國分功一郎の作品一覧
「國分功一郎」の「暇と退屈の倫理学(新潮文庫)」「はじめてのスピノザ 自由へのエチカ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「國分功一郎」の「暇と退屈の倫理学(新潮文庫)」「はじめてのスピノザ 自由へのエチカ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「目的への抵抗」
このタイトルを本屋で見た瞬間、私の手がスーッと伸びた。
私は、目的という言葉が、あまり好きではなかった。
けれども、錦の御旗を掲げた軍のように、「目的」という言葉は、批判するにはあまりに絶対勢力すぎる。
ケチをつけたが最後「お前はぜんぜん分かってない!」という批判が矢のように飛んできそうな気がして、ケチをつけるのも憚られたのだ。
だからこのタイトルを見たとき、しかもそれを國分功一郎さんが書いていることを知ったとき、私は大喜びで、本を手に取ったのだ。
素晴らしい内容だった。
特に印象に残った文章を、メモとして引用したい。
ー
重要なのは人間の活動には目的に奉仕する以
Posted by ブクログ
古代の世界で使用されていた文法「中動態」を起点に、能動・受動の捉えなおしながら、「私がなにごとかをなす」ことを分析していく哲学書。
先人たちの言語学と哲学の研究を紐解きながら、丁寧に中動態を解釈していくさまに感嘆しかない。前提となる情報で土台を作って、論理をひとつひとつ積み上げて、中動態とはいったいなんなのかを紐解いていく。その過程はまるで、強固な城を建設しているような印象だ。言葉の意味を的確に拾っていかないと、筆者の言わんとしていることについていけなくなるので、辞書をお供に読み進める。哲学は言葉のひとつひとつの意味を大切にする学問であることを実感する。
能動態と受動態の区別は、主語が動詞によ
Posted by ブクログ
人間にとっての「暇」 「退屈」とは何か、退屈にどう立ち向かっていくべきかを哲学的に問いながら消費社会の現代を如何に生きるべきかを考える書籍。
暇(=何もする必要のない時間)、退屈(="何か"をしたいのにできない時間)と定義し、いかにして退屈を回避(本来の"何か"ではない娯楽・消費では更なる退屈を呼ぶ)することなく、退屈と向き合うという、生き方を説く。
あさま山荘事件で「マルクス主義が~」に疲れた脳に、本書でまた「マルクス主義が~」と出てきたのは苦しかったですが、マルクスやハイデッガーの哲学書、そしてその批判にもNoを突き付けながら思考・議論を深めていく内