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大好評、そしてロングセラー『魔女の薬草箱』の姉妹本がついに登場しました。
今回は「薬草」を縦糸に、「魔女・グリム・伝説・聖書」を横糸に構成した内容です。
「魔女」やさまざまな「伝説」が生み出された背景を「薬草」をキーワードに解き明かす、ちょっと風変わりな文化考。
目次
第1章 グリム童話 魔女と薬草
1「白雪姫」──白雪姫の継母は魔女か・セイヨウリンゴ
2「ネズの木の話」──甦りの木・セイヨウネズ
3「いばら姫」──「賢い女」は魔女か・イヌバラ
4「六羽の白鳥」──呪いを解く草花・ハナニラ/アストランティア・マヨール
5「ラプンツェル」──金髪の娘と魔法使いの女・フェルトザラート
6「ホレおばさん」──祝福されたニワトコの木・セイヨウニワトコ
第2章 ドイツの伝説 魔女と不思議な植物
1「ドリュベックの若者」──ヴァルプルギスの夜と薬草・魔女草
2「魔女ヴァーテリンデ」──薬草摘みの乙女
3「アルラウネ」──フィクションになった植物・マンドラゴラ
4「コルヴァイ修道院のユリ」──死とつながる花・ユリ
5「ジークフリートの死」──竜の血とボダイジュの葉・ セイヨウボダイジュ
第3章 聖書 古い時代の植物
1 雅歌 ──ザクロの片割れのような頬・ザクロ/ナルド/没薬/乳香/ヘンナ
2 過越祭 ──最後の晩餐のメニュー・ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)/ニガヨモギ/クレソン(オランダミズカラシ)
3 十分の一税 ──支払いは薬草で ハッカ/イノンド(ディル)/ウンコウ(ヘンルーダ)/クミン
附録・ドイツの薬草園と魔女迫害の跡地を訪ねる
薬草園 1 修道院の薬草園 ミヒャエルシュタイン修道院/メムレーベン修道院/ベネディクトボイエルン修道院
2 大学の薬草園 ヴュルツブルク大学植物園/ハンブルク大学植物園/ベルリン自由大学植物園
3 薬事博物館 ハイデルベルク薬事博物館/インゴルシュタット薬事歴史博物館
4 ヒルデガルトの薬草園
魔女迫害の跡地
魔女の塔(1)ゲルンハオゼン
魔女の塔(2)イトシュタイン
魔女の牢獄 エッシュヴェーゲ
魔女の家 バンベルク
ドイツ最後の魔女裁判の地 ケンプテン
Posted by ブクログ 2016年07月08日
グリム童話、ドイツの伝承、聖書などに登場する植物について詳しく解説した本…ですが、いろんな国の民俗学的なエピソードもたっぷり散りばめられていて、読み出したら止まらない。マンドラゴラを抜く方法とか、キリストと魚の関係とか、この手の話が好きな人なら大抵知っている有名なエピソードの、さらにもう一歩奥へ踏み...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月03日
ドイツのグリム童話・伝説・キリスト教に関わる植物の話を
メインに、民間伝承とキリスト教の関係、薬草の効用と
時代の変遷を考察した内容。植物については専門家の監修有り。
第一章 グリム童話・・・魔女と薬草
第二章 ドイツの伝説・・・魔女と不思議な植物
第三章 聖書・・・古い時代の植物
[附録]ドイツの...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月02日
グリム童話や伝説、聖書などから、そこに現れる植物について考証してみた・・・というだけではなくて、あちこちからひっぱってくる話題が豊富でとても面白く読めました。
アダムとイブのりんご、じつは・・・とか、いばらひめを取り囲んだバラの種類、長い髪のラプンツェルは植物の名前、などなど、有名なあのお話や、あま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月09日
物語や聖書に登場している植物や薬草に焦点を当て、作品のなかでどのような役割を担っているか、またどのような植物かを紹介した考察書。
薬膳、漢方、ドラッグ…現代でも薬にも毒にもなる“薬草”は、童話や物語を通しても重要なアイテムとして登場する。いわゆる“悪役”と呼ばれる魔女や継母が主に取り扱っている“薬...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月24日
副題にあるように、魔女、グリム童話、伝説、聖書に登場する植物たちがどのように物語中で使われるか、効能を持つかなどをまとめたものである。
第2章のドイツの伝説では、ヴァルプルギスの夜が何度も登場する。
面白いのは、魔女が箒に乗ってやってくる、というのは固定観念で、「桶の船」、バター樽、火搔き棒、ニワ...続きを読む
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