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あの大ベストセラー『ダ・ヴィンチ・コード』をはじめ、数々の文芸作品の名翻訳家として知られる越前敏弥さん。
前著『日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー携書)で、全国6万人の英語自慢の鼻を見事にへし折った彼から、新たな挑戦状が到着しました!
「誤読・誤訳に陥りがちな英文・文法」に続いて、本書では「より自然で、かつ正確な訳文を当てるスキル」を読者に問います。
たとえば、こんな問題。
Q 下の訳文は、日本語としてどこがおかしいでしょうか。
「逃亡中の犯人はジェフリーズという男らしい。彼を殺してやりたい。」
答えがわからないという方。
では、あなたがこのシチュエーションにいたとしたら、殺してやりたいほど憎い相手に対して、「彼」という言葉を使うでしょうか?
この例が示すように、翻訳とは「原著者が仮に日本語を知っていたら、そう書くに違いないような日本語にすること」なのです。
本書では、適切な訳文をつくるトレーニング問題を30題収録し、それぞれにページを惜しまずに丁寧な解説をつけました。
本書は、まさに、翻訳学校やカルチャーセンターで1,000人に及ぶ翻訳学習者と接してきた著者だからこそ書ける内容であり、
すべての英語学習者が知っておくべき日本語訳の学習法や、英文を深く読みとるための秘訣を惜しみなく公開するものです。
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Posted by ブクログ
翻訳家・越前敏弥さん(@t_echizen)のお話を聞く
機会があり、その内容がとても面白かったので、
早速買った一冊。
ハッキリ言って、翻訳小説を読む目が、翻訳家を
見る目が変わった。
翻訳というのは、とてつもない作業なのだという
ことを改めて、いや、これほどまでにとてつもない
作業だということを初めて知った。
「英語が好き」というのは、実は翻訳にとっては最
重要な適性ではなく、むしろ重要なのは「本」と
「日本語」と「調べ物」が大好きであること、と
冒頭で説かれたときは、正直スッと落ちなかった
けれど、本書で出された例題を重ねるにつれ、その
意味がじわじわとわかってきた。
また、何気なく読んでいる翻訳書の裏に隠された
翻訳者の技術は、どれも感嘆ものだということも。
視点の統一、主語の省略、自制の使い分けなど、
読者が”何気なく”読めるようにするために散り
ばめられた技術の前には、もうひれ伏すしかない。
「すみません、翻訳を甘くみていました」と。
この技術は、ただ習って身につく技術ではない。
越前さんがあとがきの中で、翻訳という作業の出発
点は、面白い原著の魅力を減じることなく日本の
読者に届けたいという強烈な欲求だ、と書いている。
翻訳の技術とは、この欲求を持てないと到底身に
つかない技術なのだろうと思う。
ところで、本書の話から外れるが、越前さんが紹介
している「Six words」が面白くて、今ハマり気味。
Twitterをフォローして投稿も始めてみた。出来は
まだまだだけれど、少しずつ続けて上達できれば
と思っている
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