田内志文のレビュー一覧
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購入済み
永遠のファンタジー
何十年も前にクリストファーリー主演の映画が公開されて、本も買って何度も読みました。
本は無くなってしまいましたが、スマホで見れるので2度見直しました。
いろいろなドラキュラが出ましたが、ブラムストーカーのものが最高です。
さて、また楽しみますか -
Posted by ブクログ
色んな側面から考え、
空想し、畏怖した。
こりゃ人生の10冊に入る…
人間のもつ勇敢さと醜さ、
生と死、過去と未来、
成長と衰弱、
そういったものの蠢き、
生命の持つエネルギー、
対比のようで一直線上にあることを
体感した一冊だった。と、思う。
なかなかグロテスクな描写もあり、
美しさは美しさだけで出来ている訳ではなく
一筋縄ではいかない。
どちらもあるから美しいとも言えそう。
綺麗事や理想だけじゃないのが余計にリアルで心にくる。
なんか、上手く言葉に出来ないんだよなぁ…
なんだろうこの気持ちは。
ただただ喰らっている。立ち尽くしている。
自分にとってとても大切な部分が、この物語によって確かに動いたことが分かる、んだけど壮大で、今のわたしにはまだうまい言葉が見つからないや。
ジブリ映画の
「君たちはどう生きるか。」のガチ原作
という事で手に取ってみたけど
もう一回映画を見返したくなった。 -
Posted by ブクログ
前作から15年の月日が経っていることを感じさせる一作だった。物語は作り手の変容や時代の変容と共にあるのだと同じ著者の本を読んでいくとつくづく感じさせられる。
前作が母を失い、義母と馴染めない少年の成長譚で、今回は一人娘が事故で植物状態となったシングルマザーの心の回復の物語。主人公のセレスは失われたものたちの国で32歳の記憶も精神も保ったまま16の姿になって旅をする。前作がまだ幼く様々な事によって経験をつみ大人となっていくのと異なり、今回セレスはまず今までの経験を踏まえて様々な事に冷静に対処していく。ただ思春期の頃に戻ることでもう一度子供心も取り戻しつつ、大人としての生き方を再度見直していくことが出来るのだ。
視点が変わっている事が前作と大きな違いではあるんだけど、それ以上に本の中の世界の血生臭さが随分とまろやかになっている。世界は残酷で理不尽で苦しいものだけれどセレスは大人でその事は既にわかっているからこそ、本の中の世界ではその血生臭さに気づかないのかもしれない。
メタとしていえば、著者が続編を15年後に書いたという事がとても影響していると思うけれど。
そしてやはり木こりが良い。前作でも木こりは大変良かった。今回は出ずっぱりでさらに良かった。
前作同様、子供を守る大人が現れてちゃんと子供を尊重し、守り抜くのは子供向けの童話としてとても素晴らしいと思う。 -
Posted by ブクログ
これは――おとぎ話なのか?痛烈な風刺なのか。どうとも捉えられそうな、イギリスと熊の物語8編。
言葉なき熊と取引めいたことをして、人間は心の安寧を得る。しかし、しょせんそれは異なる種族との取引。常識も前提も違う熊との間で、お互いに利がある取引なんてのはまやかしなのだと明らかになる。熊は知らず課された役割を、やはりそうとは知らぬまま放棄して、少しずつ人間社会から遠ざかっていく。そのさまが、人への皮肉や糾弾にみえる。
読み進めているうちに、熊が人にも思えてくるのがこの本の怖いところ。虐げられている人、支配されている人、社会の中で見えない存在とされている人たちを熊に仮託しているのではないか?ときに団結する、しかしたいがいは物も言わずうなだれて、その場を去ってゆくしかない人々を。
『下水熊』。"少年は、母親に手を引かれ、明るい陽だまりのほうに連れ戻されながら言った。「ねえ、さっき熊がたくさんいたの見た?」"
分断された、光と影。
そして影たる熊たちは、舟に乗り込んで外海へ出ていく。さながらユートピアを探し求める人々のように。
"何頭かが後ろを振り返り、冷たく残酷なイギリスに最後の一瞥をくれた。"
ラストのここに至って、イギリスが"見捨てられた場所"に感じられ、いつのまにか視点が熊に寄っていることにはたと気づく。
哀しさ、さびしさ、あきらめの思いが、読後の心を揺らしている。 -
Posted by ブクログ
世界を救うための、
妖精たちが住みやすい世界を作るための、
ブリスタルたちの冒険譚、最終巻。
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改めて、すべてつながってる!と、感激した。
「ハリポタ」シリーズもそうだけど、
長編ファンタジーストーリーを書かれてる方の頭の中はどうなってるんだろうと、改めて感服。
『ザ・ランド・オブ・ストーリー』につながるお話だから、
ブリスタルたちは大丈夫とわかっていてもドキドキしっぱなし。
まるでクリス・コルファーさんの手のひらで踊らされてるみたいだ。
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そして、今の私に必要なメッセージが多々あった。
ネガティブな声を現実と間違えてはいけない。
それを嘘だと証明できるのは、自分だけなんだ。
心の声が生み出す胸の痛みも苦しみも、全部味わわなくてもいい。
だから、すべて私が選べばいい。
「自分で作った陰謀論の犠牲になるということは、失敗を糧に成長することができないということ。」
という言葉にハッとした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ失われたものたちの国
よみおわりました。
宮崎駿監督が引退を決めたのに、復活するきっかけになった物語(の続編)になります。
ジョン・コナリーの児童書になりますが、
けっして甘ったれた内容ではありません。
前作は少年ディヴィッドが『ねじくれ男』に招かれ異世界に行ってさまざまな苦難を乗り越えて成長していきます。
続編は事故で植物人間になってしまった娘を看病していた女性が異世界に飛び込んでしまいます。
かなり芯のある(強気)女性セレスですが、なぜか十代の女の子に戻ってしまいます。そして前作の主人公ディヴィッドや色んな人物と出会います。
内容はかなりグロい部分があり、スパイスが強めです。
最後10ページくらいはちょっと泣いてしまいました。
目覚めない娘にただ会いたいために奮闘するセレスがいきついた答え、私なら『ねじくれ男』の誘惑に負けそうだな、と思いました。
植物人間の娘が目を覚ますとなれば......
セレスは凄い人物です。 -
Posted by ブクログ
「空き家の冒険」でシャーロック・ホームズが語った
“バリツ”という日本の格闘術。どんな武術かは謎だが、
実はイギリスには“バーティツ”という護身術が存在した。
・監修者まえがき
第1章 新しい護身術Part1 第2章 新しい護身術Part2
第3章 杖を使った護身術Part1 第4章 杖を使った護身術Part2
付録 強い男に見せるには 技1~15 まとめ
・監修者あとがき ・訳者あとがき
「空き家の冒険」での“バリツBaritsu”って日本の格闘術?
長年、謎に思っていましたが、実はほぼ同時代に、
“バーティツBartitsu”という護身術が存在していました。
バートン=ライトが日本の柔術を基にボクシングやサバット、
ステッキ術などを組み合わせた、世界初の総合格闘技です。
その始まりと終焉、復活についてと、
1899年の「ピアソンズ・マガジン」に掲載された写真で
様々な技の紹介する、一冊。その紹介が教本の如し!
シチュエーションによっての素手、杖や傘の使い方説明。
人混みの中で杖で対処するとか、二本の指で制圧するとか、
これがまたすごかったりします。
当時のロンドンは、やっと警察組織が整い始まった頃で、
街中はまだ、危険が隣合わせの状況だったから、
上級・中級階級の人びと向けの護身術が登場したのでしょう。
しかし道場閉鎖。忘れられていたのが、愛好者たちにより
2002年にバーティツ協会が発足し、復活!
草葉の陰でバートン=ライトはさぞや喜んでいることでしょう。
ちなみにシャーロック・ホームズの“バリツ”は謎のままです。