存在の耐えられない軽さ

存在の耐えられない軽さ

1,320円 (税込)

6pt

※この作品には販売期限があります。2030年12月31日を過ぎると販売を終了致します。

舞台は東西冷戦下のチェコスロバキア。「プラハの春」と呼ばれる1968年に実現した束の間自由主義体制とその後のソビエト連邦の侵攻、「正常化」という名の大弾圧という歴史的な政治状況下で、苦悩する恋人たち。不思議な三角関係など、四人の男女のかぎりない愛と転落を、美しく描きだす哲学的恋愛小説。チェコ出身の作家ミラン・クンデラの代表作にして世界的ベストセラー。原著は1985年に刊行され、1988年にフィリップ・カウフマン監督、主人公トマシュにダニエル・デイ=ルイス、テレーザにジュリエット・ビノシュを起用して映画化されたことでも広く知られている。

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存在の耐えられない軽さ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    愛と性は別であると考えて、短期間に複数人の女性と交際を繰り返すトマーシュ。浮気と本気の線引きがあり、彼なりの優先順位がある。トマーシュの強さとテレザの弱さのアンバランスの描写が、読んでいて苦しかった。
    生き方の異なる2人が居れば、弱い方が耐えられない気持ちになるのは自然なことだと思う。
    親しい人から

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    著者のミラン・クンデラが巧妙なのは、同じ人間の中に「重さ」と「軽さ」を同居させていること。

    トマーシュは政治的信念については妥協しない重厚さを持ちながら、恋愛においては徹底的に軽やかだった。
    彼の性的な「軽さ」は、一人ひとりの女性との関係に深い意味や責任を求めない。でも、それは彼なりの一貫性でもあ

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    静謐な文体で紡がれる哲学的小説。

    自分という存在、そして今生きているこの人生は耐えられないほど軽いのか。それとも重いのか。この先ずっと、自問自答しながら生きていくことなりになりそう。
     


    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    存在の耐えられない軽さ、素晴らしい本だったな
    久しぶりに読後の余韻を深く感じている気がする
    人生の必然性と偶然性、私たちはどちらに導かれていくのかそしてそのどちらに抗って生きいているのか
    何も求めずにはいられない人間が自分がこれさえあれば生きていけるというものは何なのか
    第二次世界大戦でドイツの侵攻

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    動乱のチェコで繰り広げられる、心震える男女の愛。

    愛や誤解が招く幸も不幸も全て描き、読者に、世界にそれを問う。「Muss es sein?」

    「一度は数のうちに入らない」が、人生に二度はない。そんな人生を我々はどう過ごすべきか。一瞬一瞬を大切に、重く扱い生きるのか。それとも過去を捨て軽やかにに生

    0
    2024年11月07日

    Posted by ブクログ

    私がこの作品を読もうと思ったのは「プラハの春」以後のプラハの雰囲気を知るためでした。この作品ではプラハの知識人たちが負うことになった苦難の生活の雰囲気をリアルに知ることでできます。また、この作品の中盤以降は特にこうしたソ連による支配に対する著者の分析が小説を介して語られます。これはかなりの迫力で息を

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    大大大好きな本。昔は恋愛とか自意識に責められ辛くて読めなかったが、やっと22歳になって読めるようになった。

    地獄のような生活から出てくるこのタイトルがすごい。

    結局この本は同じことをいろんな例えで言っているのだ。人生は一回きりでやり直しも繰り返しも起きない。もし何かが一回しか起きなかったのであら

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    タイトルからかっこいい。
    一回読んだら終わりという作品ではなく、生涯傍らに置いて節目に読み返せば、また違った印象をうけそう。哲学的で?な箇所も味わい深い名作。

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    「人間というものは、ただ一度の人生を送るもので、それ以前のいくつもの人生と比べることもできなければ、それ以後の人生を訂正するわけにもいかないから、何を望んだらいいのかけっして知りえないのである」

    ご冥福をお祈りします。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    10年おきぐらいに気になって読み返し、そのたびに新たな発見がある。
    哲学的ながらも文学として心地良いテクストで、気がつくと没入して読んでいる。
    人生の最後にどういう心境で読むことができるか、自身の価値観が映し出される名作。

    0
    2023年04月30日

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