グレアム・グリーンの作品一覧

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作品一覧

2014/04/18更新

ユーザーレビュー

  • 権力と栄光
    ホセ神父のように、結婚すれば反逆罪はまぬがれたんだろうけど、そりゃあすぐにすぐそんな相手みつかるかよって話で、国外に逃げた者も大勢いただろう。権力は腐敗するというのがあるが、この追う側の権力は出来立てで理想があり、ちょっとやりすぎだろう。1910年代位のメキシコのキリシタンの弾圧により、村人から親し...続きを読む
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕
    これは翻訳の妙でもあるのだろうけど、文章の隅々まで英国っぽさが溢れる小説。人物の性格造形から気候や街の雰囲気、ウイスキーや料理、菓子等の小道具に至るまで、芯が一本ビシッと通っていて、知らずしらずのうちに世界に引き込まれた。
  • 事件の核心
    「幸福と愛を混同するのは間違いだ」英文学史に名を刻む恋愛小説の最高傑作とはいえそこに甘さはない。妻と恋人と神との4角関係を描くキリスト教哲学小説の名作。西アフリカの植民地の警察副署長スコービーは南アフリカに移住したいと言う気まぐれな妻のためにシリア人の悪党に金を借りる。妻が発った後、海難事故で夫を失...続きを読む
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕
    「ヒューマン・ファクター」。人間的要因、とでも訳しますか。
    これは、大人の男性には堪らない小説でした。
    手に汗握る、スパイ小説。紛れもないスパイ小説なんですが、そういう状況に置かれた男性の心理描写。葛藤。
    銃の撃ち合いやら車の追っかけっこなんか、ゼロです。
    後半は物凄い緊迫感。やめられないとまらない...続きを読む
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕
    007の痛快なスーパーマンの諜報部員ではない。地道な情報担当の諜報部員の日々が息苦しく描かれている。主人公は妻のために祖国を裏切った二重スパイ。疑惑・陰謀・奸策に囲まれてる。家族とともに生き抜くために、自分を隠しながら全てを疑い、真実を判断しなければならない。小さな過ちは破滅につながる。心の支えは妻...続きを読む

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