國分功一郎のレビュー一覧

  • 社会の抜け道

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    古市君の新刊(國分さんとの対談)。社会システムと現実は一致してない。故に、逆に不自由っぽく見える現実を楽しむ術がある(求められるんじゃない?)ということを、IKEAや保育園をフィールドワークして論考したもの。子どもかわいくないか?という國分さんの問いに「だったら猫の方がかわいくないですか?」とか、東京には「テンションの低い遊び」が少ないとか、相変わらずのクールで素直な古市君に、ますます感心。

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    2013年10月15日
  • 社会の抜け道

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    個別の現場に足を運び、それを元にした社会観察日記。実は速水健朗さんも関わっているという一冊。
    なんとなく、このままではよくないと思いがちな社会。ガラッと変わる革命の不可能性、実際には自分の問題なんだという方向への気づき。
    古市くん流の注釈を國分さんもやっていて、それも面白い。

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    2013年10月12日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    定住革命以降からだんだんと難しくなってきて、十分に理解できないまま読み終えてしまった。
    でも何となく今の自分に必要なことが書いてある気がしたので、少し間を空けて再トライしたい。

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    2026年03月30日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ややくどい。ただロマン主義の話や社会契約論など、高校生の時に習ったもののよく理解していなかったものに対して学びなおす良い機会になったし、知的好奇心がくすぐられる内容だったのも確か。序盤が面白かっただけに中終盤は少し間延びした印象を受けました。

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    2026年03月29日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    ラジオで朝井リョウさんと対談されていて、國分功一郎さんを知った。途中難解で飛ばし読みしたものの、中動態の存在意義に共感し、「暇と退屈の倫理学」も読んでみたいと思った。

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    2026年03月09日
  • 「利他」とは何か

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    第一章の伊藤先生のパートが1番分かりやすくて面白かった。
    利他にも色んな種類があり、それらを明確に定義づけし言語化されていたため、普段自分が考える利他がどれに当てはまるか考えながら読めた。

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    2026年02月27日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うーん、期待値が高かった分なんだかなぁという感じかな。
    浪費と消費を区別して教養を身につけることによって贅沢に物を楽しもうという結論に対して納得感はないなぁ。
    結局のところ『訓練して贅沢を楽しむ』なんてのは、自分たちが一般大衆とは違う『教養という高い記号』を持っていることを誇示したいだけの、特権階級のゲーム(文化的再生産)じゃないかと。
    そういう教養を持ったと思っている人間こそが物を権威化したり率先して物を消費してるんじゃないかと思うんだが。
    環世界移動能力の話もイマイチそうかなぁって感じ。
    地質学者だって100人いたら100通りの環世界を持っているのに近似の世界を見ただけでそれは移動したと言

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    2026年02月17日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    難しい!
    この本の中では今までの常識を捨てて考えなあかんから読み進めるのに時間がかかった。
    日本語を使いながら英語勉強してる時みたいな、量子力学の授業聞いてんのかなとかそんな気分。

    途中で著者が分かりやすい例を持ち出してくれた時なんかはちょっと理解できた気がしたけど。
    例えば「物思いに耽る」とか「人を好きになる」なんかは能動受動では表せない言葉の例として出てきた。

    「責任のある世界は、人が人に応答する世界である」
    「銃身からは決して生じえないもの、それは権力である」
    何個か熱い文章もあった。

    責任を問うときに感じる感情を無碍にしてもいけないし、無罪放免にするわけでもないけど、一旦「近代的

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    2026年01月16日
  • 近代政治哲学 ──自然・主権・行政

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    最近YouTubeで政治系の動画にハマりまくっております
    政治おもろい

    という訳で、またしても國分功一郎先生に教えを乞う
    政治動画を見るときの視点に深みとコクが加わるに違いない
    コクってなんやねん

    本書は政治哲学の基本概念をホッブズ、スピノザ、ルソー、ヒューム、カントといった先人たちの中に見出していく構成

    最も印象に残ったのは國分功一郎先生がカントを評して言った「ヒューモラス」というカタカナ語だったりする
    意味はユーモアであるとかってことで、英語で書くと「humorous」
    発音の通りにカタカナ語になったわけだが…

    「humor」はなんでユーモア?ヒューモアじゃなくて?
    「humoro

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    2026年01月14日
  • 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    1章は難しく感じるというか、あれ何を指してるんだっけとなり、少し理解半ばだったが気にせず進めた。
    2章は1章を苦しみながら読んだおかげもあって、理解が進んだので、ちょうどよい読み方だったかも。
    結論はまあそうですねえという感じではあったかな。

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    2025年12月31日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    デカルト哲学を紐解き、理解と批判することによってスピノザ自身の哲学を展開していった。既存の思想の脱構築。スピノザは「読む人」であった。「エチカ」ではユークリッド幾何学の形式に基づき神、人間の精神について定義と公理から定理を導き演繹的に論証。コギト命題における矛盾の指摘から、デカルト哲学の大胆な再構築を提案している。「国家論」における政治哲学の結びの記述が浅薄でスピノザ研究者からは悪名高いらしい。

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    2025年12月28日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    出だしの会話から面白そうだと思ったのだったが、読み進めるうちにどんどん難しくなり、もうお経を読むように最後まで字面を目で追っただけに終わった。自分の読解力のなさに愕然。

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    2025年12月22日
  • 「利他」とは何か

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    利他に関する論考集。
    第一章の伊藤亜紗氏は、合理的利他主義や効果的利他主義といった利他についてのトレンドを概観し、その根底には利他の効果の数値化があること、数値化により漏れてしまったり失われてしまったりすることがあると説く。利他の効果を数値化することは、自らの利他的行為が相手に与える影響を規定することに繋がり、押しつけや他者の支配に繋がる。そうではなく、予測不可能性を受け入れること。予想外の他者の反応によって、自らの方が変わること。これを「うつわ的利他」と表現しているが、相手を享けることのできる利他が、良き利他ではないかと述べている。

    第二章では、中島岳志氏が、贈与論から利他を考察している。

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    2025年12月16日
  • 真理と政治/政治における嘘

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    みすず書房の販売戦略のような気もするが、まあ読んで損はない。
    しかし、ここから「全体主義の起原」をあらためて読み直したい気になった。
    「全体主義の起原」の新訳を、ぜひとも、講談社学術文庫あたりから出してほしいところだ。

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    2025年12月11日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    ネタバレ

    議会の議論より行政権力が物事を決める方が効率的かつスピーディは危険。
    →独裁と同じ
    民主主義を機能させるにはたくさんの人と会話する。

    大きな物語のない社会では、楽しみ方を勉強すること、何かを信じることが解決策。

    あなたのすることの殆どは無意味だが、しなくてはならない。そうしたことをするのは世界を変えるためでなく、あなたが世界に変えられないため。

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    2025年12月08日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    ●意志と責任について、思考の拠り所となる言葉の側面から考え、能動態と受動態の対立からなる思考ではなく、どちらにも属さない中動態から意志と責任をめぐる諸問題を分析した本。
    ●非常に読み応えのある本だった。本書のキーワードは、「中動態」と呼ばれる聞きなれない言葉だ。現在の文法には、能動態と受動態があるが、かつては受動態ではなく中動態が機能しており、のちに中動態から派生して受動態や自動詞が生まれたと本書では解説している。本書では、意志という概念を否定して、中動態の世界における責任のあり方を提示した。意志とは、何某かの加害行為について帰責性を問うために、突如出現する無根拠な概念であると説明する。このよ

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    2025年11月24日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    自分で何かをする「能動態」でも、誰かに何かをされる「受動態」でもない、「中動態」という概念が古代の言語にはあった。誰かを好きになるのは、自分の意志なのか。依存症に陥るのは、その人の意志が弱いからなのか。自己責任論が跋扈する現代社会に於いて、その概念は昨今の様々な出来事について大事な視点を齎してくれる。非常に有意義かつ面白い知的冒険だった。

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    2025年10月21日
  • 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    「楽しいことはごちゃごちゃ言わんと単純に楽しめばええやん。それでよしとしようや」ということが言いたいのか?

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    2025年10月13日
  • 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    前半が論文。後半はそれをもとにした講義録。前半は難しい。後半はちょっと難しい。総じてやっぱり難しい。目的と手段の整理だけでなく、目的自体もダイジョブか!?って内容でしょうか。流されずに自ら考えるって大変、って内容でしょうか。うん、難しい。

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    2025年09月30日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    ネタバレ

    ちょいむずかった。抽象度が高かったかな。
    199 引用していた千葉雅也の言葉「抑止として他者の身体がある」がたしかにと感じた。

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    2025年09月21日