人殺しは夕方やってきた
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人殺しは夕方やってきた

山の中で一人、壮絶なサバイバル闘争を繰り広げる女性を描いた長篇小説『壁』で世界を震撼させたマルレーン・ハウスホーファー。多くのフェミニスト、作家たちに影響を与えた彼女の、短篇小説名作集がついに邦訳!

山の中でたった一人、壮絶なサバイバル闘争を繰り広げる女性を描いた長篇小説『壁』で、世界を震撼させたマルレーン・ハウスホーファー。
多くのフェミニスト、作家たちに影響を与えた彼女の、知られざる短篇小説名作集がついに邦訳!

西崎憲さん(作家・翻訳家・音楽家・「惑星と口笛」主宰)賞賛!!

ここが抒情の終着点 先はない
なんというみずみずしさ。本からこぼれだすのは、少女や友達、家や風景、おもしろい夢をみる女性や人を殺してしまった男性たち。永遠は子供の形で現れ、細部は不可知を囁く。マルレーン・ハウスホーファーはドイツ語園で最良最高の抒情を達成した。

収録作はオーストリアの村で生まれ育ったマルレーン・ハウスホーファーの少女時代を彷彿させる。共に暮らした人々や動物たち……そして、平和な暮らしを一変させる戦争の影。
文学ムック「たべるのがおそい」vol.4収録の「さくらんぼ」「雌牛事件」「フォン・ガイエン氏の夜の出逢い」ほか、かなしみにユーモアをまぶした切なく心あたたまる作品集。

【目次】
1 少女時代の思い出
美しきメルジーネ
ぞっとするような話
雌牛事件
さくらんぼ
初めてのキス
おばあちゃんが死ぬ
ドラゴン
懺悔

2 大人の生活
小さな幸せ
人殺しは夕方やってきた
日曜日の散歩
おもしろい夢を見る女性
ミルテの木、もしくは軽率なマティルデ
フォン・ガイエン氏の夜の出逢い
お話
とりわけ奇妙な愛の物語
人喰い

3 戦争の影
クワガタムシ
司令官の死
一九四五年の春
国家の反逆者
間借り人たちのクリスマス
恐るべき忠節
ウィロー夫妻
変身
もろびと声あげ(イン・ドゥルチ・ジュビロ)

訳者あとがき

【著者】
マルレーン・ハウスホーファー
1920年生まれのオーストリアの作家。ウィーンとグラーツの大学でドイツ文学を学び、夫と二人の子どもとともにシュタイヤーで暮らし、1970年に亡くなった。オーストリア文学史における非常に重要な女性作家の一人とされる。シュニッツラー賞やオーストリア国家賞(文学部門奨励賞)を受賞している。没後、代表作『壁』が世界的に有名になった。

松永美穂
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)の翻訳で2000年に毎日出版文化賞特別賞受賞。カトリーン・シェーラー『ヨハンナの電車のたび』(西村書店)で2015年日本絵本大賞翻訳絵本賞受賞。そのほかヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』(光文社古典新訳文庫)やインゲボルク・バッハマン『三十歳』(岩波文庫)など。

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