1899年のピアソンズマガジンの連載が令和に邦訳で読めるとは!! 図もしっかり入って、素敵な装丁
たまたま趣味で忍術教室に通っておりました私として読んで驚いたのは、「素手での護身術」の章が、古武術系の教室で教えてもらえる護身術とだいぶ似てたことです。ああ、19世紀ロンドンにもおもしろ体術教室があっ
...続きを読むたのだな〜と
シャーロキアン的にはホームズがバリツを使ったであろう「最後の事件」が珍しく年が記されていてこの雑誌より前(と、そもスペルがBartitsuじゃない←こういうの憎いよなあ)とかまあるのですが、実際コナンドイルがBaritsuを登場させた「空き家の事件」を書いた頃、「あまり知られていないけど日本のなんかすごい術〜」をどうイメージしたんだろうというの垣間見れて楽しい本
素手の護身術が筆者の日本での経験を生かしているのに対して、ステッキ術の方はフランス由来の棒術のアレンジとのこと。これも相手もステッキを持っていることを前提としていたり、フックがあるタイプとそうじゃない場合のやり方とか大真面目に展開されていて終始最高