田内志文のレビュー一覧

  • 失われたものたちの本

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    「果てしない物語」や、ナルニアのような物語かな?と思いつつ読み始めました。
    色々な童話のかけらが散りばめられた不思議な国で、主人公はさまざまなものと出逢いながら王様の元へ向かいます。
    その世界の秘密は? 謎の男の正体は?
    最初は様子を見ながらでしたが、途中から、物語の世界に入り込んでいました。私が物語を覗き見たというよりも、その世界を自分も体験したような感じ。
    こういう読後感は本当に久しぶりでした!
    ねじくれ男的な部分って、私の中にもあるよな、とか。物語を通り抜けて、私自身もディヴィッドと同じく、すこし成長したような感じ。読んだ後は寂しさよりも清々しさがある。
    いい物語に出会えたなぁ!

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    2025年02月07日
  • 1984

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    「戦争は平和なり、自由は隷従なり、無知は力なり」というスローガンのもとに、「ビッグ・ブラザー(偉大なる兄弟)」が心身ともに国民を支配するディストピア世界に抵抗する一人の男の話。

    半世紀も前に書かれた小説なのに、ここ最近のマスメディア(SNS含む)の騒動に通じるものを感じる。
    この本が「予言の書」と呼ばれる所以だろうか。

    ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まってすぐぐらいの時のロシアでこの本が発禁になり、戦争を反対する人がストリートで売っていたのをテレビで見た(今は禁止されていないそうだが、良くも思われていないらしい)
    本を売っていたあのおじいさんはご無事だろうか。
    発禁になるのも納得の内容

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    2025年02月06日
  • 魔法の扉がしまるとき

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    大円団!

    5巻〜6巻の中だるみは正直否めないけど、そんなの気にならないくらい、文句のつけようがないハッピーエンド。ありがとうございました、やっぱり児童文学のファンタジーはこうでないと!!!!

    めでたし、めでたし。

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    2024年12月07日
  • 失われたものたちの本

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    ネタバレ

    ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」の理解の助けになるかと、原作(原案?)の一つであるこの小説を読んでみた。

    この小説自体の面白さ、テーマ性の力強さに圧倒され、宮崎駿監督はこの要素を取り入れたのかな等と考えつつも物語を楽しむことができた。
    しかしこれを読んであの映画を作ったのかと思うと、やはりオリジナリティの天才だと思う。

    まずこの本は、物語と人生の密接さを描いている。
    数々の童話をモチーフにした物語や展開が描かれ主人公や登場人物の人生に相互に影響し合っているのが分かる。物語は生きており、それを読まれたがっているのだ。
    そしてこの本は、ひとりの少年が成長し、大人になるまでを描いているのでは

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    2024年12月06日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    テレビから熊出現のニュースが流れると、イギリスから逃げてきたのかと、その町は熊にとって居心地の良い場所だっただろうかと、つい考えてしまいます。
    不思議と心に残る一冊です。

    熊も人もナメてはいけない。

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    2024年12月04日
  • 仮面の男と悪の軍団

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    ネタバレ

    前巻から引き続き、思いっきりいいところで終わるという…。
    仮面の男はお父さんではなかったので一安心。

    今回はまたピーターパン、ふしぎの国のアリス、オズの魔法使い、そしてアーサーと盛りだくさん。
    特にアーサーとマーリン。アーサーとアレックスの恋、切なくて切なくてな…再会できるといいなあ。

    仮面の男との戦いは次作に持ち越し。
    早く読みたい!

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    2024年11月24日
  • 新訳 ジキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    今まで題名は知っていたが手が伸びなかった本。外国文学なのにするする読めた。最後の手紙のところで全部辻褄がいく。それで話が終わっているから余韻がすごい。アタスン視点なのでよりジキルとハイドの謎が不可解に思える。所謂オーバードーズとは少し違うけれど、依存して行くような沼に落ちていくような雰囲気があった。もうジキルは消えてしまったのだろうか。

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    2024年10月27日
  • 魔術書ものがたり 下

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    世界を救うための、
    妖精たちが住みやすい世界を作るための、
    ブリスタルたちの冒険譚、最終巻。

    改めて、すべてつながってる!と、感激した。
    「ハリポタ」シリーズもそうだけど、
    長編ファンタジーストーリーを書かれてる方の頭の中はどうなってるんだろうと、改めて感服。
    『ザ・ランド・オブ・ストーリー』につながるお話だから、
    ブリスタルたちは大丈夫とわかっていてもドキドキしっぱなし。
    まるでクリス・コルファーさんの手のひらで踊らされてるみたいだ。

    そして、今の私に必要なメッセージが多々あった。
    ネガティブな声を現実と間違えてはいけない。
    それを嘘だと証明できるのは、自分だけなんだ。
    心の声が生み

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    2024年10月01日
  • 帰ってきた悪の魔女

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    ネタバレ

    さらわれたお母さんを助けるため、
    おとぎの国に帰ってきたアレックスとコナー。
    冒険を繰り返しながら国を、お母さんを救おうとするふたりと仲間たち。

    前巻までの仲間たちも健在!
    フロッギーがすき。

    フェアリーゴットマザーの正統な継承者であるアレックスは、きっとこっちの世界で暮らすんだろうと思ってはいたけど、まさかコナーと離れ離れになるとは…アレックスの決意を思うと泣けてくる。
    悪の女王を許そうとするアレックス、本当に正統な継承者。
    続きもたのしみ。はやくコナーと再会させて!

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    2024年09月16日
  • 失われたものたちの本

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    久しぶりに壮大なファンタジーの世界に引き込まれ、夢中で読んだ。思った以上に血生臭い表現も多かったが、それはファンタジーの世界、許容範囲だ。
    少年の生きる世界は第二次世界大戦下のイギリス。彼の抱く感情は誰でも思い当たることのあるものばかり。怒り、孤独、迷い、恐怖、信頼、勇気。彼が少しずつ成長していく様子は頼もしいし、私の知っているものとは違うストーリーの童話がいくつも出てきて面白い。いろんな気持ちを思い出させてくれる、面白い冒険譚だった。

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    2024年09月11日
  • 願いをかなえる呪文

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    おとぎ話の世界に飛び込んでしまう双子の物語

    白雪姫もシンデレラもラプンツェルも赤ずきんも、ゴルディロックスもいる!
    プリンスチャーミングも、ジャックと豆の木のジャックも、フェアリーゴットマザーも!
    設定だけで大興奮。ボリュームある話だけれど、これはファンが多そうだなあ。

    伏線が丁寧で、悪役の真実みたいな要素もあり、盛りだくさんだけどオススメしたい一冊。
    ところで作者が俳優さんだって?ひっくり返った。びっくり。シリーズ続刊も読む!

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    2024年09月07日
  • 失われたものたちの国

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    ネタバレ

    失われたものたちの国

    よみおわりました。

    宮崎駿監督が引退を決めたのに、復活するきっかけになった物語(の続編)になります。

    ジョン・コナリーの児童書になりますが、
    けっして甘ったれた内容ではありません。

    前作は少年ディヴィッドが『ねじくれ男』に招かれ異世界に行ってさまざまな苦難を乗り越えて成長していきます。


    続編は事故で植物人間になってしまった娘を看病していた女性が異世界に飛び込んでしまいます。
    かなり芯のある(強気)女性セレスですが、なぜか十代の女の子に戻ってしまいます。そして前作の主人公ディヴィッドや色んな人物と出会います。


    内容はかなりグロい部分があり、スパイスが強めです

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    2024年08月02日
  • 新訳 道は開ける

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    今まで読んだ本の中で一番元気になれる。「明日に不安を抱くなかれ」という言葉が心に残った。自分の中の不安ばかり訴えるのではなく、人を喜ばせること、人が喜ぶことをするのがいいとあって、大変勉強になった。早速実践してみたい。

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    2024年07月17日
  • 失われたものたちの本

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    宮崎駿さんが好きなので多少バイアスはかかっていると思うけど、世界観に飲み込まれる作品。面白い。

    お母さんを亡くした男の子がダークファンタジーの世界へ入るお話。グリム童話の黒いギャップが描かれていて、この男の子の精神状態が映されていたと思う。

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    2025年09月14日
  • シャーロック・ホームズの護身術バリツ

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    「空き家の冒険」でシャーロック・ホームズが語った
    “バリツ”という日本の格闘術。どんな武術かは謎だが、
    実はイギリスには“バーティツ”という護身術が存在した。
    ・監修者まえがき
    第1章 新しい護身術Part1   第2章 新しい護身術Part2
    第3章 杖を使った護身術Part1 第4章 杖を使った護身術Part2
    付録 強い男に見せるには 技1~15 まとめ
    ・監修者あとがき ・訳者あとがき

    「空き家の冒険」での“バリツBaritsu”って日本の格闘術?
    長年、謎に思っていましたが、実はほぼ同時代に、
    “バーティツBartitsu”という護身術が存在していました。
    バートン=ライトが日本の

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    2024年05月03日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    いやあ,なんて説明したらいいか分からないです.イギリスでの熊を描く8つの短編からなりますが,大人の童話,かな? 
    必読です.

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    2024年04月21日
  • シャーロック・ホームズの護身術バリツ

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    1899年のピアソンズマガジンの連載が令和に邦訳で読めるとは!! 図もしっかり入って、素敵な装丁

    たまたま趣味で忍術教室に通っておりました私として読んで驚いたのは、「素手での護身術」の章が、古武術系の教室で教えてもらえる護身術とだいぶ似てたことです。ああ、19世紀ロンドンにもおもしろ体術教室があったのだな〜と

    シャーロキアン的にはホームズがバリツを使ったであろう「最後の事件」が珍しく年が記されていてこの雑誌より前(と、そもスペルがBartitsuじゃない←こういうの憎いよなあ)とかまあるのですが、実際コナンドイルがBaritsuを登場させた「空き家の事件」を書いた頃、「あまり知られていない

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    2024年03月31日
  • 魔術書ものがたり 下

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    ネタバレ

    終わってしまったT^T
    またThe land of storiesに戻って
    ずっとループで読みたいぐらい
    大好きなシリーズ。

    こんな風に終わるとは。
    ちゃんと繋がってるし、おもしろい!
    忘れてる所が多すぎて、
    また読み返すしかなくなる。
    え、雪の女王どっかに出てなかった?
    この終わり方から次どう出る?
    ゴブゼラその後どうなったー?!
    ってのだけ気になるところ。

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    2024年01月21日
  • 魔法ものがたり 上

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    クリコルファーさんの物語大好き‼️
    ランドオブストーリーズも感動しました。
    今すぐにブックリスト作ります(o^^o)

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    2023年11月04日
  • 魔術書ものがたり 上

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    間が空くとどんな話だったか忘れちゃう。
    なんでこのシリーズ翻訳版は上下に別れてるんだろう。
    一気に読みたいのに。
    引き込まれる世界観。
    早く続きが読みたいんだー!!

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    2023年08月29日