塩野七生のレビュー一覧

  • サイレント・マイノリティ

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     塩野七生先生のエッセイ集がところどころに入っている短編集。前の作品についての言及や、今日の日本についてや主義・主張について、一言述べているような章もあり、読み応えがあった。とくに面白かったのは、以下の3つ。

     昔から争いの絶えないイェルサレムの問題だが、解決を図ろうとしていたトップが妥協した、という事実やその協定がしごく普通かつまともなものがなされていたものというのが面白い事実だった。ただ、その協定も、教皇や他の君主によって破棄されてしまったのは、とっても残念な結果である。

     また、歴史を研究するのと、歴史を描くというものの違いを書いている節も、すごくためになり、面白かった。歴史が、それ

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    2012年12月22日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語[電子版]IV

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    いよいよカエサルの登場である。

    名前を知らない人はいないくらい有名であるが、実際、どんな性格でどのような戦略を立て、どのような政治を行ったのか、私はまったくしらなかった。
    この第四巻は、カエサルの幼年期からガリア戦役までが詳細に描かれている。

    なんといっても驚かされるのがガリア戦記である。

    カエサルの戦術が見事に描かれている。これが紀元前1世紀の者の著作とは・・・

    そしてガリア戦役での彼の戦術も、ただ突進するだけのものとは全く異なり、相手の心理、行動をよく見極めての戦術であり、読み進めていてもドキドキしてしまう。

    ライン河に橋を架けたという史実も、私の想像を超えていた。

    現代でもそ

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    2012年11月20日
  • マキアヴェッリ語録

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    マキアヴェッリの語録を抜粋して、ヨーロッパ史に詳しくなくても理解しやすく編集してある。歴史を理解することで、さらに理解が深まる。これから先、時々読み直したい。

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    2012年09月26日
  • レパントの海戦

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    塩野七生さんの代表作を久しぶりに読みました。もう20年前の著作。地中海のキプロス島を巡る領土問題ですが、いつの世の中も領土問題の解決は難しいんだなあと、妙に切実な気分になりました。

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    2012年09月12日
  • ルネサンスの女たち―塩野七生ルネサンス著作集2―

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    『ローマ人の物語』で古代ローマを描き切った塩野七生さんのデビュー作、
    後書に1969年とありますからもう40年以上も昔の一冊ですが、決して古臭さはありません。

    "デビュー作にはすべてがつまっている"とはよく言ったもので、
    史料に溺れることなく、人の営みとそこから出てくる"歴史"を魅力的に描き出しています。

    - 女を書くことは、結果として歴史の真実に迫ることになる。

     イザベッラ・デステ:夢もなく、怖れもなく
     ルクレツィア・ボルジア:皇帝か、無か
     カテリーナ・スフォルツァ:イタリアの女傑
     カテリーナ・コルネール:まずはヴェネツィア人、その次に

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    2024年06月28日
  • 日本人へ 国家と歴史篇

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    前作である同タイトル「リーダー編」と同様、なるほどと思えるところはたくさんあったけど同じく要約できないので、特に気になったポイントを羅列。これほど横着した書評もないもんだ。

    「(靖国神社参拝や戦争に関する展示をそれぞれの視点から見ていくことで)これをつづけていると、人間への見方が暖かくなる。ムキになるのも人間の特色の一つなのだと考えるようになる。そして、言うまでもないことだが、双方でちがう言い分を聴いて比較する作業に慣れてくると、それらの合い間に自然に浮かび上がってくる真相も見えてくるようになるから面白い」
    「史料は整理しないんです。仕事のほうを整理しちゃったので」
    「選挙で選ばれたわけでも

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    2012年09月10日
  • 日本人へ リーダー篇

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    芯が一本通ってる人の論って、やっぱり読みやすい。あんまり丸々書き写すのもマズいとは思いつつ、このレベルの本を要約できる能もないので、背景が分からないと真意が伝わらないかもしれないとは思いつつ、琴線に触れたところを抜き書きしてみます。少しでも気になるところがあったら、手に取る価値はある。

    「意思を持続させるに必要なエネルギーの中で、最も燃料効率の高いのが私利私欲」
    「日本人も外国人と同じ言行をすべきだと言っているのではない。相手がどう考えどう出てくるかを知って勝負に臨むのは、ゲームに参加したければ最低限の条件であると言いたいだけ」
    「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も

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    2012年09月10日
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI

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    五賢帝時代の掉尾を飾り哲人皇帝としても名高いマルクス・アウレリウス。後世の評価も高い彼の時代に、既に衰亡への萌芽は見えていた――従来の史観を覆す新たな「ローマ帝国衰亡史」が今始まる。

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    2012年09月10日
  • 賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX

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    紀元二世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併呑して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス、帝国をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス、穏やかな人柄ながら見事な政治を行なったアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝のなかでも傑出した三者の人物像を浮き彫りにした、極め付きの指導者論。

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    2012年09月10日
  • 危機と克服──ローマ人の物語[電子版]VIII

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    繰り広げられる意味なき争い、無惨な三皇帝の末路。帝国再生のため、時代は「健全な常識人」を求めていた―。皇帝ネロの死にはじまってトライアヌスが登場するまでの三十年たらずの時代を描く。

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    2012年09月10日
  • 悪名高き皇帝たち──ローマ人の物語[電子版]VII

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    ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ―帝政を構築したアウグストゥスの後に続いた四人の皇帝は、人々の痛罵を浴び、タキトゥスら古代の史家からも手厳しく批判された。しかしながら帝政は揺るがず、むしろその機能を高めていったのはなぜか。四皇帝の陰ばかりでなく光も、罪のみならず功も、余すところなく描いて新視点を示した意欲作。ローマ史を彩る悪女・傑女も続々登場。

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    2012年09月10日
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI

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    天才カエサルの後を継いだ天才でない人物が、いかにして天才が到達できなかった目標に達したか―人々が見たいと欲する現実を見せるために、見たくない現実を直視しながら、静かに共和政を帝政へ移行させた初代皇帝アウグストゥス。ローマを安定拡大の軌道にのせるため、構造改革を実行し、「ローマによる平和」を実現したアウグストゥスの運命と意志の物語。

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    2012年09月10日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以後──ローマ人の物語[電子版]V

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    カエサルの「3月15日」―人間を、歴史を動かした男の全貌。世界の運命を一身に凝縮させてルビコン川を渡ったカエサルは、たった五年間であらゆることをやり遂げた。地中海の東西南北、広大な地域を駆けめぐり、全ての戦いに勝ち、クレオパトラにも出会った。ついにはローマ国家改造の全改革をなし遂げて、元老院・共和政に幕を引く―。読みだしたらやめられない面白さ、迫真の筆致で描かれるコスモポリス(世界国家)を目指した男の物語。

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    2012年09月10日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語[電子版]IV

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    前人未到の偉業と破天荒な人間的魅力、類い稀な文章力によって“英雄”となったユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)。古代から現代まで数多の人がカエサルに魅きつけられ、政治・思想・演劇・文学・歴史等々、数多の視点からカエサルに迫った。それら全てをふまえて塩野七生が解き明かす、ローマ人カエサルの全貌―ルビコン川を前に賽が投げられた時まで。

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    2012年09月10日
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

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    ハンニバルを倒し、帝国カルタゴを滅亡させ、一気に地中海の覇者となったローマ人。しかし大国への道のりの速さゆえに、ローマは内部から病み始める。権力が集中しすぎた元老院に対して改革を迫る若き護民官グラックスは同国人に殺され、続く改革者たちも、内なる敵に向き合わねばならない―ローマ人はいかにしてこの“混迷の世紀”を脱脚するか。

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    2012年09月10日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

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    カルタゴ国滅亡という結果に終るポエニ戦役。興隆の途にあるローマ人は、はじめて直面した大危機を“ハンニバル戦争”と呼び、畏れつつ耐えた。戦場で成熟したカルタゴ稀代の名将ハンニバルに対して、ローマ人は若き才能スキピオとローマ・システムを以て抗し、勝った―。歴史はプロセスにあり、という視点から余すところなく、しかし情緒を排して活写される敗者と勝者の命運。

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    2012年09月10日
  • ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I

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    初代王ロムルスから最後の王「尊大なタルクィニウス」。共和制となったローマと王位復活をねらうタルクィニウスの戦い。周囲のエトルリア人を巻き込んだ戦い。タルクィニウスを追放した共和制の父ブルータス、追放の発端となったルクレツィアの自殺。ブルータスの2人の息子の陰謀。ローマから派遣されたギリシアへの視察団。当時のギリシア世界の様子。

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    2013年01月13日
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

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    中学生で斜め読みした時はさっぱり面白くなく挫折したが、意識して政治のヒントを掴むために読んでいるからか、1~3巻の中で、いちばんおもしろかった。

    どのような問題に突き当たり、誰がどのように考えて、どのように解決したのか?

    どんな人が世の為に奮闘してきたのか?

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    2012年07月25日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語[電子版]IV

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    カエサルといえば「暗殺」と「クレオパトラ」しか思い浮かばない自分が恥ずかしくなる…! 人類史上屈指の天才。

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    2012年06月12日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

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    ハンニバルも良いけど、やっぱスキピオですよね。戦術大好きになりました(前からそうだけど)。包囲作戦は爽快。しかし悲惨。

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    2012年06月12日