サイレント・マイノリティ

サイレント・マイノリティ

605円 (税込)

3pt

みずからの置かれた状況を冷静に把握し、果たすべき役割を完璧に遂行する。しかも皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、すべてを醒めた眼で、相対的に見ることができる人間――それが行動的ペシミスト。「声なき少数派」である彼らの代表として、大声でまかりとおっている「多数派」の「正義」を排し、その真髄と美学を、イタリア・フィレンツェで綴ったメッセージが本書である。

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サイレント・マイノリティ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平田選。

    みずからの置かれた状況を冷静に把握し、果たすべき役割を完璧に遂行する。しかも皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、すべてを醒めた眼で、相対的に見ることができる人間―。それが行動的ペシミスト。「声なき少数派」である彼らの代表として、大声でまかりとおっている「多数派」の「正義」を排し、その真

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    歴史、政治、思想、エッセイなど「少数派」というキーワードで繋がる読み物。

    所々、塩野七生のアクの強さが気になるが、その膨大な雑学量に圧倒されること間違いなし。

    旅行の時は必ず持っていく一冊である。

    0
    2010年03月15日

    Posted by ブクログ

    この本で初めてマイノリティって言葉を知りました。そんな状態なので読み終えてどう消化しようかと考えると私の手には余ってるのが正直なところなんですが、それでもおもしろい。文章での見せ方がうまいんですよ。プロのお仕事に触れた気分になれる読後感のいい1冊です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    塩野七生氏の大好きなエッセイ。氏の年代の人たちについて焦点を当てて書いてあるものもあるが、実は私たちの世代にもとても共通するところがあるんじゃないかと思ってる。忘れた頃に読み直すと背中がしゃんとする一冊。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    愛して止まない塩野七生氏の本。エッセイとしては何冊目になるだろう?? 最近は専らローマ人の物語、それに文芸誌の短いエッセイの連載をしているのを時たま、思い出した頃に書店で見かける程度で、すこし寂しい。
    この本の語り口は非常に丁寧だけれどそれは「誰にでもわかるように書いた」丁寧さではなく、それが『男た

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    いや〜、実に面白かった!と思った章もあれば、なんだか難しくてわかんなかったかも、と不完全燃焼のまま読み終えた章もあった。よって、プラマイ0と言ったところか。この本は知人より「君はマイノリティだ。少数派がダメだってことではない。塩野七生のサイレント・マイノリティと言う本を読んでみたまえ。」と言われ、そ

    0
    2012年11月06日

    Posted by ブクログ

    週刊誌での連載をまとめたものかな? 政治とかを説教くさくなく小気味よく語るから好き。文章は若干まわりくどいけども。

    0
    2012年03月06日

    Posted by ブクログ

    塩野七海さんのエッセイ。
    少数派であることに誇りを持たなくてはならない。
    堂々とそれでいて慎重に丁寧に生き抜くしたたかさを身に付けよう。
    てんこ盛りで質感溢れるエッセイです。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先だっての大阪市長選挙結果を観て、「大阪ももうアカンな」と思ってたところにこの本である。

    「一人の馬鹿は、一人の馬鹿である。二人の馬鹿は、二人の馬鹿である。一万人の馬鹿は、"歴史的な力"である」

    なるほど8割がたの積極的であれ消極的であれ候補に票を入れなかったその意見より、バ

    0
    2014年04月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     塩野七生先生のエッセイ集がところどころに入っている短編集。前の作品についての言及や、今日の日本についてや主義・主張について、一言述べているような章もあり、読み応えがあった。とくに面白かったのは、以下の3つ。

     昔から争いの絶えないイェルサレムの問題だが、解決を図ろうとしていたトップが妥協した、と

    0
    2012年12月22日

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