をくわえて生まれてきたというグラックスの2人の兄弟。高貴でも裕福でもない人たちの権利を守ろうと命を落とす。人のために使命感を持って、命を賭して活動できる人はどれだけいるのだろうか。古代ローマの公共精神には正直感動する。日本の武士道精神に通じるところもあるのだろうか?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月10日

ハンニバルを倒し、帝国カルタゴを滅亡させ、一気に地中海の覇者となったローマ人。しかし大国への道のりの速さゆえに、ローマは内部から病み始める。権力が集中しすぎた元老院に対して改革を迫る若き護民官グラックスは同国人に殺され、続く改革者たちも、内なる敵に向き合わねばならない―ローマ人はいかにしてこの“混迷...続きを読むの世紀”を脱脚するか。

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Posted by ブクログ 2012年07月25日

中学生で斜め読みした時はさっぱり面白くなく挫折したが、意識して政治のヒントを掴むために読んでいるからか、1~3巻の中で、いちばんおもしろかった。

どのような問題に突き当たり、誰がどのように考えて、どのように解決したのか?

どんな人が世の為に奮闘してきたのか?

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Posted by ブクログ 2010年11月27日

前2巻までのローマは敵の侵略を防ぐこともあれば、領土を手に入れるための侵略をしたりと、アグレッシブな若い国だった。が、ポエニ戦役を経て、当時の最強国となってしまったローマはもはや征服する土地が限られ、外敵よりも内部の調整に四苦八苦する。

そんな時代に登場したグラックス兄弟、マリウス、スッラ、ポンペ...続きを読むイウスらローマの指導者たちは内戦の片づけと政治体制の修正と、やや地味な仕事に明け暮れる。

どうにも盛り上がりどころのない、爽快感のない国になってしまったローマ。そんな中、個人で頑張っていたのが小国ポントスのミトリダテス王。大国ローマに何度も敗れては立ち上がる姿に「漢」を感じた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

まさに混迷。地中海の覇者となったのはいいけれど、方々に火種があり、イタリア内部にも火種がある。盛り上がりに欠けると言えば欠けるけれど、この後のユリウス・カエサルの長大物語の背景情報だと思って読む。確かにそうでもなければ、もう勝手にしたら、といいたくなるどうしようもない時代の物語。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

第3巻は、紀元前146年カルタゴ滅亡から、紀元前60年ポンペイウスによるオリエント制圧完成、地中海をめぐる全地域がローマの覇権下に入るまで。
シリア・エルサレムがこの時期ローマの属州となり、ユダヤ・キリストの世界と結びついていく。

「いかなる超大国といえども、長期にわたって安泰であり続けることはで...続きを読むきない。国外には敵をもたなくなっても、国内に敵をもつようになる」
「多くの普通人は、自らの尊厳を、仕事をすることで維持していく。ゆえに、人間が人間らしく生きていくために必要な自分自身に対しての誇りは、福祉では絶対に回復できない」
「無知な大衆とは、政治上の目的でなされることでも、私利私欲に駆られてのことであると思い込むのが好きな人種である」
「人間とは、食べていけなくなるや必ず、食べていけそうに思える地に移動するものである。、これを古代では蛮族の侵入と呼び、現代ならば難民の発生という・・・民族の移動とは、多少なりとも暴力的にならざるをえない」
「すべての物事は、プラスとマイナスの両面を持つ。プラス面しか持たないシステムなど、神の技であっても存在しない。ゆえに改革とは、もともとマイナスであったから改革するのではなく、当初はプラスであっても時が経つにつれてマイナス面が目立ってきたことを改める行為なのだ」
「恵まれた階級以上に頑迷な旧守派と化す プアー・ホワイトは、いつの世にも存在する」
「戦争とは、それが続けられるに比例して、当初はいだいてもいなかった憎悪までが頭をもたげてくるものだ。・・・内戦が悲惨であるのは、目的が見えなくなってしまうからである」


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Posted by ブクログ 2009年10月07日

ローマ人のことを語りながら出版された頃の現代日本人と対話している作品。歴史書の体裁をとった社会論になっている。

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Posted by ブクログ 2023年09月03日

領土が拡がり、地中海での有力国家となったローマが、混迷する様子が描かれています。
本書でも、人間の愚かさをローマの歴史を通して知ることができます。
国を思い改革を進めるもの、既得権益を守るため、それを阻むもの争いが描かれています。
現代日本には、国を憂う人は沢山いるかと思いますが、政治家に見えないの...続きを読むは何故でしょうか。

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Posted by ブクログ 2023年08月07日

ハンニバルとの闘い以降カエサルの出現までが本書の舞台だ。ローマ史の谷間と思っていたが、非常に面白かった。共和制ローマを守ろうとする元老院とスッラ等為政者との攻防、ポントス王ミトリダテスのローマとの戦い、スパルタカスの反乱など実に多彩である。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月19日

第二次ポエニ戦役に勝利し、地中海の覇権を不動のものとしたローマであるが、大きくなりすぎた反動が自身を襲う。属州となったシラクサから安価な農産物が入るようになり、ローマの農業者は葡萄畑などに転換するしかなくなったが、この転換には多額の投資が必要であった。投資能力のない者は土地を富裕層に譲渡せざるを得ず...続きを読む、格差が拡大したのである。
このような背景の中、グラックス兄弟が登場する。兄のティベリウス・グラックスは、大規模農地の所有権を放棄させる農地法を護民官として提案し民衆に支持されるも、これが富裕層が多くを占める元老院の反感を買う。護民官への再選を期した集会において、反対派(背後には元老院が控えている)に撲殺されてしまう。兄の意思は弟のガイウス・グラックスに引き継がれ、農地法の復活に留まらず、陪審員を元老院のみでなく騎士階級にも広げたり、ローマ市民権をラテン同盟国にも与える提案をしたため、兄弟そろって元老院の反感を買ってしまう。元老院はガイウスの同僚(フラックス)への工作を図り、ガイウスよりも民衆受けする法案をフラックスに提案させることで、元老院はガイウスの護民官への再選の妨害に成功する。ガイウスの提案が次々と廃案になるのを目の当たりにした民衆は騒動を起こし、元老院最終勧告が発令され、ガイウスは奴隷と共に自殺に追い込まれるのであった。護民官の立場で元老院に立ち向かうのがグラックス兄弟の改革の失敗と分析していた部分は学びを感じた。平民出身であるが、ローマでの絶対権力を誇るようになるガイウス・マリウスは護民官ではなく、執政官の立場で改革を実施し実を結ぶのである。
マリウスは平民であるが、軍事面での功績を足掛かりとして、政治家のキャリアを歩み始める。当時のローマでの徴兵制度は、税金(血の税)としての側面もあったため、民衆の格差拡大の影響を受け軍が弱体化していた。マリウスはこれを志願制にすることで、職業軍人をベースにした軍編成を行い軍事強化に成功する。軍制改革により順調に戦果を挙げるマリウスであったが、この軍制改革が同盟国の反乱を招いていしまう。ローマ市民にとっての兵は「職業」であるが、ラテン市民にとっては「義務」であったためである。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

ローマ人の物語は、塩野ファンのみならず、どなたにもお勧めしたいシリーズ。なぜ、人間はうまく行き過ぎると調子に乗って奢り高ぶってしまうのでしょうか。世の理なのでしょうか。

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Posted by ブクログ 2012年11月20日

カルタゴが滅亡し、新たな人物が次々と登場する第三巻。

ここで最初に登場するグラックス兄弟は、印象的である。

紀元前のこの時代に、果敢に改革を試みる若者たち。

いつの時代にも、勇敢で正義感あふれる者はいるであろうが、この時代に、というのが驚かされる。

すでに元老院を中心とする共和制が成り立って...続きを読むいるローマであるが、市民の格差問題があらわになり農地改革を実行しようとするわけであるが、大きな権力を相手にするとき、なかなかうまくいかなものであることは、いつの時代も同じ。

結果的に二人とも志半ばでの死を迎えるわけであるが、これが呼び水になり、ローマが大きく動き出すことになるということは、歴史上大きな意味のあることであったのであろう。

そして登場するスッラ。

一見、冷徹で独裁主義者の感じのある彼であるが、逆に共和制ローマへの信念の強い者であった。

自分の信念を貫き通すがために、多くの犠牲もあった。

読み進める中では、スッラという人物はやはり、ローマを自分の独裁下に置こうとするものではないかと思わせた。

しかし、自分が目指す、元老院中心の共和制ローマを実現するための法を制定するや、独裁官を辞職し、政治の場からも身を引いた彼の行動が物語るように、ローマを独裁制から切り離し、共和制を実現するために努力した人物といえるのかもしれない。

賛否両論分かれるであろうが・・・

このスッラという人物は、グラックス兄弟以上に、私の心に残る歴史上の人物となった。 

冷酷で醒めた政治家の食卓は、哄笑で包まれるのが常だった

この一行がとても印象的である。 彼はただの冷徹な人間ではなく、共和制ローマを実現したかっただけなのだろう。

その後ポンペイウスによって、地中海、オリエント地方をローマが制圧するわけであるが、戦術に長けた武将の感のあるポンペイウスにも魅力は感じるが、個人的にはいま一つ、心に残るものがない人物である。 

いよいよローマの勢力も大きくなり、政治も大きく動いてきているが、次巻も楽しみである。

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Posted by ブクログ 2012年01月08日

国家の経済が発展したからと言って、国民が豊かになるとは限らない。

富の分配は大事な施策だが、「富める者から奪って貧しき者に配る」という発想は、あまり好きじゃない。少なくとも今の時代には合わないんだろうな。

農牧業に代わる新たな産業を興すという発想はなかったのかな。

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Posted by ブクログ 2011年11月27日

組織とは不思議なもので、外部の脅威がなくなると、内部から崩壊していく。そして、未来は、外部でもなく、内部でもないカオスの縁にいて、新しいビジョンを持つ者が切り拓く。次巻が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2009年10月09日

スッラすげー…何がすごいって、こんなに粛清しまくったのに、ちゃっかり寿命全うして畳の上で死んだことだよね。
志半ばにして非業の死を遂げたグラックス兄弟を思うと、因果応報ってなんだろうな…という気持ちになる。最後の奥さんとの馴れ初めエピソードがすごく可愛かった。
理想に燃えるグラックス兄弟の青臭さが大...続きを読む好きだったので、彼らの話はもっと長く読みたかった。母親も素敵だったな。さすがスキピオの娘。

ハンニバル戦記のように血湧き肉踊る部分じゃないけど、面白かったです。次はやっとカエサルだ〜

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ネタバレ購入済み

まさに混迷

sf
2021年10月25日

ローマ史の位置づけとしてはカエサル登場の前哨となるが、登場人物はいずれも一癖も二癖もある人ばかりで読みごたえは十分です。スッラの死後の「スッラ体制の崩壊」という流れが、リーダーのあるべき姿を考えさせられます。

#ドキドキハラハラ #深い

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Posted by ブクログ 2021年01月23日

カルタゴを滅ぼしたローマは敵を外から内に抱えることになる。グラックス兄弟の改革は兄の惨殺、弟の自害というかたちで阻まれ、兄弟の死後護民官になったマリウスは徴兵制から志願制へと改革するが、これが原因の一つになり同盟者戦争を引き起こす。スッラは独裁官となり国政体制の改革を行うも死後体制は崩壊。ローマの覇...続きを読む権を地中海全域にまで広げたポンペイウスは何故後に歴史に名を残す人物にならなかったのか…というのが次巻の楽しみ。

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Posted by ブクログ 2019年01月05日

古代ローマはカルタゴとの戦いであったり、カエサルの業績など、目立つ部分に注目が集まりその間の時期の知識は私もほとんどなかった。しかし、その期間も優秀な人材をローマは輩出し、その度に障害が発生することで改革が中断するなど困難も多くあったことを知った。昔の時代のことを知ることで現代を生きるための教訓にで...続きを読むきる場面があるはずだ。ぜひ、このシリーズを最後まで読み切りたい。

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Posted by ブクログ 2018年08月05日

紀元前133年から前120年のグラックス兄弟の時代。ティベリウスとガイウス兄弟。護民官の立場で農地解放、失業者対策に乗り出すが、結局ローマ市民の理解得られず。短期で失敗し、肖像さえも残っていない。
前120年から前78年、マリウスとスッラ。
平民出身で各地の軍団渡りあるいてきたガイウス・マリウス。...続きを読む 軍政改革実施し、ローマ軍団を志願兵制とする。ゲルマンなど蛮族が同盟国や周辺の属州地域への侵入を排除。マリウスには、知識なく、平時の統治能力はなかった。
同盟者戦役を経てローマを統一したスッラは、独裁者として行政改革など数多く改革を行う。このとき、イタリア半島の全住民に市民権認める。スッラは国政改革を成し遂げ、突然辞任。自らを幸福者、フェリックスと呼んで亡くなる。
前78年から前63年ポンペイウスの時代。スッラ体制の崩壊によるスペインでのセルトリウス戦役を平定し、その後、黒海からカスピ海、そして紅海に至るまでの全地域に、ローマの覇権を打ち立てた。

面白い。益々、目が離せなくなってきた。

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Posted by ブクログ 2016年04月09日

外に敵がいる時は一致団結出来ても、外敵がいなくなれば内乱が起こるというのは人間の悲しい性だと思う。
そういう本性丸出しのローマがなぜスペインから中東、北アフリカに至るまで覇権を握れたのかというのは不思議だが思うに古代以来の絶え間ない戦争の経験が物をいったような印象を受ける。
そう考えると戦争経験...続きを読む豊富な現代のアメリカはやはり覇者であり、覇者であり続けるためにどの国よりも戦争をするだろう。その論理に中国も気付いてないわけがなく、歴史を知れば知るほど地球上から戦争がなくなることはない感じがしてくる。

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Posted by ブクログ 2016年02月19日

前2世紀後半からはじまる抗争は、社会正義の公正を求めて、富めるものと貧しきものの間に生ずるのである。
ゲリラは負けなければ勝ちなのである。

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Posted by ブクログ 2010年06月20日

表紙に使われている彫刻がすごく男前だった。
歴史から彫像を見るって発想がいままでなくて
これから美術館でも楽しめそうだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ポエニ戦役でカルタゴを破り「外患」を克服したローマが国内に蔓延する「内憂」を一掃すべく一大改革に乗り出す時代にグラックス兄弟からポンペイウスまで世界史の教科書でもお馴染みの改革者の生き様をより精緻に描いた一冊。

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