國分功一郎のレビュー一覧

  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    異動に伴い、仕事の時間は以前より短くなったものの、忙しくしていたのに、なんか退屈という時間が多く、気持ちもズーンと落ちてしまい、よく分からないのだけどしばらく鬱とまでは行かないがネガ状態が続いていた。どうしようもなかったので、救世主に縋るような思いで読み始めたのだが、ネガ状態を生み出す「よくわからない」が「よく分かり」、そのうちに気持ちも落ち着いてきた。またどうしようもない時に、頼るべき本のひとつだし、そういう時こそ、本に限らず、勉強や哲学にベットするのもありなのかもしれない。

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    2026年10月11日
  • 帳の向こう

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    哲学入門としてめちゃくちゃ良かったと感じる。学問としての哲学とは違うんだけど、日常のこと考えたりとか、自分の楽しさってなんだろなってのを言語化するのにちょうどよかった。国分さんのほかの本、難易度低めとは言われているが、やはり読むのは大変なんだよな、と。自分の快楽は目的ありきなんじゃないかと言うのが痛感。20代は意味なき快楽をとても嫌っていた。エンタメ読書もしないようにしてきた、が、ある時読むラノベが面白くてたまらなかった。そんな自分が許せなかった。しかしその感覚を変えられるかもしれない。とても良い本だった。新刊購入で1800円くらいなのを渋っていた私の背中を押してくれた妻、ありがとう。

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    2026年10月11日
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    まだ一読目で理解はまだまだという中でも、非常に興味深い内容でした。國分さんの倫理学入門書。とてもわかりやすくスピノザについて書かれていると思いました。
    スピノザはOS(思考)が違う。
    スピノザを理解するには、考えを変えるのではなくて、考え方を変える必要がある。
    「エチカ」=「倫理学」
    「倫理学」=「どのように生きるかを考える学問」
    自然界にはそれ自体として善いものとか、それ自体として悪いものは存在しない。→完全/不完全の区別がない。
    「努力」=「コナトゥス」
    「コナトゥス」=「自分の存在を維持しようとする力」
    「私たちは神という実体の変状である」
    AIについての國分さんの話もとても興味深かった。
    人間には知性がある。想像力がある。想像力には他者感覚が必要。AIには他者感覚がない。そしてAIは欲望を持つことができない=コナトゥスもない。
    100分de名著もあるので見るのが楽しみ。

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    2026年10月11日
  • 帳の向こう

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    ちょうど最近、ボーっとする時間が足りてないのか、頭がパンクしそうだなと感じていたタイミングで読んだ
    暇と退屈の倫理学を読んでから日が経っていたが、やはり強く意識をしていないと何かに追われながら過ごすことに慣れたり、気づかない間に消耗してしまう
    資本主義社会の外を意識して、自分なりに心穏やかに楽しめることをちゃんと自覚して、自分の意思で生きていきたいなと思った

    自分に余裕がないなと感じた時に立ち返って何度も読みたい本

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    2026年10月10日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    『定住』や『効率』でどんどん『退屈』ができていく。そこに『浪費社会』ではなく『消費社会』がつけ込む。

    人生は暇つぶしって聞いたことあるけど、『人生は消費つぶし』が最適解かもしれないな。消費をつぶして贅沢を見つける。めちゃくちゃおもしろくて退屈しないすばらしい本だった。

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    2026年10月09日
  • 帳の向こう

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    この1週間、スイスに行っていました。

    富士山よりも高い山々が目の前に広がり、自然の壮大さを肌で感じる日々でした。

    柵のない道を歩いていると、普段は意識することのない命の輪郭がはっきりするような感覚がありました。生きている実感を持てた旅でした。

    そして、山を眺めながらただぼーっとしている時間が、とても心地よかった。

    朝焼けを眺めながらコーヒーを飲む。何かをするわけでもなく、ただ景色を見る。

    現地の人たちも、そんな時間をとても大切にしているように見えました。

    振り返ると、私たちは目的のために手段を選ぶことに囚われすぎているのかもしれません。

    効率的に、合理的に、無駄なく。そんな考えから少しだけ外れて、何の役にも立たないような時間を過ごす。この本からはその重要性が得られます。

    合理的ではない時間こそ、あとから振り返ったときに大切だったと思えるのかもしれません。

    #帳の向こう #若林正恭 #國分功一郎 #読書 #読書記録

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    2026年10月07日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    大きな物を得ることができた。
    ①まずは自分という人間がどういう人間なのか本を通し、発見する事だできた。私は答えを自分で見つけたい人なんだと。ここは散々馬鹿にされてきた印象がある。決して、意見が無いわけではない。言葉に出来ないし、会話のやり取りが苦手、頭が追いつかない。デメリットも理解できたが、それは特定の相手に成り立つ事。文面で見る事の強みが発見できた事。

    ②①を知る事で自分の足元を見れた事と、今まで消費に使った時間、本が浪費に変わりつつある現在。それが見えてきたからこその新たな道、新たな取り組みなども見えてきた。

    ③暇と退屈の倫理学すら、難しいと感じていた内容を、自分の日常に置き換え、尚且つ自分なりの解釈に至り、そして、読破できた事。

    ④人生の中で新たな哲学書の読書という素晴らしい瞬間に立ち会える事。そして、次々と面白い本が出てきた事。今も2時間は没頭して読書してました。

    ⑤自分の中の違和感を無視し続け、社会生活を通し、奴隷になるような時間を過ごしてきた事を知る事ができた。

    ⑥明確に自分がこれが好きだと言える哲学書と音楽、ファッション、メガネなど、自分の考え方を表した物を知っている事。

    という単純に面白かったとかいう話ではないくらい素晴らしき本だったと思います。
    兎に角、読んで頂きたい。

    次は 人生にコンセプト 澤田智洋 を読みます。

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    2026年10月07日
  • 帳の向こう

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    面白かった!!

    哲学と経済、現代社会、ビジネス、世代の移り変わり、時代の変化、流行、、、世の中を複合的に且つ多面的に語られていて、楽しみながらも勉強になった。
    世の中のあれもこれも、例えば、ただ夕日を見ることや相方・春日さんの行動までもが、哲学や資本主義の話に結びついていく。
    日々の生活で感じる雑多な疑問や違和感が、若林さんによって投げかけられて、國分さんによって学術的に解説・展開されていくのが、なんとも痛快だった。


    目的と手段に侵食されない時間と場所、それが「楽しむこと」であり、いまではそれが「贅沢」になっている。
    國分さんの著書「暇と退屈の倫理学」も気になった。


    若林さんの二拠点生活の話も興味深かった。
    私自身も 都市部と田舎両方の暮らしの経験があるので、都会と田舎での経済の違い、資本主義や価値観のズレ、コミュニティの一長一短がよくわかる。
    何が良いでも悪いでもないし、正解はないけれど、世界は広いんだ、帳の向こうがあるんだと思うだけで、世の中の見え方も考え方の幅も違ってくる気がする。


    対談形式なのでトーク番組のようなエンタメ感ありで、読みやすかった。
    テレビでもラジオでも配信系でもいいから、番組として実際に対談している様子もぜひ見聞きしたいと思ってしまった。
    また2人の対談の機会や続編があるといいな。

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    2026年10月07日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    暇と退屈という、日常にありふれているかつ、似た概念の2つを
    7つの観点(章)で多角的に考察した本。

    著者が哲学者だから、ハイデッガーとか、ボードリヤールとか
    マルクスとかを持ち出して哲学的に考察を深めていくのは自然な流れと
    思われるが、映画『ファイト・クラブ』を「退屈であるが暇でない」
    ことの題材に使ったり、動物学者のユクスキュルの観世界を使って
    動物との違いを説明したり、こういう見方もできるのかと発見の連続。

    最後まで読んでいくと、ネガティブな響きのある「暇」という言葉が、
    とても贅沢なものと感じられる。そして、その「暇」を退屈せずに
    楽しむためには、文庫版のあとがきに「この本の結論の一つは勉強の
    効用である」(p508)と書いてあるとおり、それなりの訓練も必要と
    いうことが多少理解できる。
    とはいえ、1・2度、通読した程度では、理解したとは言い切れない。

    何度も読むなかで、自分なりの時間の使い方、しいては自分らしい生き方を
    考えるための覚悟を与えてくれる、そんな本かなと思う。

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    2026年10月07日
  • 帳の向こう

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    若林さんと國分先生の5回に渡る対談。コロナ前後から現在を跨いで、先生の哲学的興味関心の移ろいと、若林さんのいち文化人としての一貫性がぶつかって面白かったです。あと両者の根底にはこの社会への生きづらさが共通しているのがポイント。
    タイトルにもある帳の向こうに人類が何を見いだせるのか分かりませんが、とりあえず僕は哲学とか音楽とか文学、あとコーヒーが好きですと声を大にして生きていきたいです。何度でも読み返したい一冊でした。

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    2026年10月06日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    スピノザ理解として、そして哲学理解として格好の書。

    平易な言葉でありながら、核心を逃さない書は、入門書のお手本と言える。このバランスの難しさたるや驚くべきものがあり、なかなかお目にかかれない良質な作品。万人におすすめしたい。

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    2026年10月05日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    ちょっと難しい本を読んでみました。
    國分さんは大学の哲学の先生です。
    この本では、自由について、コロナ禍での移動などの制限を元に、議論しています。
    この新書のはじめにで、言いたいことが書かれています。
    自由とは目的に縛られないことである。
    楽しんで生きていきたいものです。
    続編も読みたいです。

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    2026年10月03日
  • 帳の向こう

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    今年読んだ本の中で1番面白かった。
    「勉強」というほど堅苦しくないけど、色んな気づき、学びがあった本。

    若林さんの社会や経済に対する疑問や質問の仕方がとてつもなくわかりやすいし、國分さんの含蓄に富んだ返答も読み応え抜群でした。

    こんな本が読みたかったんだよ…!と思った読後感でした。

    本の中で紹介されていた作品や、関連本も読んでみる。

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    2026年10月03日
  • 帳の向こう

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    対談形式で話が進んでいくので、取り上げたテーマに視点を変えながら考えていけるため非常に読みやすい。

    これから生きる術を見つける類の本ではないが、身の回りのことでも考えることは色々とあるんだな、と思えてくる。

    何度か読んでみると違った面白さがあるかも。

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    2026年09月29日
  • 帳の向こう

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    面白くて一瞬で読み終わってしまうし、これもう2回も3回もこれから読むんだろうなと直感で感じるような一冊。
    加速する資本主義社会と競争社会と監視社会で疲弊している現代人と、「疲れたー」って言ってもいいじゃないか!って言説が今の自分(の状態と価値観)にあまりにもマッチすぎた。必読。

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    2026年09月27日
  • 帳の向こう

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    芸人と哲学者の対談、新しかった。
    初めの違和感にどんどん慣れていくのって、人間の適応力でもあるけど、それがなくなるのも悲しいことなんだなあと思った。
    日々の違和感にもっと目を向けていきたい。

    印象的だったシーンは、目的と手段のところ。
    わたしはまさに目的先行の人。目的がないと楽しめないし、いく場所も決められない。でも、本来的な遊びや新たな発見は、目的がないときに発生するのかなと思った。
    予定を詰めすぎない1日を楽しんだり、目的をあまり重視しすぎない人について行くことから始めたいな。

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    2026年09月27日
  • 帳の向こう

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    学者でない若林が自分の言葉で質問をしたり考えを述べることに対して國分功一郎が答えてるので、とても分かりやすい。講義だとおそらくこれくらい分かりやすいんだろうと思う。文章にした途端に学者の文章は固くなるからなあ。「暇と退屈の倫理学」途中で挫折した者。

    常に追われてる感じ、立ち止まれない感じ、金融資本主義(私もその一端にいたけど)に巻き込まれてしまう違和感。感じながらもそれに抗って「夕日を眺める」ことにさえ勇気がいる。

    私自身にも思い当たることばかり。

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    2026年09月25日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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     今まで自分の中で悪としてきた「暇な時間」に対する考え方が一変した。暇と退屈は同一なものではないという新しい知見を獲得できた。
     人間は暇と付き合って生きていく生き物で、それが人生である、とすんなりこうも言われると、大変人生の捉え方が楽になった。どこか自分は生き急いでいて、暇な時間をとにかく生産的な時間に変えようと苦しんでいたのが馬鹿馬鹿しい笑

     他にも結論で述べられていた、「この本を通読することで、あらためて人に説明できるレベルまでインプットできてなくても、確実に読む前の自分ではなくなっている。」的な文は、大変心に残った。読書をすることで、それを意味ある何かにさせなくてはならないと思わなくていい。それを通読するだけで今ある何かとして、多少なりとも存在すると。これからの読書モチベが高まる言葉でした

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    2026年09月25日
  • 未完のレーニン 〈力〉の思想を読む

    匿名

    購入済み

    よい

    レーニンの思想を著者の解釈を通して知ることができます。オススメの著作です。
    レーニンはすごい考えた人なのだなと思いました

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    2026年09月23日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    豊かな時間と、不自由なく使えるお金があるにもかかわらず、どこか「退屈」。満たされない気持ちが続いていたので、読んでみた。

    >この本が言いたいこと
    「楽しむための訓練」をして、物事を深く受け取る(=浪費する)能力を取り戻そう。人間は、時には動物のように目の前の世界(食事、芸術、趣味など)に深く没頭し、時には人間らしく立ち止まって思索する。この2つを往復しながら、「贅沢を贅沢としてちゃんと味わえるようになること」こそが、退屈な消費社会を生き抜くための「倫理」。

    >気付き
    ディズニーランドに行った。素晴らしい音楽、温かいおもてなし、全て贅沢。とんでもない浪費。
    初めてのオーケストラ鑑賞。古くから人間はこのようにして退屈を凌いでいたのだと実感。

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    2026年09月23日