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1831年、英海軍の測量船ビーグル号に同乗したダーウィンが南米大陸沿岸や南太平洋諸島で目にした世界の驚異。進化論へと結実する着想を得た調査記録『ビーグル号航海記』はこの旅で誕生した。その記念碑的著作から動物・人類・地理・自然の記述を抜粋、細密な銅版画を豊富に交えて再編集。『航海記』のエッセンスを凝縮し、世界で愛された1冊。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
1831年11月から1836年10月までの航海を記録した著 とにかく絵が上手い 挿絵が最高です p47はげて真紅の頭を持ったこの胸をむかつかせる鳥 ダーウィンも人間だったんだなと…むかつくって言うんですね。表現に感情が乗っかっていて笑いました。 p51数百ものイルカが飛んだり跳ねたりして、全身をあ...続きを読むらわしながら水をきって進むという、ほんとうに素晴らしい光景が現出した 羨ましい イルカってそんなに群れて行動するんですね
1831年から1836年にかけて、ビーグル号が南アメリカや南太平洋の島々を航海したときの記録のダイジェスト版。 著者は、後に進化論を記したダーウィン。 動植物などの観察記録が主なので、特に物語性はなく淡々としているけど、南米が好きで動物が好きな私にはたいへん面白かった。挿し絵が豊富で、これも楽しめる...続きを読む一因。 大きなネズミのビスカーチャ、嘴が大きすぎる鳥のツーカーンなど、可愛い動物たちの記録が楽しい。
チャールズ・ダーウィンと言えば生物の進化というイメージが強いが、民俗学・地質学的な内容の多さに驚かされる。イギリスで育ったダーウィンが、南半球の熱帯地方、特に南米の地理や植生に強い興味を示しているのが伝わってくる。地震・津波も現地で経験しており、正直で感情豊かな表現をしている。 原文の問題なのか、日...続きを読む本語訳の問題なのか、誤植や意味が伝わって来ない文章もあり。
ダーウィンの著作のダイジェスト版。ニューヨークの出版社によって1880年に刊行されたもの。動物、人類、地理、自然の4部構成で、『航海記』などにどんな記述があるのかをざっと窺うことができる。 もっとも、記述はコマ切れな箇所も多く、必ずしも時系列に並んではいないので、航海に同行しているような気分にはな...続きを読むれない。本書に物足りない場合は、『航海記』を読むしかないのだろう。 ちなみに、進化論で有名なダーウィンフィンチの話は登場しない。
進化論への着想を得た調査記録「ビーグル号航海記」のエッセンスを凝縮させた一冊。 だそう。 『フィンチの嘴/ジョナサン・ワイナー著』みたいな本かな~と思ったがそうでもなかった。 ティエラ・デル・フェーゴに住むフェーゴ人(アラカルフ)が出てきた!これに関してはジャン・ラスパイユ(アラカルフの著者)...続きを読むはダーウィンを「近代的感受性が完全に欠如している」と批判しているわけだが。 アリューシャンにもあったという海草「ケルプ」に関する記述もある。同じ種類か?全く同じ植物ってこともあるのか?
ダーウィンの著作はまだ一冊も読んだことがありません。有名な「種の起源」も、何度か読もうと思ったのですが、あの分厚さに少々気後れしていたのです。ということで、今回手に取ったのはコンパクトな著作、「ビーグル号航海記」のエッセンス版です。 内容は、1831年、英海軍の測量船ビーグル号に同乗したダーウィ...続きを読むンによる南米大陸や南太平洋諸島の調査記録です。平易な文で図版も多く掲載されており、とても読みやすいものでした。 まずは「動物」をテーマにした章から始まり「人類」「地理」「自然」と章立てされているのですが、どの記述も大変興味深いものがありますね。「対象」自体もそうですが、対象を見る「観察者」の視点からも当時の社会状況を垣間見ることができるので、二重に面白く感じられるのです。
ダーウィンが進化論を唱える前の航海日記。 様々な地を訪れ、自然、地理、動物、人といった中に見えてくる差異を注意深く観察している。この観察眼に、進化論へ向けた視点があったことを本書の航海記から少しだけ読み取れる。
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ビーグル号世界周航記 ダーウィンは何をみたか
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チャールズ・ダーウィン
荒川秀俊
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