田内志文の作品一覧
「田内志文」の「シャーロック・ホームズの護身術バリツ」「失われたものたちの本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田内志文」の「シャーロック・ホームズの護身術バリツ」「失われたものたちの本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「果てしない物語」や、ナルニアのような物語かな?と思いつつ読み始めました。
色々な童話のかけらが散りばめられた不思議な国で、主人公はさまざまなものと出逢いながら王様の元へ向かいます。
その世界の秘密は? 謎の男の正体は?
最初は様子を見ながらでしたが、途中から、物語の世界に入り込んでいました。私が物語を覗き見たというよりも、その世界を自分も体験したような感じ。
こういう読後感は本当に久しぶりでした!
ねじくれ男的な部分って、私の中にもあるよな、とか。物語を通り抜けて、私自身もディヴィッドと同じく、すこし成長したような感じ。読んだ後は寂しさよりも清々しさがある。
いい物語に出会えたなぁ!
Posted by ブクログ
「戦争は平和なり、自由は隷従なり、無知は力なり」というスローガンのもとに、「ビッグ・ブラザー(偉大なる兄弟)」が心身ともに国民を支配するディストピア世界に抵抗する一人の男の話。
半世紀も前に書かれた小説なのに、ここ最近のマスメディア(SNS含む)の騒動に通じるものを感じる。
この本が「予言の書」と呼ばれる所以だろうか。
ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まってすぐぐらいの時のロシアでこの本が発禁になり、戦争を反対する人がストリートで売っていたのをテレビで見た(今は禁止されていないそうだが、良くも思われていないらしい)
本を売っていたあのおじいさんはご無事だろうか。
発禁になるのも納得の内容
Posted by ブクログ
ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」の理解の助けになるかと、原作(原案?)の一つであるこの小説を読んでみた。
この小説自体の面白さ、テーマ性の力強さに圧倒され、宮崎駿監督はこの要素を取り入れたのかな等と考えつつも物語を楽しむことができた。
しかしこれを読んであの映画を作ったのかと思うと、やはりオリジナリティの天才だと思う。
まずこの本は、物語と人生の密接さを描いている。
数々の童話をモチーフにした物語や展開が描かれ主人公や登場人物の人生に相互に影響し合っているのが分かる。物語は生きており、それを読まれたがっているのだ。
そしてこの本は、ひとりの少年が成長し、大人になるまでを描いているのでは