作品一覧 2023/11/03更新 n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~ 試し読み フォロー おばあさんが帰ってきた 試し読み フォロー 共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ 試し読み フォロー 教養としての数学――数学がわからない僕と数学者の対話 試し読み フォロー くだらないものがわたしたちを救ってくれる 試し読み フォロー 言葉の温度 試し読み フォロー 言葉の品格 試し読み フォロー J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか? 試し読み フォロー 世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力 試し読み フォロー そのとき、「お金」で歴史が動いた 試し読み フォロー フォノ・サピエンス誕生 新デジタル時代の勝ち残り方 試し読み フォロー 不便なコンビニ 試し読み フォロー 誘拐の日 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 米津篤八の作品をすべて見る
ユーザーレビュー n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~ 追跡団火花 / 米津篤八 / 金李イスル 普通の、今まで自分が読んできた事件のルポルタージュや本とは一線を画す内容だと思う。 まず、被害内容がほぼ書かれていない。被害者がどのような目にあったかの具体的内容が書かれていないことがとても印象深かった。追跡団火花が被害者の事を考え、事件をただの消費物としないように最大限配慮している事が伝わってきた...続きを読む。センセーショナルな書き方は避け、あくまでも追跡団火花が行ってきたことを視点として書いている。なので、前知識がないと少し事件を把握するのが難しいところがあるかもしれないし、n番部屋事件を知りたいという欲求には少し物足りなさを感じるところがあるかもしれない。でもそれはこの事件をセンセーショナルに消費したい欲望がそうさせているような気がしてきてそれを自省しながら読んだ。 とくに本の中盤。追跡団火花の2人の事件とは一見関係ない日常についての文章が、かなりページを割いて掲載されている。n番部屋についてが知りたかったのでこの部分は必要なのか?いるのか?と思いながら読んでいたが、徐々にそれが必要であるかを理解した。 ともすれば日本よりも厳しい男尊女卑が韓国には溢れている事を知ったし、追跡団火花の2人がどうして追跡団火花として活動するに至ったのかをより深く理解することができた気がする。(何しろ髪をショートヘアにするだけでもかなりの決断を強いられるという衝撃) 韓国の話だけど、まるで日本の話のような気持ちだった。性犯罪に対してのあまりに軽い刑罰、一向に減らない加害者、政治家の無理解、などなど。 それに男性不信になりそうというかちょっとなる。加害者はもちろんだがデジタル性犯罪には傍観者という存在もいて、それがひょっとしたら身近な人かもしれないというのがとても恐ろしく感じた。 後半に今後どのような法整備が必要かなども書いてあって、それはそのまま日本にも当てはまる内容だと思った。日本も韓国のように変わっていってほしいし、そのために微力ながら力を尽くしたいと思わせる1冊だった。 Posted by ブクログ くだらないものがわたしたちを救ってくれる キム・ジュン / 米津篤八 韓国の線虫研究者の悲喜交々な日常エッセイ。コミカルな文章で読みやすく、生物学・遺伝学の素晴らしさも研究者を取り巻く世知辛い事情も伝わってくる良い本でした Posted by ブクログ 不便なコンビニ キム・ホヨン / 米津篤八 記憶を失ったホームレスの店員とコンビニオーナーの女性、店員さんやお客さんとの心温まる物語。 本当に優しくて、温かくて、こんな風に誰かを助けたり救うことができたらいいなと思いました。 最高に素敵なお話でした。 「考えてみれば、家族も人生という旅で出会った、お互いの客ではないだろうか。貴賓であれ、招か...続きを読むれざる客であれ、客として接していれば、お互いに傷つけ合うことはないだろう。」 「結局、生きることは人間関係であり、人間関係とはすなわちコミュニケーションだった。幸せは遠くにあるのではなく、自分のそばにいる人たちと心を交わすところにあることを、いまになって理解したのだ。」 Posted by ブクログ 不便なコンビニ キム・ホヨン / 米津篤八 どこかにありそうで、でもどこにもなさそうな、ファンタジーよりも得難いあたたかい空間だった。コンビニの外のテラスに座って、ラーメンとキンパをふうふう言いながら食べて、誰かと感想語りながら소주を飲みたい。いまは寒すぎて死にそうだからこの冬をなんとか超えたら。 いつでも再起可能!ってほどに世の中はうまく...続きを読むできてないと思うけど、それでもこのコンビニに集うひとたちのように、そしてボブディランのおばあちゃんが言ったみたいに、道の先に幸せがあるんじゃなくて、道そのものが幸せなんだと思って毎日を生きたい。 Posted by ブクログ 誘拐の日 チョン・ヘヨン / 米津篤八 原作ではなく ドラマ化のレビューです ☆5つでは足りないくらい面白かったです やっぱり韓国ドラマは面白いわぁとつくづく思ったな 面白いし、泣けるし、怖いし(演技が…)‼︎ 複雑なストーリーなんだけど 見事に伏線が回収されていて 毎回、次を早く観たくなる 誘拐される天才少女のロヒ役の女の子も 誘拐する...続きを読むミョンジュン役の俳優さんも その奥さん(元?)役の女優さんも 皆さん、演技が上手い! 最終回の奥さんの狂気じみた演技がめちゃくちゃ怖くて…でも面白くて… 広い部屋でミョンジュンとの楽しかった思い出を 1人思い出しながら泣いているロヒの姿に泣けてくる そして、法廷でのロヒのセリフにジーンときたな 全話通して、とても面白く良いドラマだった これもまた、原作を読みたくなったドラマだ ラストのラストでロヒと瓜二つの少女の笑顔で終わったんだよね えええっ?って、なに?双子がいたの?クローンなの?もしかして、続編があるの?とちょっと期待している Posted by ブクログ 米津篤八のレビューをもっと見る