塩野七生のレビュー一覧

  • 誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

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    文藝春秋に連載されている日本人へをまとめた新書の5冊目です。タイトルは「誰が国家を殺すのか」ですが、それに関係する内容が多かったと思います。「誰が」という問いは難しいですね。特定の個人ではないと思いますが、読みながら考える材料になっていると思いました。
    塩野さんがこれまでおっしゃっていた内容と重複するような内容もいくつかありましたが、立場が変わったこともあり、それらについて考えるのも、いろいろと違う要素や視点から考えますね。特に印象に残っているのは、「責任を取る」ということやリーダー像、そして現場体験を通じたカンの重要性ですね。普段からそういうことをあれこれ考えているからでしょうか。

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    2022年11月20日
  • 十字軍物語 第四巻―十字軍の黄昏―(新潮文庫)

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    登場人物の中で教皇が一番血の気が多い。
    数世紀後にイラク戦争やアラブの春がどう扱われるのか。
    今後オリエントの復権はあり得るのか。

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    2022年11月13日
  • 悪名高き皇帝たち──ローマ人の物語[電子版]VII

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    専門家や歴史好きの一部からは批判されているが、私はこのシリーズが好き。単純に面白いから。正確な歴史を知るというより、ローマ人に想いを巡らせる上で、とても役に立つと思っている。
    「悪名高き皇帝たち」では、ローマ帝国第二代皇帝ティベリウスから第五代皇帝ネロまでの治世が描かれている。カエサルが道を開き、アウグストゥスが作り上げた帝政を、次代の皇帝たちがどのように治めていくのかがテーマになっている。
    ローマ帝国の面白いところは、皇帝があくまで市民の中の第一人者であるところ。強大な権力が付与されるが、それには元老院と市民の支持が必要なのである。冠を被ったステレオタイプの王様とは全くの別物だ。どちらかとい

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    2022年11月15日
  • 最後の努力──ローマ人の物語[電子版]XIII

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    ローマ人のことを素晴らしいと思っていたのだけど、この巻だと、その素晴らしい点がなくなっていくようで残念。

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    2022年11月01日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)

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    塩野七生節によって中世イタリアにどっぷりと浸ることができる素晴らしい物語。相変わらず句読点の打ち方が気にはなるが・・。しかし、塩野七生さんはカエサルにしろ英雄の浮気には寛容過ぎるのでは?世の一般女性も塩野さんと同じ考えだと勘違いして「よし、俺も愛人でも作るか」などとはユメユメ思わない事だ。自分は英雄でも無いし。

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    2022年07月31日
  • ロードス島攻防記

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    登場人物みんなかっこいい
    アントニオとオルシーニの間に微かなブロマンスを感じ取りながら読み進め、最後は本を閉じて天を仰いだ。防衛側も熱いが侵略側のスレイマンがまた魅力的。勝者が敗者に敬意を示す瞬間はフィクションでもリアルでも、感慨深い気持ちになります。

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    2022年06月18日
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI

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    カエサルのカリスマ性を持った天才ではなかったが、偽善という性質は持っていたアウグストゥスが帝政を築き上げていく物語。自分が見たい現実しか見ない人間が多くいる中、アウグストゥスは見たくない現実も直視した。それ故、見たい現実しか見ない阿呆の相手をするには苦痛を伴ったが自己制御能力が抜群であったため、長時間かけて段階的に帝政を完成させていく。合法に見えるやり方でも、つなぎ合わせれば非合法の帝政を達成させた。しかしこれらの成功の影には常にカエサルが現れた。

    1.統治前期
    自らが持っていた特権を廃止し、共和政復活を宣言するも、内実は手放した方が利益になる特権を廃止したにすぎず、浅はかな元老院は上っ面し

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    2022年04月17日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    ルネサンス期イタリアの梟雄チェーザレ・ボルジアの生涯を描く。ボルジアの行動目標がイタリアの統一であるという前提のもと、その軍事行動や政略を描いていく。毒殺や妹との関係という噂で名高くなってしまったボルジアを、むしろマキアヴェリの『君主論』に引きつけて解釈し、野心的な政治家として描写している。父アレクサンデル6世の死去という天に見放されたかのごとき事件のあとも、復権に向けて駆け引きを繰り返すボルジアの姿、そしてその結末は一抹の哀愁を漂わせる。

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    2022年04月10日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)

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    著者にとって本当に書きたかった本。

    過去の200頁程度の掌編ではなく渾身の歴史小説。これをどう捉えるかは読者の自由だが素晴らしい仕事であることに疑いはない。

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    2022年04月01日
  • 小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫)

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    主人公マルコダンドロの人生をとおして、
    ヴェネチアという国の人生も垣間見ることができた気がする。
    西方と東方の狭間で、1000年以上共和国として生き抜いてきたヴェネチアのドラマは壮大だなぁと思った。
    旅行でヴェネチアを訪れた時、華やかさと美しさにとても感動したが、とても長く深い歴史を背負っていることに改めて感動を覚えた。
    またヴェネチアを旅したいなぁ!トルコにも行きたい!

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    2021年11月25日
  • イタリア遺聞

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    積んでおいた塩野七生を手にする。
    これまでの小説の舞台裏を覗くような、云い足りなかったことを小耳にするようなおもしろみがある。
    作者も気楽さからか、感じた内容がそのまま伝わってくる。
    解説も、佐々淳行というのも、ポリティカルな塩野氏のテーマにそっていて笑えた。

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    2021年10月21日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    他の「日本人へ」シリーズよりも、穏やかな内容と思えるのは、大作「ローマ人の物語」を書き終えた喜びだろうか。

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    2021年10月04日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)

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    最初なかなか進まなかったが、イスラムや諸侯、教皇とどう渡り合うかが楽しくなり、途中から読むスピードが上がりました。

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    2021年09月19日
  • 小説 イタリア・ルネサンス1―ヴェネツィア―(新潮文庫)

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    ヴェネツィアの一人の外交官の人生を通して、ルネサンス世界を覗くとても面白い小説です。
    緋色のヴェネツィアから銀色のフィレンツェ、黄金のローマへと刻々と舞台は移り、次々と事件が起こる歴史に基づく人間ドラマです。
    描かれたcolorにちょっと注目してみると更に面白いです。

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    2021年08月07日
  • 十字軍物語 第一巻―神がそれを望んでおられる―(新潮文庫)

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    ・「十字軍」という響きから、塩野七生の戦記物的なエキサイティングさを期待して読み始めたが、どちらかと言うと十字軍側の人間関係アレコレに終始しており、あまり爽快感はなく、正直なところ、なかなか読書は進まなかった。
    ・ただ、敵味方共に英雄不在・グダグダに物事が進行していくという舞台設定は、逆に日々の会社生活に近いという意味では余程リアルな風景であり、そういった解釈をするようになってからは、一気に読書が進んだ。
    ・二巻以降は、イスラム側から有能な人物が出てくるらしく、何だかんだ戦記物的なエキサイティングさが出てくることを期待している。

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    2021年07月31日
  • イタリアからの手紙

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    塩野七生さんは初めてですが、ローマ人の物語などの大作に取りかかる勇気がまだなく(笑)手元にあったこの本から。
    エッセイですがイタリアに関する知識がすごいのが分かる。しかも日本ではアメリカ、アメリカでまだまだイタリアが浸透していなかっただろうと思われる時代のさらに前からと言うのに驚いた。
    「カイロから来た男」「ある軍医候補生の手記」が好き。

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    2021年07月10日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)

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    読めば読むほど教会やばい…ってなった。
    フリードリッヒが目指していたものが、受け継がれなかったのが悲しい。

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    2021年07月03日
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)

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    めっちゃ楽しみにしていた本なのに、数ページ読んでは眠くなってしまい…を繰り返していた。「合わない」ってこういうことかも…。
    少年時代のフリードリッヒのハチャメチャ振りがヤバかったです。
    あと、イノケンさんが意外に大人しかったというか…。

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    2021年07月03日
  • 神の代理人―塩野七生ルネサンス著作集6―

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    著者の書き方のおかげかもしれないが、アレッサンドロ六世などグレーなのが魅力的。ジュリオ二世とかサヴォナローラみたいな独善的なのは無理。

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    2021年06月08日
  • 人びとのかたち

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    映画評論…ではなく、映画にまつわるエッセイ。
    興味をそそられるものも有れば、
    著者の感想には共感できたりできなかったりと言った具合。
    映画好きは読んでみてもいいかも。

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    2021年05月13日