ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
20世紀が秘匿した最後の巨匠とされるポルトガルの作家の書。異なる人格となって書かれた作品群のひとつ「不穏の書」と諸人格による「断章」をおさめる。旧版を大幅に増補改訂。 解説=池澤夏樹
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
これは一生ものの一冊になりそうです。読んでいると、生活上の様々な出来事や悩みが至極つまらないことに思える。開き直ることができる。自分が自分でいられる。それでいて、時にしんみりすることもある。まるでお酒のように、飲み方によって色々な酔い方ができる作品です。
「わたしと私は違う」 ペソア自身とは違う様々な人物・・・アルベルト・カエイロ、リカルド・レイス、アルヴァロ・デ・カンポス、等、様々な異名を作り上げた詩人、ペソアの散文集の様な作品です。 ペソアの独特な思想、哲学感が反映された散文で、ニヒリズムでも、ペソアらしさが添えてあって、それだけじゃない何かが感...続きを読むじられます。 取り憑かれるタイプの魅力ですが、散文なので感性が合わないと途中で飽きちゃう人も。
真に書く人は本を造らない。 「造る」は「書く」に追いつけないからだ。 散らかした紙片の中に佇み途方に暮れる人こと詩人なのである。 みたいなことを考えた。 つまりはペソア病にかかっていたわけだ。 60箇所くらい付箋が残されたこの本を、何度も読み返すことになるだろう。 未来の郷愁。
前半部分の散文詩はさておき、後半は、生きること、誰かを愛すること、感受性豊かな人は幸せにはならないということ、行動するためには他人の喜びや悲しみを想像してはいけないから。お金持ちになるということは、そういった排他的な考えを持つものだけの特権なのかもしれない。なかなか面白い本
何だ! 彼は、どこから来たんだ! ペソアを知らなかった。 このことを口惜しく思ったと同時に会えて心底喜んだのです。形の無いアンティークを見つけたように。 この読後感はカフカに近似しています。 それもそのはずで、本書も『城』や『審判』と同様に未完。音量の縮減。フェイドアウト的。いやどこかの結末を目...続きを読む指してさえいない散文で彩られていますから、そもそも終えようとしていないのかもしれない。私たちは本というシステムでもって彼を読みます。本には最後のページがあります。書籍的には一冊を読み終えましたが、実際は彼の世界を一度撫でたに過ぎないのです。 彼は「夢を見ている」と言っていますが、それはしなやかでたくましい想像力のなせる業。 でもきっと、彼は想像なんてしていない、なんて言い出しそう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
新編 不穏の書、断章
新刊情報をお知らせします。
フェルナン・ペソア
澤田直
フォロー機能について
「平凡社ライブラリー」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
彼女を見守る
主体性とは何か?
シュレーディンガーの猫を追って
ショーペンハウアーとともに
試し読み
はじまりのバタイユ
百歳の哲学者が語る人生のこと
フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲新編 不穏の書、断章 ページトップヘ