暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。

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暇と退屈の倫理学(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    異動に伴い、仕事の時間は以前より短くなったものの、忙しくしていたのに、なんか退屈という時間が多く、気持ちもズーンと落ちてしまい、よく分からないのだけどしばらく鬱とまでは行かないがネガ状態が続いていた。どうしようもなかったので、救世主に縋るような思いで読み始めたのだが、ネガ状態を生み出す「よくわからない」が「よく分かり」、そのうちに気持ちも落ち着いてきた。またどうしようもない時に、頼るべき本のひとつだし、そういう時こそ、本に限らず、勉強や哲学にベットするのもありなのかもしれない。

    0
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    『定住』や『効率』でどんどん『退屈』ができていく。そこに『浪費社会』ではなく『消費社会』がつけ込む。

    人生は暇つぶしって聞いたことあるけど、『人生は消費つぶし』が最適解かもしれないな。消費をつぶして贅沢を見つける。めちゃくちゃおもしろくて退屈しないすばらしい本だった。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    大きな物を得ることができた。
    ①まずは自分という人間がどういう人間なのか本を通し、発見する事だできた。私は答えを自分で見つけたい人なんだと。ここは散々馬鹿にされてきた印象がある。決して、意見が無いわけではない。言葉に出来ないし、会話のやり取りが苦手、頭が追いつかない。デメリットも理解できたが、それは特定の相手に成り立つ事。文面で見る事の強みが発見できた事。

    ②①を知る事で自分の足元を見れた事と、今まで消費に使った時間、本が浪費に変わりつつある現在。それが見えてきたからこその新たな道、新たな取り組みなども見えてきた。

    ③暇と退屈の倫理学すら、難しいと感じていた内容を、自分の日常に置き換え、尚且つ自分なりの解釈に至り、そして、読破できた事。

    ④人生の中で新たな哲学書の読書という素晴らしい瞬間に立ち会える事。そして、次々と面白い本が出てきた事。今も2時間は没頭して読書してました。

    ⑤自分の中の違和感を無視し続け、社会生活を通し、奴隷になるような時間を過ごしてきた事を知る事ができた。

    ⑥明確に自分がこれが好きだと言える哲学書と音楽、ファッション、メガネなど、自分の考え方を表した物を知っている事。

    という単純に面白かったとかいう話ではないくらい素晴らしき本だったと思います。
    兎に角、読んで頂きたい。

    次は 人生にコンセプト 澤田智洋 を読みます。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    暇と退屈という、日常にありふれているかつ、似た概念の2つを
    7つの観点(章)で多角的に考察した本。

    著者が哲学者だから、ハイデッガーとか、ボードリヤールとか
    マルクスとかを持ち出して哲学的に考察を深めていくのは自然な流れと
    思われるが、映画『ファイト・クラブ』を「退屈であるが暇でない」
    ことの題材に使ったり、動物学者のユクスキュルの観世界を使って
    動物との違いを説明したり、こういう見方もできるのかと発見の連続。

    最後まで読んでいくと、ネガティブな響きのある「暇」という言葉が、
    とても贅沢なものと感じられる。そして、その「暇」を退屈せずに
    楽しむためには、文庫版のあとがきに「この本の結論の一つは勉強の
    効用である」(p508)と書いてあるとおり、それなりの訓練も必要と
    いうことが多少理解できる。
    とはいえ、1・2度、通読した程度では、理解したとは言い切れない。

    何度も読むなかで、自分なりの時間の使い方、しいては自分らしい生き方を
    考えるための覚悟を与えてくれる、そんな本かなと思う。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

     今まで自分の中で悪としてきた「暇な時間」に対する考え方が一変した。暇と退屈は同一なものではないという新しい知見を獲得できた。
     人間は暇と付き合って生きていく生き物で、それが人生である、とすんなりこうも言われると、大変人生の捉え方が楽になった。どこか自分は生き急いでいて、暇な時間をとにかく生産的な時間に変えようと苦しんでいたのが馬鹿馬鹿しい笑

     他にも結論で述べられていた、「この本を通読することで、あらためて人に説明できるレベルまでインプットできてなくても、確実に読む前の自分ではなくなっている。」的な文は、大変心に残った。読書をすることで、それを意味ある何かにさせなくてはならないと思わなくていい。それを通読するだけで今ある何かとして、多少なりとも存在すると。これからの読書モチベが高まる言葉でした

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    豊かな時間と、不自由なく使えるお金があるにもかかわらず、どこか「退屈」。満たされない気持ちが続いていたので、読んでみた。

    >この本が言いたいこと
    「楽しむための訓練」をして、物事を深く受け取る(=浪費する)能力を取り戻そう。人間は、時には動物のように目の前の世界(食事、芸術、趣味など)に深く没頭し、時には人間らしく立ち止まって思索する。この2つを往復しながら、「贅沢を贅沢としてちゃんと味わえるようになること」こそが、退屈な消費社会を生き抜くための「倫理」。

    >気付き
    ディズニーランドに行った。素晴らしい音楽、温かいおもてなし、全て贅沢。とんでもない浪費。
    初めてのオーケストラ鑑賞。古くから人間はこのようにして退屈を凌いでいたのだと実感。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    購入から3年近く本棚を温めてくれていた。なかなか手が伸びなかった理由はいくつかあって、タイトルが堅そうなこと、文庫とはいえ分厚いこと、勇気を出して開いても序文がなんか違う感じだったこと、が原因だったように思う。
    それでも読もうと思ったのは、青山ブックセンターの360人選書で挙げられていたから。積読されていた3年間においてもことあるごとにオススメされていたが、ついに読むべきタイミングというのがきたのであろう。
    そして素晴らしすぎる本でした。
    「暇」であるとか「退屈」であるとかを考察するために必要とされることの多いこと多いこと。
    本著の中盤までは、狩猟採集から農耕へのシフト、消費と浪費、個性、有閑階級などから考察が進められており、その全てが有益でありました。
    これだけ多くのことに触れていきながら、わたしが一度も挫折することなく読み進められたのは、知的好奇心を満たしてくれるような構成、著者の言葉を借りるなら「学びの方法」を感じさせてくれるような内容なのだからだと思います。
    現在の社会の多くが文化産業という名の「消費者」の時間をどれだけ簒奪できるか競争に終始している状況で、「暇と退屈の倫理学」が未だかつてなく必要とされている気がします。わたしが数年越しに手に取ったのも、心のどこかでそんなことを感じていたのかもしれません。
    万人におすすめできるすばらしい本です。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    これを読んだ日から少しだけ人生が好転したような気がする。日々の生活を見つめ直すキッカケになった。多分また読むと思う。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    第3章に入ったところです。

    面白い。
    読もうかな、分厚いな・・・と思ってる方は
    「面白がって読んでみよう」という感じで読み始めてみてください。
    一緒に面白がりましょう。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    今まで考えたこともなかった「暇」と「退屈」について考えさせられる本でした。
    時間という枠組みから逃れられない人間の、いかにして人生を充実させるかのヒントをもらえた気がします。

    0
    2026年09月06日

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