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少女アデルの家庭教師として生活するうちに、ジェインとロチェスターは、お互いの中にある情熱、優しさ、聡明さに気づき惹かれ合う。愛を深めていく二人。だが、運命は過酷な試練をジェインに用意していた。苦悩の果て、二人に訪れた結末は……究極の愛は結実するのか!? 孤独な男・ロチェスターの情熱。凛として愛と自分を貫くジェイン。魂が結びついた二人の心情を、細やかに描写。ロマンス小説の新しい姿が完成した!
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Posted by ブクログ
今まで見てきた映画やドラマの一部の展開で 少なからずジェイン・エアの真似と思えるものが多々あった 影響を受けたというかアイディアそのものが。 エドワードが占い師として登場するなど 突飛でオリジナリティがあるからこそ予想できない場面や展開があって 作者の豊かな想像力と創造力の両方を感じられた あとエド...続きを読むワードかわいい。 セント=ジョンとの対比で余計かわいい。 彼は彼で禁欲的で信仰心篤いってレベルを超えてて、抑圧的で支配的で魅力的。ジェインがドMだったらついてっちゃってたんじゃないかな。 まあとにかくエドワードがかわいい。
はらはらしながらページを捲った本であった。 学生時代に読んでおけば良かったと思う良本。 『嵐が丘』よりもこちらの本の方がすき。 『赤毛のアン』と比較研究されてもいるようで、アンファンとしても興味深い。 大円団の結末で本当にほっとした。 セントジョンと結婚してしまったら、暗い気持ちのまま本を閉じていた...続きを読むであろう。 セントジョンは本文中でジェインが述べていたとおり、ジェインを道具だと思っている。 よくもまあジェインの気持ちを聞かず、あなたは私と結婚すべきなのですと言ったことを言えるものである。最近恋愛結婚した自分としては、読み流せなかった。それとも当時のイギリスでは男性の言ったことは絶対だったのだろうか?(本文を読んでいるとそうとは思えないが) やはり男性女性ともに、双方の気持ちが一致して結婚するべきだと、現代に生きる私は思うのである。
よかった‼︎ 2011年『ジェーン・エア』が俳優、ストーリー共にとても良かったので、その流れで原作を読む。 映画はうまく要所をまとめていたと思う。いくらか省かれていることや、より登場人物の思いや考えを知るには原作を読む方が良い。 ジェインのような幼少期の境遇で、誰かを愛して愛されることはどれほど...続きを読む幸せなことか。 ジェインは美人ではない。でも、信念があり、自分はどうすべきかという決定を人に左右されずに決められる。 でも、ちゃんと女性らしさもある。人に何かをしてもらうだけのバカ女じゃない。 こういう人間像に惹かれるからこの作品も好きなんだと思う。 (私はボヴァリー夫人みたいなのは苦手) 訳者も訳していてこみ上げてくるものがあったと書かれていたが、私も何度かぐわーっと感動で涙が出た。 2011年の映画では原作の途中までの話でぶつっと終わる。この終わり方はまだこれからも人生は続くという意味だろう。確かに人生はそこが着地点ではないのだ。 原作ではその後も多少書かれている。 次は作者の妹エミリーの『嵐が丘』読んでみよう。
途中までは一応予想通りの展開。結末はもう一捻りくるかと思ったけれど、これはこれで十分に楽しめました。さすがは古典的名作。
最初は筋書きを楽しむだけのつもりでした。魅力的な物語だけど敢えて一歩引いて読もう。そう考えていたのですが、無理でした。読み進めるほど、ジェイン・エアという女性はそうする事を許してくれない存在となっていくのです。上巻で示された「人間は行動すべきものだ。その目標が見つからなければ自ら作り出せばよい」この...続きを読む力強さは憧れますし、信条と心情の間で揺れ動く姿には私自身の葛藤を重ね合わせてしまい、そうなった瞬間、すっかりジェインに魅了されてしまいました。多感な年頃に読んでいたら、きっと彼女の生き方を追っていたでしょうね。
非常におもしろかったです。人生を一回生きたような気がします。 下巻も、上巻に劣らず様々なことが起こります…! この著者の何がすごいって、やっぱり表現力の豊かさですね。 「生命のない物体は変わらなかったが、生きているものは昔の面影もないほどに変わっていた。」キラリと光った素敵な表現です。 英語でも読...続きを読むんでいます。
面白かった! 最後まで読んでみて、「ああ、訳が秀逸だったのだなあ」と気付いた。 かの有名な一節、「読者よ、わたしは彼と結婚したのだ!」が、かくも丁寧に控えめに語られていようとは。 ジェインの口調は終始敬語が貫かれているし、それは彼女が持つ荒々しい人格を隠し礼節を弁えているという美徳を際立たせている。...続きを読む 正直に言おう。下巻を読んでいる時点ではもう、ジェイン・エアを嫌う気持ちはなかった。というか、好きだった。 原文で読んでも同じ感想を持ったかはわからない。このひとの訳したジェイン・エアが好きだ、ということだ。 展開も波乱に見舞われ、狂った妻の登場、ロチェスター邸からの逃亡、そして新しい人々との出会いと暮らしと、ページをめくる手が止まらない。 一番驚いたのは、やはりセント=ジョンだよね。彼は「いいお兄様」ではあっても、「いい恋人」にも「いい夫」にもなれない。絶対なれない。 自分に関わってこなければ害もなく、見栄えのいい置物のような感じなのだけれど、災難だったなあ、ジェイン。 それにしても変な男にばかり好かれるものだよね。 ここまで色んな人に「不器量」と噂されるというのも不自然だよね?ダイアナは彼女のことを「きれいすぎる」と評したし、ジェインが自分の顔にコンプレックスがあるがゆえの思い込みと考えてもよさそう。 とにかく続きが気になるし、ハラハラするし、予想外の展開もがんがん待ってるし、多少ご都合主義的なところもあるけれど、面白いです。 名作だしとか古典だしとかでちょっとでも気になる人は是非この光文社のこの人の訳でどうぞ。 わが大学の教授による、解説になってない解説もついてるしね。笑
読み終わって、まるで韓ドラじゃないか…と。女子が夢中になる要素がこれでもかとたっぷりと。きっと大勢の漫画家や脚本家に影響を与えたんだろうな。
ロチェスターと再会してからの展開が早すぎ&こじつけすぎかな・・・と思った。ロチェスターの視力が回復するし、ハッピーエンドすぎる。それでも読む手が止まらなかったのは、面白かったからなんだろうな。
教師が生徒をイジメた結果、自殺した事件があった。ジェインも石版を落としただけなのに先生が、なんと仲間はずれにするよう指導するのだ。もし、自殺した子供が、これを読んでいて、「自分の状況は特別ではない」と知っていたなら、抵抗する言葉が見つかったのではないか。
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