國分功一郎のレビュー一覧

  • 天皇への敗北―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    タイトルこそ天皇だけど、語られる大半は憲法と文学。作者自身は哲学者なので自説を滔々と語るのではなく、感じたことを発言していくスタイルが信頼できるとともに読みやすい。読み終えて日本人はそろそろ天皇から卒業・自立しないといけないのではと改めて思いました。

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    2026年06月15日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    人生は暇つぶしであり、退屈と感じないためには、日常から人間として楽しむことを意識して生活することである。

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    2026年06月14日
  • 天皇への敗北―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    大好きな國分功一郎さんの新刊
    もちろん読ーーーむ!

    しかし最近わいは保守派への転向を明言してるのだが、よく考えたら國分功一郎さんもゴリゴリのリベラルなんよな
    ゴリゴリのリベラルの人を大好きと言ってしまう保守派ってなんやねん!っていうね

    まぁ、いいじゃないか
    あっちにふらふらこっちにふらふらでもいいじゃないか
    それがわい

    今回の國分功一郎さんは憲法について考察する
    そこから戦後の責任論や天皇制についても言及している

    あ!本作でも加藤典洋さんの『敗戦後論』を取り上げてたな
    どっかで読まねばなるまいね

    そして天皇制な
    天皇に基本的人権ないやないか!というのが論点のひとつになっていて、もちろ

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    2026年06月14日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    元々が講和なので、オーディブルの視聴に向いていた。
    手段というものが目的のために 絶対化されることは自由を損なうことなのだという らしい観念。あらゆる意味での遊びが人生を豊かにするという新しい観念。物事のためだけの物事こそが贅沢というこれはなんとなくわかっていたのだが 明文化された。消費をすることが生存のみを目的とした生き方。浪費をすることが リバティとしての生き方。全体的にロックンロールを感じる。

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    2026年06月13日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    2025/11/27 暇と退屈の倫理学

    環世界と習慣。考える。
    マダニは、動物を動物と見ていない。
    1.枝に登る。
    2.酪酸の匂いを待つ。
    3.ジャンプする。
    4.血が吸える場所を探す。
    この4ステップを機械的に生きる。2が15年もある時がある。これがマダニの世界。アルゴリズムで記載できる世界を環世界と言う。
    人間は多くの環世界を行き来する。
    習慣というのは、考えることなく処理できるショートカットである。環世界をうまく生き抜くための、いらないものを省くことである。人間は考えたく無い。だから、イレギュラーが発生して、環世界を変形させる必要がある場合、初めて人間は考える。考える対象は、環世界のカ

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    2026年06月11日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    本書は、暇と退屈の関係を哲学的に考察し、現代人が消費によって退屈を埋めようとするあり方を問い直したものである。

    現代社会では、人はかつてないほどの暇を手に入れたが、その使い方が分からず退屈に苦しんでいる。著者は、私たちが娯楽を消費することでしか退屈を埋められなくなっている状況を「暇の搾取」と捉える。消費は一時的な満足を与えるが、人間を根本的に満たすことはできず、さらなる消費へと向かわせる。

    こうした分析の中で対比的に示されるのが「浪費」という考え方である。これは規範というよりも、消費とは異なる生き方の一つとして示されている。目の前のものを消費するだけでなく、その豊かさを味わうことを意味して

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    2026年06月09日
  • 天皇への敗北―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    途中で読んでる本がなくなるってのはあるんだけどこの本なくなった。暇と退屈のから入った私というか、みんなだいたいそうだと思うけど、からするとまあ軽くはない話題だよね。まあテキストに対する考察と言えるかもしれん。途中でなくなったのでまあ読まれなかった手紙的なことなのか?違
    僕のキリスト教に対しての興味は、バイブルスタディというようなサークル活動!が成り立つのかという引っかかり、正しくなくても勝てばいいというディベートの文化、聖書に書かれてるわけじゃねえから変えていいんだって言い回し、it doesn’t make senseという言い回しとかをひっくるめた英語と日本語の違いのもとなんだろう。みたい

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    2026年06月07日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    人は退屈を何より苦痛に感じる。耐え難い苦痛から逃れるために働き、趣味に没頭する。苦しみを分かち合いたいから誰かと一緒に過ごしたいと思う。生きるとは暇と気晴らしを行き交うこと。眠れない夜に過去の辛い経験を反芻するのは正に人間の本性なんだなと納得の一冊。

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    2026年06月07日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    とても面白かった
    退屈から逃れるために人は決断し、熱中する
    でもそれは結局決断の奴隷になっているにすぎない

    ニーチェが「勤勉とは逃避である」と言ったこととも繋がるように感じられる

    じゃあどうするか?
    退屈しながら気晴らしをしている間のような状態
    そこにできるだけい続けることを推奨している

    具体的にどうするかはない
    自己啓発書ではないだろうし
    だからこそ、自分で考える必要があるように感じた
    哲学書の哲学書たる所以かもしれない

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    2026年06月06日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    目的と手段から脱する。遊びのように行える。それこそが人間を作る。目的に追われない。それで体を硬くしない。しなやかに

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    2026年05月31日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    人間が、特に明確な原因はないけど、なんとなく漠然と死にたいと思うのもここからきてるのかなーと思った。
    普段あまりこういう新書に近いものは読まないが、周りがあまりにもすすめてくるので気になって読んでみた。面白くて最後まで一気に読み進められた。
    とても難しいことを簡単に、簡単なことを面白く説明してくれている本だった。自分の持論で「人類皆寂しがりや説」というのがあるのだが、第5章で似たような話がでてきてびっくり。時間なくて読みきれない!という人はせめて5章だけでも読んでほしい。
    自分が前に挫折した「生物から見た世界」が出てきたのでこれを機にもう一度チャレンジしたいと思う。

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    2026年05月25日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    人生相談といえば、聞かれたことに対して共感したり、たまには本人の思想も混ぜこみながら指摘するくらいのものしか出会ったことがないが、國分先生は違った。言い回しや書かれていない部分を含めて、思い込みや歪みを暴いていた。文章をここまで洞察できるのかと感嘆した。

    たまにボロカス言ってる箇所もあって痛快だったが、自分にとって耳の痛い話もあった。

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    2026年05月24日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    哲学というのは、ここまで日常的な概念(意志/責任)を深く掘り下げられるのかと感じさせられる。確かに自分たちは「意志」という概念を能動的なものとして捉えているし、これを責任をもたらす重要な概念として捉えている。しかし、あくまでも意志は無数のファクターにより導かれた結果であり、完全に能動とも受動とも言えず、故に中動態という忘れ去られた態を参照し直す必要がある。これに取り組んだ一冊。
    「意志」を純粋な能動と捉えることは、即ち過去との断絶(影響したファクターの無効化)を意味し、これはある種の全能感をもたらす。しかし神ではない人間はあくまで中動態の世界に生きており、様々なファクターの影響を受けつつ、自由

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    2026年05月23日
  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    コロナ危機で顕在化した別の危機。目的合理的な行政権力によって、人間らしさが蹂躙されていく。そしてその暴挙が、けっこうあっさりと正当化されていく。ちょっと待て。「目的」を問い直し、「自由」を取り戻そう。これが本書の主張だ。

    「何となく」「仕方ないよね」なんて言っているうちに、世の中がいつのまにか悪い方へ悪い方へ転んでいく。これでいいのだろうか。そんな危機を感じたら、この國分さんの声を受け止め、自らの頭で少しずつ考えていこう。自由に生きるために。

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    2026年06月29日
  • 天皇への敗北―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    コラムの亡命の箇所、2026年の最低最悪の衆議院選挙の話かと思ったら12年前の選挙だった。不意打ちの解散によって争点もハッキリしないままに自民党が票を集めるのは10年以上前も今も一緒だったらしい。

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    2026年05月26日
  • 近代政治哲学 ──自然・主権・行政

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    政治哲学というのは難しい分野ですね。
    有名な政治哲学者が、主権とは何かを突き詰めて考えて、国家がどの様に関わり合い管理すべきと考えたかを一つの軸としてまとめた入門書です。
    主権をどう捉えるかかは当時の社会背景が多分に反映されており、宗教戦争が蔓延していた時代は、ホッブズを始めに、人間は放っておくと戦争を起こすために国家が管理すべきという悲観的な見方が広がり、逆に人間は共感し合う存在だというルソーやヒュームを始めに楽観的な見方が根付く時代も。
    人間の本質は何か、国家がどう管理すべきかは古くも新しいテーマだとも言えますね。

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    2026年05月04日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    初めての世界に躍り出た気分である。
    分からないところ、理解や想像が及ばないところも含めて、初めてであり、新たな概念に出会った気分である。

    『責任という虚構』にも参考文献として載っていたのと、『暇と退屈の倫理学』に感銘を受けていたので読んだ。

    ここまで読書をしてきて、精読する欲求がようやく芽生えてきた。そして精読をするには書くという行為が同時に必要であると感じる。
    國分さんの著書はどれも論理的で読みやすい。何より構成が秀逸である。大いに参考にし、書きながら精読していきたい。

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    2026年04月26日
  • 哲学の先生と人生の話をしよう

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    質問自体が自分事と感じないものについても、回答の考えや言葉が刺さる、というものが多くあった。
    個人的に印象に残ったのは↓
    4.女性との接し方が分からず、ホモソーシャル的な空気に逃げてしまいます
    20.交際相手が自分の言葉で話してくれません
    28.相談というのは、どうやってすれば良いでしょうか?

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    2026年04月25日
  • 天皇への敗北―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    安保法制や憲法改正を掲げ日本中に大きな議論を巻き起こした第二次安倍政権。そんな政権から日本国憲法を守るためには、結局天皇の一言に頼るしかなかった。保守は憲法改正を断念せざるを得ず、当初は反天皇制であったはずのリベラルもそんな天皇を利用するしかなかった。立憲民主国家において日本国民の力で守るべき憲法も天皇の力を使うことでしか守ることができなかったことは、いわば日本国民の「天皇への敗北」である。

    戦後の日本人の多くは、旧帝国の第二次世界大戦時の戦争責任は否定しないものの、大日本帝国の国民ではなく戦後生まれ変わった日本国の国民として、どこか「被害者意識」を持ってしまうのはなぜか?

    では日本人が本

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    2026年04月25日
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    エチカはあり得たかもしれない近代のもう一つの思想・哲学。17世紀のスピノザの本をいま改めて読む必要性は、現代の「あたりまえ」を問いなおす考え方そのものをインストールするため。最初の「神即自然」から、当時の時代背景を踏まえてこれが言えたのか、と感心。全ての事象に因果関係があるため、真の自由はない。(これは著者の危惧だが)現代のAIの進化は凄まじいが、人間が(その人間らしさ・本質)を忘れAIに近づいてしまうことを恐れている。現にこれは自分の周りでも起き始めているように思う。

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    2026年03月26日