田内志文のレビュー一覧
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いやあ,なんて説明したらいいか分からないです.イギリスでの熊を描く8つの短編からなりますが,大人の童話,かな?
必読です.Posted by ブクログ -
1948年に描かれた予言の書。
まるで現代社会を予言するかのような内容。
反全体主義のバイブル的小説として名高いですが、噂に違わぬ完成度の高さでした。
監視社会や権力に対する警鐘。テレスクリーンは現代でいうSNSや監視カメラなど。
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1899年のピアソンズマガジンの連載が令和に邦訳で読めるとは!! 図もしっかり入って、素敵な装丁
たまたま趣味で忍術教室に通っておりました私として読んで驚いたのは、「素手での護身術」の章が、古武術系の教室で教えてもらえる護身術とだいぶ似てたことです。ああ、19世紀ロンドンにもおもしろ体術教室があっ...続きを読むPosted by ブクログ -
描写はグロテスクでしたが、物語の展開はさくさく進んでとても読みやすかったです。大人の事情により悩む主人公の揺れる感情がほんの少しですが、共感する部分がありました。昨年、「君たちはどう生きるか」という映画を拝見しました。この本と似ている部分があり、どちらの作品にも違う良さがありました。こちらの作品もぜ...続きを読むPosted by ブクログ
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不気味で恐ろしすぎる。
全体主義の完成系のような世界がリアルに描かれている。
最初の方は、不気味で荒廃した世界観やら、主人公たちはどうやって国家を転覆させるのだろうかといった期待感でワクワクしながら読んでいたが、いい意味でも悪い意味でも期待を裏切られた。
オブライエンが実は味方だとずっと信じてたのに...続きを読むPosted by ブクログ -
グロテスク描写が苦手な人にはあまりおすすめできないけど、ストーリーはすごく好き。
主人公のデイヴィッドの、思春期らしい多感で繊細で善良なだけではない人間らしい心の動きが、大人の視点で読んですごくいじらしくなってしまう。自分が思春期の頃を思い出しても共感できる部分は多かったけど、同じくらいの年齢の頃...続きを読むPosted by ブクログ -
組織に隷属するのを妨げるような必要以上の意志と知性をもってはいけない世界。
人の弱さがリアルで共感する部分も多かったが、痛々しくて読んでて疲れた。
拠り所を全て破壊された主人公は気の毒でした…Posted by ブクログ -
大人向けの童話
描写が思ったよりもグロテスクだった
文章は読みやすいのでサクサク進む
子供の頃読んでいた本を思い出して懐かしくなった
出会えて良かった本Posted by ブクログ -
本屋で帯を見て、手に取られずにはいられなかった本です。3年間の読書離れから引き戻してくれた本。ファンタジーなのかもしれないけれど、子供向けというよりは、大人の心を子供に帰らせてくれる、読書のワクワク、楽しみを素直に思い出させてくれる本でした。子供でも楽しめる内容なのに、大人を飽きさせないのは、残虐な...続きを読むPosted by ブクログ
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ディストピア小説の名作『1984』を初読です
なにやら『オーウェル『1984』を漫画で読む』なんてものが、ひまわりめろんさんの本棚にはあるようですが、あれは一旦なかったことにして頂きたい
大丈夫、問題ない「過去は変えられる」
いやもうなんか自分が生きている世界と本の中の世界「どっちが現実?」って...続きを読むPosted by ブクログ -
1984年、世界は〈オセアニア〉〈ユーラシア〉〈イースタシア〉という3つの国に分割統治されていた。オセアニアは、ビッグ・ブラザー率いる一党独裁制。市中に「ビッグ・ブラザーは見ている」と書かれたポスターが張られ、国民はテレスクリーンと呼ばれる装置で24時間監視されていた。党員のウィンストン・スミスは、...続きを読むPosted by ブクログ
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色々な意見があると思うけど元々ダークファンタジーが好きな私はこの本もかなり好きだったしあっという間に読み終えてしまった。
王道の冒険譚にダーク要素が加わっている。挿絵はないけど文章だけでも血などのグロ要素がダメな人にはおすすめできない。
ジャンルは間違いなくファンタジーなんだけど、結構現実的という...続きを読むPosted by ブクログ -
終わってしまったT^T
またThe land of storiesに戻って
ずっとループで読みたいぐらい
大好きなシリーズ。
こんな風に終わるとは。
ちゃんと繋がってるし、おもしろい!
忘れてる所が多すぎて、
また読み返すしかなくなる。
え、雪の女王どっかに出てなかった?
この終わり方から次どう出...続きを読むPosted by ブクログ -
心にスッと流れ込んでくるような文章で読んでいて心地が良かったです。
血生臭い場面は多いのですが、言葉選びが繊細なせいか不思議と読み切ることができました。
主人公の12歳の少年デイヴィッドが不思議な世界で危険な敵と闘う姿に心打たれました。
不思議な世界での出会いと別れに感動し、また元いた世界でのデイヴ...続きを読むPosted by ブクログ -
宮崎駿監督作品である「君たちはどう生きるか」を観て、この小説に出会うこととなった。かなり長い、長編小説だと思う(村上春樹の長編ほどではないが、世界観は壮大だと思う)。「君たちはどう生きるか」とのアナロジーを感じながら読み進めるという楽しみ方を私個人はした。あと何度か、「君たちはどう生きるか」と「失わ...続きを読むPosted by ブクログ
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「失われたものたちの本」から入った私にとって、「裂かれた地図書」はダークファンタジーの面白さを確固たるものにしてくれた。
本にまつわるお話ばかりなので本好きにはたまらない一冊だった。
あとがきの「本というものを一つの宇宙として捉えるコナリーだからこそ」という言葉の通り、本の持ついろんな特性を味わえる...続きを読むPosted by ブクログ -
母親に死なれた 神経症的な少年ディビット
父親は5ヶ月後 ローズと再婚してジョージを産む。
12歳の男の子は 気持ちがついていかない。
父親をローズとジョージに取られたと思う。
ちょうど ロンドンは大戦の真っ只中
ドイツの飛行機が飛んでくる。
そこで不思議な王国に迷い込む
昔話 童話でいっぱいの国
...続きを読むPosted by ブクログ -
個人的にはすごく刺さりました!
童話がベースのファンタジー小説です。
冒険譚が好きな人は結構刺さると思うけど、正直好き嫌い別れる話だと思います。
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怖い。現代社会と同じ構図。ある意味完全管理監視された方が安全に楽に生きれるのかもって一瞬でも思ってしまうのが怖いけど、それが自由=隷従、生きづらい情報過多、氾濫社会!Posted by ブクログ