プロフィール

  • 作者名:外山滋比古(トヤマシゲヒコ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1923年11月03日
  • 出身地:日本 / 愛知県

東京文理科大学(現筑波大学)文学部英文学科卒。『思考の整理学』、『ちょっとした勉強のコツ』、『人に聞けない大人の言葉づかい』など数多くの著書がある。

作品一覧

  • 惰性と思考
    値引きあり
    3.0
    95歳、脚下照顧という生き方 頭は明晰に、心は穏やかに当たり前の日常が変わる68の「視点」 かぜと個性 たまにはかぜで寝てみるのもいいものだ。自分の生き方をふりかえられる。かぜは生活の句読点のようなものでもある。テンもマルもない文章は気味が悪い。かぜひきはそんな理屈を考えて、自分を慰める。 それにかぜは個性である。同じかぜでありながら、人によって千差万別。 またなおりかけの気分が実によろしい。弱気を強気にし、悲観的な人間にも希望というものがあると考えさせる。ー本書より 本書は、毎日新聞出版から二〇一〇年三月に刊行された『頭の旅』を改題、加筆修正したものを新書化したものです。
  • 最高の雑談術 ~乱談のセレンディピティ~
    値引きあり
    3.7
    聞くこと、話すことには発見がある!シロウト同士の放談で、教養以上の英知が身につく 230万部突破!『思考の整理学』雑談版! 「知の探究者に大反響『乱読のセレンディピティ』待望の続編! 話すことは、読むことより容易であるように考えるのも、教育のつくり上げた迷信である。何でも話せるわけではないが、文章にするよりはるかに多くの深いことを伝えることができる。もちろん、愚にもつかぬ“おしゃべり”が多いけれども、本当の心は、文字ではなく、声のことばにあらわれる、ということを理解するのは、いわゆる教養以上の知性を必要とする。 “目で考える”人間は孤独を好む。“ひとりで考える”ことは、主観的になりやすい。すぐれた知能は、視覚的思考によって育まれるより、聴覚的思考力によって伸びると考えられる。ひとりではなく、仲間といっしょに、語らい合っているうちに発動する思考力というものをわれわれは、これまでほとんど問題にしたことがなかった。ひとりではなく、同志と、本を読むのではなく、談話によって、新しい文化を開発することができる。そういう信念をもとにして、クラブ的芸術、思考を模索していくと、乱談の思考、セレンディピティ(serendipity)に至るというわけである。――本書より ※本書は二〇一六年六月、扶桑社より刊行した『乱談のセレンディピティ』を改題、追記し、文庫化したものです。
  • 新編 ことばの作法 心を伝える“ひと言”の知恵
    3.0
    ことばは人づきあいの潤滑油。よりよい人間関係を築くには、話し方にも気配りが大切。あなたの何気ない「ひと言」が、相手の心を開く役を果たすこともあれば、思わぬ波紋を生み出すこともあるのです。―日本語に強い関心をもち続けてきた著者が、ことばづかいの作法や、電話・手紙のマナーを披露する。思いを上手に伝えるための心得をそっと教えてくれるエッセイ集。

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  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために
    4.0
    手紙、原稿、論文……日常生活の中で、文章を書かねばならない場面は多い。知的で味わい深く、自分の考えをうまく伝える文章を綴るには、何を心がければよいのか。本書は、エッセイの名手として知られる著者が、書く前の準備、上手な文章にするための心得、手紙のコツなど、文章上達のための基本を披露する。書くことへの苦手意識がいつの間にかなくなる、親身のアドバイス満載の書。
  • 外山滋比古「少年記」
    値引きあり
    -
    1巻499円 (税込)
    あの頃を思い出しますか?英文学者、エッセイスト、八十歳になったいま、懐かしくもほろ苦い少年の日々を回想する。誰にもこどもの時があった―。 (※本書は2004/11/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 文章力―かくチカラ
    値引きあり
    3.8
    1巻499円 (税込)
    読まずにはいられない、放ってはおかれないという気持を読む人に与えるもの、それがおもしろさである。文章は、おもしろくなくては話にならない−。外山滋比古が、文章修業で学んだことを具体的にわかりやすく講義する40章。 (※本書は2010/12/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • コンポジット氏四十年
    値引きあり
    -
    1巻499円 (税込)
    根本実当、当年八十四歳。過去を振返ってはいけないという内心の声もきこえるが、それなら“中じきり”として、くねくねのあとを振返ってみるのも一興だと思い、回想を文章にすることにした。 (※本書は2008/3/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 心と心をつなぐ話し方
    4.0
    1巻510円 (税込)
    ことばには不思議な力があります。口先だけでなく心からはっせられたことばは人の心を動かす力にもなれば、しっくりいっていなかった相手との関係を血の通ったものにすることもできるのです。本書は自分の気持ちや考えを思いどおりに伝えるうえで大切な話し方のマナーを、具体例をあげながらわかりやすくアドバイスします。素敵な人間関係を築きたい人に必ず役に立つ、話し方の入門書。

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  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章
    3.6
    ことばなんて、こどもは放っておいても覚えられるわと思っているお母さん。それなのに、文字を教えてくれる幼稚園にはいち早くこどもを入れたがるお母さん。ちょっと待ってください。大切なお子さんの、最初のことばの先生はお母さん、あなたです。人間は言葉で考えます。どんな子に育つかは、ことばの教育で決まるのです。「少子社会」の今、正しい幼児教育の重要性を説く子育ての必読書。
  • 親は子に何を教えるべきか
    3.3
    教育とは学校がするもの、してくれるもの、と頭から決めてかかる考えが今もってつよい。しかし、実はこどもの成長にとって本当に大切なこと、そして生きるために必要な知恵は、学校に入る前に、親が教えなければならないのだ。親はこどものために何をすべきなのか。何を放っておくべきなのか。本書は「三つ子の魂、百まで」「鉄は熱いうちに打て」などの諺を引き合いに、家庭教育のあり方を説く。
  • ものの見方、考え方 発信型思考力を養う
    3.5
    1巻520円 (税込)
    学校で学んだとおりに知識をふやし、数々の試験を乗り越えてきた。それなのに、「考える力」がつかないのはなぜだろう。本書はベストセラー『思考の整理学』の著者が実践する新しいタイプの思考法、「発信型思考」を養うヒントがつまった珠玉のエッセイ集。読み書きや身近な物事を題材に、「なぜ」「どうして」を追究し、これから身につけたい自分だけの見方、考え方を磨く。『ものの見方』を改題。

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  • 人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論
    3.5
    「忙しくて休むヒマがない……」と嘆くあなた、いつも時間に追われる生活をしていませんか。ちょっと生き方の発想を変えれば、誰でも「ゆとり」ある人生を愉しむことができるのです。本書は、著者が日常のなかで体得した“生き方のヒント”を綴ったエッセイ。頭を切り換える儀式の効用、車中の時間の意外な過ごし方、心豊かな余暇のスタイル……etc. 役に立つ知的アドバイス。
  • 逆説の生き方
    3.3
    1巻594円 (税込)
    東大生・京大生に一番読まれた本の著者が、幸福にとって何が欠かせないか明快に伝授。いわく「前列人間より後列人間になれ。自己宣伝しないとと思うのは浅い考え」「知識がありすぎると考える力がつかない」「傷ついたリンゴは甘い。コンプレックスや苦労をどうとらえるかが大事」ほか、豊富なエピソードをユーモアもときに交えて紹介。外山先生が導きだす逆転の価値観こそ、本物の「生きるための方程式」です。
  • 「長生き」に負けない生き方
    -
    1巻594円 (税込)
    「長生き」に不安という人の割合は9割にも! これは生命保険会社が20代~60代の1000人近くに対し行った調査結果。現代日本人が実は、ご長寿を望んでいないということがはっきりわかります。東大・京大でもっとも読まれた本、200万部のベストセラー『思考の整理学』の著者・外山滋比古氏は92歳。「長生き」の時代をどう生きれば不安でなくなるか、自らが見いだした結論と33の実践方法を明かします。
  • ライフワークの思想
    3.7
    1巻605円 (税込)
    ライフワークの花を咲かせることはあらゆる人に可能である。この花は晩年になって始めて結実する。そのためには自由時間の使い方を考えなくてはならない。自分の生きがいとなり、人生の豊かさにつながる、能力の備蓄をすることが必要だ。バッテリーは使い切るまえに絶えず充電しなくてはならない。輝かしい、円熟したフィナーレを迎えられるよう、一日一日の生き方を考えてみよう。
  • 異本論
    4.3
    1巻605円 (税込)
    読者は著者の意図など考えずに自由な読み方をしていいのである。理解されることで表現は変化し、そこに異本が生じる。口承文芸など長い伝承期間を経た物語や歌謡が、具体性・簡潔性を具え古典になるのはそのためである。翻訳、コピー、原形と典型など、異本化作用から、広く表現文化について考えた画期的な本。
  • 知的創造のヒント
    3.7
    あなたに最適な知的創造のヒントがここにある。常に心構えを柔軟にしておくコツから忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非や本の読み方まで著者の実践法を紹介します。個性的な思考スタイルを身につけ、知的創造性を発揮するための実践トレーニングが満載の一冊。あきらめていたユニークな発想ができるようになる知的習慣術。
  • 頭のよい子は「ことば」で育つ
    3.8
    就学前から、小学生が塾でするような勉強をさせる、そんな家庭が増えています。しかし、それは本当にこどものための教育なのでしょうか。勉強の基礎となるのは、“ことば”をききとる力、話す力です。まず、きく力、話す力をはぐくんでこそ、子どもは本当に豊かな心と知力を身につけることができるのです。そして、その“ことば”の最初の先生となるのが、じつはお母さん、あなたなのです。著者は、そうした視点から、生まれた瞬間からの、お母さんの愛のある語りかけや子守唄が、こどもの豊かな感性をはぐくむといいます。また、子どもの成長とともに、抽象的なことばのもつ意味を知ること、相手の言うことをきちんとききとる耳を育てることが、子どもの知性を伸ばすと説きます。よい耳をもつことはこどもにとって一生の宝。ゆったりとしたテンポでやさしく語りかけることが、聡明な子どもが育つ前提なのです。点数至上主義の風潮に一石を投じた、真の教育論。

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  • 少年記
    4.3
    1巻628円 (税込)
    五銭で買った「レントゲン」、父から寄宿舎へ届く候文の手紙、教練でとった通信簿の「でんしんぼう」、匍匐練習中になくした万年筆、恩師と食べたまんじゅうの涙、若くして戦争で亡くなった友だちのこと――ものを書くようになってから五十年。その間、ずっと文章のなかで”私”を使わないよう心がけてきた著者が、思い出すまま綴った少年記。
  • 省略の詩学 俳句のかたち
    -
    1巻628円 (税込)
    世界でいちばん短い詩――俳句。日本独特の短詩型文学における、主として切字の考察を通して日本語の豊かさを実証し、「省略の詩学」としての魅力をも解明する日本語論の先駆的名著。
  • 乱読のセレンディピティ
    3.9
    1巻638円 (税込)
    一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に、精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況においてこそ、乱読の価値を見出さなくてはならない。本が読まれなくなった、本ばなれがすすんでいるといわれる近年、乱読のよさに気づくこと自体が、セレンディピティであると言ってもよい。積極的な乱読は、従来の読書ではまれにしか見られなかったセレンディピティがかなり多くおこるのではないか。それが、この本の考えである。乱読によって思いがけないものを発見する能力〈セレンディピティ〉が起こることを教えてくれる。 「本は身ゼニを切って買うべし」「知識と思考」など、「知の巨人」が思考を養い人生が変わる読み方を伝授 !
  • 失敗を活かせば人生はうまくいく
    3.3
    1巻638円 (税込)
    人生の「マイナス」は、その後の成長の種である。 *逆境を活かす考え方 *災難のあとに幸福あり *人間の体には「再起力」が備わっている 92歳「知の巨人」が、その経験にもとづいて語る「失敗」から始まる「幸福論」。
  • 新版 思考の整理学
    4.0
    1巻660円 (税込)
    「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくした。自分の頭で考えたアイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で自らの体験をもとに提示し、圧倒的支持を得る「思考法」入門書が「新版」で登場。
  • フィナーレの発想 わがライフワーク論
    -
    1巻660円 (税込)
    序曲が、たとえどれほど素晴らしくても、円熟しない人生は失敗である。人生がマラソンなら、ゴールをめざし完走する人生のフィナーレの花を、いかに咲かすか――充実した無為、道草のすすめ、クーリング・ダウンのこつ、読書術などなど……「自分自身のライフワーク」を切望する人々に、「生き方」への示唆にあふれた〈人生読本〉。
  • 伝達の整理学
    4.1
    日本人は思考の伝達が苦手である。ことばの読み書き偏重、知識を自分の頭に詰め込むことばかりに熱心で、自分の考えをどう深め、どう伝えるかを考えていない。AIが人間を脅かしているいま、人間にとって大事なのは思考の整理と並んで、ことばの伝達とその整理学である。教育のあり方、知的生活のあり方などをめぐって今も精力的に発言を続ける知の巨人が満を持して放つ、待望の文庫書き下ろし。
  • 老いの整理学
    3.7
    【220万部突破の大ベストセラー『思考の整理学』老年版!】【94歳の「知の巨人」が実践する知的な老い方!】 ◎ゆっくり急げ!「弱強のリズム」で生きれば、“年を忘れる”●八十代から始めた炊事・ホメられるススメ●知らない病気は治る!?●怒りは新しい養生訓・命を延ばす涙●「敵」は長生きの妙薬・威張るという生き甲斐・昼入浴のススメ…… ――だから年を取っても健康です! 【「文庫版のためのまえがき」より】 年の取り方には、ふた通りがある。うまい年の取り方とつらい年の取り方である。どちらの老い方をするかは、ひとりひとりの問題であるが、いい知恵はないかと思っている人は少なくない。どうしたら、おもしろく、いやなことを忘れて老いていけるかは大きな問題で、もっとよく考える必要があるが、お手本になる例が少ない。我流で老いているとおもしろい老いにならないリスクがあると気付くのはかなりの知性である。
  • 空気の教育
    3.6
    1巻660円 (税込)
    「教育のことを薫陶という。これはまさに空気による育成を意味する」、家庭には家風、学校には校風があることを考えてみよう。人間が生活しているところにはやがて、一定の空気、雰囲気が生じる。本当の教育は押し付けや口先だけの注意ではない、子どもを包む家庭や学校の空気こそ、最も深いところに作用する。お茶の水女子大学附属幼稚園の園長でもあった著者独自の教育論は目からウロコである。
  • 新聞大学
    3.9
    1巻682円 (税込)
    もっと新聞を活用しなければ、もったいない!いくつになっても、誰でもどこでも学べる最新情報満載のテキスト“新聞”を使って脳力を上げる! 「中高年になって知的荒廃が起こると、ひいては健康を害する」と著者は言う。そうならないためにはどうしたらいいのか? そんなとき、まったく偶然に新聞の存在を思いついた著者が、中高年のための自己学習には、新聞こそがもっとも具体的、かつ、簡便であり、それを「新聞大学」と呼んでも少しもおかしくないと閃く。さらによいことに、日本の新聞は戸別配達で、「テキスト」は日替わり、じっとしていても手許に届く。それを活用しない手はないと。著者自身の新聞の活用法を例に挙げ、脳力が上がる読み方を伝授! ・すぐれた“見出し読者”になる・「疑う力」を養う・株式欄は数字の砂漠ではない・個人情報のおもしろさ・目からウロコの保健知識・広告文の効用・休刊日には“旧聞”をひっぱりだす・わかりにくい記事ほどいい……etc. 「新聞大学は、毎日、標準的日本語の散文を提供してくれる。それに親しんでいれば、散文に対する目が養われる。それだけでなく、理知的なものの見方、考え方を身につけるようになる可能性は大きい。 俗にいえば、頭がよくなる、のである。――そう言っても過言ではない。」――本文より ※本書は2016年11月、扶桑社より刊行した『新聞大学』に追記し、文庫化したものの電子版になります。
  • 新版 知的創造のヒント
    5.0
    『思考の整理学』の原点となった主著。「独創的なアイディアは自分からは出てこない」と諦めていませんか? 日々の思考トレーニングでユニークな発想は生み出せます。本書では著者の経験を踏まえ、個性的な思考を発揮する方法、忘却の効用、雑談のすすめ、メモの是非、本の読み方まで、すぐに実践できる知的トレーニングを案内します。新版に際し、東大生・京大生の疑問に答える特別講義を増補。
  • 新版 「読み」の整理学
    3.9
    1巻715円 (税込)
    取扱説明書や役所の書類など、読んでも頭に入ってこないという経験はないだろうか? 自分が未経験のことを読むのは難しい。一方、知っている事柄を読んで理解することは簡単にできる。ここには2種類の読み方―未知を読むベータ読み、既知を読むアルファ読み―がある。知のバイブル『思考の整理学』の著者が伝授する“読み方”の極意。読書や本にまつわる文章を増補し“新版”として登場。
  • 忘却の整理学
    4.3
    1巻715円 (税込)
    知識は「盾」である。仕事や試験において時間を削り取ろうとする敵から自分を守ってくれる。知識によってタスクは効率化され、浪費は防がれる。では「矛」は? ……それは「忘却」である。なぜなら、常識やルールといった自分の内なる暗黙知、さらには時間すら忘れて物事に打ち込んだとき、そこから得られる成果物は、きっとあなたにとって代えがたい武器となるからだ。
  • 「忘れる」力
    4.5
    1巻719円 (税込)
    ベストセラー『思考の整理学』の著者が贈る、“こころの散歩”と“あたまの寄り道”のススメ 本書のために書き下ろされた表題作を含む珠玉のエッセイ27編を収録! われわれは、忘却によって、頭がよくなっている。 忘れるのを恐れるのは誤りである。 そういえば、かつては、よく忘れるのを “健忘”といい、健忘症という言い方があった。 健という文字はダテではないような気がする。
  • やわらかく、考える。
    3.9
    1巻720円 (税込)
    大人気シリーズ第2弾! 本書は、ベストセラーとなった箴言集『こうやって、考える。』の姉妹本です。知の巨人がこれまでに執筆した膨大な著作の中から、「柔軟な視点を養うためのヒント」を150に厳選しました。ガチガチになった頭を解きほぐし、ひらめきとアイデアが溢れ出す1冊! (主な項目)●忙しくても、昼寝をする ●ゆっくり急ぐ ●頭の中のよぶんなものを捨てる ●雑談は発見のタネ ●不幸なときは読書のチャンス ●あてもない旅をする etc. 「本書は、これまでの著作の中から「柔軟にものごとを見るヒント」となるような箇所を抜粋して、一冊の本にまとめたものである。日ごろしていることをほんのすこし変えるだけで、ずいぶん変わってくる。新しいことのように見えても、その実、昔から言われてきた知恵と同じだったりする。こういうヒントが、読者のみなさんに、いくらかでも参考になれば幸いである」(本書「はじめに」より抜粋)
  • こうやって、考える。
    3.8
    1巻720円 (税込)
    本書は、東大生のバイブルとして名高い『思考の整理学』の著者が、これまでの著作郡の中から発想力を鍛えるためのヒントを150に厳選して紹介します。専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者。「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」「思考に休符を挟む」「『まどろみ』の中で考える」「比喩で思考を節約する」など、誰でもすぐに取り入れることができる方法が満載です。発想力と思考力が同時に磨かれる1冊! 「校正などしている間に、おもしろいことに気付いた。引用された短文が、もとの本文の中にあったときとは違った、新しいニュアンスをともなっているのである。引用されることで、味わいが濃縮されるのかもしれない。本書の短いことばたちが、少しでも読者の役に立てば幸いである」(本書「はじめに」より抜粋)
  • 日本語の素顔
    3.0
    1巻726円 (税込)
    幕末から明治初年にかけて日本では、西欧の言語の吸収に熱心で素顔の日本語を恥じ、外国ふうの化粧をした日本語が生まれた。さらに敗戦によって日本的なすべてのものに対する否定的な態度が一般的になり、近年は、書く文章だけでなく話しことばもまた激しく変りつつある。幼児にことばを教える母親の役割の重要性を痛感する著者が外国語と比較して、日本語の素顔の美しさや味わいを数々の具体例によって見なおす。
  • ことばの教養
    4.7
    1巻748円 (税込)
    今や日本人にとっても複雑になってしまった日本語。時代や社会、人間関係によって変化する、話し・書き・聞き・読むなどの言語生活を通し、ことばの教養について、いろいろな事象や、著名人の書簡などを交えて、考えさせてくれる好エッセイ。
  • 家庭という学校
    3.2
    人間はわが子の育て方が上手でない。本気になってこどもの能力をのばすことを考えないのだ。三歳過ぎまでのこどもは、ほとんどすべての子が天才的能力をもっている。まわりの大人がそう思わないで放っておくので、その能力をつなぎとめられない。ではどうすればいいのか。能力を引き出すために、親は何をすればよいのか。若いときの苦労は買ってでもさせる、人任せにせず親が自分で教える、経験こそが大事である、など子育てで心がけるべきことを提示し、家庭教育の復権を訴える。
  • 自然知能
    -
    1巻792円 (税込)
    累計287万部!『思考の整理学』著者がAI時代到来前に遺した幻の1冊! 忘却力 復元力 愉快力 予知 経験知…生まれもった能力を開花せよ!  人間は生まれながらにして自然知能を持っている。 昔、昔、そのまた昔から、自然知能は名もなく放置されてきたのである。そのため人間は進化がおくれた。そういうことを考える人もなかった。人工知能があらわれてようやく、自然知能が存在しなくてはならない、ということがわかるようになった。それにもかかわらず、自然知能ということばもない。本書が書名にこれを掲げたのは冒険であるかもしれない。(――本書より)
  • ユーモアのレッスン
    3.7
    1巻814円 (税込)
    しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く人の記憶に長くとどまる。気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。このレッスンには、教則本も近道もありません。
  • 知的生活習慣
    3.5
    1巻825円 (税込)
    無知であることを自覚して営む日々の暮らしこそ、知的生活である。年をとって忘れっぽくなるのを嘆くことはない。むしろ日々これ新しく前進する、と考えよう。老年恐れるに足らず、との心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる――そう考えるのが外山流の知的生活。さまざまな日常の局面におけるちょっとした工夫を習慣化することで、老若男女を問わず誰でも日々向上することができる。九十歳を越えた今も知的創造を続ける知の巨人による、『思考の整理学』実践編。
  • 老いの練習帳
    3.0
    1巻850円 (税込)
    老いるにもコツあり。 平常心を失うことなく先をゆっくり急ぐ、 中庸の心持ちがいい。 人生100年時代がやってきた。 されど、悩むな、焦るな、欲かくな――。 95歳の著者が自らに課してきた、日々のルールがここに甦る。 人との距離感から清談の方法、生きがいについてまで、 変わりゆく世を淡々かつ快活に生きるための47の智恵。 「日常の繰り返しこそ貴重なレッスン」 知の巨人がおしえてくれる、とっておきの思考法。 【目次より】 I 荷物を持たずに歩く 話し方について ふるまいについて 心のもちようについて 心理について 休息について 入眠について 散歩について 病気について 師について 意識について 両手について 手紙について 距離感について 幻想について II 気分が変わるのを味わう 贈り物の昨今 接触の昨今 顔の昨今 反動の昨今 信頼の昨今 常識の昨今 朝食の昨今 好物の昨今 話題の昨今 幅の昨今 美味の昨今 III 話題は遠い人を選ぶ 頭数のヒント 清談のヒント 料理のヒント 常用のヒント 世話のヒント 継続のヒント 応対のヒント あつらえのヒント 身嗜みのヒント 趣向のヒント 私物のヒント 手習いのヒント IV 雑念を愛する 定年考 小骨考 写真考 対人考 親切考 会食考 歩道考 活力考 風情考 独歩考
  • お金の整理学(小学館新書)
    3.9
    1巻858円 (税込)
    知の巨人が考える老後の「生きがいとお金」。 人生100年時代を迎え、「定年後」の時間が断然、長くなった。 「年金が足りない」「受給開始年齢が引き上げられるのでは」「貯金が底をつくかもしれない」――そんな不安の声は尽きない。 そうしたなか、大ヒットの超ロングセラー『思考の整理学』著者で、95歳にして現役で「株投資」を続けている外山滋比古氏は説く。 「もっと前向きに、老後のお金の話をしよう」 不安が消えない時代にだからこそ、上手にお金と付き合いながら、面白がって生きる。年金、貯蓄、相続、仕事、副業、趣味、そして投資――「第2の人生」を楽しく生きるためのヒントがここにある。
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集
    3.7
    自我について、性について、家庭について、老年について、偽善について。詩人が壮年期に哲学者の父・谷川徹三をはじめ、外山滋比古、鮎川信夫、鶴見俊輔、野上弥生子、そして息子・谷川賢作と胸の内を明かし合った比類なき対話。解説・内田也哉子。
  • 日本語の個性 改版
    3.0
    1巻880円 (税込)
    もともと日本語は「終りよければすべてよし」の構造で、重心は末尾の動詞にあった。だが次々と登場した名詞群に関心が移り、バランスが崩れた結果、長く培われてきたおもしろさは失われた。それは翻訳文化の影響だといえる。日本語本来の魅力を取り戻すうえで、話し言葉がもつ豊かさこそ重要なカギとなるのではあるまいか――。日常の言語生活にひそんだ盲点の数々を、英語表現と比較しつつ軽やかな筆致で示唆するエッセイ。
  • 日本の英語、英文学
    3.8
    1巻880円 (税込)
    ★著者渾身の書き下ろしエッセイ ★日本の英語は、どこでボタンをかけ違えたのか ★教養英語 vs. 実用英語、英文解釈法、著作権、英会話、小学校英語について ★著者が最初に使ったお気に入りの英和辞典とは、日本語は「悪魔のことば」! ? ★AI時代に英語を学ぶ意味とは、大学から文学部・英文科がなくなってしまう! ? ★伝説の学習参考書、「山貞(やまてい)」vs.「小野圭(おのけい)」の話 ★英語の名物先生列伝、英文学者 夏目漱石の幻の業績とは、漱石の萬年筆の秘密 ★日本人が知らない「パラグラフ・リーディング」のキモとは ★いま明かされる著者の『英語青年』編集長時代(1951-63)の裏話 軽妙な筆致で綴る、知的刺激に溢れる好エッセイ集。独自の着眼点で、日本の英語、英文学の「来し方」をふり返り、「行く末」に思いをめぐらす。94歳になる著者が紡ぎだす貴重な「記憶の記録」。著者渾身の書き下ろしエッセイ集。研究社110周年記念企画。装丁:熊谷博人
  • リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる
    4.0
    1巻880円 (税込)
    キズのついたリンゴは、それをかばおうと力を出し、無キズのリンゴより甘くなるという。人間にも似たところがある――。90歳、「知の巨人」による“欲、半分”の生き方提案。全34話を収録。
  • ちょっとした勉強のコツ
    3.5
    1巻924円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古今東西のことわざや著名人のエピソード、著者自らの体験などを巧みに散りばめながら、明快な論理で「外山流勉強の極意」をつぎつぎと伝授します。子どものプレッシャーを取り除きよきサポーターになるためのアドバイスや、集中力を上げ効果的に頭を働かせるヒントなどが満載。うなずいたり感心したり、読んでおもしろくためになります。 家庭の常備薬として書棚には欠かせない1冊と言えるでしょう。

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  • 90歳の人間力
    3.7
    高齢者ともなれば、どんな人間にも後悔、失敗、恥がある。リンゴはキズがあるほうが甘くなるという。人間も同じだ。キズがあることでかえって幸せになれることもあるし、人としての魅力も増す。さまざまなキズを糧にして、歳をとるほど明るく元気になる生き方とは? 260万部を超える大ベストセラー『思考の整理学』の著者で、96歳まで現役で活躍した“知の巨人”が晩年になって到達した卓見の数々。「厄介なことは忘れるに限る」「失敗のない成功は危ない」「気長にかまえ、チャンスに飛び出す者が勝つ」など人間力を養う34話。
  • コンポジット氏 四十年
    -
    1巻943円 (税込)
    根本実当、当年八十四歳。過去を振返ってはいけないという内心の声もきこえるが、それなら“中じきり”として、くねくねのあとを振返ってみるのも一興だと思い、回想を文章にすることにした。

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  • 外山滋比古『少年記』
    4.0
    1巻943円 (税込)
    あの頃を思い出しますか?英文学者、エッセイスト、八十歳になったいま、懐かしくもほろ苦い少年の日々を回想する。誰にもこどもの時があった―。

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ユーザーレビュー

  • 忘却の整理学

    Posted by ブクログ

    覚えたことを忘れてしまうのは悪。ではなく「忘れることで覚えるための頭の余白ができる」「忘れることで思考することができる」と捉えなおせば、忘れることも怖くなくなる。

    人の忘れることに対する意識を変えてくれる1冊です。

    0
    2025年11月24日
  • 新版 思考の整理学

    Posted by ブクログ

    現代社会の問題に直面した我々日本人の課題を問うている。それは、一昔前から言われてきた、コンピューターの代替化という問題によって、人間の社会における不必要さがより表面化してきたことである。こうした状況を踏まえて、「考える力」の大事について筆者は言及している。そして、そこから口火を切って、考える力を鍛えていくためのある種の方法論を論じていく構成となっている。特に、興味深かったのは、「忘却」についての記述だった。知識として、身体の内側に取り込んだあと、時間を置くと言うことだ。
    「見つめるナベは煮えない」とは、まさにそのことを定理化している。これ以上の内容についての記載は控えるが、このようにして筆者の

    0
    2025年11月14日
  • 新版 知的創造のヒント

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、まさに知的創造のヒント。考え方や考えない時間の過ごし方、忘れ方、忘れることの大切さなどなど。どの分野の人にも通づるマインドセットではないか。

    0
    2025年11月07日
  • やわらかく、考える。

    Posted by ブクログ

    「こうやって、考える。」という著書と同じ感想を抱いた。全く同じ感想を抱いたわけではなく、「こうやって、考える。」よりも比喩表現が多いような印象を受けた。豆腐の性質や英語での表現などを多用して「やわらかく、考える。」ための一助となるような考え方をインプットする体験ができた。こちらももう一度読む価値があると感じた。

    0
    2025年10月12日
  • こうやって、考える。

    Posted by ブクログ

    他の著書から考え方に対する一助となるような部分を引用しまとめ上げた一冊。個人的には「覚悟の磨き方」と本の構成が非常に似ており、とても読みやすいと感じた。この本を読むことで過去の経験と合致する、clickする瞬間が何度もあった。つまり、自分の過去において良い考え方ができたなーと感じた瞬間を思い出させてくれ、なおかつなぜその瞬間に良い考え方ができたかを言語化してくれるような体験ができた。この本は何度も読み直す価値があると思った。

    0
    2025年10月12日

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