手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)
  • NEW

手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

968円 (税込)

4pt

4.3

「楽しむ」とはどういうことか? 『暇と退屈の倫理学』にはじまる哲学的な問いは、『目的への抵抗』を経て、本書に至る。カントによる「快」の議論をヒントに、「嗜好=享受」の概念を検証。やがて明らかになる、人間の行為を目的と手段に従属させようとする現代社会の病理。剥奪された「享受の快」を取り戻せ。「何かのため」ばかりでは、人生を楽しめない――。見過ごされがちな問いに果敢に挑む、國分哲学の真骨頂!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

    Posted by ブクログ

    國分さんのシリーズ哲学講話の2冊目。

    1冊目の「目的への抵抗」が面白かったので、次を楽しみに待っていたところ。

    タイトルからして、前作の議論の続きであることが分かる。つまり、全てが目的とそれを達成するための手段になってしまっている今の世の中の苦しさから抜け出ること、自由といったことがテーマになっ

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    前作の深掘りで、享楽を手段化することで物事を楽しめなくなるということを哲学的に捉えた本。何かしら趣味や生活習慣を高尚なものか・役に立つかを考えてしまっていることは誰でもあると思うので、難解なカントの哲学を用いていても平易な説明も相まってスッキリと入ってきた。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「酔うために飲む。酒を楽しむ行為そのものは目的からも手段からも自由であるのに、それが酔うという目的のための手段にされてしまう。」

    これは國分の言葉を抜粋したものだ。ドキッとした人も多いように感じる。私は酒を飲まないが、楽しむ行為が何かの目的の手段になっていないかと思うことはある。目的や手段から解放

    0
    2025年01月30日

手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

國分功一郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す