山田正行の作品一覧
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Posted by ブクログ
暴力について―共和国の危機
(和書)2012年02月01日 16:15
2000 みすず書房 ハンナ アーレント, Hannah Arendt, 山田 正行
ハンナ・アーレントさんの本は良いです。自分自身もそれに近づける様にしたいと思うことができる。そういう人の本は非常に有益だし、生きていくのに必要なものだと思います。
こんかいは『暴力について』でした。アレントさんの他の本を借りにいったら貸し出し中だったのでこの本を借りた。非常におもしろい。次は『革命について』を読んでみたい。
アレントさんの全集などでないかな?あったら買いたいけど高そうだから借りたい。きっと誰かが企画してるかもしれな
Posted by ブクログ
「暴力について」。ハンナ・アーレント著。英語版初版1972年。山田正行訳、みすず書房、2000年、261頁。
ハンナ・アーレントさんは1906-1975。ドイツ生まれのユダヤ人?ユダヤ系だったそうです。
お父さんは電気工事技師さんだったそう。ご両親ともかなりなインテリ教養人。ドイツで哲学を学んで、ナチス政権成立後の1933年(27歳くらい)にパリに亡命。亡命ユダヤ人の救出活動などに関わったそうです。ネットで拾えるレベルの情報で言うと。
この、パリ亡命までの青春期に。どのような哲学者から影響を受けたのかというと。
キルケゴールの教えを受け。
ハイデッガーの愛人の時期を経て。
フッサールとヤ
Posted by ブクログ
「暴力について」の他に、数編論文が収められているが、やはり中心となるのはこれ。
アーレントは、まず、暴力=Violence=Gewaltをたの混同しやすい概念からの分離でもって、論述を開始する。
すなわち、権力、力、強制力、権威などからである。
この暴力についての考察は、ベンヤミン「暴力批判論」と比較することで理解をしやすい。
「理論的に見て、権力と暴力が生物学的用語で解釈される、政治的な事柄をめぐる有機体思考の伝統ほど危険なものはありえないとわたしは思う。
…政治的な用語ではなく、生物学的な用語で語るかぎり、暴力の礼賛者たちは、自然の営みの中では破壊と創造は自然の過程の両面にほか
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ベトナム戦争、プラハの春、学生運動…1960年代後半から70年代初頭にかけて全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、著者は亡命の地・アメリカ合衆国でどのように考えていたか。
「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)とのあり方を論じた「政治における嘘」、暴力と権力との相違をテーマにした「暴力について」、さらに「市民的不服従」など、本書は、情況への鋭い発言のかたちをとりながら、われわれとわれわれを取りまく世界への根本的な問いを投げかけている。
「政治とは何か」をもっとも明快かつ具体的に論じた書ともいえよう。
[ 目次 ]
政治における嘘―国防総省秘密報告書についての