アメリカへようこそ

アメリカへようこそ

2,750円 (税込)

13pt

4.5

「幽霊語」を生み出す辞書編纂者の正義、儀式で絶命することが名誉な一家の恥さらしな叔父、社会に辟易しデジタルデータになる決意をした息子と母親の葛藤、幸せな日々を送る男の封印された終身刑の記憶、生物園の男と逢瀬を重ねる女、女王陛下と揶揄された少女の絶望と幸福の告白、空っぽの肉体をもつ新生児が生まれはじめた世界の恐るべき魂の争奪戦、合衆国から独立したテキサスの町「アメリカ」の群像悲喜劇、逆回転する世界に生まれた僕の四次元的物語――

現代アメリカの暗部と矛盾、恐れと欲望、親密さと優しさ。
奇想天外な世界の住人たちのリアルな情動に息を呑む、驚異的作品集。

【目次】
売り言葉
儀 式
変 転
終身刑
楽園の凶日
女王陛下の告白
スポンサー
幸せな大家族
出 現
魂の争奪戦
ツアー
アメリカへようこそ
逆回転

訳者あとがき

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アメリカへようこそ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現代とアメリカ

    「アメリカにようこそ」という書籍のタイトルは、この短編集に収められた一つの作品の邦題だけど、この短編集全体もよく表していると思う。
    私自身はアメリカに何年か住んだことがあるけど、そこで感じた、表面上は温かみがあるように見えるけど実は人工的で書き割りのような社会の雰囲気をこの本を読ん

    0
    2023年05月06日

    Posted by ブクログ

    SF短編集です。
    どの話も派手に終わったり、綺麗に終わるようなお話ではなくずっと不気味な感じだったり違和感がずーっと続くような話が多く楽しめました。
    一部刺さらないような話もありましたが、
    「出現」「アメリカへようこそ」辺りは移民問題や、現代のアメリカのリベラルを皮肉ってる内容でとても好きでした。

    0
    2024年05月13日

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