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人殺しは夕方やってきた
山の中で一人、壮絶なサバイバル闘争を繰り広げる女性を描いた長篇小説『壁』で世界を震撼させたマルレーン・ハウスホーファー。多くのフェミニスト、作家たちに影響を与えた彼女の、短篇小説名作集がついに邦訳! 山の中でたった一人、壮絶なサバイバル闘争を繰り広げる女性を描いた長篇小説『壁』で、世界を震撼させたマルレーン・ハウスホーファー。 多くのフェミニスト、作家たちに影響を与えた彼女の、知られざる短篇小説名作集がついに邦訳! 西崎憲さん(作家・翻訳家・音楽家・「惑星と口笛」主宰)賞賛!! ここが抒情の終着点 先はない なんというみずみずしさ。本からこぼれだすのは、少女や友達、家や風景、おもしろい夢をみる女性や人を殺してしまった男性たち。永遠は子供の形で現れ、細部は不可知を囁く。マルレーン・ハウスホーファーはドイツ語園で最良最高の抒情を達成した。 収録作はオーストリアの村で生まれ育ったマルレーン・ハウスホーファーの少女時代を彷彿させる。共に暮らした人々や動物たち……そして、平和な暮らしを一変させる戦争の影。 文学ムック「たべるのがおそい」vol.4収録の「さくらんぼ」「雌牛事件」「フォン・ガイエン氏の夜の出逢い」ほか、かなしみにユーモアをまぶした切なく心あたたまる作品集。 【目次】 1 少女時代の思い出 美しきメルジーネ ぞっとするような話 雌牛事件 さくらんぼ 初めてのキス おばあちゃんが死ぬ ドラゴン 懺悔 2 大人の生活 小さな幸せ 人殺しは夕方やってきた 日曜日の散歩 おもしろい夢を見る女性 ミルテの木、もしくは軽率なマティルデ フォン・ガイエン氏の夜の出逢い お話 とりわけ奇妙な愛の物語 人喰い 3 戦争の影 クワガタムシ 司令官の死 一九四五年の春 国家の反逆者 間借り人たちのクリスマス 恐るべき忠節 ウィロー夫妻 変身 もろびと声あげ(イン・ドゥルチ・ジュビロ) 訳者あとがき 【著者】 マルレーン・ハウスホーファー 1920年生まれのオーストリアの作家。ウィーンとグラーツの大学でドイツ文学を学び、夫と二人の子どもとともにシュタイヤーで暮らし、1970年に亡くなった。オーストリア文学史における非常に重要な女性作家の一人とされる。シュニッツラー賞やオーストリア国家賞(文学部門奨励賞)を受賞している。没後、代表作『壁』が世界的に有名になった。 松永美穂 翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)の翻訳で2000年に毎日出版文化賞特別賞受賞。カトリーン・シェーラー『ヨハンナの電車のたび』(西村書店)で2015年日本絵本大賞翻訳絵本賞受賞。そのほかヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』(光文社古典新訳文庫)やインゲボルク・バッハマン『三十歳』(岩波文庫)など。 -
非日常のアメリカ文学――ポスト・コロナの地平を探る
20世紀的な「日常」を問い直し、ポスト・コロナの地平を探る、野心的な米文学論! コロナ・ウイルスが引き起こしたパンデミックによって、私たちはいま、従来の20世紀的な日常とはすこし異なる「非日常」の世界を生きている。 本書『非日常のアメリカ文学』は、コロナという人知を超えた災厄と対峙する知恵を、ヘンリー・ソロー、マーク・トウェイン、スコット・F・フィッツジェラルド、カート・ヴォネガットらの作品から、先住民作家ヴェルマ・ウォーリス、カリフォルニアのビッグ・サー文学作家やベイエリア現代詩の詩人、身体の日常/非日常を問うファット・リベレーション作家の諸作品まで、「非日常」という共通項を軸に探る。 本書が提案する「非日常」をアメリカ文学に探る試みは、単なる「アウトサイド」な文学の系譜をたどるばかりか、アウトサイドから日常を見直し、ひいては現代文明を問い直す視座をもたらすことになるだろう。コロナ禍とはつまるところ、これまでの文明社会の見直しが迫られた経験であったとはいえまいか。本書を通して、ポスト・コロナの地平を見通す視座を、十人のアメリカ文学研究者達が探る。 -
陽の当たる場所
アルブケルケ家の家長であり、クラリッサの父親であるジョアン・ジ・デウスの死で幕が開ける、“クラリッサ連作”の第三弾。全ての忌まわしき過去を打ち捨てるべく、生まれ故郷ジャカレカンガを離れ、州都ポルト・アレグレへと旅立つクラリッサとその母親クレメンシィア、それに従兄のヴァスコ。 大きな夢と希望を胸に抱いて、新たな地に身を置くも、そこでの生活は想像を絶する過酷なものであった。若きクラリッサとヴァスコは、醜悪とも言える現代社会を生きる、実に個性的な面々との出会いを通じて、成熟した大人へと成長して行く。 作家エリコ・ヴェリッシモが常々、「この世に不要な人間など存在しない」と声を大にして叫んでいた、全ての人間に対する愛情、同情溢れるメッセージが込められ、その人間模様を見事に描き切った“クラリッサ交響詩”の最終楽章のタクトが、今、振り下ろされる。 -
響きと怒り
フォークナーは全く予備知識を与えぬまま読者を白痴ベンジーの意識のなかに連れこむ。そしてその錯乱の意識を通りぬけた読者は第二部で再び意識の流れの激しい屈折に戸惑う。しかし第三部、第四部では次第にこの作品の主題と意味が明らかにされてゆく。この作品は現在と過去との交錯がいちじるしい。とくに一部、二部はそうであり、たとえば第一部ではベンジーの意識が現在の知覚から過去へ移るときにはたいていイタリック体で書き表わされているが〔訳文では【 】で囲った〕、同じ技法が第二部でも用いられている。そしてこれら錯綜する時間と映像の下に、登場人物の心にとって意味の深い出来事が埋められているのである。米国南部社会の醜悪で陰惨な人間心理を描写し、『響きと怒り』は二十世紀の傑出した小説のひとつと評価される。 -
秘密にしていたこと
時代を超えて読みたい家族の物語 少女の死をきっかけに家族がそれぞれ抱えていた秘密が語られ、一家の深い闇が暴かれる。 死の真相を追うというミステリーの枠組みこそあれ、そこで語られているのは差別によって 心を蝕まれた家族の崩壊と再生の物語である。 舞台は1977年、オハイオ州の架空の田舎町。16歳の少女が行方不明になり、数日後に湖で遺体で発見される。 物語はリー一家を中心に進んでいく。父親ジェームズ・リーは中国系アメリカ人の大学教授。ハーバード大学を 卒業したものの、教職に就いてからも周囲になじめずにいる。そんなコンプレックスから、ジェームズはリディアに「友達と同じように」「周囲にとけこむように」という夢を託し、プレッシャーをかけ続ける。 妻のマリリンは南部出身のブロンドヘアーの白人。医師を志していたが、ジェームズと出会って恋に落ち、 妊娠・結婚。夢をあきらめることになる。マリリンもまた、あきらめきれなかった夢を、自分と同じ青い目を もつリディアに託し、知らず知らずのうちにリディアを追い詰めていた。 長女のリディアは母親によく似た容姿で両親に溺愛される。青い目であっても、黒髪であること、父親が アジア系であることから、周囲にはなじめずにいる。 一方、長男のネイスと次女のハンナは父親ゆずりのアジア人顔だ。ネイスは、父から疎まれ、母から 無視をされ、鬱屈した生活を送っていた。ただ大学入学を機に、ついに家を出ることが決まっていた。しかし、 このことで、お互いを支えとしていたネイスとリディアの関係が変化し、リディアに決定的な暗い影を落とす。 妹のハンナは、家族から相手にされず、常に部屋の隅、机の下に隠れている。だが、誰よりも客観的に家族を 観察し、事件の真相に迫っているキーパーソンでもある。 本書では、章ごとに1950年代の両親のなれそめ、1970年代の現代を行き来し、家族が徐々に崩壊していく 様子が語られる。その語り手も、リー一家が章によって入れ替わり、それぞれの秘密を静かに暴露していく。 終盤ではリディアの語りによって、死の真相が明らかになる。 -
百の影
〈「2000年代韓国文学における最も美しい小説」ついに邦訳 〉 「暴力あふれるこの世界で、好きでいられる(もの)なんてほんの少ししかない」 強大な力によってかけがえのない日常を奪われながらも、ひたむきに生きる2人のあたたかで切ない恋物語。 --------- 大都会の中心に位置する築40余年の電子機器専門ビル群。 再開発による撤去の話が持ち上がり、ここで働く人たちは〈存在していないもの〉のように扱われる。 ──弱き者たちに向かう巨大な暴力。 この場所を生活の基盤とするウンギョとムジェを取り巻く環境はきびしくなっていく。 しかし、そんな中でも二人はささやかな喜びで、互いをあたたかく支えあう。 2人が歩く先にはどんな希望が待っているのか……。 --------- 僕は鎖骨のくっきり浮き上がった人が好きです。 そうなんですね。 好きです。 鎖骨がですか? ウンギョさんのことが。 ……あたし、鎖骨とかぜんぜんくっきりしてないけど。 くっきりしてなくても好きなんですから、ほんとに好きなんですよ。 --------- 【目次】 ■森 ■つむじとつむじとつむじではないもの ■口を食べる口 ■停電 ■オムサ ■恒星とマトリョーシカ ■島 ■あとがき ■ふたたび、あとがき ■訳者あとがき -
氷原のハデス
ノルウェーの新星が放つ 極寒のスリラー! ・高まる恐怖を植え付ける……タイトルどおりの極寒でひりつく物語 ……〈フィナンシャル・タイムズ〉 ・吹雪の中で繰り広げられる『ダイ・ハード』と『アガサ・クリスティ』の猛烈なブレンド ……〈ノルウェージャン・アート〉 北極基地に残された凍死体。 殺人犯はまだそばにいる── 特殊部隊出身の元狙撃手であるアナ・アウネは負傷を原因に軍を辞したのち、父の友人で科学者のダニエル・ザカリアッセンと北極遠征に参加している。ある夜、ふと窓の外を見たアナは、空に打ちあげられた照明弾を目撃する。方角から、中国の極地研究基地〈アイス・ドラゴン〉が発した救難信号だと判断したアナとザカリアッセンは、暴風雪のなか、ホバークラフトでその基地へと向かうが、人の気配はなく、キャビンに足を踏み入れた二人を迎えたのは、何者かに殺されたと思しき十数体の凍結死体だった…… -
氷上旅日記[新装版]:ミュンヘン―パリを歩いて
「あのひとを死なせるわけにはいかない。ぼくが自分の足で歩いていけば助かるんだ」――重病の親友の快復を願かけて、ミュンヘンからパリへ向かい、雪と氷のなかを彷徨し、魂に呼応するような風景と忘れられたような人びとに出会う……。ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才が綴る孤高の幻視行。 最新作『歩いて見た世界』の監督による孤高の幻視行 鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、人間と自然の壮大なドラマをテーマにした映画で広く知られる。『アギーレ・神の怒り』『フィツカラルド』など初期の代表作から最新作『歩いて見た世界』まで、野心的な作品は高い評価を受け、数々の映画賞を受賞している。 一九七四年十一月、ヘルツォークはパリにいる友人の映画評論家ロッテ・アイスナーが重篤と知らされる。自分の足でパリまで歩いていけば、アイスナーの病は治る……と願をかけ、真冬のミュンヘンを発つところからこの日記は始まる。 痛む足をひきずりながら、死んだような小さな村をいくつも通り過ぎ、空き家に泊まり、田舎道を彷徨する。あるときは、自分がまだ人間の姿をしているのを確かめようとガソリンスタンドのトイレに駆け込む。やがて寒さに凍えるカラスを兄弟のような感情を抱くようになり、リンゴの実がすべて落ちるまで木を揺さぶった直後の静寂に、孤独と疲労が頂点に達する…… 研ぎ澄まされた感覚で、魂を震わすような自然に身を投じるヘルツォークならではの眼差し。極寒のなかをひたすら歩く真摯な姿と、狂おしいまでの思いが読者の心を打つだろう。 -
ヒロシマ・ボーイ
日系米国人作家によるエドガー賞候補作! 米国で生まれ広島で育ち、戦後帰米した日系二世、元庭師の老人マス・アライ。マスと同じく原爆体験を持つ帰米二世の親友・ハルオが亡くなり、広島の沖合にある小島に暮らす遺族に遺灰を届けるため、マスは50年ぶりに日本を訪れた。そこで彼は、少年が犠牲になる痛ましい事件に遭遇する。小さな島を訪れた異邦人でしかないマスだが、広島で経験した少年期の傷痕を思い出し、14歳で命を落とした少年のために謎を追う。 日系米国人作家が父親をモデルに、15年間にわたって描き続けた「庭師マス・アライ」シリーズ第7作。このシリーズ最終作では、父親の故郷・広島の現代の情景を鮮やかに活写し、さらに複雑なアイデンティティを持つ主人公の頑固爺の内面を見事に描いて2019年エドガー賞最優秀賞(ペーパーバック・オリジナル部門)最終候補作となった。日本のメディアでも話題となった傑作ミステリが、満を持して登場。 (底本 2021年8月発行作品) -
貧困と平和についての農民への手紙
「戦争」に向かっている国家に歯止めをかけることができるのは農民しかいないとジオノは考えた。 ジオノは暮らしていたマノスクという町の周辺で暮らしている農民のことをよく知っていた。自分で判断して行動するようにと何度も念入りにジオノは注意している。あるラーメン屋が美味しいとマスコミが騒げば、たちまち自称「食通」たちが押しかけ長蛇の列を作る。高級と言われているブランド品をみんなが競ってあさる。大型娯楽商業施設に無数の人々が参集する。軽井沢や嵐山近辺が見どころだと観光業界が宣伝すると、すぐそれに乗せられる人々が後を絶たない。政府の高官が、さあ今こそ反撃を開始しようとタイミングよく声をかければ、まるで羊の群れのように人々は「さあ、戦争だ!」と叫ぶかもしれない。私たちは自分が旨いと思うものを食べ、自分の楽しみは自力で発見したいものだ。桜が美しいのは桜の名所だけではない。道端に枝ぶりのいい桜が咲いていたりするのである。ジオノが指摘しているように、「戦争」に反対することは大変な勇気を必要とする。政府やマスコミに簡単に操られることだけは何としても避けたい。どうしたらいいのか、ジオノの著作は貴重なヒントを与えてくれるはずである。 -
呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
混沌の明の時代。高名な官僚であった陽明学者の呂坤が、役人たちとぶつかって官職を辞し、田畑を耕しながら30年かけて綴った「人間とはどうあるべきか、人生をどう生きるべきか」を説く一冊。日本でも大塩平八郎など多くの先人に影響を与えた。 「修身とは、まずは、長所を伸ばしながら、短所をそのままにしないことである。人は、短所に逆らい、従わないようにするならば、長所も日ごとに伸びる。」「厚みがあって、どっしりと、深い落ち着き、是が第一等、気が大きく強い、是が第二等、聡明で弁が立つ、是は第三等の資質である。」など、人生を諭す言葉をやさしく解説する入門書。 【目次】 はじめに [内篇] 性命─人間の本性と運命について─ 存心─正しい心のあり方とは─ 倫理─人間道徳の基本─ 談道─孔子の道を規範とする─ 修身─身を修めるための方法─ 問学─切磋琢磨して学ぶ─ 応務─対人関係で大切なこと─ 養生─健康長寿のために─ [外篇] 天地─世界は何でできているのか─ 世運─世の流れへの対処法─ 聖賢─聖人賢者も修養努力する─ 品藻─人間の品格とは─ 治道─統治の理念と方法─ 人情─日々の暮らしの心がけ─ 物理─万事万物の理─ 広喩─比喩で表す真実─ 詞章─文章作成の秘訣とは─ 『呻吟語』をめぐって 一、『呻吟語』と『菜根譚』─中国二大処世訓─ 二、呂新吾と科挙─合格者名簿に名が見えないのはなぜ─ 関係略年表 参考文献 あとがき 主要語句索引 -
美女と野獣[オリジナル版]
「わからないじゃありませんか」とベルはつとめて平然としたふりをして言いました。「もしかすると、私に与えられた恐ろしい運命には、それが恐ろしく見えるのと同じくらい幸福なもう一つの運命が隠れているのかもしれませんわ」(本書より) * * * ディズニー映画で有名な「おとぎ話」は、本当はこんな物語だった! 美女と野獣との「めぐりあわせ」に秘められたいくつもの謎が明かされてゆく……森の奥深く、バラに囲まれた魔法の宮殿を舞台に、16歳の美少女ベルと守護妖精たちがくりひろげる華麗なるファンタジー。 本書は、フランスの作家・ヴィルヌーヴ夫人が書いたオリジナル版にもとづいた、本邦初訳の完全版です(1740年の初版に挿絵はありませんが、今回は、ウォルター・クレインの作品を特別収録しました)。世界的に有名なフェアリーテイルであると同時に、醜さと美貌、愚かさと才気、邪悪と善良さなどがキャラクターに属性として与えられ、愛をめぐる考察が行なわれる文学作品。いわゆる民話としてではなく、意識的に恋愛心理を追究した「恋愛論」としても楽しめる一冊です。ヤングアダルト小説の読者にも配慮したルビつき。 -
BTS 世界のスター伝記絵本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべてのARMYへ――。 活動休止から4年。 ついに再始動 7人はどのように選ばれたのか。 新たなステージへ歩みだすBTS結成の秘話がすてきな絵本に! パク・ヘソン氏の感性とピクサーのアートディレクターとしての世界最高峰の技術を融合させた美しいイラストで描かれた絵本です。 RM、ジン、シュガ、J-HOPE、ジミン、V、ジョングクの7人が、どのようにして世界的スターとなったのか、その道のりを丁寧に描いています。 一部屋で共同生活していたデビュー初期から、世界中のスタジアムを満員にするアーティストになるまでの成功と成長としていく姿を収めた、夢を追うすべての人におすすめの一冊。 世界中の数百万人ものファンに愛される韓国のK-POPグループBTSを、この「世界の伝記スター絵本」で知ろう! ジャン・アン:文 ニュージャージー州在住の児童書作家。BTSを聴きながら馬に乗るのが好きで、しばしば両方を同時に楽しむ。 パク・ヘソン:絵 ピクサーのアートディレクター、パク・ヘソン氏は、世界最高峰の技術と韓国人としての感性を融合させるクリエイターです。自身の父をモデルにした映画監督作や、教育プラットフォーム『Coloso』での後進育成を通じ、常に韓国の表現力を世界へ発信し続けてきました。今回、BTSの伝記絵本のイラストを担うことは、韓国が生んだ二つのトップ才能による象徴的な共演と言えます。彼はこの作品を通じ、自身のルーツである韓国の物語を、温かな色彩で世界の子供たちへと繋いでいきます。 やまぐちまいか:訳 ヨーク大学政治学部卒。翻訳作品に『書くことのメディア史』(古屋美登里共訳・亜紀書房)、『Scream! 絶叫コレクション 不気味な叫び』所収トーニャ・ハーリー「ショーウィンドウの女の子」、『Scream! 絶叫コレクション 消えない叫び』所収リサ・モートン「サメがいた夏」(共に三辺律子監訳・理論社)。 二見書房 翻訳書刊行85周年記念出版 -
ピエールとリュース
戦時下のパリ。徴用近づく高等学校生のピエールと、絵描きとして家計を助けるリュース。地下鉄車内で出会った2人は、ドイツ軍の爆撃に遭遇し、とっさに手を握り、惹かれあう……。若い男女の清純な恋愛が、醜く恐ろしい戦争の現実と、あざやかなコントラストをもって描かれる。第一次大戦下に執筆され、1920年に発表された。ノーベル文学賞作家が紡いだ、100年読み継がれる「初恋・悲恋」の物語。映画『また逢う日まで』の原作、ガラス越しのキスシーンで話題に。(1950年東宝、今井正監督、主演:岡田英次・久我美子) ●目次 ピエールとリュース 解説(渡辺淳):(1)ロラン理解のために~ヨーロッパの良心、ロマンロラン~ (2)『ピエールとリュース』について あとがき(渡辺淳):新版のために 付録:『ピエールとリュース』復刻に際して -
ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇
女優マルガリータとの運命的な出会いと失恋、別れ。失意のうちに世捨て人として孤独に人生を終えたピロスマニの人生が甦る感動のグラフィックノベル。 ピカソが絶賛し、ジョージアでは国民的人気を誇る放浪の画家ピロスマニ。彼がモデルとなった名曲「百万本のバラ」は歌手・加藤登紀子によって日本でも大ヒット、現在も歌い続けられている。 ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使推薦!! ニコ・ピロスマニの絵は一度観ただけで心に届く不思議な力を持っています。愛に人生を捧げたピロスマニは、同時に貧しく世にも儚い生涯を送ることになったのです。この本では、我らが愛する「ニコ」という人物を垣間見ることができます。 【あらすじ】 小さな店を営みながら貧しくも気ままに暮らす画家ニコは、街にやってきたフランス人女優・マルガリータに運命的な恋をする。毎日毎日贈りものを届け、ついには自分の店まで売り払って荷車9台分の赤いバラを贈ろうと思いつく。ジョージアで愛される偉大な画家ニコ・ピロスマニが人生を捧げた、マルガリータへの愛の物語。 【目次】 ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇 訳者あとがき 【著者】 ギオルギ・ガメズ ジョージアのアーティスト。漫画家兼イラストレーターとしても活躍。トビリシ国立美術アカデミーを卒業。街角の壁から書籍、雑誌の表紙、印刷物、オンラインメディアなどで活動。 児島康宏 コーカサスの言語の研究者。ジョージア(グルジア)文学・映画の翻訳。福井県あわら市出身。トビリシ在住。 -
ファウスト
ファウストは学問と知識に絶望して、悪魔のメフィストフェレスと契約をかわして魂を売りわたし、その見返りにすべての地上の快楽を手に入れ、享受しようとする。ファウストは秘薬を手に入れて若返り、マルガレーテとの恋を成就するが…(第1部)。マルガレーテの処刑からくる自責の念からよみがえったファウストは、皇帝の城、古代ワルプルギスの夜、ヘレナとの家庭生活など、次々に生命の諸相を体験する。やがて人生の〈たそがれ〉を迎えたファウストは盲目のなかで自分の大事業を見とどけようとしながら、思わず「時よ、とどまれ」と口にする(第2部)。ゲーテが60年の歳月をかけて完成した欧米文学の記念碑。ゲーテも賛嘆したドラクロワのリトグラフ挿絵16点入り。 -
ファウスト 悲劇(第1部・第2部 合本)
不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。第一部第二部の合本版。 (第一部) あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。 〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年 (第二部) 無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。 〈巻末エッセイ〉中村光夫 -
ファウスト物語
ゲーテの生涯をかけた大作。高名なわりに読み通した人が多くないのは、韻文で書かれた戯曲という形式上の制約からといわれる。本書は、原作のもつ重厚さ失わず、読みやすい「物語」にまとめて好評を博した作品。 -
〈ファストアイス〉計画の災厄を食い止めろ
南極に眠る破滅の種 南氷洋で何者かに急襲された調査船には、全地球を揺るがす恐るべき秘密が隠されていた! 南氷洋を航行中の極地探査船に、突然、氷山が衝突する。 氷山のほうが船へぶつかってきたのだ。 さらに、迷彩服を着た武装兵士たちが氷山から降下。 アサルトライフルとナイフを所持した彼らにくわえ、非情な狙撃手によって、船内は修羅場と化す。 卑劣な攻撃をしかける敵はいったい何者か? ほどなく国立海洋海中機関(NUMA)のカート・オースチンのもとに事件の一報がもたらされた。 探査船には元同僚の科学者が乗船していたのだ。 オースチンは相棒ザバーラとともに地球の南の果てへ飛んだ。 -
ファットガールをめぐる13の物語
人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作。 宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている。 インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがく。 【目次】 宇宙にさからう時 最大のファン 全身写真 そんなことなら わたしの嫌いなあの子 それって欲張り 母にとってのセクシーな人 Fit4U あの子はなんでもしてくれる フォン・ファステンバーグとわたし カリビアン・セラピー アディション・エル 海のむこう 謝辞 訳者解説 【著者】 モナ・アワド 1978年カナダのモントリオール生まれ、ボストン在住。ブラウン大学、エディンバラ大学、デンヴァー大学で創作と英文学を学ぶ。現在はシラキューズ大学で創作を教えている。デビュー作品集『ファットガールをめぐる13の物語』に続くポップでキュートな怪作Bunny(2019年、未邦訳)は、The Ladies of Horror Fictionベスト作品賞受賞。2021年8月に第3作All's Well が刊行予定。 加藤有佳織 慶應義塾大学文学部准教授。アメリカやカナダの文学、世界各地のカッパ(的な存在)に関心がある。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)、翻訳にトミー・オレンジ『ゼアゼア』(五月書房新社、2020年)。 日野原慶 大東文化大学にてアメリカ文学を教えている。「身体」「自然」「環境」「廃棄」「排泄」などに関心があり、それらにつながる現代のアメリカ小説や、ノンフィクション作品(とくに自然や環境をテーマにしたネイチャーライティングや、病や体をテーマにしたエッセイなど)を研究している。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)。 -
ファミリア・グランデ
加害者告発に加え、否認した母と傍観者だった自分も性虐待に加担していたという自責から書かれた本は他に類を見ない。まさに震撼の書である。――信田さよ子 ■本書の内容 30年前、わたしの双子の弟を性虐待したのは、誰もが敬うエリート学者の「継父」だった。そして、現実から目を背け、わたしたち姉弟を糾弾したのは、誰よりも自由と解放を重んじたはずのフェミニストの闘士、母だった――。 1980~90年代、自由礼賛の名の下に、左派インテリの両親はわが子の人生を支配した。「継父」による加害が発覚したあとも、周囲の大人たちは(ひとりを除き)目をつぶり、告発しないことを選んだ。その共謀の過程で、子どもたちは名ばかりの同意と沈黙を強いられてきたのである。 著者は、傍観者としての、小さな加担者としての罪悪感を見つめ直し、苦悩の記憶を掘り起こしながら、文学的努力を払い、その経験を言語化する。 実父は「国境なき医師団」創設者のひとり、叔母はトリュフォー監督も認めた有名女優、母も継父も著名な言論人ということもあり、2021年1月の原書出版時にはフランス中に激震が走った。本が出版された1週間後には、「#MeTooInceste」というハッシュタグで8万件ものツイートが流れ、マクロン大統領が「子どもに対する性犯罪」の対応に関して声明を発するまでに至ったという。 本書は、被害がなかったことにされる構造と、沈黙にともなう罪悪感をありありと表現した一冊だ。フランスで32万部突破、海外版権15か国の話題作、ついに邦訳。 -
ファンタジーの七つの時代
著者ピーター・ミルワード氏は『ファンタジーの七つの時代』において、イギリス文学におけるファンタジーの伝統を、西洋の歴史をたどりながら探求しています。 本書は以下の各章で構成されています。 プロローグ ファンタジーという別世界 第一章 創造と壊滅のファンタジア 第二章 神話のふるさと 第三章 妖精物語のファンタジー 第四章 聖杯探求 第五章 ルネサンス・マジック 第六章 楽園喪失から新しきエルサレムへ 第七章 ナンセンスの世界 エピローグ 現実への回帰 『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』、『不思議の国のアリス』など、今日、映画化されて人気のある、有名なファンタジーの作品も登場します。こういったファンタジーが、イギリスという国で育まれた文化・宗教を背景にしていることについて、本書はわかりやすく解説しています。また、英文学研究者の方だけでなく、幅広い層の読者の方に親しんでいただけるよう、各章の人物・歴史的事項・作品に関する注が訳者によって付けられています。 -
フィギュール彩
「現実」が厳しければ厳しいほど、人びとのファンタジーが花開く場所はメルヘンの世界以外にはない。メルヘンは生や死、哲学的命題まで簡単な表現で提示する。「グリム童話」のあまり知られていない話から想像力の意味を探る。 【目次】 第1章〈しあわせ〉のゆくえ (1)「しあわせハンス」 (2)「漁師とその妻」 (3)「六人の家来」 第2章 兄と弟のはなし (1)「命の水」 (2)「唄う骨」 第3章 愛と憎しみのかなた (1)「お墓へはいったかわいそうなこぞう」 (2)「親不孝なむすこ」 第4章 かぎりないユーモア (1)「ものぐさ三人兄弟」 (2)「おいしいおかゆ」 (3)「もの知り博士」 -
【電子復刻版】フィロロジーへの道
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英語との出会いから始めて、英語史の第一線に立つ研究者になるまでの半生を自伝的にたどりながら、さりげなくフィロロジーへの道を開示する異色の書。 待望の電子復刻版。 -
フォーチュン氏の楽園 20世紀イギリス小説個性派セレクション2
初老のフォーチュン氏は宣教師として南の島に行くが布教はままならず、美少年ルエリだけが改宗者となった。二人は幸福な日々を過ごすが……。20世紀イギリス小説個性派セレクションシリーズの第2弾。 -
深い穴に落ちてしまった
北には山脈が横たわり、海ほどもある湖をぐるりと囲んでいる森。そのまん中に穴がひとつ、口をあけている。ある日、大きな兄と小さな弟がその穴に落ちてしまった。深さおよそ7メートルの穴からどうしても出られず、何か月も木の根や虫を食べて極限状況を生きのびようとする。外界から遮断された世界で、弟は現実と怪奇と幻想が渾然一体となっためくるめく映像を見はじめる……。どうして兄弟の名前と年齢が明かされないのか。なぜ章番号が素数のみなのか。文章に織り交ぜられた不思議な暗号が示すものとは。著者によって綿密に構成され、さまざまな寓意に彩られた物語は、読後、驚愕とともに力強い感動をもたらす。暗黒時代を生きる大人のための寓話。 -
不思議な薬草箱 魔女・グリム・伝説・聖書
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評、そしてロングセラー『魔女の薬草箱』の姉妹本がついに登場しました。 今回は「薬草」を縦糸に、「魔女・グリム・伝説・聖書」を横糸に構成した内容です。 「魔女」やさまざまな「伝説」が生み出された背景を「薬草」をキーワードに解き明かす、ちょっと風変わりな文化考。 目次 第1章 グリム童話 魔女と薬草 1「白雪姫」──白雪姫の継母は魔女か・セイヨウリンゴ 2「ネズの木の話」──甦りの木・セイヨウネズ 3「いばら姫」──「賢い女」は魔女か・イヌバラ 4「六羽の白鳥」──呪いを解く草花・ハナニラ/アストランティア・マヨール 5「ラプンツェル」──金髪の娘と魔法使いの女・フェルトザラート 6「ホレおばさん」──祝福されたニワトコの木・セイヨウニワトコ 第2章 ドイツの伝説 魔女と不思議な植物 1「ドリュベックの若者」──ヴァルプルギスの夜と薬草・魔女草 2「魔女ヴァーテリンデ」──薬草摘みの乙女 3「アルラウネ」──フィクションになった植物・マンドラゴラ 4「コルヴァイ修道院のユリ」──死とつながる花・ユリ 5「ジークフリートの死」──竜の血とボダイジュの葉・ セイヨウボダイジュ 第3章 聖書 古い時代の植物 1 雅歌 ──ザクロの片割れのような頬・ザクロ/ナルド/没薬/乳香/ヘンナ 2 過越祭 ──最後の晩餐のメニュー・ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)/ニガヨモギ/クレソン(オランダミズカラシ) 3 十分の一税 ──支払いは薬草で ハッカ/イノンド(ディル)/ウンコウ(ヘンルーダ)/クミン 附録・ドイツの薬草園と魔女迫害の跡地を訪ねる 薬草園 1 修道院の薬草園 ミヒャエルシュタイン修道院/メムレーベン修道院/ベネディクトボイエルン修道院 2 大学の薬草園 ヴュルツブルク大学植物園/ハンブルク大学植物園/ベルリン自由大学植物園 3 薬事博物館 ハイデルベルク薬事博物館/インゴルシュタット薬事歴史博物館 4 ヒルデガルトの薬草園 魔女迫害の跡地 魔女の塔(1)ゲルンハオゼン 魔女の塔(2)イトシュタイン 魔女の牢獄 エッシュヴェーゲ 魔女の家 バンベルク ドイツ最後の魔女裁判の地 ケンプテン -
不思議の国のアリス Alice’s Adventures in Wonderland
「聖書」、「マザーグース」、「シェイクスピア」と並んで、イギリスで最も多く読まれている作品の1つである「不思議の国のアリス」。 140もの言語に翻訳され、現在も世界的人気を誇る。 児童文学の伝統を打ち壊した珠玉の作品を原文完全収録! しゃべる白ウサギを追いかけたアリスが不思議な国に迷い込んでゆく……。 目次 1.作者について 2.代表作 3.時代背景 4.『不思議の国のアリス』について 5.あらすじ ALICE'S ADVENTURES IN WONDERLAND CHAPTER I. Down the Rabbit-Hole CHAPTER II. The Pool of Tears CHAPTER III. A Caucus-Race and a Long Tale CHAPTER IV. The Rabbit Sends in a Little Bill CHAPTER V. Advice from a Caterpillar CHAPTER VI. Pig and Pepper CHAPTER VII. A Mad Tea-Party CHAPTER VIII. The Queen's Croquet-Ground CHAPTER IX. The Mock Turtle's Story CHAPTER X. The Lobster Quadrille CHAPTER XI. Who Stole the Tarts? CHAPTER XII. Alice's Evidence -
不思議の国のアリス+鏡の国のアリス 2冊合本版
ある昼下がり、アリスが土手で見たものは、チョッキを着た白ウサギ――。ウサギは時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこはチェシャーネコや三月ウサギ、帽子屋にハートの女王などなど、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。ユーモア溢れる世界児童文学の傑作を、原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した画期的な新訳決定版『不思議の国のアリス』と、部屋の鏡を通り抜けて、おしゃべりする花々やたまごのハンプティ・ダンプティたちが集う不思議な国で女王を目指すアリスの冒険を描いた『鏡の国のアリス』の2冊をあわせた合本版が登場! ジョン・テニエルの美しい挿絵を収録した、決定版! -
双子座物語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 嵐の中で双子のきょうだいを亡くした、琴の名手オルフェスの愛情物語。 -
二人の若妻の手記
バルザックの小説のなかでも珍らしい書簡体の形式をそなえ、きわめて手ぎわよくまとめられた作品。その文体も若々しいみずみずしさにあふれている。この小説のモチーフをなすものは、互いに「牝鹿さん」と呼び合っている仲のよい二人の娘――金髪のルイズと栗毛のルネ――との、いちじるしいコントラストを示す結婚生活である。この二人の女性はほぼ同時にカルメル会の修道院を出て、一人はパリの社交界にはなばなしくデビューし、激しい情熱のおもむくままに恋愛結婚を選び、一人は草深いプロヴァンスの片田舎で、個性的な結婚を受け入れる。喜びや不安や、希望や落胆の交錯するそれぞれの生活を、この二人の女性はときにはあふれるばかりの誇りをもって、ときには軽い嫉妬や非難をこめて、ことこまかに書き送る……。 -
仏日対訳 ギドとジネヴラまたはフィレンツェのペスト
グランド・オペラの真髄、伝説の衝撃作が188年の時を経て蘇る。 劇作の天才ウジェーヌ・スクリーブと、作曲家フロマンタル・アレヴィ。19世紀パリを震撼させた五幕の超大作『ギドとジネヴラ』が、ついに仏日対訳で登場。 16世紀フィレンツェ、突如襲いかかるペストの恐怖。愛するギドを遺して「死」を宣告されたジネヴラが、墓地の中で目覚める衝撃の仮死シーン。そして、メディチ家を舞台にした愛と絶望の交錯。 単なる復刊ではありません。当時の熱狂を詳細な解題とともに紐解き、オペラ史から忘れ去られていた「劇作術の極致」を現代に蘇らせる一冊です。 【English】 A Lost Grand Opera Masterpiece, Now Reborn in a Bilingual Edition. From the legendary duo behind "La Juive" — librettist Eugène Scribe and composer Fromental Halévy — comes the monumental five-act opera "Guido et Ginevra." For the first time, this haunting tale is available in a French-Japanese bilingual edition. Set against the dark backdrop of 16th-century Florence during a plague outbreak, this work features one of the most chilling scenes in operatic history: Ginevra's awakening in a tomb after being mistakenly declared dead. This volume offers more than just a libretto; it provides deep scholarly insight into the "dramatic revolution" of the 19th-century Paris Opéra. A vital restoration of a work that once captivated Europe, now ready to enchant a new generation of readers. 【Français】 Le retour d'un joyau oublié du Grand Opéra à l'Opéra de Paris. Découvrez « Guido et Ginevra », l'œuvre magistrale en cinq actes née de la collaboration entre Eugène Scribe et Fromental Halévy, les créateurs de « La Juive ». Cette édition bilingue franco-japonaise redonne vie à un drame qui a marqué le XIXe siècle. Dans la Florence du XVIe siècle, entre l'éclat des Médicis et l'ombre de la peste, suivez le destin tragique de Ginevra, déclarée morte et s'éveillant dans l'obscurité d'un tombeau. Une scène de léthargie devenue légendaire pour son intensité dramatique. Enrichi de commentaires approfondis, cet ouvrage rend hommage au génie de Scribe et à sa « révolution dramaturgique ». Une pièce essentielle pour redécouvrir la splendeur et l'audace de l'opéra romantique français. -
仏日対訳 白衣の婦人
19世紀フランス・オペラの頂点、ついに新訳で登場。 ウジェーヌ・スクリーブとボワエルデューによる傑作オペラ・コミック『白衣の婦人』の仏日対訳。本作は、ウォルター・スコットの歴史小説『修道院』と『ガイ・マナリング』を見事に融合させ、霧深いスコットランドの古城を舞台にしたミステリアスな物語です。 正体不明の幽霊「白衣の婦人」の伝説、没落した名家の世継ぎを巡る陰謀、そしてオペラ史上稀に見る「城の競売」シーンの緊迫感。ジャン=クロード・ヨン氏が「劇作術の革命」と評したスクリーブの卓越した構成を、詳細な解題とともに再現します。 【English】 A Masterpiece of 19th-Century French Opera Comique, Now in a New Bilingual Edition. This French-Japanese bilingual edition presents "La Dame Blanche," the crowning achievement of librettist Eugène Scribe and composer François-Adrien Boieldieu. Based on Sir Walter Scott's "The Monastery" and "Guy Mannering," this work weaves a ghostly tale set in a mist-shrouded Scottish castle. Experience the legend of the "White Lady," the mystery of a lost heir, and the thrilling auction scene—a rarity in operatic history. Featuring extensive commentary on the literary connections and Scribe's dramatic genius as praised by scholar Jean-Claude Yon, this volume is an essential addition to any opera lover's library. 【Français】 Le chef-d'œuvre de l'Opéra-Comique du XIXe siècle, enfin disponible en édition bilingue. Découvrez « La Dame Blanche », fruit de la collaboration entre le célèbre librettiste Eugène Scribe et le compositeur François-Adrien Boieldieu. S'inspirant des romans de Walter Scott, « Le Monastère » et « Guy Mannering », cette œuvre transporte le lecteur dans l'atmosphère mystérieuse de l'Écosse. Entre la légende de la Dame blanche, les secrets de la famille d'Avenel et la scène spectaculaire de l'enchère, ce livret incarne la « révolution dramaturgique » saluée par Jean-Claude Yon. Cette édition bilingue franco-japonaise, enrichie de commentaires approfondis, rend hommage au génie de Scribe. -
冬の盾と陽光の乙女
大人気パラノーマル、物語の転換点! パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に変身できる種族(チェンジリング)〉シリーズ第13弾! 〈アロー部隊〉に所属する瞬間移動者(テレポーター)のヴァシックは、暗殺者としての過酷な任務を果たすなか、いつしか死の安らぎを望むようになっていた。そんな彼に、実験のため集められた共感能力者(エンパス)たちの護衛という新たな任務が与えられる。ヴァシックが担当することになったアイビーは、能力の高まりのせいで再度の条件づけを経験しながらも自我を保ってみせた強い女性だった。その輝きに触れて、彼の凍てついた心は溶け始める。
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