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幼くして両親を亡くしたジェイン・エアは、引き取られた伯母の家で疎まれ、寄宿学校に預けられる。そこで心を通わせられる人々と出会ったジェインは、8年間を過ごした後、自立を決意。家庭教師として出向いた館で主人のロチェスターと出会うのだった。彼女の運命の扉が開かれた――現代の恋愛小説の原点とも言える古典ロマンス小説の金字塔。時代に翻弄されながら愛を貫くヒロインの姿を、情感溢れる文体で生き生きと描き出す!
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Posted by ブクログ
ブロンテ三姉妹の長姉で、『嵐が丘』のエミリーの姉。 『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)も担当された小尾芙佐さんの翻訳が大好きで、お気に入りの1冊です。 ジェインもロチェスターも、自分を美女とか美男とか思っていないところが特徴的ですね。 彼女の視点で物語が進むせいか、そんな彼女の頑張...続きを読むりや内面の可愛らしさばかり見えてしまい、もう、北川景子さん似の美女にしか思えなくなりました!! で、いかつい顔のロチェスター様は、きっと伊東四朗さんみたいな人なんだろうと! 途中、ジェインの親友ヘレンが肺病で死んじゃうんですが… 亡くなる直前に、ジェインが病床のヘレンのもとに会いに行くんですね。 そのときに、女の子同士でキスしたり、抱き合ったり…なんか危険な香り! 【上巻目次】 1~4章・・・リード家居候時代 (10歳) 5~9章・・・ローウッド養育院時代 (10歳) 10章・・・ローウッドでの教師時代 (18歳) 11~20章・・・家庭教師時代 (18歳) (ロチェスター様がブランシュ嬢との結婚を示唆する場面まで)
ブロンテ姉妹のシャーロットによる、ヴィクトリア朝文学の名作。孤児となった少女が力強く生きていく波瀾の物語。 冒頭からもう面白い!幼少からいじめにあい、愛情をそそがれるべきはずの人物からそれを受けられず、それでもいじけず言い返す姿が主人公として最高。子供の頃こんなふうにものを言えなかったよなぁと。家...続きを読むを追い出されるように寄宿学校に入るが、そこで良き出会いがあり……この流れってどこか既視感がある。同時期に書かれたディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』の少女版といっていいような展開。しかしジェイン・エアの個性はコパフィールド以上に強烈なのが魅力だ。賢く誇り高い、しかし未知の世界への冒険心も持ち合わせた彼女の精神性に引っ張られるようにして物語は進んでいく。アニメ世界名作劇場の香りがするのもこの時代の作品の特徴か。 後半でミステリーと恋愛の要素が高まっていくのだが、「え、そうなるの?」と肩透かしを食らいそうな感じで上巻終了。謎もわけがわからぬまま下巻へおあずけか。先が気になりすぎるので、上巻を読んだまま下巻に手を付けないという人はきっといないだろう。とにかくジェインへの感情移入とスピード感ある筋書きが面白くてむさぼるように読める。「古典」「名作」=堅くて真面目で小難しいというイメージが払拭される傑作。
テンプル先生がマクゴナガル先生とダンブルドア足して2で割ったみたい。 ミセス・リードの我が子を夫がかわいがってくれなかったってところからジェインのその後の軌道に少なからず影響を与えてる気がする。 パンとミルクとチーズをもらいたくなる。「バタ」って表記がおいしそう。 古典というけどあんまり堅苦しくなく...続きを読むて、先が気になるロマンスの物語だった
読みやすい。この間、2011年度の映画ジェーン・エアを観て良かったので読もうと。レビューは下巻で書く。
上巻にずっと付き纏う、屋敷の秘密。不気味な笑い声の正体を知っていても、読んでいて怖い。 あらすじが分かっていても、ロチェスターとジェインの会話の巧妙さに惹かれてしまう。
授業で扱っているので、先に日本語版を読んで感じを掴んでしまおうという魂胆。 一言でまとめれば、ジェインエアの成長物語です。ビルドゥングス・ロマンです。 期待以上のおもしろさ!! 下巻にも期待。
19世紀、イギリス。そこは未だ女性が主体的に生きるのが難しかった世界。そんな世の中で主人公ジェインは「正しく、誠実に」生きようとします。そんな彼女が愛したロチェスター卿には、彼女の信念とは反する秘密があった……。「正しく誠実に生きる」ことと「愛し愛され幸せになること」は同時に可能なのだろうか。現代に...続きを読むも通じる古典文学です。小尾さんの新訳が嬉しい。
ロレンス・スターンSterne『トリストラム・シャンディの生涯と意見』1760 ※ジョイス、ウルフに影響 〇トリストラム。産まれるときに鼻が潰れる。家のメイドに抱えられ、窓から小便をしたときに窓枠が落ちて怪我をする。フランス旅行。 〇ウォルター。トリストラムの父。 〇エリザベス。トリストラムの母。 ...続きを読む〇トビイ。トリストラムの叔父。 エリザベス。田舎に住む5人姉妹の次女。才知。活発。そろそろ結婚の年齢。ある日、男ダーシーがエリザベスに求愛するが、エリザベスは身分の高く、お世辞の一つも言わないダーシーを「高慢」な男だと決めつけ、ダーシーを拒絶する。そして愛想のいい男ウィカムと付き合いはじめるが、ウィカムは実はだらしない女好きだと判明する。その後、エリザベスはダーシーが寛容で思いやりのある男であると気づき、自らの偏見を改め、ダーシーとの結婚を決める。ジェイン・オースティンAusten『高慢と偏見』1813 ※女性、10ポンド紙幣 ●ウィカム。男。末娘リディアと駆け落ち。 〇ビングリー。男。温厚。ダーシーの親友。長女ジェインに興味。 〇ジェイン。長女。素直。控えめ。おしとやか。 〇ベネット。母。娘たちの玉の輿婚を目指す。 ジェイン。女の子。孤児。チビ。顔色が悪い。ぶさいく。寄宿学校に入る。成績優秀。数年後、教師資格を得て、寄宿学校を出て、家庭教師に。家庭教師先の主人の男ロチェスターと恋仲になり、身分の違いを乗り越えて結婚を約束。しかし、結婚式当日、ロチェスターには精神を病んだ妻がいて、あまりに狂暴のため屋根裏に幽閉されていることを知る。ジェインは家庭教師先の家から去る▼ジェインは職を失い、金に困っていたところ、親戚の牧師の男に助けてもらう。牧師の男から、求婚され、一緒にインドに移住しようと持ちかけられるが、好きでもないため、迷っていると、「ジェイン、ジェイン」と自分の名前を呼ぶロチェスター(昔、結婚を約束した男)の声を聞く(幻聴)。嫌な予感がしたジェインは、ロチェスターの家に行くと、屋敷は焼け落ち、ロチェスターは左手を失い、失明していた。ロチェスターの妻は死亡。晴れて、ジェインとロチェスターは結婚、子供を産み、幸せに暮らす。シャーロット・ブロンテBrontë『ジェイン・エア』1847 ※ブロンテ三姉妹の長姉 ●リード夫人。ジェインの叔母。いじわる。 〇ヘレン・バーンズ。女生徒。寄宿学校の友達。敬虔なキリスト教徒。学校の不衛生により肺病で死亡。 〇エドワード・フェアファックス・ロチェスター。ジェインがその娘(アーデル)の家庭教師として雇われた家の主人。 〇セント・ジョン。牧師。男。布教のためインドへ移住。 ●ロチェスター夫人。狂って、屋敷に火をつける。 初恋を語る詩人は多いが、その後の恋を語る詩人が少ないのはなぜだろう。ジョージ・エリオットEliot『アダム・ビード』1859 ※男性名「ジョージ」だが女性 サイラス・マーナー。男。40歳。農村にある粗末な小屋で、機織りで布を織って暮らしている。親のいない赤ちゃん(エピー)を引き取り育てる。ジョージ・エリオットEliot『サイラス・マーナー』1861 ・悪いことが起こると強く信じれば、それは起こらずにすむという、誰にでも染み付いている迷信。 夫婦をめぐる道徳。ジョージ・エリオットEliot『ミドルマーチ』1871 結婚を尻込みする人間は戦場から逃亡する兵士である▼最上の男は独身者の中にいる。最上の女は既婚者の中にいる。ロバート・ルイス・スティーヴンソンStevenson『若い人々のために』1883 ※スコットランド ジキル博士。化学者。悪徳を求める心を抑えられない。そこで、自分の中に潜む悪を表出させる薬を発明。しかし徐々に制御が効かなくなり、突然ハイド(純粋悪)が出てくるように。ハイドは街角でぶつかり転倒した少女を執拗に踏みつける。また議員の男をステッキで殴り殺す。その後、ジキル博士の実験室で、ジキル博士の服を着たハイドの死体が発見される。ロバート・ルイス・スティーヴンソンStevenson『ジキル博士とハイド氏』1886 〇ジキル。悪への衝動。大柄。表向きは温厚。人望。医学者。国立協会員。学識。 ●ハイド。純粋悪。小柄。薄気味わるい。青白い顔。残忍。冷酷。 〇アタスン。ジキルの友人。弁護士。謎の男ハイドの秘密を探る。 〇ラニョン。ジキルの友人。医者。ジキルの秘密を知りショックで死亡。 〇プール。ジキル博士の執事。 失敗をゆるすのは成功をゆるすよりもはるかにたやすい。チャールズ・ウォーナー『小さな旅』 ユーモアの利点は嘲(あざけ)りの笑で運命を平然と無視できることだ。ジョージ・ギッシング『三文文士』1891 絶望には独特の静けさがある。ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』1897 クルツ。コンゴ奥地で原始の闇の魔力に憑りつかれる。人間の内にある暗黒。文明が覆い隠した闇。未開世界で見た極限の生。クルツは「こわい、こわい」と叫びながら息絶える。ジョーゼフ・コンラッドConrad『闇の奥』1899 〇マーロウ。男。船乗り。アフリカ奥地コンゴにいる男クルツを救出するよう依頼を受ける。語り手。 見知らぬ国へ行く魅惑に満ちた恐れ。故国に帰る懐かしい安堵▼人々はローマが偉大であるからローマを愛したのではない。ローマは人々が愛したからこそ偉大になったのだ。ギルバート・チェスタトンChesterton『正統とは何か』1908 異なる価値観をもつ二つの家の交流。エドワード・モーガン・フォースターForster『ハワーズ・エンド』1910 ※ブルームズベリー・グループ 〇ヘレン・シュレーゲル。次女。教養。知性。内面重視。理想主義。 〇ヘンリー・ウィルコックス。実業家。実利追求。鈍感。保守主義・現実主義。 ※自殺が罪悪であるのは、あとに残されるものの感情を顧みないからである。 インド人アズィズがイギリス人の婚約者アディラをレイプしようとしたとして逮捕、裁判にかけられる。被支配者側のインド人と支配者側のイギリス人の間の民族対立に発展。エドワード・モーガン・フォースターForster『インドへの道』1924 ヘンリ・ヒギンズ。言語学者。ロンドンの下町の貧しい花売りの娘(イライザ)を教育して、立派なレディに仕立て上げる。正しい発音・話し方・礼儀作法。バーナード・ショー『ピグマリオン』1913 ※「マイ・フェア・レディ」の原作 禁欲。青春。デイヴィッド・ハーバート・ロレンス『息子と恋人』1913 コンスタンス(コニー)。若い女。夫クリフォード・チャタレイは戦地で重症を負い、下半身が麻痺。車いすの生活。夫は傲慢で自意識の強い男。性生活もない。コニーは夫との肉体関係のない精神生活に満足できず、家の森番の男メラーズと不倫、妊娠。夫にばれてしまい、森番の男は解雇される。女は離婚を求めるが夫は認めず、女は夫の元を去る。デイヴィッド・ハーバート・ロレンスLawrence『チャタレイ夫人の恋人』1928 ※イギリスで過激な性描写が問題となり削除版が出版される。 ローラ。庭でパーティの準備をしていると、近くで交通事故があり、人が亡くなったらしい。母にパーティの中止を提案するが、母は聞く耳をもたない。ローラは亡くなった人の家を訪れる、若い男の死に顔を見つめ、人生に疑念を感じる。キャサリン・マンスフィールド『園遊会』1921 机の上。インクつぼに蠅(ハエ)が入り込む。その蠅をつまみ取り、紙の上にそっと置く。蠅はピクピク動いている。蠅の上からインクを一滴ぽたりとたらす。さらにもう一滴。蠅は動かなくなる。死んで横たわる蠅を見て、惨じめな気持ちになる。キャサリン・マンスフィールド『蠅』1922 スティーヴン・ディーダラス。ギリシア神話の工匠ダイダロスのように、美に殉教する工匠になることを決意。あらゆるものから自由となり、自分が信じていないものには仕えない。自分を守る武器として、沈黙・流寓・狡智を使う。ジェームス・ジョイスJoyce『若い芸術家の肖像』1916 ジェームス・ジョイスJoyce『ユリシーズ』1922 ※アイルランド 〇レオポルド・ブルーム(=オデュッセイア)。男。38歳。広告業者。ハンガリー系ユダヤ人。ダブリン在住。妻の不倫を疑っている。 〇モリー(=ペネロペイア)。ブルームの妻。 〇スティーヴン・ディーダラス(=テレマコス)。青年。作家志望。小学校の教員。町で殴られ、ブルームに介抱される。ブルームは亡き息子をスティーヴンに重ね、スティーヴンを我が子のように可愛がる。 〇ブレイゼズ・ボイラン(=アンティノウス)。モリーの愛人。 〇バック。医学生。スティーヴンの友人。 〇ヘインズ。イギリス人。 ※オデュッセウスOdysseusを英語読みすると「ユリシーズUlysses」 ※舞台ダブリン ※描く対象に合わせて文体が変わる フィリップ・ケアリ。男。孤児になり牧師の叔父に育てられる。生まれつき足首が曲がっている。劣等感。歪んだ性格。ドイツに遊学し、宗教・倫理的な意識・しがらみから解放されていく。ウィリアム・サマセット・モームMaugham『人間の絆』1915 チャールズ・ストリックランド。男。妻と2人の子供を捨てて画家になる。芸術至上主義。自己中心。放浪の末、タヒチに住み着き、島の女と結婚。ハンセン病に罹りながら、小さな小屋で絵を描く。小屋の絵は焼き払うよう言い残して息を引き取る▼人は時に自分のつけた仮面を完璧なまでにつけこなし、やがて本当に人から見える仮面どおりの人間になってしまうことがある▼毎日きらいなことを二つずつ行うのは魂のためによいこと▼苦しみは人間を気弱くし、執念深くする。ウィリアム・サマセット・モームMaugham『月と六ペンス』1919 〇ダーク・ストルーヴ。画家。オランダ人。愛妻家。 〇ブランシュ。ストルーヴの妻。ストリックランドと不倫するも、捨てられて自殺。 美人はなぜつまらぬ男と結婚するのか。それは賢い男が美人と結婚しないからだ。ウィリアム・サマセット・モームMaugham『呪われた男』 若さの唯一の欠点はあまりに早く歳をとってしまうことだ。アガサ・クリスティChristie『秘密機関』1922 長編詩。トマス・エリオット『荒地』1922 クラリッサ。主人公。52歳。女。感受性豊か。内省的。物思いに耽る。ヴァージニア・ウルフWoolf『ダロウェイ夫人』1925 ※ブルームズベリー・グループ 〇リチャード・ダロウェイ。クラリッサの夫。保守党議員。 〇ピーター。昔、クラリッサに求愛してフラれてインドへ渡り、久しぶりに帰英。 〇セプティマス。第1次大戦で兵士となり、精神を病む。自殺。 ヴァージニア・ウルフWoolf『灯台』1927 レベッカ。美貌。才知。没落貴族マキシムと結婚。ある日、レベッカは行方不明になり、海底の帆船からレベッカの死体が発見される。ダフネ・デュ・モーリア『レベッカ』1938 ※ヒッチコック映画「レベッカ」の原作 エストラゴン。ホームレス。昔、川に身投げしたのをウラジーミル(ホームレス)に助けられる。その後、二人は一緒に時間を過ごしている。エストラゴンは事あるごとに首を吊ると言い出す。エストラゴン「自分たちは一緒にいない方がいい。もう行こう」、ウラジーミル「だめだ」、エストラゴン「なぜ?」、ウラジーミル「ゴドーを待つのさ」、エストラゴン「ああそうか」。サミュエル・ベケットBeckett『ゴドーを待ちながら』1952 ※劇作家、アイルランド 〇ポッツォ。傲慢・乱暴。第2幕では盲目。 〇ラッキー。ポッツォの召使・奴隷。ポッツォから「豚」と呼ばれている。主人ポッツォに完全服従。第2幕では口がきけない。 〇男の子。ヤギの番。 〇ゴドー(Godot)。来るか来ないか分からない救世主。 南海の孤島に取り残された少年たち。島で共同生活を始めるが、徐々に秩序が壊れ、殺し合いが始まる。ウィリアム・ゴールディングGolding『蠅の王』1954 〇ラルフ。12歳。リーダーに選出。良識。合理的。 〇ピギー。ひ弱。ぜんそく。肥満児。知的。ジャック一味に殺される。 ●ジャック。狩猟隊。粗野。独裁。顔を迷彩色に塗る。殺した豚の顔を斬り落とし杭にさす。豚の顔に蠅が群がる。悪の象徴。森に火をつける。 〇サイモン。独特。神秘的。予言。蠅の王から「私はお前の一部だ」と言われ、意識を失う。ジャック一味に殺される。 スミス。17歳。労働者階級。母子家庭。窃盗罪で少年院に入所。少年院の院長は、スミスに長距離走の才能があることを知り、自分の名誉のためにスミスを大会に出場させ、優勝させることを思いつく。大会が開幕。スミスは院長の思惑通り、トップで最終コーナーに差し掛かる。しかし、急にゆっくり走り始め、ついには止まってしまい、2位のランナーに抜かれてしまう。オレは大人の思い通りにはならない。アラン・シリトーSillitoe『長距離走者の孤独』1958 アンソニー・バージェスBurgess『時計じかけのオレンジ』1962 イギリスの田園風景の品格。わかりやすいドラマや「見せ場」がないからこそ偉大。美しさの持つ落ち着き、慎ましさ。自らの美しさと偉大さをよく知っているので、大声で叫ぶ必要がない。カズオ・イシグロ『日の名残り』1989 ※ダーリントン・ホール。貴族の屋敷。オックスフォードの近く。 〇スティーヴンス。執事。老齢。名誉・品位・伝統など形式を重んじる。 〇ファラデイ。アメリカ人。屋敷を購入。
この作品は、亡き母の愛読書でした。母は貧しい家庭の育ちでしたが、師範学校を出て教員をしていました。現在の国立大学教育学部に相当する師範学校は、優秀な学生を集めて教員を育成する為に、学費がかかりませんでしたから。 私は高校生の時にこの本を手にしましたが、母は「今の時代には合わない、古い小説だよ」と言っ...続きを読むて笑っていましたっけ。
小尾さんの翻訳が読みたくて再読。小尾さんの日本語も勿論いいのだけど、ジェインの語りはかろやかに饒舌。シャーロッテ ブロンテも三姉妹の中で一番快活で社交的だったらしい事をうかがわせる。 子ども時代の話が意外と面白い。小公女や秘密の花園を彷彿させる。お屋敷に来てからもある種の謎が潜んでいて、どちらかと...続きを読むいうと秘密の花園のほうが近いかもしれない。
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