プラハの古本屋

プラハの古本屋

1,155円 (税込)

5pt

社会主義国の古本屋では、良い本は店頭より奥にしまい込んである。店主と打ち解け、バックヤードに入れるかどうかで勝負が決まる――
戦後第1回目の交換留学生としてプラハに降り立ったときから10年間、古書を探さない週はなかったという言語学者が、本と出逢う喜び、愛すべき店主たちとの交流をユーモラスに語るエッセイ。
〈解説〉阿部賢一

目 次

Ⅰ 沈黙の通訳
沈黙の通訳
その一語



スライムの終焉
津波のロンド
英語夜話
チェルニー博士訪問記
小さなバイリンガリストたち

Ⅱ プラハの古本屋
共産圏の古本屋・1
共産圏の古本屋・2
共産圏の古本屋・3
プラハの古本屋
続・プラハの古本屋
ほろ苦い喜び
ストラホフ図書館への招待
辞書との縁
チェコの匿名辞典
チャペックのコロンボ風探偵小説
もっと長い長いお医者さんの話
古本のプラハ・'87
三つのミニコレクション

Ⅲ カルパチアの月
アドリアの海から
ワルシャワの秋
沖縄の熱帯魚
雨のプラハ
ウィーンの四日間
カルパチアの月

初出一覧
あとがき

解説
「古本」との新たな出逢い 阿部賢一

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プラハの古本屋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知的好奇心のままに古本屋を巡る、著者のワクワクが伝わってくる楽しい本だ。著書が見つけた本の価値は全く想像もつかないが、それでも、共産党体制のプラハで、本を探すことの難しさ、見つかったときの喜びが伝わってきた。

    それにしても、言語学の奥深さ、スラブ語の持つ歴史的な価値や多様さ、そして、歴史の複雑さ、

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    東欧には、かつて本が大好きな人が過ごした、幸せな時代があったのだとおもいました。社会主義国ゆえの不便からくる、本や知識への渇望が作者のような書物ハンターや、個性的な古本屋を生み出したのでしょう。社会背景が全く違うであろう、現代の神田古書店街はどんな感じなのでしょうか?

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    共産主義チェコスロバキア時代に、本を手に入れるべく古本屋通い。
    言語学者として興味津々の著者に、本を与えたり、話を聞かせたり、プラハ周辺の人々のあたたかさも感じる。

    チェコ人の奥さまとの間に産まれたお子さんのバイリンガル教育も、かなり興味深かった!

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    私自身は古書店にそこまで通う方ではないが、新書店で何の目的も持たず、タイトルを眺めて吟味する、そんな場面を想起させる良書でした。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    雰囲気が良い。
    専門的な箇所はよくわからなかったが、雰囲気の良さで読み通せた。
    著者もあとがきしていたが表紙の絵も良い。

    古本をネットで買える今からすると、足繁く店に通い店長と知り合い(ねんごろ)になり、それも東欧で、、なんとも味のある世界である。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    スラブ系言語学者である筆者のエッセイ集。初版が1987年なので40年近く前だが、2025年に文庫版が出版されたのを機に読んでみた。40年もの間、読まれ続けているのはなぜだろうと思っていたが、今読んでも文章がなんとも瑞々しい。文章自体は大袈裟なところがまったくないフラットないものだけど、例えばプラハの

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    まるで著者の書籍やエミール・ガレの蒐集に一緒に付き合ったような愉しい本だった。古き良き学者という感じで、こういう生活ができる大学教員は今はもういないだろう。白水社から同著者のエッセイがまた復刊になるようなので予約しようと思う。

    悪趣味な『文化宮殿』から見るワルシャワの景色がいちばん美しい、というの

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    2026/40
    言語学者さんのエッセイ
    「騎士」と「夜」は同じ発音なのに、偏だけで区別がないこと
    言語のことが詳しく書かれていて、語学に興味のある私にとっては面白い
    千野さんも古本屋さんも本への愛をものすごく感じた
    星の王子さまのコレクション、とても良い!
    一緒に旅をしている気持ちになりました

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    すごい売れているらしいですね。確かに題名も装丁も本好きが手に取るのは分かる気がします。結構難しいエッセイでしたが、知の探求を本気で行っている人は、やはり違うと改めて感じました。とても良いエッセイです

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    プラハを含む、本書が取り上げた地域の歴史や文化、言語について学校で習う機会はそう多くはなかった。しかし、この本を読んだ後はこうした地域の奥深さに惹かれ、また、これらの地域が辿ってきた歴史と今なお抱える諸問題についてもっと知りたいと思った。旅番組が取り上げないような事柄についても、言語学者ならではの視

    0
    2026年06月17日

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