ミラン・クンデラの作品一覧
「ミラン・クンデラ」の「小説の技法」「冗談」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
しかし、途中で挟まる喩えや論考の深み重みよ!作者の声で語られているところが多い小説、大好き
一人一人の憎しみや罪が交錯していくと思ったら、いつのまにかそれら全てを時間が過去にしてしまう
時代の狂気に従うのが上手い人間は降りるのも上手くて、時代の罪は被ろうとしない いじめていた側はしたことを覚えてないという話と同じ
誰も他人のすべてを知ることも理解することも出来ない みんなルツィエの断片しか知らないで、そこに自分の人生を映そうとする それしかできないよな!ほんとに 真実を知るなんてできないから 自分にとってその人が何を意味するか/したか を考えないとしょうがないんだよ たとえ自分が加害者で
Posted by ブクログ
とてもよかった。好きでした。
村上春樹を読んでいるときのように、人の人生や生活を少しカッコつけて捉えられるような感覚になる。少し綺麗な場所に自分の人生というものを持って上がって、眺めて考えることができるような感覚。
特定の人や物をとてつもなく大切と思っている自分と、「それってそんなに重いものでもないのでは」と客観的に見ている自分がいて、それでもまたその盲目的愛情に戻っていく登場人物たちのさまが自分を見ているようだった。世の中の愛情というものはこれだと思う。
「トマーシュ、あなたの人生で出会った不運はみんな私のせいなの。私のせいで、あなたはこんなところまで来てしまったの。こんな低いところに、これ
Posted by ブクログ
タイトルがとても好きで手に取った作品。
おもしろかった。
哲学的で考えさせられる美しい文章が何度も出てきて、いくつものフレーズをメモしながら読んだ。
人生は一度きりであるから、どの決断や選択が正しいかを、比較検討したり実験したりして、証明することはできない。
本当にその通りだと思った。
生きることは常に後悔や振り返りの連続で、自分の選択や自分に起こってしまった物事について、どうしたらよかったかを考えるばかりだ。
だけど、その選択を他のものと比較してよかった/悪かったなどと言うことは本当はできないし、しなくてよいのだと思えた。
「お互いに愛し合っているということは、過ちが二人や、二人の話し
Posted by ブクログ
好きな女の子の気を引こうと軽率な冗談を書いたために人生が狂ってしまった男の話。1950年代から60年代のチェコが舞台で、当時の歴史を踏まえた上で読むとチェコの歴史と主人公の姿がダブる。タイトルは主人公が書いた手紙を指すとともに、人々を翻弄する歴史も指している。
かつては冗談では済まされなかった手紙も自由を求める機運が高まる時代なら見逃される。しかし犠牲になった人生はやり直せない。誰もその償いをしてはくれない。ただ忘却されるのみ。かつては許されなかったことも時代が変われば問題視されない。価値観の変化、それが歴史の冗談だ。
登場人物たちの行動がことごとくその意図を裏切られる展開はコメディのよう