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「笑顔の絶えない人」「みんなの喜ぶ顔が見たい人」……そんな「いい人」に出会うと、不愉快でたまらない! 共通するのは、自分の頭で考えず、世間の考え方に無批判に従う怠惰な姿勢だ。多数派の価値観を振りかざし、少数派の感受性を踏みにじる鈍感さだ。そんなすべてが嫌なのだ! 「戦う哲学者」中島義道が10のタイプの「善人」をバッサリと斬る。日本的常識への勇気ある抗議の書。
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Posted by ブクログ
中島義道の読者の平均像は知る由もないが、想像するに中島本人とは似ても似つかぬマジョリティの一員を自認する人がほとんどではないか。麻木久仁子の解説を読んで、自分もまた似たような感覚で中島本と対峙していると感じた。 本書の刊行から十数年が経ち、当時よりも個人が尊重され世間の圧力が減退しているところも多い...続きを読む(特に男女の関係にまつわる箇所は今なら活字にするのをためらうのではないかと心配になるような記述も散見される)。 しかしその反面、バラバラとなった個人を束ねるルールや絆、優しさ等の同調圧力はかえって増しているのではないかと気になる場面も増えている。このあたり著者の感想を聞いてみたい気もする。 マイノリティを自認する著者がマイノリティを自認する読者に向けて書かれている凡百のエセマイノリティ本とは、一線を画す。
哲学者がめちゃくちゃ斬れ味鋭い悪口を列挙している本。 成長中のメガベンチャーに幸運にも新卒で入ることができたが、異様に明るく前向きな人達に囲まれて居心地の悪い思いをしている。 そんな私が日々感じている違和感を、日本社会に対する斜に構えた考察も含めて言語化してくれた。
たぶん中島義道と同じような感覚を持ちながら、言語化できなかったり、行動に移せないでいたから、自分はこの本が好きなんだと思う。誰かの言葉に仮託して、喋ってもらいたいこともある。卑怯者とか言われそうだし、自分でもずるいと思う。いずれにせよ、本を読んでいて自分の感覚を自分で理解できたのが良かった。自分に対...続きを読むする誠実さ、これは生きる中でより大事したい。 また折に触れて、読み返したい。
笑顔の絶えない人 常に感謝の気持ちを忘れない人 みんなの喜ぶ顔が見たい人 いつも前向きに生きている人 自分の仕事に「誇り」を持っている人 「けじめ」を大切にする人 喧嘩を止めようとする人 物事をはっきり言わない人 「おれ、バカだから」と言う人 「わが人生に悔いはない」と思っている人 上のような人は...続きを読む、 いい人で、幸せな人、 と思いきや、 著者は、嫌いな人という。 その理由が、こまごま例を交えて書かれている内容は、 頗るおもしろかったです。 「懸命な読者の皆様も、ご自分の所属する組織の中で勇気をもって実践してみることをお薦めします(もっとも、まかりまちがって追放されるかもしれませんが)。」 実践とは、物事をはっきり言うことである。 私の場合は、大喧嘩になって、追放の憂き目にあうだろうな、やっぱり(笑)
私の嫌いな10の人々 1笑顔の絶えない人 2常に感謝の気持ちを忘れない人 3みんなの喜ぶ顔が見たい人 4いつも前向きに生きている人 5自分の仕事に「誇り」を持っている人 6「けじめ」を大切にする人 7喧嘩が起こるとすぐに止めようとする人 8物事をはっきり言わない人 9「おれ、バカだから」と言う人 ...続きを読む10「わが人生に悔いはない」と思っている人 これらの人々が嫌いな理由について、本当は好きなんじゃないかと思われるくらいよく調べ上げ、事細かに述べられていて、非常に面白く、また、納得させられる本
周りからは「立派な人だ」と称賛され、親や学校の先生からは「ああいう風になりなさい」と模範とされてきた人、それが筆者の嫌いな人だ。 常識的な人間というのは、世間の求める体裁を裏切らない人間のことだ。周りの価値観の集合体に従って生きるということだろう。 しかし今や『コンビニ人間』のような、当たり前や...続きを読む常識を問う本が文学賞を獲る時代。SNSが台頭してきてから、価値観を問い直す風潮も大きくなっている。情報過多の社会。周りに流されず、自分の価値基準をしっかり持つことがきっと大事ですね。
ホントにその通りで笑ってしまう。朝ドラがどうしても受け入れられないのは、ヒロインの「国民的理想人格」が気持ち悪くて嫌いだからだったんだ。
私は物事の判断をするとき、理論的に考えていると思い込んでいるようで、自分の経験から作られた勝手な常識という、ある種の宗教に囚われて物事についての善悪を決めていたと思う。この本から、自分の持つ常識を疑ってかかることを考えさせられた。 今、一番ヒトに進めたい本だ。他人から押し付けられたものは、拒否した...続きを読むくなるし、この本について自分のように面白いと感じる人もいれば、時間を返せコノヤロー!と思う人もいるかもしれないので、他人に勧める(押し付ける)ことはやめておこうかな
中島義道の本で初めて手に取ったのがこちら。 とにかく目次で爆笑してしまった。 1.笑顔の絶えない人 2.常に感謝の気持ちを忘れない人 3.みんなの喜ぶ顔が見たい人 4.いつも前向きに生きている人 5.自分の仕事に「誇り」をもっている人 6.「けじめ」を大切にする人 7.喧嘩が起こるとすぐ止めようと...続きを読むする人 8.物事をはっきり言わない人 9.「おれ、バカだから」と言う人 10.「わが人生に悔いはない」と思ってる人 ここに書かれている10の人は、一般的に「良し」とされてる人だと思います。なのでこの価値観はわりと多くの人に植え付けられている。 にも関わらず、私はこんな人を嫌いなんて!とは思わずに爆笑してしまった。 それはなんだか、図星というか、いい当てられたというか、、そんな気分でした。 世間の評価に迎合し、自分で考えることをやめてしまった私は、笑顔を作ってみたり、意識して感謝をしたり、前向きのフリして現実と向き合わなかったりしていたと思います。 そんな自分に一番の違和感を抱えて、勝手に生きずらくなっていた。 自分の頭で考えられない不自由さから解放してくれる本であることは間違いないと思います。 この目次の人々に対し、なんらかの違和感を覚えた人はぜひ手に取ってほしい本です。
哲学者的だなぁと。社会の掟に、なぜ?を突きつけていくと、それを考えずただ掟に従って生きていくような人達は好きになれない。
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