國分功一郎のレビュー一覧

  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    ネタバレ

    ちょっと難しかったなぁ

    哲学書って「それって当たり前じゃね」って思うことが多いけど今回もそんな感じだったような気がする

    コナトゥス、エイドスの話は覚えておこうと思った

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    2024年08月10日
  • 原子力時代における哲学

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    四回の講義録+補論で構成される。


    語句的にも難解なハイデガーに対するアプローチ、読み解き方を体験できたのはよかった。また第一講の1950年代における核技術に対する思想家の反応、日本の動きは知っておくと原発に対する見方が深まる内容で、第三講の最後部までは概ね星四以上に近いものだったと思う。

    ただ他のレビューで言及されているように、原発推進派をナルシズムに結びつけるのはやや性急な感じが否めない。もちろん途中のアレントの指摘、つまり「人間の条件」からの脱出も相まって、原子力というものがある種の全能感を持って受け入れられたのは相応に当たっていると思う。

    しかしそれは1950年代やそこらへんの原

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    2024年07月25日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    『暇と退屈の倫理学』の國分先生が、哲学の視点から人生について考察し、日常生活の中で湧き出てくる問いをわかりやすく解説する本。

    恋愛、結婚、仕事、家族など相談内容は多岐に渡り、読者自身が考えを深めるためのヒントを提供してくれる。

    「生きる意味」や「人生の目的」といった普遍的な問いについて考察されるが、わかりやすい平易な言葉で書かれているため、哲学に馴染みのない読者でも理解しやすい内容となっている。

    ちょいちょい挿入される哲学者の下世話エピソードが結構おもしろい。

    ーーーーーーー一以下、抜書きーーーーーーーー
    .
    フィンガレットによれば、岐路に立った人間が自由意志で選択するのが決断であると

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    2024年07月16日
  • 「利他」とは何か

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    難しかった。利他というものに様々な考え方でアプローチされたもの。所々面白いところがあったし、なるほどと勉強にはなったが、全体としては理解できていない。再読が必要だとは思うが、多分もう一度手にすることは無い気がする。

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    2024年07月16日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    この本をすめすめてくれた方への私のメールの一部を貼り付けて感想とします

    「さっそく、まずは哲学者國分功一郎さん「来たるべき民主主義」を読みましたが、とても勉強になりました。年齢の割に世間知らずということでしょうが、主権者たる国民が政治に関われるのが立法府のみでこれを民主主義というのはおかしい。生活に密着する多くの決定は行政機関でなされる事が圧倒的に多い。行政が道路を決めたら反対するすべもない。住民に説明するだけでよい、了解をとる必要がない。というのです。

    署名を集めても住民投票を議会は拒否できるし、住民投票までたどりついた小平市の事例は町長が後出しで投票率が50%を超えないと開票しないとい

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    2024年06月21日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    伝記的事項から書き始められているので、初めは優しいが、思想的事項に内容が変わると、ついていくのしんどくなります。

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    2024年04月13日
  • 「利他」とは何か

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    冒頭の伊藤さんの話は分かりやすく読めたが段々、理解が追いつけず、最毒が必要と感じた。
    全体を通しての印象は「利他」も含め、一見、善い言葉も使うときには正しく理解しなくてはならないということ。特に利他はその最たるものの一つ、と思った。

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    2024年04月03日
  • 言語が消滅する前に

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    道具的で記号化してきた現在の言語。

    実存主義、エビデンス主義、メタファー、心の闇、アレントやスピノザ、ハイデガーなど引用しながら國分功一郎さんと千葉雅也さんの言語に対する想いも含め、近年変化していく言語をどう取り戻すのか、そもそも言語とはなんなのか、そして言語無き人間とは存在するのか。

    例えば「これは違反だ」とか「違法だからダメだよ」とテレビでモザイク入れて、悪い人を煽ることが当たり前ですが、その一つ一つの問題を法外まで考えている人は叩かれてしまう。
    しかもその法外までを考えていくと、自分で考えて言語化しなければならないからめんどくさい。そうなると、もう法律がそうなんだからと言って、エビデ

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    2023年09月26日
  • 言語が消滅する前に

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    現代社会をとらえる上で重要なヒントがいくつも出てくる。東浩紀「観光客の哲学」にも通じる問題意識がある。現代知識人の危機感が分かる必読書かもしれない。

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    2023年09月01日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    『暇と退屈の倫理学』がおもしろかったので買ってみました。哲学ということで当然に覚悟してはいたものの、新書だからなんとかなるだろうとも思っていました。が、何ともなりませんでした。『エチカ』はじめスピノザの著作の解説的な内容なので、ベースがないと難解です。お経をお経で解説されている感じでした。といってもこれは読者サイドの問題なので、評価は真ん中ということで。

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    2023年05月24日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    送られてくる人生相談に高解像度で回答する國分功一郎。最初の頃はまだ38歳。書かれていない背景を推測する力に恐れ入る。優しい人。

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    2023年03月12日
  • 「利他」とは何か

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    他社への関りはとても難しい。傍目に困っているように見えてもその人にとっては日常で、助けてもらう必要が無いと思っている必要もあります。
    せっかく助けてあげようと思ったのにと、どうしても善意を踏みにじられたような、恥ずかしい思いをさせられたような気になる事もあります。
    そんな他社への介在をどうやって考えていくか考えさせられる本です。

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    2022年11月30日
  • 原子力時代における哲学

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    ハイデガーが原子力を兼ねてから批判的だっとことは知らなかった。”放下"という概念を用いて、物事に対してある種放置し、開かれた状態でいることが重要であるということが述べられている。しかし、用いられる要素がある種現実の議論から浮遊した机上の空論のようにも感じられた。また結論に向かうところでのフロイトを援用して原発支持者はナルシシズムに苛まれているというのはレッテル貼りのようにも感じられてしまった。原発を取り巻く状況が変化した現在の著者の考えも知りたいと思った。

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    2022年11月23日
  • 「利他」とは何か

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    利他という言葉を最近になってラジオで耳にし興味を持つようになりました。なんとなく自分よりも相手や周りのために尽くす意味合いかと思っていましたが、利他にも色々あるらしいです。
    本の内容は全体的に難しく感じましたが、利他について考える行為自体がとても大切な事なのだと感じた。何のための利他なのか、誰のための利他なのか。
    一章 伊藤亜紗さんの
    ・利他は自分のためになる?
    ・数値化によって消える利他の感情
    ・他者のコントロール
    ・信頼と安心
    が良かったです。
    利他的な行為を行う上で自身が気をつけること、利他的な行為を相手から押し付けられた時の考え方等自分と相手の関わりの中で客観視するヒントを貰えたように

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    2022年11月22日
  • 「利他」とは何か

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    利他について、さまざまな専門家がさまざまな視点で。
    利他とは自分の中にあり、本能的なものというのが私の受け取り方。

    全体の内容とは関係がないが。
    ブルシットジョブという仕事があることには気づいていて、それが単語化されていることに驚いた。

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    2022年10月30日
  • 「利他」とは何か

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    伊藤亜紗の「利他」についての概論が一番よかった。
    なぜ今、「利他」なのか、ということが、まず知りたかったので、ジャック・アタリの合理的利他主義や効果的利他主義についての説明がありがたかった。

    中島岳志のいう「利他」は合理的利他主義とは違い、湧き起こるものであること、親鸞のいう若松英輔の「利他」は民藝の文脈からの「ウツワ」にその本質を見出すものであった。特に中島岳志に関しては、意外。ここだけではわかりにくいので、中島岳志の「思いがけず利他」もこの後読んでみようと思う。

    國分功一郎の言う中動態がなぜ「利他」と繋がるのか興味があったが、なるほど「義」がそうであったか。つまりはやむに止まれぬ、湧き

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    2022年08月26日
  • 言語が消滅する前に

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    2022/05/25 20:56

    うーん…つまりは、現在はあまりに直接的すぎる?それが故に、自身の意志なり意見なり、そしてそれを表すはずの言葉が、発酵しない?
    だからもっと、考えようぜということなのか?
    千葉さんの勉強の哲学も、国分さんの中動態の世界も、買ってはあるのにまだ読み始めていなかったから、どうもそれらを読んでくれていることを前提としたような対談のように思えるので、それぞれ読んでから、また読んでみようかな。

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    2022年05月25日
  • 言語が消滅する前に

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    対談をまとめたもののため、二人の中で共通の知識、言葉選びがあるため理解できていない部分がある。
    ところどころ日本語ではなく英語の横文字を調べなくてはならず、少しずつ読むもののやはり何度か読まないとつらい。
    (言語を扱え人たちが選んだ言葉だと思うので、選び方にも意味があるということなのか)

    これまで読んできたお二人の書かれた著書は、まだ読む対象が一般の人に向けたものだったことがよくわかった。

    それでも面白く読めた。
    能動的の対義語として存在し、消滅した「中動態」についての話、
    個人的に体感のあった、LINEスタンプによる言語の変化。
     エビデンス主義、責任回避の話などがあった。

    勉強が足り

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    2022年05月15日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    國分さんの著書をもっと読んでみたくて手に取った本。そういう動機で読むのに適切だったかどうかは分からないけど笑

    限られた相談文から状況を推測していくのが見事で、探偵とか、はたまた占い師ってこんな感じなのかも〜と思った。自分だったらなんと言うだろう?と考えながら読んでみると、バッサリ切り捨てるようなところと掬い上げるところが國分さんと違うところが結構あった。

    そんなこんなで、私は読解能力とか想像力がないなあ…と思ってしまっていたけれど、千葉雅也さんの解説がとてもよかった。自分とは違う人間、それでいいんだ。(私はすぐに他人と比べて自分を誤っていると思ってしまう傾向があることに改めて気付かされた)

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    2023年01月04日
  • 来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

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    ネタバレ

    民主主義とは何か、民主的とはどういうことか。
    本書では、小平市都道328号線をめぐる行政との経緯を追いながら、民主主義、特に議会制民主主義の構造と欠陥を紐解いている。
    著者の「制度を増やすことで人はより自由になる」という指摘が目から鱗だった。決定方法を増やすことで、民主主義を補完していく方法だ。
    タイトルにも使われたデリダの「民主主義は来るべきもの」という考えは、確かに現代にしっくり来るものだと感じた。

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    2021年12月31日