【感想・ネタバレ】越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年12月08日

翻訳家・越前敏弥さん(@t_echizen)のお話を聞く
機会があり、その内容がとても面白かったので、
早速買った一冊。

ハッキリ言って、翻訳小説を読む目が、翻訳家を
見る目が変わった。
翻訳というのは、とてつもない作業なのだという
ことを改めて、いや、これほどまでにとてつもない
作業だということ...続きを読むを初めて知った。

「英語が好き」というのは、実は翻訳にとっては最
重要な適性ではなく、むしろ重要なのは「本」と
「日本語」と「調べ物」が大好きであること、と
冒頭で説かれたときは、正直スッと落ちなかった
けれど、本書で出された例題を重ねるにつれ、その
意味がじわじわとわかってきた。

また、何気なく読んでいる翻訳書の裏に隠された
翻訳者の技術は、どれも感嘆ものだということも。
視点の統一、主語の省略、自制の使い分けなど、
読者が”何気なく”読めるようにするために散り
ばめられた技術の前には、もうひれ伏すしかない。
「すみません、翻訳を甘くみていました」と。

この技術は、ただ習って身につく技術ではない。
越前さんがあとがきの中で、翻訳という作業の出発
点は、面白い原著の魅力を減じることなく日本の
読者に届けたいという強烈な欲求だ、と書いている。
翻訳の技術とは、この欲求を持てないと到底身に
つかない技術なのだろうと思う。


ところで、本書の話から外れるが、越前さんが紹介
している「Six words」が面白くて、今ハマり気味。
Twitterをフォローして投稿も始めてみた。出来は
まだまだだけれど、少しずつ続けて上達できれば
と思っている

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Posted by ブクログ 2011年07月30日

2/20/11
読み終わった
これは面白い。英文法とはかくも奥が深く、興味深いもの。っていうか、ある程度の文法力と単語力があればパズル本みたいに楽しめる本。そういう感じで、軽く読めました。

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Posted by ブクログ 2011年06月07日

ダヴィンチコードを原書で読んだときの、わくわくする感じやスリル感。自分の翻訳を読んだ人が同じようにわくわくしなければ、仕事にならない。あらゆる調査に労力を惜しまないことや、日本語の国語力(論理力・語彙力)の向上といったことが、本当に必要なんだ。翻訳家への道のりは遠いけど、一生かけて取り組む価値がある...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年08月18日

あー、あるある、と納得するものから、
ここまでくると日本語話者のセンス、言葉選びの好みや趣味のレベルでは?というものまで。様々に網羅された内容が、コンパクトにまとまっている本。

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Posted by ブクログ 2012年10月24日

前作「誤訳」より細かくテクニカルでない分、読み物として英文、訳文を楽しめる。
編集の要請なのだろうが本人インタビューは不要かと。

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