田内志文のレビュー一覧

  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    序章はよくある少年の成長譚なのかと思った。
    一筋縄ではいかない、絶望が支配する世界が物語に深みを与え血肉になっている。

    0
    2025年02月10日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    途中の主人公が本を読むシーンで行き詰まり、しばらく離れていましたが、ついに読破。
    とても面白く好きな話でした。その本のシーン以外は訳も綺麗で読みやすく、話のテーマに比べると難しい話ではありませんでした。
    監視社会を描いた作品で、リアルには起こりえないと断言できないのがこの話の恐ろしいところ。私がこの世界に生まれていたらどうしようと考えました。やはり人民を操作しようとすると最初に狙われるのは教育であるんだなと実感。読書をやめてはいけないなと思ったのが素直な感想です。いつの時代も社会を作るのは教育であり、識字は希望であり、本は歴史であると感じました。もし私たちの持つ常識や習った歴史が政府の都合のい

    0
    2025年02月09日
  • 失われたものたちの国

    Posted by ブクログ

    「失われたものたちの本」の完全な続編。
    (前作を読んでいないと全く理解不能)

    ロンドンに住むセレスは一人で8歳の娘を育てている。ある日、娘が交通事故にあい昏睡状態になってしまう。医師の勧めで田舎のケア施設に移るが、その施設のそばに『失われたものたちの本』という物語を書いた作家の古い屋敷があって…。

    主人公セレスの感じる孤独と絶望は痛々しいほど胸に迫ってきます。ただ、前作の主人公ディヴィッドが囚われた喪失感や嫉妬とはベクトルが違う感触がありました。ディヴィッドが少年だったのに対して、本作の主人公セレスは立派な大人として描かれています。前作が書かれてから17年が過ぎ、著者の思考の変遷がここに表

    0
    2025年02月05日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    映画『君たちはどう生きるか』のヒントになった本ということで読んでみました。悪意がふんだんに出てきてすごかったですが、面白かったです。深いなあと思いました。

    0
    2025年02月04日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    本当に1949年に書かれたとは思えないほど、リアリティがあるディストピア小説だった。ただ、面白いではあるが、真の面白さ、凄さは分からなかったので、もう1度読もうと思った。
    途中で主人公はある本を手にして、読み始めるが、そこに書かれている内容が興味深かった。

    0
    2025年02月04日
  • 1984

    Posted by ブクログ

    面白いけど、、ディストピアすぎるだろー!
    読んでて明るい気持ちにはならないが、ウィンストンさん一体どうなっちゃうの、、と読み進めてしまう本。

    0
    2025年02月02日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    勝手に想像していたよりとてもダークな世界だった。あらすじを見ても生易しい物語でないのはわかるが、それでも思っていたよりもずっとダークであった。
    はじめの現実世界での主人公の立場や心情、物語の中で主人公が出会う登場人物達と経験。全てが重くて読み進めていくとどんどん気持ちが沈んでいった。
    主人公は子供ということだが、子供であろうと大人であろうと、主人公の立場や経験は受け止められるのがとても難しいものだと思う。そのような状況だけでなく、そこに主人公の心情が細かく書かれていたのがなによりこの本の感銘を受けた部分だった。ただ状況を書き並べるだけならいくらでも出来るだろうが、心情がこれでもかと書き並べてら

    0
    2025年01月17日
  • 失われたものたちの国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作は見事に完結して見せていたが、そんな作品に見事に続編を生み出させてくれた作品だと思った。
    主人公は娘を失われた30代の母親で、ファンタジー世界にはそぐわない人物のように思える。
    だが、彼女もまた誰かの娘であり、愛情を注ぐ対象のいる母親であり、現実を生きる冒険者なのだ。

    一つ蛇足の感想を。
    フロリダはお風呂から離脱する、ではなくお風呂のため離脱する、です。

    0
    2025年01月03日
  • 願いをかなえる呪文

    Posted by ブクログ

    登場人物は知っている人たちなので、童話を背景に入り込みやすかった。最後はすべてが気持ち良く繋がっていく。

    0
    2024年12月08日
  • 10の奇妙な話

    Posted by ブクログ

    ★★★★☆「ピアース姉妹」「眠れる少年」「蝶の修理屋」の三作が印象的でした。1番初めにピアース姉妹の話からでインパクトがありました。詳しいあとがき、解説も読んで他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    2024年12月05日
  • コナーの四つの物語

    Posted by ブクログ

    4,5,6巻は絶対に続けて読んでくださいね…
    つまりとても良いところで終わる。

    今作はサブタイトルにもある通り、コナーが作った物語のなかに入り込む。コナーの頭の中、家族との関係性が描かれる。
    正直、作中作の部分が長すぎて読むのしんどかった。
    アザーワールドの各地の登場人物にくわえ、ランドオブストーリーズの面々にコナーの物語の人たちを加えて、いつのまにやら大所帯すぎて、登場人物の整理だけでも一苦労です。笑

    アーサーがアレックスのことを助けにくる熱い展開希望!最後の一冊がたのしみ。

    0
    2024年11月30日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    ダークファンタジー!
    なかなかにグロいシーンが多々あり、途中手を止めてしまいそうになりましたが最後まで読み進めることができました。

    0
    2024年10月29日
  • 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

    Posted by ブクログ

    もともとは別々の2冊だったものを1冊にまとめて文庫化したものだそう。推理文庫から出ているがミステリではなく、世にも奇妙的な小説。「妻」「兄妹」という言葉が示す通り、どちらも家族に関するお話。

    降りかかる超常現象が家族という共同体およびそれを構成する個人個人が抱える問題をより鮮明にしていくが、問題を乗り越える最後のひと押しはとても素朴な気付きや対話であったりするのが印象的だった。
    「妻が〜」の方は4月に日本で舞台化していたようで、どう表現されていたのか気になる。
    「奇妙と〜」は、私も三人姉妹の末っ子なのだが、読んでいるとなんだか姉たちに会いたくなった。

    0
    2024年10月05日
  • 魔術書ものがたり 上

    Posted by ブクログ

    もうすぐ死を迎えるブリスタル。
    魔法と魔法に関わる人たちを世界に残すための最後の旅が始まる。

    前巻を読んでからかなり経っていたので、
    最初は「どんなだったかな?」と思い出しながら読み始めたけれど、
    あっという間に読み進めてしまった。
    疾走感がある。
    世界を救おうと奔走するブリスタルたちのジレンマや葛藤がよく描かれている。
    そう、「ちょっと変わってるだけの人」は、私たちの世界にもたくさんいる。
    きっと私もそう。
    だからといって排除したり阻害するのではなく、
    一つの個性として受け入れる世界であってほしい。

    続きが気になるところで後編へ。

    0
    2024年10月01日
  • シャーロック・ホームズの護身術バリツ

    Posted by ブクログ

    伝説のバリツの元ネタ?であるバーティスのハウツー本。
    写真入りで動きが解説されているため、友人や家族と一緒に読みながら体を動かしていると護身術が身につけられる気がしてきますね。
    当時の連載記事を翻訳したものなので、その頃のイギリスの様子なども感じられてお得でしたw

    0
    2024年09月17日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    終盤ぐっと輪郭が見えてきたような、見方が変わるような感覚になった。空想世界を作りながら読むとか、自分だけの物語になるとか、そんなのを感じて凄くよかった。自分の通り過ぎてきた物語を...って言葉なんか好き。

    0
    2024年08月31日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    予想していたよりダークなファンタジーだった。

    宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」という作品は、本書を結構モチーフにしているというレビューを見かける。先にこの本を読んだが、いずれ映画も観たい。

    有名な童話(白雪姫やヘンゼルとグレーテルなど)が色々と登場するのももちろん好みなのだが、主人公・デイヴィッドを助けてくれる謎の国の良い人たちが命懸けで救ってくれたり、おかしな世界ではあるが現実的な考え方をしていたり(それがむしろおかしさを感じるが)、キャラクターが魅力的だ。
    ねじくれ男が執拗い狼を始末し、デイヴィッドは私だけのものだ、という場面はゾクッとした。
    ねじくれ男の正体がほとんど明かされ

    0
    2024年09月06日
  • 願いをかなえる呪文

    Posted by ブクログ

    おとぎ話に入り込むアレックスとコナーの冒険。
    登場人物が多かったかも、一つ一つのエピソードに深みが欲しかったが、白雪姫のおかあさんの悪の女王のエピソードは結構胸にきた。
    悪い人は最初から悪いわけではない、環境が本人を変えてしまう。
    自分の好きなお話の登場人物が出てきてくれたのですごい面白かった!
    続きもあるので、楽しみ!

    0
    2024年08月12日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    がちむず
    がち読みにくい
    アリス殺しの序盤みたいな感じ
    終盤ギリギリまで読みにくすぎて全然身が入らなかったけど最後は大満足。なにこれ〜
    デイヴィッド良かったね勇敢だったね

    ループ=人狼
    ループたち=人狼の群れ
    リロイ=人狼の長
    狼=ただの狼

    ブルード=ハルピュイアの群れ
    ハルピュイア=人面の翼獣 神話
    トロル=ずんぐりとした象みたいな肌の顔は醜い猿


    シンデレラAバージョン、めっちゃ面白い

    0
    2024年08月10日
  • 失われたものたちの本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰しもがそれぞれに持つ内面の物語についての物語。
    母親を亡くしたデイヴィッドは、新しい家族の中に自分の居場所を見失い家族関係がぎくしゃくしていたところをねじくれ男に付け込まれて物語の世界に誘い込まれるが、そこで大きく成長して戻ってきて、親子関係を見つめなおす。

    ジブリの映画「君たちはどう生きるか」の元ネタになったと言われている本。公式にそう言われているのかは知らない。
    映画を先に観てから読んだが、なるほど対応関係は分かる。
    しかし原作と言えるほど、この物語を忠実に映画化しているわけではない。映画版はかなり翻案されており、設定や枠組みを拝借したという程度に見える。

    吉野源三郎の「君たちはどう

    0
    2024年06月15日