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第二次世界大戦下のイギリス。本を愛する12歳のデイヴィッドは、母親を病気で亡くしてしまう。孤独に苛まれた彼はいつしか本の囁きを聞くようになったり、不思議な王国の幻を見たりしはじめる。ある日、死んだはずの母の声に導かれて、その王国に迷い込んでしまう。狼に恋した赤ずきんが産んだ人狼、醜い白雪姫、子どもをさらうねじくれ男……。そこはおとぎ話の登場人物や神話の怪物たちが蠢く、美しくも残酷な物語の世界だった。デイヴィッドは元の世界に戻るため、『失われたものたちの本』を探す旅に出るが……。本にまつわる異世界冒険譚!/【収録作】失われたものたちの本/シンデレラ(Aバージョン)
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Posted by ブクログ
色んな側面から考え、
空想し、畏怖した。
こりゃ人生の10冊に入る…
人間のもつ勇敢さと醜さ、
生と死、過去と未来、
成長と衰弱、
そういったものの蠢き、
生命の持つエネルギー、
対比のようで一直線上にあることを
体感した一冊だった。と、思う。
なかなかグロテスクな描写もあり、
美しさは美しさだけで出来ている訳ではなく
一筋縄ではいかない。
どちらもあるから美しいとも言えそう。
綺麗事や理想だけじゃないのが余計にリアルで心にくる。
なんか、上手く言葉に出来ないんだよなぁ…
なんだろうこの気持ちは。
ただただ喰らっている。立ち尽くしている。
自分にとってとても大切な部分が、この物語によって確かに動いたことが分かる、んだけど壮大で、今のわたしにはまだうまい言葉が見つからないや。
ジブリ映画の
「君たちはどう生きるか。」のガチ原作
という事で手に取ってみたけど
もう一回映画を見返したくなった。
Posted by ブクログ
母親の死、父親の再婚と義理弟の誕生、戦争…とあらゆることに傷つけられてきた主人公デイヴィット。義母と義理弟への憎しみを胸に抱きつつ庭を彷徨っていると、岩の割れ面から異世界へ閉じ込められてしまった。デイヴィットは帰れるのか?
題名が素敵で気になってたけど、ダークな世界観だとも聞いてたので、読むのを躊躇してた。今回旅行するにあたって本をいくつか購入することになり、夫と同時読みしようという流れになって読み始め。
めっちゃ面白かった。ダークであることに間違いはないんだけど、童話チックな語り口なので、そこまで生々しくないし、デイヴィットがどう窮地を切り抜けるかが気になりすぎてページをめくる手を押さえられなかった。ラストもいい感じ。
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