シートン動物記 傑作選

シートン動物記 傑作選

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

4.7

リアルで力強く、驚くべき知性と社会性を持った動物たちの世界――今こそ「本当のシートン動物記」に出会う、大人のための新訳・決定版!

シートンの作品が好評を博したのは、動物たちの生態をありのままに生々しく描いたからだった。作品の根幹にあるテーマは人間と野生生物の共存であり、これは21世紀に生きるわれわれにとってもきわめて大きな関心事である。そして、シートンが描くのは「動物たちとのふれあい」などといったきれいごとではない。動物たちは、弱肉強食を基調とする自然界のきびしい摂理のなかに生き、恋の鞘当てもあれば不倫もあり、腹黒い策略もあれば失脚した者の煩悶もあり、新たな生命への讃歌もあれば老いへの恐怖もあり、とにかく人間よりも「人間くささ」に満ちている――。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    シートン動物記 傑作選
  • タイトルID
    :
    20138755
  • 電子版発売日
    :
    2025年07月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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シートン動物記 傑作選 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大人向けに、そのまま訳されたシートン動物記。
    かなり硬い文章で描かれているが、読んでてドキドキハラハラした。

    ワーブ 灰色グマの一代記
    暴れ馬のコーリーベイ
    オオカミ王ロボ
    スプリングフィールドのキツネ
    マガモの親子の陸の旅
    だく足のマスタング
    アルノー ある伝書鳩の物語
    サンドヒルの雄ジカの足跡

    個人的に、スプリングフィールドのキツネ、アルノー
    ある伝書鳩の物語が好きだった。
    どれも終わりが読めなくて、次のページをめくるまでハラハラする。
    軽く読めると思って借りたら、かなりしっかりと読まないといけない本だったので、この一冊だけでかなり時間がかかった。
    でも、読んでよかったと思える本だった。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    動物達の生態が観察されたまま描かかれ、ほっこりする気持ちになるのも束の間、悲劇的な結末になる物語もあり、生死を考えさせられます。伝書鳩の話、キツネの話、マガモの話が特に好みでした。狼の話は、子供のころに読んだので、懐かしい感じで読みました。

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    ファーブル昆虫記は子供向けのを読んだことがあったが、何故かシートン動物記は未読。完全に忘れていたのだが、偶然見かけて手に取ってみた。

    結果、大当たり。解説にある様に子供向けの、人と動物のふれあい等という話では無く、徹底したリアリズムに基づくドキュメンタリーと言うべき内容。翻訳も更にその魅力を高めているし、シートン自筆の挿絵がまた美しい。

    思うに、シートンは動物をひたすら観察し続け、共に生き続けて来たのだろう。だからこそ、実際には見ていないはずの光景すらもまるでその場にいたかのように、動物の心理すらも描き出すことが出来たのだと思う。動物をただ可愛い可愛いでは無く、人間と同じ存在として冷静に捉えたからこそ出来た事だと思う。
    個人的には、動物のお医者さんと同じだと思う。あちらは冷静な観察をユーモアに包んでいるが、変に媚びたり可愛いだけで終わらせたりしていないのは同じ。

    人間も動物も、等しく自分たちのために生き、自分たちの善をなして生きていく。そこには善悪はなく、それがぶつかった時だからこそ悲劇が起こることもあり、それもまた善悪の範疇の外。そこが淡々と描かれていて、説教臭いところが無いのが良い。とは言え、何処となく人間の欲深さに呆れているように思えるのは気のせいか。

    個人的に好きなのは、スプリングフィールドのキツネと、サンドヒルの雄ジカの足跡。キツネの方は、本当に動物にこんな気高い哀しい選択が可能なのかと疑うほど。でも嘘とは思えないのが凄い。
    雄ジカの話はただ美しい。ラストシーンが目に浮かぶよう。まさに、「これは黄金の日々」と言う言葉がぴったりだった。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    読みはじめから面白くて、最後まで興味は尽きませんでした。本書には短編8作がおさめられ、原文に忠実に訳されており、大人向けです。シートンが描いた挿絵も入っています。

    野生動物の生態が面白いだけでなく、人間と動物の知恵比べにも夢中になり、いつも動物の方を応援してしまう自分がいました。

    語られるエピソードのひとつひとつが、深く記憶に残るものでした。

    ・愛する妻が殺されたのを知らずに、探しまわる夫のオオカミの姿
    ・死んだふりをすることで敵をおびき寄せる、母ぎつねの賢さ
    ・人間に捕獲されてしまった子ギツネに対する母ギツネの行動には、ドキッとさせられました。“これが野生動物の真の姿なんだ。こんな愛情の表し方があるんだ。”
    ・雄のハトが伝書バトとして働いている間、他の雄のハトに気を許して不倫関係になるも、素知らぬ顔の雌のハト

    最後の短編は、主人公の言葉で締めくくられています。この言葉に込められたメッセージ、深く深く心に沁みました。

    何度も繰り返し読みたくなる作品ばかり!(私は、伝書バトとシカのお話が特に好きです。)
    腰前敏弥さんの訳、おススメです。

    〈目次〉
    ワーブ 灰色グマの一代記
    暴れ馬のコーリーベイ
    オオカミ王ロボ
    スプリングフィールドのキツネ
    マガモの親子の旅
    だく足の野生馬(マスタング)
    アルノー ある伝書バトの物語
    サンドヒルの雄ジカの足跡

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

     解説によると、物語の多くはシートンさんの実体験や身近な人からの伝聞などの実話に基づいているとのことだ。しかし文章は、淡々とというよりは力強く、動物が自然のなかでひとり(?)で経験したはずのことも、まるで見てきたかのような迫真性をもって生き生きと語られる。ノンフィクションではあっても、科学的な観察記ではなく物語なんだなと思った。

    ■ワーブ 灰色グマの一代記
    平和を得るには戦わなければならないことを学び強くなったワーブも、狡猾な猫背グマに追われ逃げて、王者の交代。命のめぐりはさだめ。
    鼻が教えてくれる感じなど、本能が強いところを見習いたい。

    ■暴れ馬のコーリーベイ
    自由!安住できるとしても、飼いならされるのはごめんだという心意気。

    ■オオカミ王ロボ
    傷心のために死ぬという。

    ■スプリングフィールドのキツネ
    キツネって賢いんだなあ。手を忙しく動かすより頭を使う、敵の弱点につけ込む、自分の弱点は得意な技で埋め合わせる。
    ラストは衝撃的ではあるが、放棄ではなく敢えてこの行動を選択した潔さが心に残る。

    ■マガモの親子の陸の旅
    キングバードっていう生き物がなんなのかわからない(鳥なんだろうとは思ったが)まま読み進めたが、最後まで読んだら思わず調べてしまった。

    ■だく足の野生馬
    また、馬と自由の話だ。わたし馬が好きになりそう。

    ■アルノー ある伝書バトの物語
    伝書バトってとてもかわいいらしい。というのは、私の父が子どものころ家で飼っていたことがあるらしく、思い出話を聞いたことがあるからそういうイメージを持っている。そのため伝書バトたちを見つめる飼育主や愛好家の姿も興味深かった。

    ■サンドヒルの雄ジカの足跡
    やはりサシで目と目を合わせて語り合うのがいちばんだ。

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    小学生の頃お気に入りで何度も読んだ本だったがオオカミと伝書鳩の話しか記憶になく懐かしくも新鮮な気持ちで読み終える。狩人との知恵比べや人間をからかったり動物にも人と同じ感情や能力があること、そして生活を知ることができる。
    懐かしさと捨てずにとっておきたかったと後悔。

    0
    2025年09月12日

シートン動物記 傑作選 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    シートン動物記 傑作選
  • タイトルID
    :
    20138755
  • 電子版発売日
    :
    2025年07月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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