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「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。
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Posted by ブクログ
面白かった わかりやすい例を出してくれるので、難しい理論も理解(表面上では)することができた 表面上だけでしか読めていない所も沢山あったと思うけど、読み切ることができたのが大きい 自分の知識が増えていく気がして読んでいて楽しかった 読み返す度深まって、賢くなれそう
色々な角度から、多くの読者を置いて行かないレベルの言葉で書かれた本。内容は深いのに私レベルでも興味深く読める本でした(正しく理解できているかは置いておいて) 以下自分の勝手な解釈のメモ 楽しみを求めている状態こそ、退屈していない状態 つまり退屈の反対語は快楽ではなくその過程である興奮。 楽し...続きを読むむには負荷が必要 退屈を潰すための手段を目的としてすり替えている そもそも人は動遊生活者であったというのは、面白い見方で納得してしまった 暇は特権 将来への気遣いの欠如は贅沢のしるし 消費社会は消費するのを妨げる社会、浪費を我慢させる社会 消費とは記号や観念の消費と捉えている 余暇は自分は好きに時間を使っているという観念を消費している 退屈を埋める手段としての消費をビジネスにしている。退屈な人は消費するものを選ばされているだけ。でも人はそれこそが目的だとすり替えて認識する。が、結局満たされる(浪費している)状態にはならない。なぜならそれは消費しているだけだから。 人が言う、本来性とは、本当に存在するのか。 人間はその他生物と異なり、環世界移動能力が高い。一方で特定の環世界が弱い。だから人間は退屈する 分かりやすいものに逃げる、例えば勉強に逃げるのは、狂気。=なんとなく退屈という自分の声から逃げるように世間の言う行為の奴隷になる。 これはとても実感する 楽しむことには訓練が必要で、その訓練には思考が欠かせない。思考の強制をさせる物にとりさらわれ動物になる。つまり人間を楽しむことで動物になる。 どんなことでも本当に楽しむためには、ある種の困難を乗り越えていくことが必要。分かると楽しい、できると楽しいというのは人間という動物に与えられた本能なのかな。 これまでのサリエンシーに対応した記憶が、サリエンシーが無い状態に置かれた時に反作用のように呼び起こされる=暇は嫌だ退屈だとなる
これは本当に読んでほしい。 マイベスト著書。 堅苦しくなく読みやすいのに内容は深い。 本当に頭のいい人が書いた文章は頭が良くなくても理解しやすいらしい。
岩波文庫の哲学書をすこしかじり始めたタイミングだったので、色々な哲学者の話を批判的に視点で拾っていく様子が、面白かった。 贅沢を取り戻す。消費ではなく浪費をすること。 浪費は物そのもの、体験そのものを受け取ること。そして受け取ったら満足すること。 読み進めながら結論がどうハードルが上がっていった...続きを読むけど心配いらなかった。 ①自分を悩ませるものについて新しい認識を得ること、それが第一歩(この本を読み終えたこと自体もその一つっていうのがグッとくる)、②贅沢を取りもどす(衣食住や芸能,芸術,娯楽を楽しむ。浪費。)、③いつか出会う環世界に浸っていられるように待ち構えること(余白を持って感受性をみがくこと) いい読書だった〜。
暇とは何かこう考えていくんだよー、で終わるのかと思っていたら結論もちゃんとあって、しかも納得できた。 読んでいく中で特に環世界の話は印象的だった。 時間や空間も人や動物で違う。太陽は太陽として捉えていない。人間でなかったらと思うと、それこそ当時生物?になってみないと分からない、真面目に行けるところ...続きを読むまで行こうとしたら強力なサリエンシーになりそうだ。 勉強ってなんだろう?と時々考えることがあった。習ったことが全て自分の生活に役立つのか?違うよなという思いがあった。 本書は暇にどう対応して行ったら良いか、という筆者の問題定義に共感して読み始めた。 結論で第二形態の「人間を楽しむために」「勉強する」。ハイデッガーのパーティーの話も分かりやすくて、理解するってこういうことか、と感じられた。筆者の想定している読者としてポーズしてるわけではなく本当にそう感じられた。 哲学については、先に『寝ながら学べる構造主義』だけ読んでいて、これも特にまえがきが素晴らしいなと思って最後まで読んだが、今回のような理解まではできなかった。哲学ってこういう世界なのかと、味わう?と言ってもいいのか分からないけど覗き見できた、という感覚で終わったけど、 本書は哲学っておもしろいって思えた。 寝ながら学べる構造主義が読みにくいというわけではなく自分はまだそのレベルを楽しめる勉強が不足していたのだと思う。 本書は単に内容だけでなく、文章の構造もガイドしてくれてる書き方になってるから、分かりやすいんだと思う。章冒頭で何について論じるかから入り、まとめはこれ、結論はこれという風に明確に書かれている。 暇と退屈って言われてみたときはもやもやしてた。読み終わった今はこんな感じだ。 さあ、どの環世界で楽しもうか?
要所要所で難しいところはあったが、全体的に読みやすい本であった。 暇と退屈、という切り口でここまで世界観を広げさせるのか!と感じた。
「哲学書で涙するとは思いませんでした」 そんな帯のコメントが、"倫理学って何?おもしろそうだけど難しそう…"と購入を迷っていた気持ちを後押ししてくれた。 涙はしなかったけど、豊かな生き方のヒントをくれたような本だった。 二足歩行が始まって400万年。 人の生活に革命がおこって1...続きを読む万年。 法律も経済も信仰もすべてはここから。 暇ができ、退屈がうまれた。 常に新しい刺激を求める性。 気晴らしをたのしむ教養。 400分の1。なんかちっぽけにみえた。 消費と浪費の違いを初めて認識できた。 消費行動の中に虚無を感じていた理由がよくわかった。そして、浪費を求めていたんだと。 著者自らの「読み飛ばしてもいい」の言葉に甘えながら、気楽に読み進めることができた。 読み飛ばしながらも、著者のロジックや事例にワクワクしながら読み終えた。 「そうだ本を読んでる時って、こんなたのしかったんだな。」 あらためて、そう思った。
大学生の頃に買って、5、6年の時を経てやっっと了読。 ここ半年くらいずっと輪郭の掴めなかった不快感。一昨日くらいにふと「もしや退屈なのでは?」と思い至り、久々に引っ張り出して読んだら凄い良かった。 なんか、安心した。 人生って退屈とどう向き合うかでもあるんだなってわかったことが収穫でした。 人は...続きを読む反復によって習慣を身につける。習慣がないと人は生きていけないけど、習慣によって退屈が生じる。とか最近の自分に心当たりがありすぎて「それ〜〜〜!」と思いながら読んでて楽しかった。 色々な物を受け取れるように自分を育てていきたいし、とりさらわれる瞬間を待ち構えれる場所を増やしたいな。 読書ってタイミングもあるんだなぁ。
退屈なんて普段しっかり考えたことないテーマに惹かれ読みました。哲学書が大好きな私にはとても満足度の高い1冊でした。ちょうど、「幸せ」「不幸」について考えていたので自分なりに少し答えに近づけたような気がします。
#タメになる
やっぱ散歩だな!(笑) 時に人類の歴史を辿り、時に動物の感覚を味わい、時に哲学の巨人に立ち向かいながら、様々なジャンルをまたいで暇と退屈について論じることで、「人間は暇と退屈にどう向き合っていくべきか」という巨大な問いに迫ります。 過去に読んだことのある哲学チックな軽い読み物(「人生に役立つニー...続きを読むチェの言葉」みたいな?)にくらべると、重厚な文体と内容ですが(それでもおそらくカタい哲学の学術書に比べると相当やわらかく書かれているだろうことは、学術書を読んだことのない私でも察しがつく)、読み応えがあり、読後の達成感もひとしおでした。文章の解像度が高すぎて私の脳では処理に苦しむ箇所もあったりして、少し心が離れかけましたが、古代の人類に触れた章や生物学に触れた章あたりは興味のあるジャンルなのでグイグイページが進み、最終的には感動のゴールを果たすことができました。 「定住」というパンドラの箱を開けた古代人類は、あまった時間と気力によって技術革新、文化芸術の発展を成しとげましたが、同時に「暇と退屈」が生まれ、つまらない平和より奮い立てる戦争を選びかねない不安定さや、熱中、没頭、使命を得られるのであれば苦しむことすら厭わない愚かさも持ち合わせてしまったとのこと。人間は指針を欲しがります。こう生きるべきという、見本のようなあるべき姿を。でも今の世の中、宗教や伝統に頼れない者は、どう生きていいのかがわからなかったりするでしょう。私もその指針ほしさに、読書している節がある。いや、絶対にそうなのです。 現代的退屈にはスマホも一役買っているでしょう。満員電車で乗客全員が前かがみでスマホをいじっている光景はもはや当たり前となりました。情報・記号の消費は当たり前のものとなっています。 哲学者ハイデッガーの「退屈は人間特有でそれ以外の動物にはない」とする退屈論と、生物学者ユクスキュルの「環世界」の観点をバトルさせる「暇と退屈の人間学」の章が個人的に一番スリリングで、「好きな日高敏隆さん(動物行動学者)の書籍で知った環世界だ!」という嬉しさもあり読んでてワクワクしました。ハイデッガー対ユクスキュルの大勝負! 私は生物学が好きなのでユクスキュル贔屓だったかもしれませんが(ミーハー)、ハイデッガーは人間が何かしら絶対的な存在だと驕っているような印象がありました。人間の絶対性に根拠が感じられなかったです。哲学者って意外とデタラメな部分もあったりするんだな〜。自分の用意した答えのために論理を組み立てたり、自分の主張のために物事を決めつけたり。でもどんな人間にも考えの偏り、フィルターがある。著者の國分さんにも、もちろん私にも。でもハイデッガーに「決断しろ!されば道はひらけん!」て言われたら、私は単純だから「決断」て言葉の甘美さに惹かれて「はい!」て言っちゃうかも(笑) 決断した人が退屈から自由になったように見えて羨ましく思える、という著者の意見に同意します。過激な政治運動をしたり、新興宗教にどっぷりハマったり、陰謀論を信じたりする人のことを白眼視しつつも、人生を賭けられることがあるのは羨んでしまいます。しかしそんな彼ら彼女らは、考えることをやめ自らを省みる必要すら失くした、ひとつの価値観しか見えない危うい状態なのだと著者は説きます。ひとつの考え方に支配された奴隷のように生きることは、人間らしさがない危険なものだという著者のメッセージに感じ入りました。だから大事なのは、退屈から逃げないこと。身を任せ、自分に向き合うこと。狂信的・盲信的になることは、感受性をとじてしまうこと。感受性、、、受け取って感じる力。感受し続けることこそ人間の生き方であって、感受性は訓練して育むものであるという著者の力強いメッセージが心に響きました。著者に励ましてもらえた気分です。 ラストの結論で、これまで7章・400ページ弱に渡って論じられてきた言説のピースがカチカチとはまっていき、結論が力強く提示されます。あまりにも我が意を得たりで、その気持ちよさだけで読んでしまったので、今いちど冷静に読み直すべきかもしれません(笑)。ちなみに著者は結論の前置きとして「今までの400P弱をすっとばして結論だけ読んでも意味ないからね」と立札を建てます。要約すると、この400ページ弱の読書体験の間、読者は自分なりに暇と退屈をどう捉えるかを思案しています。読む行為はそれだけですでに実践しているのであって、読む前と読んだあとで読者に変化がおきている。自分なりに「暇と退屈」の大系のようなものが頭の中で出来上がった上で、結論に触れることに意味があるんだよ、と。ここまで読んできたことが褒められたような、なんか皆勤賞がもらえたような嬉しい気持ちになりました。 私は感覚さえ養えられれば、どんなことも楽しめるのでは?と思っています。以前、友達が「寝ることが楽しい」と言って休日まるまる寝ていたことがありますが、その態度には「平日の疲れのために、週末は寝貯めしとこう」という後ろ向きな部分がなく、積極的に睡眠を楽しんでいるようで、外出したい派の私には全くもって考えられなかったけど、それは私に睡眠の感覚が養われてなくて、単に休息・回復としてしか睡眠を受け取れないからだったかもと思い直しました。高齢の私の両親はTV番組「プレバト!!」を見て俳句にハマってから毎日楽しそうに見えます。暮らしそのものが俳句のネタで溢れているかのようで、季節が変われば季寄せを傍らに、俳句のヒントを探しています。定年後の膨大な暇をまるごと楽しんでいるようで羨ましいです。私は、やっぱ散歩かな!ベストな過ごし方は(笑) スマホの普及、ネットコンテンツやサブスクなどインスタントかつ大量な暇つぶしに溢れたこの世の中で、口の中でゆっくりアイスを溶かす時みたく、丹念に味わうように思考したいですね。時がとまったと思えるような、田舎の駅の待合室で。
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暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
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國分功一郎
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