原田範行の作品一覧

「原田範行」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • パミラ、あるいは淑徳の報い
    書簡形式の小説はおそらく人生で4回目。手紙を振り返る形で物語を進めていくこの形式は、初めて見た時、革命的だと感じたのを覚えている。

    パミラの主人は、前半は近年稀に見るGOMI男で、自分からパミラに言い寄ったのに、拒否されると散々馬鹿にして精神的苦痛を与えようとするのだが、後半は人が変わったように素...続きを読む
  • フォルモサ 台湾と日本の地理歴史
    第2部の作者のキリスト教への真摯な態度は、前半1部の異教の神を書いた事に対する懺悔の意識なのだろうか。多少、言い訳めいて読めるのは、後ろめたさがあったのかな。
  • フォルモサ 台湾と日本の地理歴史
    18世紀初頭に刊行された偽書で知られるジョルジュ・サルマナザールの「台湾誌」の全訳。
    全体の3分の2を占める1巻は台湾および日本の地理・歴史・文化に関する詳細な記述(だが内容はほぼ出鱈目)、残りの2巻は著者がヨーロッパに渡りキリスト教に改宗した過程とキリスト教に関する考えをまとめたもの。この本の成り...続きを読む
  • 召使心得 他四篇
    『ガリヴァー旅行記』がとにかくおもしろかったので、読んでみた。スウィフトという人は、相当真面目で、納得いかない言動には、貴族だろうが庶民だろうが、強者だろうが弱者だろうが、おかまいなしに噛みつかずにはいられない。周りの人からしたらかなりやっかいな人物だったのだろう。晩年心を病んだというが、そりゃそう...続きを読む

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