笑いと忘却の書

笑いと忘却の書

1,166円 (税込)

5pt

3.8

※この作品には販売期限があります。2030年12月31日を過ぎると販売を終了致します。

党の粛清により、隣の男に貸した帽子を除いて、すべての写真から消滅した男。一枚の写真も持たずに亡命したため、薄れゆく記憶とともに、自分の過去が消えてしまうのではないかと脅える女…。7編のさまざまな物語を通して〈笑いと権力〉〈記憶と忘却〉〈愛と孤独〉といったモチーフが、繰り返しバリエーションを奏でながら展開され、精緻なモザイクのように編み上げられる、変奏形式の連作短編集。哲学的な洞察と独特のユーモアが詰まったクンデラ文学の原点であり、かつ哲学的な考察の集大成でもある作品。

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笑いと忘却の書 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    クンデラの作品の魅力にチェコの歴史が持つ政治的困難さを背景とした恋愛劇という要素があるのだが、これが何より素晴らしいのは恋愛の様相がそのまま政治的メタファーとして機能していることだ。愛し合う二人にも決して対等な関係は成立せず、多くの場合はその力関係と駆け引きに右往左往するその姿は、大国と小国の関係性

    0
    2014年09月23日

    Posted by ブクログ

    7部構成であったが、1部ごとに話が全く異なり、主人公も異なる。幻想的なストーリーがほとんどである。チェコの政治状況も少し含んで書いてある。

    0
    2021年06月11日

    Posted by ブクログ

    何度か投げ出そうかと思ったくらいつかみどころがなかったのだが、六、七部で、すぅっと収まるべきところに収まるような印象。何が収まったのかはさっぱり不明なのだけど。

    チェコでかつ共産主義という幾重にも知らない文化を背景としてるため、徴みたいなのはほとんど拾えてないのだろう。しかし、よくわからないけどな

    0
    2015年02月12日

    Posted by ブクログ

    笑いと忘却に関する思索的小説、あるいは小説的思索。
    二つの主題が形を変えながら繰り返し語られる形式と、
    その上作家自らの過去を取り込んだり、それを詩人たちの隠喩で示したり、歴史について評論してみたりと、まさに超絶技巧の変奏曲である。超絶技巧過ぎてわけが分からないよ。

    解説読んでいろいろ納得できた。

    0
    2014年02月07日

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