失われたものたちの本

失われたものたちの本

1,300円 (税込)

6pt

第二次世界大戦下のイギリス。本を愛する12歳のデイヴィッドは、母親を病気で亡くしてしまう。孤独に苛まれた彼はいつしか本の囁きを聞くようになったり、不思議な王国の幻を見たりしはじめる。ある日、死んだはずの母の声に導かれて、その王国に迷い込んでしまう。狼に恋した赤ずきんが産んだ人狼、醜い白雪姫、子どもをさらうねじくれ男……。そこはおとぎ話の登場人物や神話の怪物たちが蠢く、美しくも残酷な物語の世界だった。デイヴィッドは元の世界に戻るため、『失われたものたちの本』を探す旅に出るが……。本にまつわる異世界冒険譚!/【収録作】失われたものたちの本/シンデレラ(Aバージョン)

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失われたものたちの本 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ




    色んな側面から考え、
    空想し、畏怖した。
    こりゃ人生の10冊に入る…

    人間のもつ勇敢さと醜さ、
    生と死、過去と未来、
    成長と衰弱、

    そういったものの蠢き、
    生命の持つエネルギー、
    対比のようで一直線上にあることを
    体感した一冊だった。と、思う。

    なかなかグロテスクな描写もあり、
    美しさは

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦直前のイギリスから、「赤ずきん」や「白雪姫」のような童話が邪悪な話に変化している世界に迷い込んだ主人公のデイヴィッド。元の世界に戻るために、王様に「失われたものたちの本」を見せてもらうために、木こりや騎士の助けを得て旅をする。不気味なねじくれ男につきまとわれるし、ともかく色々な物語が入

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    「果てしない物語」や、ナルニアのような物語かな?と思いつつ読み始めました。
    色々な童話のかけらが散りばめられた不思議な国で、主人公はさまざまなものと出逢いながら王様の元へ向かいます。
    その世界の秘密は? 謎の男の正体は?
    最初は様子を見ながらでしたが、途中から、物語の世界に入り込んでいました。私が物

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに壮大なファンタジーの世界に引き込まれ、夢中で読んだ。思った以上に血生臭い表現も多かったが、それはファンタジーの世界、許容範囲だ。
    少年の生きる世界は第二次世界大戦下のイギリス。彼の抱く感情は誰でも思い当たることのあるものばかり。怒り、孤独、迷い、恐怖、信頼、勇気。彼が少しずつ成長していく様

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    映画「君たちはどう生きるか」まんまの展開で、あれ?原作こっち???特に序盤は読んでいるのが辛かったけど、中盤からは一気にファンタジー色強めになって面白かった。文体と物語のテーマからから「児童文学なのか?」と思ってたけどしっかり大人向けでびっくりした。生きていくってことは、1人では完結しないんだなとし

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    宮崎駿さんが好きなので多少バイアスはかかっていると思うけど、世界観に飲み込まれる作品。面白い。

    お母さんを亡くした男の子がダークファンタジーの世界へ入るお話。グリム童話の黒いギャップが描かれていて、この男の子の精神状態が映されていたと思う。

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    不幸な境遇の少年が、不思議な童話の世界に迷い込んでしまう。そこでの体験や出会いを通じて、少年の成長を描いた物語。

    誰もが知っている童話が絶妙に歪み、狂っていて、何故そうなったかもストーリーにうまく組み込まれており、読みながら非常に引き込まれた。
    全体的に少年版の不思議の国のアリスのようなイメージな

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    血の匂いのただよう暗い森にわけいり、獣の息遣いを耳元で聞くような本。こどもの頃に、初めて完訳グリム童話(金田鬼一訳)を読んだ時の衝撃を思い起こされた。とりかえしのつかない過去の美しい残滓を、かきあつめて懐かしむ姿がかなしい。でも物語の外も光に満ちているだけではない、誰にとっても。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    ダークファンタジー、若干ホラー寄り。
    序盤は物語に入り込めなかったが、ドンドン楽しめてくる。
    表現がキツい部分が多いので、子供にはおすすめ出来ないかな。

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    母親の死、父親の再婚と義理弟の誕生、戦争…とあらゆることに傷つけられてきた主人公デイヴィット。義母と義理弟への憎しみを胸に抱きつつ庭を彷徨っていると、岩の割れ面から異世界へ閉じ込められてしまった。デイヴィットは帰れるのか?

    題名が素敵で気になってたけど、ダークな世界観だとも聞いてたので、読むのを躊

    0
    2025年07月28日

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