國分功一郎のレビュー一覧

  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    能動と受動は二者択一ではない、度合いを持つもの。われわれは常に外部からの刺激を受け続けているので、純粋な能動・受動になることはできない。
    でも、考える力を高めることで、能動の部分を増やすことはできる。
    時間をあけて改めて読みたい本

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    2026年02月08日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    面白かった
    わかりやすい例を出してくれるので、難しい理論も理解(表面上では)することができた
    表面上だけでしか読めていない所も沢山あったと思うけど、読み切ることができたのが大きい
    自分の知識が増えていく気がして読んでいて楽しかった
    読み返す度深まって、賢くなれそう

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    2026年02月07日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    色々な角度から、多くの読者を置いて行かないレベルの言葉で書かれた本。内容は深いのに私レベルでも興味深く読める本でした(正しく理解できているかは置いておいて)


    以下自分の勝手な解釈のメモ

    楽しみを求めている状態こそ、退屈していない状態 つまり退屈の反対語は快楽ではなくその過程である興奮。

    楽しむには負荷が必要

    退屈を潰すための手段を目的としてすり替えている

    そもそも人は動遊生活者であったというのは、面白い見方で納得してしまった


    暇は特権

    将来への気遣いの欠如は贅沢のしるし

    消費社会は消費するのを妨げる社会、浪費を我慢させる社会

    消費とは記号や観念の消費と捉えている


    余暇

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    2026年02月04日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    これは本当に読んでほしい。
    マイベスト著書。
    堅苦しくなく読みやすいのに内容は深い。
    本当に頭のいい人が書いた文章は頭が良くなくても理解しやすいらしい。

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    2026年02月02日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ネタバレ

    〜〜〜要約〜〜〜
    豊かで、革命が喫緊の課題ではないような社会を生きる現代人は、その余った時間をどう使っているのだろうか?
    資本社会において、満足をもたらす「浪費」(食べ物を永遠に食べることはできないから満足する)が減り、意味や物語といった「観念」を「消費」するようになったことで満足しにくくなった。このように、供給側の意図によって、満足することのない「消費」が促されている…

    退屈には3つのかたちがある。
    ① 目的を果たすまで待つ時間の退屈。(バス待ってる時間)
    ② 楽しみを求めて何かをしているにも関わらず感じる退屈。(パーティきたけどなんか退屈)
    ③ 理由がない、「なんとなく退屈」という退屈。

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    2026年01月29日
  • スピノザ 読む人の肖像

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    スピノザ面白い。実体は一つしかなく、スピノザはそれを神と呼ぶ。神は無限の属性をもつが、人間はそのうちで物体と精神という属性をもつ。そしてそこから人間の感情について導出していき、喜びに満ちた生を能動的に送っていけるような理論を展開する。著者の博論が「スピノザの方法」であるように、スピノザの方法についての話がすごく面白かった。発生的定義してみたい

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    2026年01月25日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    岩波文庫の哲学書をすこしかじり始めたタイミングだったので、色々な哲学者の話を批判的に視点で拾っていく様子が、面白かった。

    贅沢を取り戻す。消費ではなく浪費をすること。
    浪費は物そのもの、体験そのものを受け取ること。そして受け取ったら満足すること。

    読み進めながら結論がどうハードルが上がっていったけど心配いらなかった。
    ①自分を悩ませるものについて新しい認識を得ること、それが第一歩(この本を読み終えたこと自体もその一つっていうのがグッとくる)、②贅沢を取りもどす(衣食住や芸能,芸術,娯楽を楽しむ。浪費。)、③いつか出会う環世界に浸っていられるように待ち構えること(余白を持って感受性をみがくこ

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    2026年01月21日
  • 言語が消滅する前に

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    意見や世論はできあがったものとしては存在していない。
    作り上げていくもの。
    アレントは完成された自由を求める。
    革命は漸進的にしかなりえない。
    國分

    哲学において大切なのは真理じゃなくて、問題とそれに応える概念
    ex 依存症患者との出会いで中動態という答えを見つけたように

    ●教育は中動態的であるべき
    プロセスを見せる
    悩み続ける

    すべてがコミュニケーションに支配されて、すべての手段が交換可能、変換可能になっている。

    ね。プロジェクトと言えば、何と言ってもハイデガーですね。ハイデガーは「投企」という言葉を使って、人間をプロジェクトする存在として捉えました。


    確かに人間はプロジェク

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    2026年01月11日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    暇とは何かこう考えていくんだよー、で終わるのかと思っていたら結論もちゃんとあって、しかも納得できた。

    読んでいく中で特に環世界の話は印象的だった。
    時間や空間も人や動物で違う。太陽は太陽として捉えていない。人間でなかったらと思うと、それこそ当時生物?になってみないと分からない、真面目に行けるところまで行こうとしたら強力なサリエンシーになりそうだ。

    勉強ってなんだろう?と時々考えることがあった。習ったことが全て自分の生活に役立つのか?違うよなという思いがあった。
    本書は暇にどう対応して行ったら良いか、という筆者の問題定義に共感して読み始めた。
    結論で第二形態の「人間を楽しむために」「勉強する

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    2026年01月04日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    要所要所で難しいところはあったが、全体的に読みやすい本であった。
    暇と退屈、という切り口でここまで世界観を広げさせるのか!と感じた。

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    2025年12月24日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    「哲学書で涙するとは思いませんでした」
    そんな帯のコメントが、"倫理学って何?おもしろそうだけど難しそう…"と購入を迷っていた気持ちを後押ししてくれた。
    涙はしなかったけど、豊かな生き方のヒントをくれたような本だった。

    二足歩行が始まって400万年。
    人の生活に革命がおこって1万年。
    法律も経済も信仰もすべてはここから。
    暇ができ、退屈がうまれた。
    常に新しい刺激を求める性。
    気晴らしをたのしむ教養。
    400分の1。なんかちっぽけにみえた。

    消費と浪費の違いを初めて認識できた。
    消費行動の中に虚無を感じていた理由がよくわかった。そして、浪費を求めていたんだと。

    著者自

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    2025年12月07日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    「免責が引責を可能にする」
    この一節に私はしびれた。

    なにかミスがあると、世の中では「責任をとれ!」という話になる。言い換えれば「このミスを犯す意志を持ったものは誰か?」というお話。本書では、このような「意志によって根拠付けられる責任」を「堕落した責任」と呼ぶ。

    責任とは、そういうものではない。責任とは応答することなのだ、と。そしてその応答としての責任の生成は、実は免責※によって生まれる、と本書はいう。

    ※ここでいう免責とは、無罪放免にする、という意味ではなく、自らの行為が、意志ではなく、無数の原因によってもたらされた結果であることを理解する手続きのことを指す

    この考えに、私は驚いた。

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    2025年12月04日
  • 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

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    國府先生、これはかなり難しかった。何回も行きつ戻りつしてやっと一周読みましたが理解が追いつかない。。。
    私なりに理解したところによると、目的を持たない快(酒やタバコをを嗜むような)が、現代では目的に蝕まれつつある=純粋に行為自体を快楽として受け取る余裕がなくなってるよ、っていう警鐘なのかなと思いました。実際私も酒びたりのときが一時期あり、現実から一瞬でも思考を切り離す道具として酒を飲んでいたなぁと今は思います、当時は美味しいから沢山飲んでると思い込んでましたが(病)。

    前作の新書より具体性が上がってるのについていけない自分の理解力のなさに悲しみを覚えつつ、一方で凡人がついていけないレベルの内

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    2025年12月01日
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    國分さんの本はとにかく面白いので、いつか読むだろうと本書も積読しておりました。

    スピノザは國分さんの本ではたびたび登場する人物であり、他の人の本でも肯定的に引用されることが多い印象で、どうやら日本人が好きそうな人物です。なぜ現代に肯定的に受け取られているのかを考えながら読んでおりました。

    まず代表的な考え方である、「神即自然」。神は自然であると言い切るスピノザ。キリスト教神学が支配している時代で、この考え方を提示できるのはすごいです。。。自然信仰が馴染んでいる日本人にも受け取りやすい考え方でしょう。

    國分さんは本書の初めにスピノザの凄さを伝えるためにこのように述べています。

    「哲学者と

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    2025年11月25日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    大学生の頃に買って、5、6年の時を経てやっっと了読。

    ここ半年くらいずっと輪郭の掴めなかった不快感。一昨日くらいにふと「もしや退屈なのでは?」と思い至り、久々に引っ張り出して読んだら凄い良かった。
    なんか、安心した。
    人生って退屈とどう向き合うかでもあるんだなってわかったことが収穫でした。

    人は反復によって習慣を身につける。習慣がないと人は生きていけないけど、習慣によって退屈が生じる。とか最近の自分に心当たりがありすぎて「それ〜〜〜!」と思いながら読んでて楽しかった。

    色々な物を受け取れるように自分を育てていきたいし、とりさらわれる瞬間を待ち構えれる場所を増やしたいな。


    読書ってタイ

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    2025年11月23日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    先日全4回を終えた読書会で取り上げたので、再読。増補版は初めて読んだので付録が新鮮。(読書会について後日あらためて投稿したい)暇と退屈を切り口に現代に漂う疎外を射抜いた名著だなと改めて感じた。結論冒頭の、「本書を読むこと、ここまで読んできたことこそ、〈暇と退屈の倫理学〉の実践の一つにほかならない。だから正確には、あなたは既に何事かをなしている。」というくだりは何度読んでも痛快!これを読むと人生深まりますよ。

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    2025年11月20日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ひたすらに、普段なら見過ごしてしまうような行動に対する疑問を追求し、より深い理解へと掘り進めていく印象であった。そうした問答の積み重ねが自然と私を惹き込み、読み手を思索へと誘う力があった。

    また、挙げられるエピソードの多くに共感できたため、読み進めるほどに面白さを感じられた。時折、話題が急に転換する場面もあったが、そのタイミングは絶妙であり、しかも「暇と退屈」という主題から逸れることなく一貫しているため、飽きを感じることは一度もなかった。

    筆者の哲学者に対する理解は底知れないものがある。しかし、こうした哲学的テーマに不慣れな読者からすると、数多くの哲学者の局所的な見解が次々と引用され、しか

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    2025年11月17日
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)

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    「読んでて難しい」「難解だ」と感じる人ほど(少なくとも私はこちら側だと思う…)、「能動↔︎受動」の言語に基づく思考体系に浸かってしまっているということなのでしょう……


    中動態について、言語の歴史やスピノザ哲学など、あらゆる側面から國分先生の哲学論が展開されていきます。難しくても読み終えて初めて「中動態の世界」の入り口に立てるのかもしれない。
    最後に能動態↔︎中動態的思考から「責任論」に話は移行していきますが、社会の分断が進む現代社会が進むべきヒントを与えてくれるカギとなるのではないでしょうか。

    「暇と退屈の倫理学」でもあった通り、本書もまた「(理解しきれない部分があったとしても)通読して

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    2025年11月09日
  • 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ簡潔に言うと、
    「退屈を恐れすぎず、気晴らしに身を任せ、楽しみ方を訓練して心得よ。」
    というふうに解釈したが、それに至る過程を理解していなければ、真に実行出来ない、という意味で、読んで非常に良かったと感じる。

    人間は1万年ほど前から、気候変動による植生の変化により、定住を余儀なくされた。それ以前、遊動生活をしていた際に、遺憾なく発揮された洞察力や探索する力は、定住と農業によって必要性を失った。そして発揮する場所を失った人間の能力は、文明や文化の発展へと向かうことになる。
    暇を得た人間は気晴らしをせざるを得ない。現代社会、消費社会では産業からあらゆる形の気晴らしが供給される。そこで

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    2025年11月06日
  • はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

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    國分功一郎はスピノザの哲学を、やや象徴的に「ありえたかもしれない、もうひとつの近代」の哲学と形容する。
    実際に、近代哲学の在り方を規定したのはスピノザではなくその少し後のデカルトだ。現在の社会も、多かれ少なかれデカルト的な考え方に則って成立している。

    本書はそういった「近代的な」発想とは異なったスピノザ哲学の概念を紹介する。
    各章ごとに①組み合わせとしての善悪(↔︎一般的観念としての善悪)、②力としての本質(↔︎形相としての本質)、③必然性としての自由(↔︎自由意志としての自由)、④自己変容としての真理(↔︎客観性、明晰性としての真理)といった具合だ。

    これらの概念は新鮮というよりむしろ、

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    2025年10月06日