山田正行のレビュー一覧

  • 暴力について――共和国の危機
    暴力について―共和国の危機
    (和書)2012年02月01日 16:15
    2000 みすず書房 ハンナ アーレント, Hannah Arendt, 山田 正行


    ハンナ・アーレントさんの本は良いです。自分自身もそれに近づける様にしたいと思うことができる。そういう人の本は非常に有益だし、生きていくのに...続きを読む
  • 暴力について――共和国の危機
    「暴力について」。ハンナ・アーレント著。英語版初版1972年。山田正行訳、みすず書房、2000年、261頁。

     ハンナ・アーレントさんは1906-1975。ドイツ生まれのユダヤ人?ユダヤ系だったそうです。
    お父さんは電気工事技師さんだったそう。ご両親ともかなりなインテリ教養人。ドイツで哲学を学んで...続きを読む
  • 暴力について――共和国の危機
    「暴力について」の他に、数編論文が収められているが、やはり中心となるのはこれ。
    アーレントは、まず、暴力=Violence=Gewaltをたの混同しやすい概念からの分離でもって、論述を開始する。
    すなわち、権力、力、強制力、権威などからである。
    この暴力についての考察は、ベンヤミン「暴力批判論...続きを読む
  • 暴力について――共和国の危機
    アーレントの論考とインタビューを集めた著作。各論文の内容は、1960年代ごろのアメリカの政治問題についての論考になっている。しかし、そこで扱われるテーマは時代的制約を超えた普遍性を有している。権力と暴力の概念的区別や市民的不服従の問題など、各論文で提起されている思想的問題は今なお十分な解決を見ていな...続きを読む
  • 暴力について――共和国の危機
    [ 内容 ]
    ベトナム戦争、プラハの春、学生運動…1960年代後半から70年代初頭にかけて全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、著者は亡命の地・アメリカ合衆国でどのように考えていたか。
    「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)とのあり方を論じた「政治における嘘」、暴力と権力との相違...続きを読む
  • 暴力について――共和国の危機
    この手の本って、著者と読者が問題意識を一にするか、あるいは、著者の問題意識を読者がよく理解していないと、読めないんだろうな。政治学の基礎とか分かっていないから、非常に難解。一時間に5ページぐらいしか進まないもん。でも頑張って読みます。