ハンナ・アーレントの作品一覧

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2017/09/29更新

ユーザーレビュー

  • 全体主義の起原2 新版――帝国主義
    第三部、第一部と読み進めてきて第二部が最後となるけれども、とんでもなく面白かった。帝国主義がもともと経済的な事情に由来すること、その特徴が膨張の運動それ自体にあること、それが国民国家の在り方とはそぐわないこと、人種思想の経緯、海外帝国主義と大陸帝国主義の違い、法を軽視する官僚制、人権という概念のもつ...続きを読む
  • 全体主義の起原3 新版――全体主義
    ヤスパースの助言通り第三部から読んだ、全体主義の特徴として挙げられる首尾一貫した偽りの現実とかテロルの意義とかもすごく面白いのだけれど、そもそもそういったものに溺れてしまう大衆の弱さとか収容所に入れられたひとびとが存在しなかったことになってしまう残酷さとか、人間の孤独や存在の脆さが浮かびあがってくる...続きを読む
  • エルサレムのアイヒマン 新版――悪の陳腐さについての報告
    旧版を読んだのは5年前。全体主義やホロコーストについて、勉強を始めたばかりの頃。読んだときはかなりの衝撃を受けた。

    その後、この本が出版された60年代前半以降の研究も読んで、この本の歴史的な資料としての重要性は下がって、アーレントの思想を知るための本ということにわたしの中ではなっていた。

    新版に...続きを読む
  • エルサレムのアイヒマン 新版――悪の陳腐さについての報告
    特に思想もない平凡な人間が、想像力の欠如により、ただ保身に走り非道な行為をすることの衝撃。思考しないことの恐ろしさ。
  • エルサレムのアイヒマン 新版――悪の陳腐さについての報告
    quote:
    まったく思考していないこと、それが彼があの時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ。

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