國分功一郎のレビュー一覧

  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    哲学者の著者が、メールで送られてきた人生相談に全力で回答する、刺激的な本。相談の本質を炙り出し、自分勝手な内容についてはぶった切るのが面白い。自分が悩んでいることも、自分本位であったり、何かをごまかしているのかもしれない。深層心理について考えさせられました。

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    2014年01月13日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    実際にお会いして話をしたことがあるだけに、相談に乗っている國分先生の顔が目に浮かぶようで面白かった。

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    2013年12月27日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    スピノザを専門とする哲学者が、地域開発計画への個人的な関わりを題材にして、民主主義についての考察とその実践への手掛かりについて、新書読者層へ訴えた本。國分は、武蔵野の風情の残る雑木林が、道路新設計画で無くなろうとすることに反対し、行政との折衝を通じて、「民主主義」が人々には誤った形で認識されていると考えるに至った。間接民主主義における議会は、立法府として主権を表わす機関には違いないが、そこでは法を作るのであり、実際の行為を意思決定するのは行政である。ところが主権者である地域住民が、個別の事案で行政に対して対等に交渉できる仕組みがない。
    これを解決するために、住民投票の制度の改良や、ファシリテー

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    2018年10月14日
  • 社会の抜け道

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    何かを変えたければ、いきなり大きくではなくて少しづつ変えていこうという國分さんの主張が色濃く出ている。
    古市さんのいい感じの脱力感も健在。

    ショッピングモールの役割から料理の意味、幼保一体化って一体なんだったのかというところまで幅広い話題を考えぬく過程がおもしろかった。

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    2013年12月23日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    車両通行が減りつつある中で、なぜか東京都小平市に50年前の道路建設計画が復活。住民の憩いの場をつぶして幹線道路を作るという計画に住人が反対、住民投票が行われるが…

    住民の生活に直接影響を与える決定は、議会よりも行政で決定されている現実があって、従来では住民の行政への参加は首長の選挙という形が取られてきた。
    しかし、ここに来て住民投票やオンブズマン制度などの行政への参加法が確立されてきたが、さらに多くの手段が必要なのではないかというのが筆者の主張。

    議会制民主主義を肯定して、新たな制度を作ることを「強化パーツをつける」と表現している。革命は必要なく、変化が必要なのだというのがすごく腑に落ちた

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    2013年12月23日
  • 社会の抜け道

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    ネタバレ

    ○社会学者、評論家である古市憲寿氏と哲学者である國分功一郎氏との対談本。
    ○“IKEA”や“ららぽーと”といったショッピングモールや有機農業を営む農場、保育園の見学、デモの実態など、様々な場所を訪問しつつ、お互いが考える「現在の社会の実情」を、それぞれの知見から幅広い観点で考察。
    ○とても面白い作品。

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    2013年12月17日
  • 社会の抜け道

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    古市さんと國分さんの対談本。

    イケアから始まり、いろんな話題が出てきます。お互い得意分野の社会学、哲学を交えながら保育、遊びetc、を論じます。何か画期的な答えが見つかるわけでも、発明されるわけでもないんですが、様々な気付きを与えてくれる一冊です。

    社会は革命的には変わらず、少しずつしか変えられない。革命への願望、欲望はなかなか抗えないが、だからこそ少しずつかいくことに慣れるしかない。想像力が無いからガラッと変えるという発想になりがちです。気をつけましょう。

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    2013年12月12日
  • 社会の抜け道

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    ネタバレ

    國分功一郎と古市憲寿。この2人の論客に共通するイメージは「中性的、もしくはフェミニン」な感じじゃないだろうか?「社会の抜け道」という一見、硬そうな政策論かと思わせるタイトルなのに、いきなり「IKEA, コストコ、ショッピングモール、農場→料理」と来る。さらに、デモ、公園、遊びときて、保育園→主婦論へと進む。
     徹底的に「日常生活」を出発点として話が進んでいくのですごく読みやすい。それで、随所に哲学的考察が入って来るので勉強になる。哲学が生活と切り離されていた学問として形骸化していったのに変わって台頭してきた社会学。でも、社会学書をいくら読んでも読み応えはなかなか味わえないわけだが、この本はサク

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    2013年12月08日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    とても面白かったので昨日今日で一気に読んでしまった。國分さんと相談者との笑えるやり取りや國分さんから相談者への痛快な回答など、実に國分さんらしい人生相談だなぁと思った。書かれたものどう読むか?というテキスト解釈の指南にもなっていて、その意味では大変勉強にもなった。

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    2013年12月04日
  • 社会の抜け道

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    至る所でひずんでしまっている社会。しかし、自分だけでは、自分の周りにいる人たちだけではどうにもすぐには変わりそうもない。
    けれども、人間を天蓋のように覆っている制度や構造も完璧ではない、実は色んな所で水漏れをしている。
    得てして人は革命や劇的な変化を望んでしまうけれども、水漏れから覗く半径1メートルのアクチュアルな世界を、少しずつずらして変化させていくしかない。

    古市さんは現状をシニカルに観て肯定しているだけの社会学者だと思われている節があるけれども、むしろ現状を深く読み込み、そして読み替えた結果として現れたそうした社会の水漏れを大切に取っておこうとしているだけなのだと思う。國分さんが、そう

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    2013年10月31日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    現代の民主主義では、主権者が関わっているのは立法権だけ。立法府が全権を持つというのは建前であり、現実には行政府が大半の決定を下している。行政府に民衆がオフィシャルに関われるしくみをプラスすべきである。

    哲学者の学者力、さすがです。民主主義そのものを問い直すなんて。

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    2014年02月01日
  • 社会の抜け道

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    古市君の新刊(國分さんとの対談)。社会システムと現実は一致してない。故に、逆に不自由っぽく見える現実を楽しむ術がある(求められるんじゃない?)ということを、IKEAや保育園をフィールドワークして論考したもの。子どもかわいくないか?という國分さんの問いに「だったら猫の方がかわいくないですか?」とか、東京には「テンションの低い遊び」が少ないとか、相変わらずのクールで素直な古市君に、ますます感心。

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    2013年10月15日
  • 社会の抜け道

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    個別の現場に足を運び、それを元にした社会観察日記。実は速水健朗さんも関わっているという一冊。
    なんとなく、このままではよくないと思いがちな社会。ガラッと変わる革命の不可能性、実際には自分の問題なんだという方向への気づき。
    古市くん流の注釈を國分さんもやっていて、それも面白い。

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    2013年10月12日
  • 「利他」とは何か

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    第一章の伊藤先生のパートが1番分かりやすくて面白かった。
    利他にも色んな種類があり、それらを明確に定義づけし言語化されていたため、普段自分が考える利他がどれに当てはまるか考えながら読めた。

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    2026年02月27日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今の自分にこれ以上の評価をつける哲学に対する知識を持ち合わせていない。もっと哲学に対する造詣が深くなれば、あと⭐️2つはつけれるだろう。
    とはいえ、⭐️3つ分の内容を以下に記したい。
    習慣化することは、ある環世界に浸ることだと考える。ただ、習慣化しただけでは退屈してしまうので、人は新しいものを取り入れる。
    この流れ自体が、1つの環世界となると、常に新しい物事を取り込みながらも、退屈のしない幸せな生活が待っているんじゃないかと感じた。
    特に、自分自身が「習慣化」をテーマに生活をしているので、これからもこの本に書かれたことを指針の1つにしていきたい。

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    2026年01月25日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    難しい!
    この本の中では今までの常識を捨てて考えなあかんから読み進めるのに時間がかかった。
    日本語を使いながら英語勉強してる時みたいな、量子力学の授業聞いてんのかなとかそんな気分。

    途中で著者が分かりやすい例を持ち出してくれた時なんかはちょっと理解できた気がしたけど。
    例えば「物思いに耽る」とか「人を好きになる」なんかは能動受動では表せない言葉の例として出てきた。

    「責任のある世界は、人が人に応答する世界である」
    「銃身からは決して生じえないもの、それは権力である」
    何個か熱い文章もあった。

    責任を問うときに感じる感情を無碍にしてもいけないし、無罪放免にするわけでもないけど、一旦「近代的

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    2026年01月16日
  • 近代政治哲学 ──自然・主権・行政

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    最近YouTubeで政治系の動画にハマりまくっております
    政治おもろい

    という訳で、またしても國分功一郎先生に教えを乞う
    政治動画を見るときの視点に深みとコクが加わるに違いない
    コクってなんやねん

    本書は政治哲学の基本概念をホッブズ、スピノザ、ルソー、ヒューム、カントといった先人たちの中に見出していく構成

    最も印象に残ったのは國分功一郎先生がカントを評して言った「ヒューモラス」というカタカナ語だったりする
    意味はユーモアであるとかってことで、英語で書くと「humorous」
    発音の通りにカタカナ語になったわけだが…

    「humor」はなんでユーモア?ヒューモアじゃなくて?
    「humoro

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    2026年01月14日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    観念の消費ではなくモノの浪費
    モノを楽しむための教養と知性

    元々暇も退屈もあまりしない人間だからか?読む時期が悪かったか?ガツンと響くことはなかった。

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    2026年01月10日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人間であることを楽しむことで、動物になることを待ち構えることができるようになる

    ハイデッガーの退屈
    退屈の第一形式
    何かによって退屈させられること
    仕事の奴隷になることで第三形式の退屈から逃げ去ろうとする、自己喪失が大きい

    退屈の第二形式
    退屈と気晴らしとが独特の仕方で絡み合っている
    自分に時間を与えることで奴隷にはならず、自分自身に向き合う姿勢がある

    退屈の第三形式
    なんとなく退屈だ
    自由があるのだから、決断によってその自由を発揮せよ

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    2026年01月06日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    自分にとって難解だったが、暇ではいが退屈になりそうなときこそ、気晴らしという楽しみを創造する知恵を働かせることの必要性を訴えていることがわかった。

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    2026年01月03日