中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

誰かを好きになる。これは能動か受動か。好きになろうとしたのでもなければ、好きになるよう強いられたのでもない。自分で「する」と人に「される」しか認めない言葉は、こんなありふれた日常事を説明することすらできない。その外部を探求すべく、著者は歴史からひっそりと姿を消した“中動態”に注目する。人間の不自由さを見つめ、本当の自由を求める哲学書。時代を画する責任論を新たに収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    同じ新潮文庫から出ているから
    「暇と退屈の倫理学」の向こう側の話かと思っていたら、
    (作品を書くに至った経緯としては連続性があるものの)
    全く別の系統の話だった。

    かつて確かに存在した態、中動態。
    現在の(特に英語で顕著な)能動態と受動態の二元論に
    吞み込まれてしまった態。

    現在の言語体系の中で

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    現代の世界において我々は能動態と受動態の枠組みで世界を生きている。しかし、その枠組みに収まりきらない事象が多く存在する。ここで法律を適応するにあたって重要であり、この事象を理解するのに重要だと思った能動態と受動態の定義をまとめておきたい。能動態は行動によって自分の本質を表現することで受動態は自分の本

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    暇と退屈からこっちも気になって読んだ。
    正直かなり難しい。ちょっと読み飛ばした部分もある。
    ただ、中動態という新しい(?)概念も知ることができた。今の言語では中動態が広まっていないのがもどかしくなる。

    以下、本書と直接関係ないが感想。

    小説などの物語がなくならない理由の一端に、中動態の喪失がある

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    古代の世界で使用されていた文法「中動態」を起点に、能動・受動の捉えなおしながら、「私がなにごとかをなす」ことを分析していく哲学書。
    先人たちの言語学と哲学の研究を紐解きながら、丁寧に中動態を解釈していくさまに感嘆しかない。前提となる情報で土台を作って、論理をひとつひとつ積み上げて、中動態とはいったい

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    能動と受動は二者択一ではない、度合いを持つもの。われわれは常に外部からの刺激を受け続けているので、純粋な能動・受動になることはできない。
    でも、考える力を高めることで、能動の部分を増やすことはできる。
    時間をあけて改めて読みたい

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    「免責が引責を可能にする」
    この一節に私はしびれた。

    なにかミスがあると、世の中では「責任をとれ!」という話になる。言い換えれば「このミスを犯す意志を持ったものは誰か?」というお話。本書では、このような「意志によって根拠付けられる責任」を「堕落した責任」と呼ぶ。

    責任とは、そういうものではない。

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    「読んでて難しい」「難解だ」と感じる人ほど(少なくとも私はこちら側だと思う…)、「能動↔︎受動」の言語に基づく思考体系に浸かってしまっているということなのでしょう……


    中動態について、言語の歴史やスピノザ哲学など、あらゆる側面から國分先生の哲学論が展開されていきます。難しくても読み終えて初めて「

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    斎藤環さんが紹介されていたので読んでみたのですが、この夏一番の読書になったように思います。

    中動態の「世界」とタイトルしているように、中動態をめぐっての哲学や言語学の先人達を批評していかれているからです。大変ではあったのですが、書き手の丁寧な記述で、ポイントを繰り返し確認しながら、読み進めることが

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    主体と行為について、能動態や受動態だけではなく、中動態の視点で解釈することで、意思や責任について捉え直すことができる

    言語学や哲学の議論の一般書として、また意思や自己責任を通じて感じる生きづらさや孤独感に対する問いかけとして、興味深く読むことができた

    主体と行為の関係については、龍樹(ナーガール

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    出版当時から書評をみて気になっていた本を、ようやく文庫で読みました。
    言語学の世界を入口に、これほど豊潤で人間的な世界を再発見するなんて。
    途中、言葉の歴史を推察し、意思と言葉の関係を定義し、哲学を読み直し。
    古代の人に意思はなかったという主旨の本があったが、その曖昧さも払い。
    一度見えなくなった世

    0
    2025年07月12日

中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

國分功一郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す