國分功一郎のレビュー一覧

  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    行間からその相談者の心の奥底に迫り寄っていく國分さんおそるべしという感じで毎晩寝る前に(PERFECT DAYSスタイルまだやってます)セブラル相談ずつ読み進めてった。言わないことにこそ本質が隠れているというのは仕事をするうえで意識していきたい、ので、その行間読み取りテクニックを学ぼうと思ったが、解説で千葉さんが言うてたように、急ハンドルすぎて(この千葉さんの比喩すき、自分なら路肩に一旦停車するって言うてたんジワジワ)テクニック学びとれず。毎相談これはズバッと回答か?寄り添い回答か?と半ばヒヤヒヤドキドキしながら読んでた私はカブトムシ…とりあえず真似ぶことから始めていきたい。行間を読み取る。そ

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    2025年11月02日
  • 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    (著者にとっても意外かもしれないが)間違いなく、かつてなく四半期の数字目標が厳しく喧伝される現代ビジネスの中で、マーケターはじめ、ブランドづくりに関わるすべての人間にとって、必読の一冊だった。
    凝り固まった思考の根本OSを、一発ガツンと、叩きのめして、UPDATEしてくれる。

    目的ー手段の関係が当たり前のように叩き込まれる商売人の思考回路において、自らが作るモノやコトを、手段から解き放つのは非常に難しい。

    でもそれこそが、現代社会が抱える病理に、いやそんな小難しい話を抜きにしても、シンプルに、「よりよいものづくりに勤しむ」ためにこそ、欠かせないはずだという直観に、出会えたような気がする一冊

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    2026年06月25日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    暇と退屈の倫理学を読み終わったため、読みました!正直、暇と退屈の倫理学で満足度高かったし色々頭の中でグルグルと考えることが多かったので疲れていたのですが、この鮮明に記憶しているうちに読みたくてすぐ読みました!疲れていても読む手が止まらなかったです。哲学好きにはたまらん。

    #タメになる

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    2025年01月21日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    購入済み

    退屈なんて普段しっかり考えたことないテーマに惹かれ読みました。哲学書が大好きな私にはとても満足度の高い1冊でした。ちょうど、「幸せ」「不幸」について考えていたので自分なりに少し答えに近づけたような気がします。

    #タメになる

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    2025年01月19日
  • 近代政治哲学 ──自然・主権・行政

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    ネタバレ

    國分功一郎先生が、ボダン、ホッブズ、スピノザ、ロック、ルソー、ヒュームの政治哲学を簡潔にまとめてくれてる良書。

    一般意志が行政には適用されず、立法にのみ適用される事が重要っぽい。

    ロックに手厳しくて笑った。


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    以下備忘録
    ①ボダン
    西洋社会においては9-13世紀に封建国家があり、14-16世紀にかけて緩やかに衰退した。
    封建国家では領土の概念は無く、政治的アクター同士の(複雑な)契約関係そのものが国家の概念。
    慣習が法として、信仰が規範として成立している時代。宗教戦争以後、国家の体制が論じられるようになる、その嚆矢がボダン

    内容は、絶対主義国家、主権概念。

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    2024年12月21日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    より多くの人に読んでほしい。

    2024年12月読了。

    ず〜っと気にして買っていたのに、中々手が伸ばせずに積ん読状態だったのだが、数年前にTVでオードリーの若林さんが称賛していたのを見て興味が湧き、読み始めたのだが、自分はうつ病を患っており、その時は具合が悪く途中で手を止めてしまった。
    その後(つい最近だが)思うところがあり、改めて初めから読み返したところ、夢中に成る面白さで、半日弱で読み終えてしまった。
    哲学書でこんなに読み易い本は、早々お目に掛かれない良書だと思った。そして若い読者にも理解しやすい書き方で、現国のテキストに使われたのも頷ける内容だった。

    中身を多くは語るまい。読み終えた人だけが、感想をスタート地として

    #アガる #タメになる #深い

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    2024年12月10日
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    ・2回通読。学びつづけることに対して背中を強く押してくれる良書
    ・受け取れる刺激の幅を広げるもの、例えば精神的な余裕、学ぶことが有益である。ものを知り、自分を知り、自分が変わる。真理、神の存在を悟るためには、主体の変容、自己精錬が必要。これらの考え方は、腹落ちかつ目から鱗な金言
    ・神即自然、自由意志の否定などの表面だけ見てると、決定論的構造主義的な考えに偏ってるような印象を持つけど、上述のような主張を見るに、実存主義的な考えも併せ持っていると思った。そういうところはニーチェにも通ずるところを感じた
    ・再読時(2026/01/10)メモ。著者は近代以降の一般的な考え方とOSが異なると言っていた。

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    2024年09月05日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    夜遅くまで一気に読み切ってしまった。
    メルマガに寄せられた人生相談を哲学の研究者が哲学書を読むように解読していく様子が面白い。さらに別の哲学研究者が人生相談に対する回答について同じく哲学書を読むように解読し解説している。
    笑ったり時には身を摘まれる思いになったりした。
    著者と解説者の思考プロセスがとても魅力的でした。

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    2024年08月21日
  • 社会の抜け道

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    古市さんと國府先生の対談。二人に接点あるかいな?と思ったけど、穏やかに噛み合わったり全く噛み合わなかったりする対話が粛々と進んでた。賢い人同士だと、分かり合えない部分で口論になったりしないんだなぁとしみじみ。

    最後の部分が良かったので引用。

    >(古市)僕たちがこの本を通してずっと話してきたのって、社会は革命的には変わらないってことだと思うんです。何か新しいシステムを導入するとか、新しい政治家が登場するとか、強大な敵を倒すとか、そんなことで社会は変えられない。社会はちょっとずつしか変わらない。
    >(國分)そうだね。「新しい何か」への願望って、本当に解決しなきゃいけない細かな具体的

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    2024年08月13日
  • 言語が消滅する前に

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    『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』の國分、『勉強の哲学』の千葉、共鳴し合う2人によるお互いの考えを深めていく対談本

    抽象的なのに現場感があり言葉が軽視されている現代の問題が心に響く。1984と共鳴する。

    今年ベスト10冊入りだ

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    2024年05月06日
  • 言語が消滅する前に

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    ネタバレしてもいい。いいものはネタバレしてても感激する。
    というところもそうだな。
    レビューの内容が、感激を伝えてるかどうかではなく、ネタバレしているかどうかで評価されるレビューは果たしてどこ向けのものか。
    評価を下す人は、評価を下すことによって自分の手柄に(私有化)しようとしているのか。

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    2023年12月30日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    新書としては分厚い。

    私はスピノザの『エチカ』を畠中訳で読んだことがある程度だった。

    勇気が湧いてくる本だった。また、頭のいい人が書いた人の本だった。

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    2023年09月11日
  • 「利他」とは何か

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    そうそうたる顔ぶれがそれぞれに「利他」について説いているんだけど、何となく見えてくるものがある。特に、伊藤亜紗と中島岳志の利他論に学ぶところが大きい。すなわち……。
    利他とは、人のためになることのようなとらえ方が一般的だと思うけど、それを意識的にするのは「利他」ではない。何らかの気持ちのメカニズムが働くにせよ、本人的には説明がつかないうちに、自分のためでなく動いてしまうことが利他なのだ。
    一生懸命に利他的なよき人物であろうなどと努めてしまうが、そんなことを考えているうちはまだまだということだろう。考えてみれば、利己的な言動だってわざとそうしているのではなく、自然とそうしてしまうからこそ利己的な

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    2023年08月15日
  • 未完のレーニン 〈力〉の思想を読む

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    浅学ながらレーニンの表層的な生業についても多くは知らない中で
    彼の打ち立てた思想を深掘りする本書はいかほど通読を重ねれば血となり肉となるかはその重厚さの前では判然としないものの
    版元(初出の講談社選書メチエ)への印象としてこのような学究の営みを、手近なものとして差し伸べてくれることへの信頼は一層深くなった。再読。

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    2025年02月07日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    『たとえば、三平方の定理のような数学の定理を証明する時のことを考えてみればよい。その証明が真であることは、何かに照らして真であるというより、その証明自体によって示されている。証明を終えた時、証明を行った本人にはそれが真であることが分かる。確かに三平方の定理自体は公共的に共有されうる。しかし、それが真であることは自ら証明してみないと分からない。そして証明してみれば分かる。真であることは公共的に共有されるものではなくて、各自によって経験されることだと言ってもよい。スピノザがイメージしている方法としての道もまた、それ自体で真であることの明らかな観念から別の諸々の観念が導き出され、それらの真であること

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    2023年05月20日
  • 近代政治哲学 ──自然・主権・行政

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    各政治哲学者の思想が紹介されたうえで、「民主主義とは何か」を最後の問いを読者になげかける。
    あまりに当然であり自明であった「民主主義」がいいという無邪気な精神から、すこし距離を置くことができたと思う。
    あとがきのまとめ方が素晴らしく、読後感がすっきりする。

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    2023年04月02日
  • いつもそばには本があった。

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    わずか125ページの小著だが、人文学的知とはどういうものなのかを教えてくれる。特に論文の引用数だけで全てを評価しようとする風潮に警鐘を鳴らしている。

    著者達が読んだ本を紹介しながら、往復書簡のように話が展開していき、たいへん勉強になる。

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    2023年03月31日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    人生に対して漠然と不安を感じている人には是非読んでもらいたい(その種の発言をする友人に勧めたい)。相談について作者が応答する形になっているが、そもそも相談者の方々の文章もわかりやすくてすごいなと思った(わかりづらい点も少々あったが、ある種の葛藤を感じられて良かった)。作者の答えも質問の内容から(文章のみのため可能な限りで)相談者の悩みの核をついていて、読者の視野を広げてくれている。明確な答えがズバッとあるわけではない点、信用も置けるし、人生への汎用性もあるように感じた。

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    2023年03月24日
  • 言語が消滅する前に

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    面白い!

    とても面白かった。対談本なのですらすら読めてしまうのだが、内容は決して軽いものではなくて、いくつも考えさせられる事柄があった。「ちょっとここのところを考えてから次を読もう」と思い、本を閉じて、考えるのだが、「もうちょっと読みたいなあ」と思ってしまい、考え切らずにまた読んでしまう、という本だった。多分、何回も読んでちょっとずつ考えることになると思う。個人的には、千葉雅也さんの、「僕はマイノリティとして、差別されても別のクラスタでありたいと思っています。それに、こっちはこっちで逆に異性愛文化を小バカにしたりするわけだから、それはもうお互い様です。」という発言がリアリティがあっていいなと思った。

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    2023年03月10日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    スピノザに惚れ込んでから、手当たり次第スピノザ本を読んできたが、この本は新書の体裁ながら、第一級のスピノザ研究である。現時点で日本語で読める最上のスピノザ解釈ではないかと思える。
    著者が10年以上かけて書き上げたというのは、むべなるかな。
    一切の外的なるもの=超越的なものを必要とせず、すなわち目的論を徹底排除し、内在的なるもので世界と人間を語り尽くすスピノザ。
    この哲学の射程は驚くほど広大である。

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    2023年01月09日