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白い鶴よ、翼を貸しておくれ チベットの愛と戦いの物語
亡命チベット人医師が遺したチベット愛と苦難の長編歴史小説 1925年、若きアメリカ人宣教師スティーブンス夫妻は幾多の困難を乗り越え、チベット、ニャロン入りを果たした。現実は厳しく布教は一向に進まなかったが、夫妻は献身的な医療活動を通じて人びとに受け入れられていく。やがて生まれた息子ポールと領主の息子テンガは深い友情で結ばれる。だが、穏やかな日々も長くは続かない。悲劇が引き起こす怨恨。怨恨が引き起こす復讐劇。1950年、新たな支配者の侵攻により、人びとは分断され、緊迫した日々が始まる。ポールもテンガもその荒波の中、人間の尊厳を賭けた戦いに身を投じてゆく。 【目次】 この本について 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 訳者解説 【著者】 ツェワン・イシェ・ペンバ チベットのギャンツェ生まれ。医師であり作家。1941年にインドのイギリス式学校に入学して英語を身につけ、1949年にロンドン大学に留学。医学を学び卒業後はブータン、インドなどで外科医として活躍。1957年にチベットで過ごした日々をエッセイに綴った『少年時代のチベット』をロンドンで出版。1966年にはチベット人として初めての長編小説『道中の菩薩たち』を出版。その後創作活動から離れていたが、晩年ようやく実現したチベット旅行をきっかけに『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』を執筆後病没。享年79歳。 星泉 1967年千葉県生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授。チベット語研究のかたわら、チベットの文学や映画の紹介活動を行っている。訳書にラシャムジャ『雪を待つ』、共訳書にトンドゥプジャ『ここにも躍動する生きた心臓がある』、ペマ・ツェテン『ティメー・クンデンを探して』、タクブンジャ『ハバ犬を育てる話』、ツェラン・トンドゥプ『黒狐の谷』などがある。『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』編集長。 -
神曲物語
地獄篇・浄罪篇・天堂篇あわせて100章、14,233行の雄大な叙事詩。3篇を通じて、歴史上に名をつらねる多くの人物が登場する。プトレマイオスの宇宙、軽妙な比喩、多彩な描写が織りなす、世界についての物語。 -
新5分間ミステリー
推理力・観察眼・雑学知識を鍛えよう あなたの頭脳に挑戦する わずか5分の謎解きクイズ・ストーリー 大人気『5分間ミステリー』シリーズ! 社交界でも知られた夫人の遺体が、大邸宅のなかのあずまやで見つかった。 しかも、見知らぬ男性とともに。その近くには、薬物と注射器具が残されていた。 麻薬の過剰摂取によるものと思われたが、敏腕警部は現場の様子から不審をいだく。 事件は殺人なのか――? どの問題も、趣向を凝らしたストーリーで、あなたを翻弄します。 緻密な観察眼と推理力ばかりでなく、知識や雑学、直感力など、あらゆる知恵を総動員し、頭脳をフル回転させて挑んでください! -
新シャーロック・ホームズの冒険
初老の男が服毒による変死を遂げたと新聞で報じられた朝、三十代前半の女性がベイカー街221Bへホームズを訪ねてくる。彼女はアビゲイル・ムーンと名乗り、ダミアン・コリンボーンなる男性の筆名で探偵小説を書いている。コリンボーンといえば、相棒ワトスンの本棚にも作品が置いてあるほどの売れっ子作家だ。依頼の内容は、「真犯人に被害者と犯行の手口を盗まれた、自分の無実を証明してほしい」。彼女は次作に向けてストーリーの構想を練っているところだったが、昨日ヴォクスホール公園で死んだ男は、被害者として自分が選んだ人物だった。なぜ変死事件は起きたのか? ホームズとワトスンは調査に乗り出すが……。 -
死んでから俺にはいろんなことがあった
俺はただ家に帰りたいだけなのに、それがそんなにおかしいか? ポルトガルの作家が移民の置かれた立場の悲哀を不条理かつユーモラスに描く傑作長編。 郵便配達をしていた俺は故郷の「くに」から逃げてきた。妻のカルラと幼い息子とともに「島」で不法滞在している。買い物をした帰りに乗っていた地下鉄が故障で止まってしまい、右も左もわからない場所で降ろされてしまった一家。なんとか家にたどり着こうとあれこれ画策するが、やることなすことすべてが裏目に出て━━。周囲から存在を認められず、無視され続ける移民の親子は、果たしてどうなるのか? 【目次】 ツキを呼び込む やりすぎだよ コソボチームのシャツ むしゃぶりつきたくなる 神さまの大間違い 偽りの思い出 幻ってやつは 自分で自分を刺す 好きで自分勝手になったわけじゃない 俺たちの四十キロ 訳者あとがき 【著者】 リカルド・アドルフォ 1974年にアンゴラに生まれるが、アンゴラの独立により幼少時にポルトガルに帰国。2003年に短編集『すべてのチョリソーは焼くためにある』でデビュー。初長編『ミゼー』はポルトガルでベストセラーとなる。『東京は地球より遠く』では日本で働く外国人のサラリーマンの目から見たおかしな日本の日常を描いた。同書からは2019年刊の『ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声』に3篇が収録されている。ドラマや映画の脚本の執筆や絵本も発表するほか、広告界でも国際的に活躍している。2012年より東京に在住。 木下眞穂 上智大学ポルトガル語学科卒。ポルトガル語翻訳家。訳書に『ブリーダ』(パウロ・コエーリョ)、『忘却についての一般論』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ)、『エルサレム』(ゴンサロ・M・タヴァレス)、『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ)など。『ガルヴェイアスの犬』(ジョゼ・ルイス・ペイショット)で2019年に第5回日本翻訳大賞を受賞。 -
新編 世界むかし話集
「ムーミン」やアンデルセン童話など、北欧・児童文学の研究・翻訳に生涯携わり、子供たちには夢を、大人にはやすらぎを与え続けた著者・山室静の世界むかし話集第1弾。 <イングランド>ネコの王さま/カメの遠足/最初のバナナ/三びきのクマ/ロンドン橋の上で/ジャックと豆の木/他8編 <コーンウォール>ベッチィ・ストーグの赤ちゃん/頭から下に向かって/他3編 <スコットランド>ヒース酒の秘密/詩人トマスの話/他5編 <ウェールズ>長すねグウィスの嘆き/他3編 <アイルランド>白いマス/笛吹きとプーカ/他9編 -
新編 日本の面影【全2巻 合本版】
代表作『知られぬ日本の面影』から、詩情あふれる新訳で合計21編を新編集。ハーンの描く、失われゆく美しい日本の姿を感じる、文庫オリジナルの新訳決定版。 はじめに 東洋の第一日目 盆踊り 神々の国の首都 杵築――日本最古の神社 子どもたちの死霊の岩屋で――加賀の潜戸 日本海に沿って 日本の庭にて 英語教師の日記から 日本人の微笑 さようなら 弘法大師の書 鎌倉・江ノ島詣で 盆市 美保関にて 日御碕にて 八重垣神社 狐 二つの珍しい祭日 伯耆から隠岐へ 幽霊とお化け 思い出の記 小泉節子 ラフカディオ・ハーン略年譜 ※本書は「新編 日本の面影」「新編 日本の面影 II」の2冊を合わせた合本版です。 -
親密な異邦人
7年間小説を書けずにいる小説家――「私」は、目にとめた新聞広告に衝撃を受ける。そこには、「この本を書いた人を探しています」というフレーズと小説の一部が掲載されていた。その小説は、「私」がデビューする前に、誰にも知らせずに投稿していた作品だったのだ。事情を調べ始めた「私」は、謎の多い女性「イ・ユミ」に辿り着き、彼女の人生を追うことになる。 ある時は、キラキラした女子大生。ある時は、評判のいいピアノ教師。ある時は、センスのある大学講師。ある時は、優しい医師。またある時は、ーー。 虚像で塗り固めた幾重もの仮面の裏から徐々に表れる真実の素顔。 -
新訳 赤毛のアン
Anne of Green Gables By Lucy Maud Montgomery,1908 これからの女の子たちへ。かつての女の子にも。 【NHKアニメで話題】 本当の子じゃない。でも、家族になれた。――永遠の名作を新訳&完全訳で。 偏屈な年寄り兄妹マシューとマリラは、孤児院から働き手として男の子を引き取ることに。なのにやってきたのは、赤毛でそばかすの少女アン。マリラはアンを追い返そうとするが、アンは号泣し…。自然豊かな美しい島を舞台に、夢見る少女が起こすおかしな騒動。そそっかしくて失敗ばかりのアンが感動をもたらします。泣いて笑ってキュンとする、世界中の少女が恋した名作を新訳・完訳で。アンが親しんだ英文学の徹底解説も掲載。 「新訳 赤毛のアン」シリーズ、1~3巻を、2ヵ月連続刊行 1巻『新訳 赤毛のアン』発売中 2巻『新訳 アンの青春』2025/4発売 3巻『新訳 アンの初恋』2025/4発売 英文学研究の第一人者だから訳せた、文学少女としての『アン』。 訳者あとがきで、アンが親しんだ文学作品についても徹底解説! カバーイラスト/金子幸代 カバーデザイン/鈴木成一デザイン室 ※本書は二〇一四年三~四月に角川つばさ文庫より刊行された児童書『新訳 赤毛のアン(上) 完全版』、『新訳 赤毛のアン(下) 完全版』を一般向けに大幅改訂したものです。なお、訳者あとがきは書き下ろしです。 -
新訳 ウィニー・ザ・プー&ハウス・アト・プー・コーナー
本書は、英国の作家、A.A.ミルンが書いた児童文学の名作、『Winnie-the-Pooh』と『The House at Pooh Corner』の2作を現代風に翻訳したものである。 本書は三つのパーツから成り立っている。一つ目は2作品の訳文である。本文の翻訳に当たっては、訳として正確であることを期するのは当然であるが、多くの方々に親近感をもってもらえるよう口語表現を多用することを心がけた。冒頭の「現代風に翻訳した」とはそのような意味である。 二つ目は各章末の注である。ここでは、原文のなかの難解な単語や表現を著者なりに解説している。また、内容理解を深めるために参考となるような事柄も注のなかに記してある。 三つ目は本書の最終章「主なキャラクターについての寸評」である。ここでは、各キャラクターたちの特徴を簡単に述べるとともに、併せて、ミルンが描きたかった世界観・人間観について触れている。この20世紀初頭の英国に生まれた児童文学が、21世紀の我が国の現状を予言し、さらにそれに対する厳しい批判となっていることについて、例を挙げながら説明している。 最後に、本書は絵本の形を取っていないことを述べておく。プー・シリーズ2作品の魅力の一つにE.H.シェパードのイラストがあるが、本書では著作権の関係でイラストは一切使用していない。 -
新訳 サロメ
「歪(いびつ)に見え実は巧みなフランス語でヴェールを纏(まと)ったサロメの姿を、初めて日本語で見た。クイアに美しく、リリカルな声に身震いがした」ロバート キャンベル(国文学者) 日本初演から110年。 「本当のサロメ」とは? 最新研究に基づく画期的新訳×新解釈で、物語の真の意味が明らかに! 日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に初めて出会う。 ――月夜の晩。エロド王に請(こ)われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。王に求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。少女の激情を描き、男性同性愛の記号(モチーフ)を潜めることで、当時の西欧社会の抑圧を挑戦的に描いた本作は、実はワイルドの抵抗(レジスタンス)!? 仏語原文を忠実に読み解き、見過ごされてきた男達の意外な葛藤を示し、真のドラマ性を見事に新訳! ビアズリー画18点掲載。 【日本初演から110年。新訳で物語の真の意味が明らかに!】 ポイント1 今まで見過ごされてきた男たちの意外な葛藤を訳出 人との距離感を表す、仏語の二種類の語法――ヴーヴォワイエとチュトワイエ。それを原文通りに丁寧に訳しわけることで、ヨカナーンらの意外な葛藤を表現! ポイント2 サロメに隠された男性同性愛の記号(モチーフ) 劇中に登場する「緑のお花」は、実は男性同性愛の記号。そのためラストの悲劇的展開には、キリスト教による弾圧への抵抗(レジスタンス)の思いが込められている。後に男性同性愛で裁かれ、客死するワイルド自身の悲劇をも予言した。 ビアズリーの名画を18点掲載! 目次 サロメ 一幕劇 訳者あとがき -
新訳 ジュリアス・シーザー
歴史的暗殺事件の裏側。 「おまえもか、ブルータス?」 英国の中学生が学ぶ名作! 過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作。 古代ローマの独裁官シーザーは、内戦に勝利して凱旋し、市民の熱狂的歓迎を受ける。シーザーが共和政を廃して皇帝になるのを恐れた気高いブルータスは苦悶し、シーザーに恨みを抱く友キャシアスに唆され、ついにシーザー暗殺を決意する! 「おまえもか、ブルータス?」――過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言する、驚くべき名作。徹底注釈&シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』抄訳も掲載。 目次 新訳 ジュリアス・シーザー シェイクスピアが参照したノース訳のプルタルコス著『英雄伝』について ノース訳「ジュリアス・シーザーの生涯」抄訳 ノース訳「ブルータスの生涯」抄訳 ノース訳「アントニウスの生涯」抄訳 訳者あとがき -
新訳 タイタス・アンドロニカス/ファヴァシャムのアーデン
過激でダーク。悪魔的面白さ 《吉田鋼太郎氏推薦!!》 ゲースロの元ネタで復讐劇の元祖『タイタス…』。国内全集未邦訳、初文庫化の『…アーデン』。「これがシェイクスピア!?」と驚く異色二作! 勇猛な将軍タイタスはゴート族の美しき女王タモーラと王子らを捕虜として引き連れ、祖国ローマに凱旋。女王の願いを無視し、王子を惨殺する。ところが新皇帝が女王を娶り、立場が逆転。女王による復讐が始まる。――過激でダーク、血で血を洗う復讐劇の元祖『タイタス・アンドロニカス』。それに加え「これもシェイクスピア?」と論争になり、国内全集で未邦訳だったが2016年に正典入りした、幻の『ファヴァシャムのアーデン』も初収録。 【本作を楽しむ5つのポイント】 ・『タイタス・アンドロニカス』は復讐劇の原型! 残虐で醜悪な人間像がスリリングに描かれる。 ・国内全集では未邦訳だったが、2016年に正典入りした幻の『ファヴァシャムのアーデン』を初文庫化! ・「これがシェイクスピア!?」今も論争が続く問題作。どこがシェイクスピアの筆か、当ててみよう。 ・日本初! ライムを全訳した決定版。こだわりのリズムで音読すると気持ちいい! ・最新研究に基づく徹底解説&詳細な注釈付き! The Lamentable Tragedy of Titus Andronicus by William Shakespeare from The first Quarto, 1594 and the first Folio, 1623 The Tragedy of Master Arden of Faversham by William Shakespeare and others from The first Quarto, 1592 -
新訳 地下室の記録
地下室に住む中年男の告白を通じて、人間存在の矛盾と不条理に根ざした生の哲学を描く。ドストエフスキー全作品を解く鍵と評される“永遠の青春の書”をロシア文学者・亀山郁夫氏による名訳で。「この小説がドストエフスキー文学の原点です」――亀山郁夫。「地下室」とは、言い換えるなら、青春時代を生きるだれもが一度はくぐりぬけなくてはならない“戦場”である……ドストエフスキーはこの人物を通して、ある一つの真実を語りかけようとした。すなわち、この“戦場”を戦いぬくことなく、遠い将来、一個の自立した人間として大きな成熟を手にすることはできないということを。この『記録』にこめられているのは、おそらく若いドストエフスキーが身をもって経験した躓きの記憶だが、その痛々しい記憶の彼方に輝いているものこそ、人間の真実、あるいは人間の生命という聖なるオーラなのである。(「まえがきにかえて」より) -
新訳 テンペスト
シェイクスピア、「最初」で「最後」の傑作 徹底注釈&詳細な解説 シェイクスピア、「最初」で「最後」の名作。復讐と再生、植民地支配を描く 邪悪な弟にミラノ公爵位を奪われ、娘ミランダとともに島流しにされたプロスペロー。そんな目に遭わせたナポリ王と弟への復讐を誓い、12年後、魔法で大嵐を起こし、彼らを載せた船を難破させ、島に上陸させる。一行からはぐれ、一人、島に辿り着いた王子はミランダと恋に落ちる。プロスペローはそれを利用し、復讐を果たして公国を取り戻そうとするが…。赦しと再生、そして植民地支配を描いたシェイクスピア単独執筆最後の傑作。 目次 新訳 テンペスト 楽譜 一六〇九年バミューダ海域遭難の二つの手記 ウィリアム・ストレイチー『騎士サー・トマス・ゲイツの遭難と救済の真の報告』抄訳 シルヴェスター・ジュアデイン『バミューダ諸島、別名悪魔の島の発見』全訳 ジョン・フローリオ訳のモンテーニュ「人食い人種について」抄訳 訳者あとがき -
新訳 ドリアン・グレイの肖像
The Picture of Dorian Gray by Oscar Wilde, 1891 「新訳の光に照らされて、生身のドリアンがそこに立っている! 紫水晶色の瞳、緋色の唇から、いま生きた言葉がこぼれだす。 名優によって役が飛翔するように、名訳は原作を解き放つ。」(鴻巣友季子) 130年前の作品なのに、めちゃくちゃ面白い 最新研究を反映した決定版!異端の名作を、最高に読みやすい新訳で! 純真な青年ドリアンは天使のような美貌を買われ、肖像画のモデルになる。それは素晴らしい出来になるが、快楽主義者ヘンリー卿に若さが有限だと気づかされ絶望。「永遠に若いのが僕で、年をとるのがこの絵なら、魂だって差し出す!」以来、青年に代わり、絵が年老いていく。誰かを裏切れば絵は醜く歪み、破滅させれば邪悪に黒ずむ。××すれば…。現実と虚構、同性愛の記号が交差する異端の名作。徹底解説91P。最新研究を反映した新訳! ●他社と違う! 河合訳のここがポイント ポイント(1) どの先行訳よりも読みやすく、面白く、原文の意味を忠実に伝える新訳。 ポイント(2) 最新研究に基づき、ワイルドの思想とテーマを明快に提示。 ポイント(3) 作品の時代背景や芸術観がわかる、読解に必須の訳注が47Pも掲載! ポイント(4) ワイルドを破滅させた同性愛裁判を詳説する訳者あとがきも44P掲載! ※ポイント(1)(2)について、詳しくは「訳者あとがき」を参照 目次 ドリアン・グレイの肖像 訳注 訳者あとがき -
新訳ドリトル先生
やったぜ! 映画化!! 『ドクター・ドリトル』2020年3月20日全国ロードショー!! 世界中で愛される、動物と話せるお医者さんの物語。第1弾。 【動物と話せるお医者さんのびっくりゆかいな大冒険!新訳&挿絵付】 装画・挿絵:ももろ ※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の漢字表記や表現を大人向けに加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビを最低限にまでへらしたものです。 ●あらすじ ドリトル先生は動物のことばが話せる、世界でただひとりのお医者さん。でも患者は動物ばかりで人はよりつかず、いつも貧乏。 ある日、ジャングルのサルの間で広がる、おそろしい伝染病の話を聞き、仲良しのオウム、子ブタ、アヒル、犬、ワニたちと、船でアフリカへむかう。 凶悪な海賊との対決、世にもめずらしいボクコチキミアチとの出会い…。 世界中の子どもと動物に愛されるお医者さんの名作を、新訳とかわいい挿絵で楽しもう! ●この本に登場する人間と動物たち ・ドリトル先生 動物に大人気のお医者さん。人間の患者がよりつかないので、いつも貧乏。 ・ダブダブ おかあさんみたいに先生を世話するアヒル。いつも先生の心配ばかり。 ・ポリネシア 物知りのおばあちゃんオウム。人間のことばが話せて、なんでもおぼえている。 ・ガブガブ 食いしんぼうな子ブタのぼうや。泣き虫であまえんぼう。 ・トートー オスのフクロウ。計算が得意。耳がすごくいい。 ・ジップ とんでもなく鼻がきくオス犬。先生のおうちの番犬。 ・チーチー アフリカからやってきたオスのサル。ドリトル先生に助けられる。 ・サラ ドリトル先生の妹さん。先生の動物好きにあきれている。 ・バンポ王子 ジョリギンキ国の王子さま。心がきれい。 -
新訳 ナルニア国物語
【全世界1億2千万部以上! カーネギー賞受賞シリーズ第1弾】 児童文学の金字塔! 新訳&挿絵付 装画・挿絵:ソノムラ ※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに【【大幅に】】加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。 ●あらすじ 両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。カーネギー賞受賞シリーズ第1弾。不朽の名作が新訳でよみがえる! ●新訳のここがポイント 翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」と、この本の底本となった角川つばさ文庫版の訳者あとがきに記されています。 ・第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。 などなど、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。 -
新訳 ハムレット 増補改訂版
「声に出して心地よい、聴いていて心地よい、注釈が心地よい」 野村萬斎さんプロデュース 日本初! 原文のリズムとライムを全訳した驚異の新訳。最新研究を反映した決定版! 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」 父王を亡くした王子ハムレットは、母を娶って王座を奪った叔父を憎む。ある夜、父の亡霊から、自分は叔父に毒殺されたと聞かされるが、はたしてそれは真実か? 迷いつつも気がふれたふりをして復讐の時を待つが…。 日本初、原文のリズムとライムを全訳した驚異の新訳! 声に出して読めばわかる! 最新研究を反映し増補改訂! Fに基づき、Qとの違いも全て注記した決定版。 後口上:野村萬斎 【野村萬斎さんが選ぶシェイクスピア名作4選】 新訳 ハムレット 新訳 マクベス 新訳 夏の夜の夢 新訳 まちがいの喜劇(←「ややこしや~♪」の原点) 目次 新訳 ハムレット 増補改訂版 増補改訂版 訳者あとがき 後口上 日本演劇(ジャパニーズシアター)への翻訳(トランスレーシヨン) 野村萬斎 増補改訂版 後口上 初訳・初演から二〇年の時を経て 野村萬斎 -
新訳 冬物語/シンベリン
「エンタメの原点、シェイクスピア。 大先輩の偉大さに打ちのめされています。」三谷幸喜(脚本家) 嫉妬に狂い家族を破壊した男を、女は許せるのか? ロマンス劇の金字塔! シチリア王は妃ハーマイオニと親友ボヘミア王の密通を疑う。親友の暗殺を臣下に命じ、妊娠中の妻を投獄し、生まれた赤子を捨てるが……(『冬物語』)。ブリテン王女と身分ちがいの結婚をして宮廷を追放されたポステュマス。伊達(だて)男に王女の操(みさお)が奪えるかという賭けをもちかけられ……(『シンベリン』)。嫉妬に狂い家族を破壊した男を、女は許せるのか? 著者の人生に重なるロマンス劇の金字塔! 徹底解説&注釈で物語の真意がわかる! 【本作を楽しむ5つのポイント】 ・晩年のシェイクスピアの代表的ロマンス劇。上演多数の名作! ・日本初! ライムを全訳した決定版。リズムにもこだわっているから音読すると気持ちいい! ・嫉妬に狂った心が、家族と人生を破壊する。再生のセカンドチャンスはあるのか? ・家族を捨て、20年の時を経て、家族のもとへ戻ったシェイクスピアの人生との共通点 ・最新研究に基づく徹底解説&詳細な注釈付き! The Winter's Tale & The Tragedie of Cymbeline by William Shakespeare From The first Folio, 1623 -
新訳 星の王子さま
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『星の王子さま』(Le Petit Prince)は、フランスの作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによって1943年に書かれた作品です。この物語は世界中で愛され続けており、その普遍的なメッセージと美しいイラストは多くの年代の読者に感銘を与えています。 作品は、砂漠で遭難した操縦士と、さまざまな惑星を旅する小さな王子との出会いを描いています。王子さまはそれぞれの惑星で出会った人々から人生の重要な教訓を学びます。特に有名なのは、キツネについてのセクションで、キツネは王子に「本当に大切なものは目に見えない」と教えます。 この「新訳 星の王子さま―王子さまがくれたバトン」は、原文の魅力を損なわないように訳しており、読みやすく工夫している点が特徴です。金箔押しの装飾が施された表紙は、贈り物としても適しています。『星の王子さま』は、その深い教訓と美しい物語で、読む者に多くの思考を促す一冊と言えるでしょう。 -
新訳 リア王の悲劇
引退を決意した古代ブリテンの老王リア。財産分与のため三人の娘に自分への愛を競わせるが、美辞麗句を嫌う三女コーディーリアに激怒し勘当する。だが長女と次女の結託により、自らも嵐の中へ閉め出されてしまう。全てを奪われたリアは絶望の旅の途上、欲望と裏切り、飢えと苦しみ、真の忠誠と愛に気づくが――。シェイクスピア四大悲劇の中で最も悲劇的と言われる傑作。改訂版の全訳に初版の台詞、徹底解説を付した完全版! 【目次】 新訳 リア王の悲劇 詳注 クォート版にあるが、フォーリオ版で削除された台詞一覧 クォート版になく、フォーリオ版で追加された台詞一覧 『レア王年代記』、トルストイ、オーウェルについて 訳者あとがき -
シートン動物記
シートン(1860~1946)は動物文学の作家として、アメリカが世界に誇る存在である。英国生まれだが彼が六歳のとき一家をあげてカナダに移住し、トロントの大学と、ロンドンのローヤル・アカデミーで教育を受けた。父の意向もあり、画家として身をたてたが、幼いときから大自然へ興味をもち、好きな野生動物の観察と研究に打ちこみ、ついにはその結果を文としてまとめるようになった。この動物記は、シートンの代表作を全4巻にまとめた決定版である。本巻には「狼王ロボ」、「銀の星」(烏)、「ぎざ耳小僧」(兎)、「街の吟遊詩人」(雀)、「スプリングフィールドの狐」、「怪物コウモリ」、「少年と大山猫」、「大灰色熊の伝記」の8編を収めた。動物たちへの愛情あふれる記述とともに、生きることの真の厳しさと、人間社会との深い関わりが浮き彫りになっている点が大きな特徴である。 -
シートン動物記 傑作選
リアルで力強く、驚くべき知性と社会性を持った動物たちの世界――今こそ「本当のシートン動物記」に出会う、大人のための新訳・決定版! シートンの作品が好評を博したのは、動物たちの生態をありのままに生々しく描いたからだった。作品の根幹にあるテーマは人間と野生生物の共存であり、これは21世紀に生きるわれわれにとってもきわめて大きな関心事である。そして、シートンが描くのは「動物たちとのふれあい」などといったきれいごとではない。動物たちは、弱肉強食を基調とする自然界のきびしい摂理のなかに生き、恋の鞘当てもあれば不倫もあり、腹黒い策略もあれば失脚した者の煩悶もあり、新たな生命への讃歌もあれば老いへの恐怖もあり、とにかく人間よりも「人間くささ」に満ちている――。 -
J・ M・クッツェー 世界と「私」の偶然性へ
クッツェー文学を深く読むために 南アフリカ出身で2003年にノーベル文学賞を受賞した作家ジョン・マクスウェル・クッツェーに関して、小説だけでなく、評論も含めた全主要作品を原則として出版年順に解説、論評し、クッツェーの文学へと導く。すでにクッツェーの作品を知っている読者にさらに深く考えてもらうこともできる。作品論と合わせて伝記的情報も多く取り入れ、評伝として読むこともできる。 小説家だけではなく、研究者でもあるクッツェーの評論も丁寧に紹介している。著者とクッツェーとの交流も描かれ、クッツェーの人柄も垣間見れる。 巻末には、文献案内を掲載し、読書の幅をより広げられる。 シリーズ〈英語〉文学の現在(いま)へ 第二次世界大戦前後から現代まで、激動の時代に翻弄される世界各地で〈英語〉という表現媒体を共有しつつ、なおそれを問い直してきた作家たちが、文学の「現在(いま)」をどのように切り開いてきたのか――「イギリス」や「英語圏」といった従来の領域的思考を超える〈英語〉文学をあらたに考えるためのシリーズです。 -
J.M.シング戯曲集
この戯曲集は、アイルランド劇作家のジョン・ミリングトン・シングの『峡谷の陰で』(In the Shadow of the Glen, 1903)、『海に騎(の)りゆく者たち』(Riders to the Sea, 1904)、『鋳掛け屋の婚礼』(The Tinker’s Wedding, 1908)、さらには『聖者の泉』(The Well of the Saints, 1905)、彼の最高傑作だと評価を受けている『西の国のプレイボーイ』(The Playboy of the Western World, 1907)の五作品から成り立っています。 これらの作品はすべてアイルランドの民衆劇です。それぞれ、アラン島の漁師の家族、山間の寒村の人たち、放浪者である鋳掛け屋、盲目の乞食の夫婦、アイルランド西部の平凡な毎日の暮らしの中に突如として現れた「(父親を殺したと言う)ヒーロー」に対する村人の反応などを扱っています。 シングの功績は、アイルランドの土着の庶民を描いた戯曲を書いたことだけでなく、イェイツ、グレゴリー夫人と共にアイルランドにアビー劇場を創設し、劇場の運営にも積極的に関わった点です。アイルランド演劇の源流はシングから流れていると言っても過言ではありません。 『西の国のプレイボーイ』の初演の際には、父親を殺した男を偶像視するなどけしからんと、保守的で敬虔なカトリック教徒の人たちが劇場内外で暴動を起こすほどでしたが、今はシング・バッシングなどは全くありません。 人間の営みと周囲の自然、幻覚、狂気、生きることと死、宗教と民衆、盲目と現実世界などをテーマとして書かれたシングの作品を読んでいただき、時代も場所も異なる人たちの生き方が日本の人たちにどう映るのかわかりませんが、また違ったひとつの道を示してくれるのではないかと翻訳を手がけました。 -
J・G・バラード――混沌とした世界を映すフィクション
絶え間なく生成変化し続ける、ジャンル横断的な作家、J・G・バラードの本邦初の評伝 ジャンルの故国喪失者としての側面をポジティヴな創作上のエネルギーに転換し続けてきた作家としてのバラードに着目し、単一のカテゴリーに回収しきれない彼の多様な作品群を歴史的背景や彼自身の伝記的事実と照らし合わせながら、時系列順に読み解いていく。 シリーズ〈英語〉文学の現在へ 第二次世界大戦前後から現代まで、激動の時代に翻弄される世界各地で〈英語〉という表現媒体を共有しつつ、なおそれを問い直してきた作家たちが、文学の「現在」をどのように切り開いてきたのか――「イギリス」や「英語圏」といった従来の領域的思考を超える〈英語〉文学をあらたに考えるためのシリーズです。 -
ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織
妊娠して困ってない? <ジェーン>に電話して! 中絶が違法だった半世紀前の米国シカゴ。女たちが女たちを助けようと立ち上がった違法の地下組織「ジェーン」。安全な中絶手術を求め駆け込んだ女性たちの数は推定1万1000人。激動の歴史を赤裸々に描いた衝撃的なノンフィクション。 「願っていたのは、この歴史を読むすべての人が私たちの中に自分自身を見いだし、「私もこうしていたかもしれない」と思ってくれること」(本文より) 【目次】 日本の読者のみなさんへ はじめに ヴィンテージ・ブックス版(二〇二二) プロローグ 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 第12章 第13章 第14章 第15章 第16章 第17章 第18章 第19章 第20章 第21章 第22章 第23章 第24章 第25章 第26章 第27章 エピローグ 謝辞 訳者あとがき 参考文献 【著者】 ローラ・カプラン 米シカゴの伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織「ジェーン」のメンバーで、シカゴのエマ・ゴールドマン女性健康センターの創設メンバー。ナショナル・ウィメンズ・ヘルス・ネットワークの理事を務めていたこともあり、様々なコミュニティー・プロジェクトに携わっている。 塚原久美 中絶問題研究家、公認心理師、臨床心理士、中絶ケアカウンセラー。著書『日本の中絶』、『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ』(勁草書房:山川菊栄賞、ジェンダー法学会西尾学術賞)、訳書『中絶がわかる本』など。日本人のリプロの環境を改善することがライフワーク。 -
ジオノに挨拶するために ジオノ作品の世界への誘い
自然、人間、本当の豊かさとは?「現在の都市文明には限界が感じられる…喜びは金では買えない。自然のなかで暮らし、愛情や友情や隣人愛に包まれ、よく食べ、よく飲み、よく遊ぶことが必要である…現代文明が等閑に付してきたもの…そのことを考え直そうというような心境にさせるような着想が、ジオノ文学には満ちあふれている」(「天性の小説家 ジャン・ジオノ」(彩流社、2014))。本書は、ジオノ作品をこれまで10冊以上翻訳してきた山本氏により描かれた、その物語の魅力を広く紹介しようとする作品論集である。翻訳してきたジオノ文学作品の巻末に付してきた解説を、すでに出版からかなりの時間が経っているため、それぞれの解説文をより的確な表現となるよう練上げ、さらに多角的に、作品相互を論じることで、ジオノ文学に近づけるようにした。何といってもジオノの作品の中では『木を植えた男』が最も知られているので、まずは『木を植えた男』についての文章を冒頭に置き、次いで反響がよかった『青い目のジャン』を2番目に並べることにした。最後は『喜びは永遠に残る』についての文章にしたいため、3番目には、その『喜びは永遠に残る』と密接な関わりを持っている『本当の豊かさ』を配置し、そして、さらには個人的に大いに気に入っている謎に満ちた画家の物語『逃亡者』を4番目に登場させることとした。著者は、今後の読者からの評価次第であるとはいうものの、このジオノ論の第2集、第3集の刊行に向けた準備も始めている。 目次 『木を植えた男』――森林は水を生み出し人々を招き寄せる 『青い目のジャン』――子供の成長の記録 『本当の豊かさ』――鄙びた田舎に潜んでいる豊かさ 『逃亡者』――謎に包まれた画家の生涯 『喜びは永遠に残る』――それは、途方もなく美しい夜だった -
地獄の焼き討ち船を撃沈せよ!
これぞ海洋冒険小説の神髄。 シリーズ2年ぶりの最新作! メキシコで命を落としたオレゴン号の仲間。 ファン・カブリーヨ船長は復讐を誓う! ファン・カブリーヨ船長率いるオレゴン号 のメンバーに新たな使命が下った。メキシ コでもっとも危険な麻薬王のウーゴを生け 捕りにするという任務だ。しかし作戦のさ なか、実行部隊のひとりが突然の爆発に巻 き込まれて命を落とす事態が発生し、カブ リーヨは作戦に介入した何者かへの復讐を 心に誓う。一方、世界的密輸組織〈パイプ ライン〉の頭目たちの間では恐るべき計画 が進行していた。ロシアの潜水艦から巨大 核魚雷カニオンを強奪し、それを用いて大 都市破壊作戦を実行しようというのだ……。 -
侍女の物語 グラフィックノベル版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【カラー/固定型】カラー・大画面での閲覧に最適化されたコンテンツです/ギレアデ共和国の侍女オブフレッドは、司令官の子を産むための存在だ。監視の目に怯える彼女だが、ある日、交流が禁じられている司令官の部屋に招かれる。ノーベル文学賞受賞が期待される作家による名作を、気鋭のイラストレーターがグラフィック・ノベル化。 -
時代で読み解く一八世紀フランス文学:旧体制下の読書熱、サロン、哲学者たちの闘い
時代を知ると、文学がもっと面白くなる!魅惑の18世紀フランス文学の世界 18世紀は理性に導かれる啓蒙の世紀であり、かつ19世紀のロマン主義の源流ともなる感傷と感情の発露の世紀でもある。このような世紀の精神は、17世紀末から18世紀初頭の宗教的、政治的、経済的危機を起源とする。フランス革命、マリー=アントワネット、ロココ文化、啓蒙思想……「暴力」と「優雅繊細」、そして「思想」を連結する18世紀フランス文学とはどのようなものなのか。高まる読書熱の中声高に叫ばれた小説有害論、サロンとカフェが文学の発展において果たした役割、厳しい統制の中で作品を発表した哲学者たちの闘いなど、文学をとりまくさまざまな要素をわかりやすく解説。時代を知り、読書をもっと楽しむための教養書。 コロナ禍にオンラインで行われた大阪大学外国語学部の授業の講義原稿をもとに再構成した臨場感あふれる語り口で時代とともにテクストを読み解き、読者を魅惑の世界へいざなう。取り上げるテクストの一部のフランス語原文を文法解説とともに読めるweb付録つき。 -
実存と人生[新装版]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カフカ、没後100年 カフカの世界、それは名状しがたい不安の告白であり、日常生活における〈ある闘い〉の記録である。深い実存の寓意は、あらゆる解釈を受け入れると同時に鋭く拒否する。それは一面では、難解さを表わすものかもしれないが、汲めどもつきぬ豊かさ、魅惑の証でもある。 本書はブロート版全集の『田舎の婚礼準備』と『日記』の巻から、アフォリズムのすべてと、比喩、そして生活表明に関する文章を訳者によるオリジナル編集でおくる。カフカのテクストは、長いものにせよ短いものにせよそれぞれが独自の振幅と強度を有すると同時に、それらすべてに「カフカ的」としか言いようのない何かが通底している。本書に収められた小さなことばの群れもまた、そうした「カフカ的」なものの結晶である。生きることと書くこととが相即不離のカフカにとって、本書はいわば、「彼自身によるカフカ」であり、その箴言と比喩の迷宮へとわたしたちをいざなう。 一六 籠が鳥をさがしに出かけた 二二 おまえはやらなければならない宿題そのものなのだ。あたりにはどこにも生徒はいない。(本文より) -
【電子復刻版】実存の西部――ノーマン・メイラー
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後アメリカ文学の旗手メイラーが、「実存の西部」という新しい精神的荒野に道を拓くため、独り、巨大な「現在」に挑戦しつづける軌跡を追求する。 待望の電子復刻版。 -
15の夏を抱きしめて
15歳で死んだトーマス.元恋人のオルフェー,母親,衰弱した祖父には,まだ彼の姿が見える.一方,トーマスも,思い出にしばられるオルフェーや,崩壊しそうな家族のようすを,静かに見守っている.人は大切な人を失ったとき,どのように立ち直ってゆくのか,「生」の喜びとは何かを描く.
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